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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス

最近の気になるアメコミ映画ニュース。

『アベンジャーズ』シリーズことマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)
第17弾である『マイティ・ソー』の3作目の日本公開日が決まりました。
日米同時公開となるそうで、本来なら喜ばしいことのはずですが、
そのニュースを知った日本のアメコミ映画ファンは愕然としたことでしょう。
なぜなら同時に発表された『マイティ・ソー』3作目の邦題が
『マイティ・ソー/バトルロイヤル』というダサいにもほどがあるもので…。
原題は『Thor: Ragnarok』で、「ラグナロク」とは北欧神話の終末を意味し、
重厚で期待感を煽られる原題だったのに、なぜこんなチープな邦題に…。
一部噂では「ラグナロク」は商標登録の問題で使えなかったそうですが、
それにしたってもっとマシな邦題は考えつかないものかと悔やまれます。
邦題を付けた奴のセンスを疑います。

そいつの仕事かはわかりませんが、現在公開中のMCU第15弾である
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』の邦題にも異議ありです。
原題は『Guardians of the Galaxy Vol.2』というナンバリングタイトルですが、
なぜ「Vol.2」を「リミックス」なんかに変えてしまったのか疑問です。
主人公が母親から貰ったミックステープ「Awesome Mix Vol.2」に肖った原題で、
邦題もミックステープに肖り「リミックス」という音楽用語を使ったのでしょうが、
本作は別に前作をリミックス(再編集)したものではないのに…。
MCU中『アイアンマン』以外で初めてのナンバリングタイトルということも
ファンの間で話題にもなっていたのに、その話題性まで無視してまで、
内容に沿わない的外れな邦題を付ける意図が全くわかりません。
続編『Guardians of the Galaxy Vol.3』の製作も決定しちゃいましたが、
次はどうするのか悪い意味で見物(みもの)ですね。

ということで、今日はアホに間違った邦題を付けられた件の映画の感想です。

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス
Guardians of the Galaxy Vol 2

2017年5月12日日本公開。

2014年に公開された『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の続編であり、
『アベンジャーズ』シリーズことマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)
第15弾(でMCU第3フェーズの3番目)となる本作。
前作はマーベル・コミックでも知名度の低いヒーローの映画化だったため、
MCUで初めて興行的に失敗するのではないかと囁かれていましたが、
蓋を開けてみれば『アイアンマン3』に次ぐ大ヒット(MCUで当時3位)で、
サプライズヒットだと話題になりました。
私としてはマーベル・コミック原作であれば知名度も出来も関係なく、
出せばヒットは間違いないと思っていたので、さほど意外でもなかったけど、
(『ベイマックス』なんてもっとマイナーなヒーローなのにヒットしてるしね。)
ちょっとこの成績は出来すぎじゃないかなと思ってしまいました。
スペースオペラというMCUでも異色の作品が上位に来てしまうのは、
MCU的にちょっとバランスが悪いような気がしてしまったからです。
ひとつのスタンドアロン作品に人気が集中しすぎるのも
シェアード・ユニバースとしては好ましくないと思ったし…。
まぁスタンドアロン首位はアイアンマンが堅守してくれたのでよかったけど。

また本作を観て、前作の大ヒットによりもたらされた更なる弊害に気付きました。
本作はスタンドアロンしすぎているということです。
つまり他のMCU作品との関連性がほとんどないのです。
他作品からのゲストキャラとの邂逅や、出来事の繋がりが全くありません。
前作は『アベンジャーズ』からサノス、『マイティ・ソー2』からコレクターなどが
作品を跨いで登場してくれたが、本作でゲストといえるのはスタン・リーくらい。
インフィニティ・ストーンすら登場せず、完全に独立した物語です。
やはり前作はちゃんとヒットできるか疑わしかったため、
他作品と関連を持たせることでMCUブランドを強調したのでしょうが、
そこで他作品を凌ぐ大ヒットをしたことで、本作では殊更MCUを謳う必要もなく、
独立した物語で勝負できるようになってしまったのでしょう。
それは悪いことではないかもしれないが、私はあくまでMCUの中の一本として
本作を観ているので、ちょっと寂しいものがありました。
キャラの邂逅や出来事の繋がりはシェアード・ユニバースの醍醐味だしね。
スペースオペラである本作にも少ないながら地球のシーンもあったので、
そこでちょこっとゲストキャラを出してくれていたらな…。
アベンジャーズ出せなんて贅沢言わないので、せめてサブキャラだけでも…。

そんな前作の大ヒットを受けて、MCUを殊更謳わず公開された本作ですが、
結果的に前作を大きく上回る全米オープニング成績を叩き出しました。
MCUでひとつ前の作品『ドクター・ストレンジ』の1.7倍もの成績です。
全米総興収4億ドルも視野に入る好スタートで、
下手すると『アイアンマン3』と全米総興収を越えてしまうかも…。
またしても出来すぎと思える結果ですが、確かに面白いので仕方がないか。
MCUを蔑ろにしているのに悔しいけど、前作を遥かに超える面白さでした。
以下、ネタバレ注意です。

地球ミズーリ州出身のスター・ロードことピーター・クイル、
サノスの養女ガモーラ、あらいぐま型サイバネティック動物ロケット、
樹木型宇宙人グルート、そして破壊王ドラックスの5人は、
前作でサノスの手下のクリー人ロナンから宇宙を救ったのを機に、
傭兵チーム「ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー(GotG)」を結成します。
グルートは前作の戦いで仲間を守って死にかけ、苗木に戻ってしまったので、
本作では体も知能も子供なベイビー・グルートになってますね。
「MCUイチ可愛い」と評判ですが、そのせいで見た目は可愛いのに凶暴な
ロケットの個性がちょっと薄まってしまった気もします。

GotGは惑星ソヴリンの女帝アイーシャに、ソヴリンの誇る超高性能電池
「アニラックス電池」を電気大好き宇宙怪獣アビリスクから守るよう依頼され、
激闘の末、見事アビリスク退治に成功するのです。
まぁ実際は依頼というか、ガモーラの義妹ネビュラがアイーシャに捕まっており、
彼女を引き渡すことを条件にアビリスク退治を引き受けたみたいですが。
ネビュラは前作で雇い主ロナンがGotGに倒されてからひとりで泥棒をしており、
貴重な電池を盗もうとソヴリンに来たものの捕まり拘留されていたようです。
GotGはネビュラを引き取って宇宙警察ノヴァ軍に引き渡すつもりなので、
あえてソヴリンから救出する必要もない気がしますが…。
ソヴリン人は完璧なDNAを人工的に掛けあわせて生まれる種族なので、
自分たちは優秀だという自負心が強く、ゆえに高圧的なのですが、
そんなソヴリンの女帝アイーシャの高飛車な態度にイラッとしたロケットは、
依頼を終えてネビュラを引き取り、宇宙船ミラノ号でソヴリンを出発する時に、
こっそり電池を持ち出してしまうのです。
しかしすぐにばれ、ソヴリンの大艦隊がミラノ号を追って来ます。
GotGも成す術がないほどの大艦隊ですが、それほどの軍事力があるなら、
自分たちで宇宙怪獣アビリスクも簡単に退治できそうですよね。

大艦隊に追い詰められたミラノ号でしたが、そこに一機のUFOが現れ、
UFOの上に生身で立つ謎の壮年男性の攻撃により大艦隊は一瞬で蒸発。
ミラノ号は彼に助けてもらったわけですが、大艦隊との戦いで破損し、
近くの惑星ベアハートに墜落してしまいます。
UFOも後を追ってベアハートに着陸し、謎の男はGotGに接触。
エゴと名乗るその男はピーターに「私はお前の父だ」と告げるのです。
ピーターの父親が何者なのかは前作からの謎で、
続編での登場が期待されてはいたのですが、まさかこんな序盤で
こんなにアッサリひょっこり出てくるとは意外でした。
しかもその素性がなかなか無茶苦茶で、前作からどうも地球人ではないらしい、
単なる宇宙人でもなさそうだとは語られていましたが、まさか神とは…。
性格には天人(セレスティアル)という不死の古代種族らしいですが、
神なんて超越的な存在を登場させてMCUは大丈夫か?
いやいや、ストレンジが戦ったドルマムゥも異次元の神みたいなものだし、
なによりソーも神なので、MCUでは神なんてありふれた存在か。
たしか前作でコレクターが天人の遺骨に住んでいたはずなので、
天人は巨人かと思っていたけど地球人サイズなんですね。
まぁ彼のボディは自分で作った全身義体らしいけど…。
とにかくエゴが父ならピーターはデミゴッドということになりますね。
スペースオペラ中、唯一の地球人で、作中最も親近感のある存在だったのに、
急にピーターが誰よりも遠い存在に思えてしまいました。
ピーターは突然現れた父を名乗る人物に「これは何かの罠かも」と疑いますが、
ガモーラとドラックスと共に、彼の住む無名の星に行ってみることにします。
ロケット、グルート、そして拘束中のネビュラは惑星ベアハートで留守番です。

一方、ピーターの育ての親であり、宇宙海賊ラヴェジャーズを率いるヨンドゥは、
惑星コントラクシアの酒場「アイアン・ロータス」に入り浸っています。
その酒場にはあのハワード・ザ・ダックもいましたが、単なるカメオ出演で、
本作の物語には全く絡んできません。
前作のポストクレジットで意味ありげに登場した時は続編の伏線かと思ったけど、
結局続編でカメオ出演しただけで、あまり意味はなかったみたいですね。
前作制作時にはヒットするかもわからず続編も決まってなかっただろうから、
端から伏線の張りようなんてないか…。
本作のポストクレジットでも宇宙の監視者ウォッチャーズが登場しますが、
彼らも続編、および今後のMCUに影響を及ぼすことはなさそうな予感です。
ウォッチャーズは傍観するだけで干渉はしない、スタン・リーみたいな奴なので。
話は戻ってその酒場に、スタカーという男が訪れます。
ただならぬ雰囲気の男ですが、それもそのはず、演じるのはスタローンです。
スタローンのような強烈な個性を持つ俳優がアメコミ映画に出てしまうと、
演じる原作キャラを喰ってしまうので、ちょっと如何なものかなと思いますね。
なんとスタカーはラヴェジャーズ全艦のリーダーらしいのですが、
私はラヴェジャーズはヨンドゥ率いる宇宙海賊の名称だと思い込んでいたので、
一瞬ちょっと混乱してしまいました。
どうもヨンドゥは大規模海賊同盟ラヴェジャーズの船長のひとりでしかなく、
彼は昔クリー人の奴隷でしたが、スタカーに救出されてラヴェジャーズに入るも、
ラヴェジャーズの掟を破ってスタカーに追放されていたみたいなのです。
ヨンドゥは追放されたのにラヴェジャーズを名乗ってるんですね。

そんなヨンドゥのもとにソヴリンの女帝アイーシャから、
電池を盗んだGotGを始末してくれと依頼が舞い込みます。
ヨンドゥは部下を引き連れて惑星ベアハートの留守番組を襲撃します。
ロケットがミラノ号の周りにブービートラップを仕掛けて応戦しますが、
健闘虚しく、ヨンドゥの口笛で操る槍フィンを突き付けられて観念。
前作でも口笛で操るなんてアホな武器だと思ったけど、フィンて何気に強いね。
ところがヨンドゥはGotGをソヴリンに引き渡す気は更々ないみたいで、
電池だけ奪って売り捌こうと言い出します。
しかし部下の大半は「船長はピーターに甘い」と不満を持っており…。
まぁヨンドゥは地球からピーターをアブダクションした張本人ですが、
仮にも育ての親なので、ピーターに情も湧いちゃいますよね。
そんな折、グルートが相棒ロケットを助けてもらおうとネビュラの拘束を解くが、
彼女は背後からヨンドゥを撃ち、ロケットとグルートと負傷したヨンドゥを
反ヨンドゥ派の部下たちに引き渡すのです。
その後、反ヨンドゥ派から宇宙船を借り、義姉ガモーラを追ってエゴの星へ。
反ヨンドゥ派はその急先鋒テイザーフェイスを新船長に祭り上げ、
親ヨンドゥ派の仲間を残らず追放するのです。
追放といっても、宇宙空間に生身で放り出すだけですが、
そんなことをされたら天人でもない限り即死します。
そして負傷したヨンドゥとロケットを牢屋にぶち込み、
グルートは可愛いすぎるのでペットとして放し飼いします。

ヨンドゥは脱走するために、放し飼いされてるグルートに
フィンの試作品を寝室から取ってくるように頼むのですが、
グルートは知能が幼児にまで退行しているので、宇宙鼠オルローニとか
誰かの足の親指とか、見当はずれなものばかり持ってきて…。
ヨンドゥとロケットも少しは乗りツッコミでもしてやればいいのにね。
しかし仲間の追放(死刑)に心を痛めた元親ヨンドゥ派の部下クラグリンが、
グルートのフィン試作品探しを手伝ってくれ、フィンをゲットしたヨンドゥは
反ヨンドゥ派を全員フィンで刺し殺してロケットと共に脱出します。
もともとは部下だったのに問答無用で全滅させるとは非情ですね。
それにしても口笛吹くだけで何十人も殺せるフィンの性能は凄すぎます。
でも試作品なので、ネビュラに壊された前のフィンよりは性能悪いのかな?
それとも性能は変わらずただ小型化されただけかな?
ヨンドゥ、ロケット、グルート、クラグリンは海賊船を奪還し、
やはりピーターたちのいるエゴの星に進路を取ります。

一方、エゴの星についたピーターたちは、
天人についてや母メレディスとの馴れ初めについてエゴから話を聞きます。
身重の母を置いて地球を去ったのは、定期的にこの星の光を浴びないと
永遠の命が維持できないためらしいです。
その光は息子であるピーターにも操れるみたいで、彼は光でボールを作り、
子供の時からの憧れだった父親とのキャッチボールを行い、
漸くエゴを自分の父として認め、自分がデミゴッドであることも誇りに思います。
しかしエゴの夜伽役の人型宇宙虫マンティスは、
友達になったドラックスにエゴの恐ろしい秘密を打ち明けようと決意し…。
それにしてもドラックスとマンティスのプチロマンス展開は意外でしたね。
世間知らずの純粋な者同士、惹かれるものがあるのでしょう。
前作ではGotGで最も魅力に欠けると思ったドラックスですが、
本作で人間的なところが垣間見え、最も親近感を覚えて好きになりました。

その頃、彼らと一緒にエゴの星に来ていたガモーラは、
追いかけて来た義妹ネビュラの襲撃を受けます。
ネビュラは義姉ガモーラのことを憎んでいるのですが、なんでも子供の頃から
姉妹は義父サノスの命令で戦わされるも、いつもガモーラが勝利し、
ネビュラは負ける度に義父から人体改造されていたみたいで…。
それなら義姉ではなく義父を憎むのが筋ではないかと思ってしまうが、
もちろんネビュラはいつかサノスに復讐することも考えていて、
だから盗んだ電池を売った金で高性能戦艦を買うつもりだったようです。
彼女の義姉ガモーラに対する感情はけっこう複雑で、
改造される自分のことを心配してくれないことが不満だったみたいで、
実は彼女の恨みは姉妹愛の裏返しだったのです。
これはちょっとソーとロキの兄弟関係に似てる気がしますね。
この襲撃の中で、ガモーラはネビュラの本当の気持ちを知り、少し和解。
その後、姉妹はある洞窟で大量の人骨を発見し、エゴに猜疑心を抱き、
マンティスにエゴの秘密を問い詰めます。

エゴは宇宙に住む自分以外の生命体の低レベルさにガッカリしており、
宇宙全体を自分の分身に作り替える秘密の計画を企てていました。
そのために地球を含む星々に自分の分身の苗を植えており、
全ての星々自体を自分の分身に改造してしまうつもりです。
しかしそれを成就させるには天人ひとりのエナジーでは不足らしく、
星々でいろんな種族の女性を孕ませ、産ませた我が子にに協力させるつもり。
星々の我が子たちをアブダクションし、彼に届ける役目を担ったのがヨンドゥで、
それ(天人に係わること?)がラヴェジャーズの掟に反するみたいで
ヨンドゥはスタカーから追放されたみたいですね。
しかし今まで届けられた我が子には天人の力がなかった(弱かった?)ようで、
用済みになって殺された遺体が洞窟の人骨の山だったのですね。
地球の女に孕ませた子がピーターだったわけですが、
例によってアブダクションしたヨンドゥだが、エゴのエゴ丸出しの計画に気付き、
彼に届けるのをやめ、ピーターを自分の船に置き、守っていたのですね。
しかし前作でピーターがインフィニティ・ストーンに触れたにも関わらず、
無事だったことで、エゴは彼が天人の力を持つ息子だと気付いてしまい、
ソヴリンから逃げるGotGに接触してきたのでした。
宇宙全体を自分の分身に変えるなんて、壮大すぎる計画で全くピンとこないが、
とりあえずヨンドゥが外見に似合わず人格者であることはわかりました。

ガモーラたちはマンティスから、ロケットたちはヨンドゥからエゴの秘密を聞き、
ピーターを骨の山に埋もれる前にエゴから救出しようと立ち上がります。
一方ピーターも、なんとエゴ本人からその話を聞かされるのです。
でもピーターは自分にも宇宙を創造する力があることに興奮し、
エゴの計画に協力することもやぶさかではないようで…。
しかしエゴがピーターの母メレディスを本当に愛していたという話をはじめ、
あまりに彼女を愛しすぎて地球を離れられなくなりそうだったから、
計画に支障が出ないように彼女の頭に腫瘍を植え付けた、と告白。
病死した母が実は父エゴに殺されたのだと知り、ピーターはブチ切れ、
当然計画に協力する気は失せ、発砲しエゴをハチの巣にするのです。
しかしエゴの本体は星なので彼を撃ち殺すことは出来ず…。
それにしてもエゴは要らぬことを口走っちゃいましたね。
数百万年生きた神のわりには軽率です。
そしてスペースオペラの主人公の父親というのは、やっぱり悪者なんですね。
まぁ他の例は『スター・ウォーズ』しか知らないけど…。

ピーターの協力を得られないとわかったエゴは彼からエナジーだけを吸収し、
地球を含む星々の分身の苗を肥大化させます。
ミズーリ州に突如巨大なアメーバ状の物体が出現することになるのですが、
こんな事件が起きたらアベンジャーズのひとりでも駆け付けてもいいのに…。
せっかくのMCUクロスオーバーのチャンスだったのに残念です。
ピーターはエナジーを吸収され続け、このままでは死んでしまいますが、
そこにヨンドゥやロケットたちの乗った宇宙船が突っ込んで来て、
エゴの傀儡を破壊しピーターを解放します。
そこにガモーラたちも合流し、GotGアッセンブルです。
いや、GotGだけではなくヨンドゥ、ネビュラ、マンティスも共闘することになり、
超豪華、でもないけど個性的すぎる8人チームの誕生です。
(上空の海賊船で待機しているクラグリンを含めれば9人チームか。)

星そのもののエゴを倒すには星の最深部のコアを破壊する必要があり、
彼らは宇宙船で洞窟を降りて最深部に向かいますが、
なんとGotGを討伐するため、ソヴリンの大艦隊が襲撃してくるのです。
天人エゴと戦うだけでも手に余るのに、ソヴリンの相手もすることになるとは…。
と思ったら、なんとマンティスがエンパシー(共感能力)をフル発動して、
エゴを一時的に睡眠状態にしてくれるのです。
いつもエゴを寝かし付けている夜伽役の彼女ならではの能力ですね。
その間にソヴリンの大艦隊と戦うのですが、ネビュラが改造された左腕を
宇宙船に繋ぎ、超強力なビームを全方向に発射して、艦隊を一気に殲滅。
なぜ彼女にそんなことが出来るのかは謎ですが、
宇宙最強のサノスの施した人体改造はそれだけ強力だったということかな。

コアは堅くて厚い岩盤で覆われていて、それを破壊するのは不可能。
しかし幸いにも岩盤には小さな穴が開いており、ロケットは一計を案じ、
体の小さなグルートに穴を抜けさせて、コアに時限爆弾を仕掛けてくるように
頼むのですが、フィン探しもマトモに出来ない知能幼児並みのグルートが
そんな作戦を理解できるとは思えず、かなり危険な賭けです。
もしグルートがタイマーセットボタンではなく、誤って即爆発ボタンを押せば、
脱出する暇もなく全員お陀仏になってしまうからです。
てか、その爆弾はロケットのお手製なんだから、
はじめから即爆発ボタンなんて付けなければよかっただけでは?
でもそしたらロケットがグルートに学習させる面白い掛け合いはなくなるし、
野暮なツッコミかな。

エンパシーでエゴを寝かし付けていたマンティスですが、
落石に当たって気絶し、エゴが目覚めてしまいます。
グルートがコアに時限爆弾を仕掛けることを期待し、
皆、クラグリンの海賊船が救出に来るランデブーポイントを目指すが、
ピーターはエゴが皆の脱出の邪魔をしないようにエゴと対峙します。
さすが天人の力に目覚めただけあり、ピーターは肉弾戦でもかなり強く、
エゴと超人的な空中バトルを繰り広げます。
前作ではいろいろな宇宙グッツが使えるだけのただの地球人で、
MCUの主人公の中で最弱かもしれないと思ったピーターでしたが、
神の力を得てしまうとはパワーインフレにも程があり、今後が心配…。
ところが追い詰められたエゴが「私を殺せばお前も普通に戻るぞ!」と…。
なるほど、このピーターの神パワーは今回限定というご都合設定ですね。

意外にも、というか予想通りというか、グルートは間違わずボタンを押せ、
コアに時限爆弾を設置でき、ピーター以外が海賊船で脱出した頃に
爆弾は爆発し、コアを破壊して、エゴを殺し、星も崩壊を始めます。
このままでは天人の力を失ったピーターも崩壊に巻き込まれてしまいますが、
そこにジェットロケットを装着したヨンドゥが救出に飛んでくるのです。
ヨンドゥは「お前の親父は奴じゃない、俺だ」と…。
やっぱり頼れるのは生みの親より育ての親ですね。
ただ宇宙服がひとつしかなく、息子ピーターにそれを譲ったヨンドゥは、
生身で宇宙空間に飛び出してしまい死んでしまうのです。
かっこいい口笛親父ヨンドゥのことも本作で大好きになったのに、
まさかこれで見納めになってしまうとは残念です。
ピーターは「あんたが父親だ」と海賊船でヨンドゥの葬儀をしますが、
なんと昔の仲間、スタカー率いるラヴェジャーズ全艦が集まってきて、
まるで花火のような美しい弔砲を撃ち、ヨンドゥの死を悼みます。
感動でしたが、スタカーたちはなぜヨンドゥが死んだことを知ったのでしょうね。
天人エゴと戦ってることを知ってたなら加勢してくれたらよかったのに。
ラヴェジャーズはこれを機に本格再始動するみたいですが、
今後スタカー、いやスタローンの再登場もあるのかな?

ピーターはヨンドゥの武器フィンを部下クラグリンに譲ります。
相当強い武器だし、父の形見なんだから自分で使えばいいのに…。
でもクラグリンの練習風景も描かれるけど、使いこなすのは難しそうだし、
モヒカン型リモコンを装着しなきゃいけないので使いたくなかったのかも。
ヨンドゥは地球の音楽プレイヤー「Zune」をどこかの中古屋で買ったみたいで、
ウォークマンをエゴに破壊されたピーターが譲り受けることになるのですが、
70年代から選曲されたミックステープだから味があるのに、
新旧300曲も入ったデジタルオーディオプレイヤーでは味気ないな…。
選曲したのも母ではなく縁も所縁もない地球人だから有難味もないし…。

ガモーラは和解した義妹ネビュラをGotGに誘うが、
ネビュラは義父サノスに復讐するのが目的なため、ひとりで去ります。
ネビュラがGotGに入るとガモーラの個性が薄まるのでよかったかも。
ちょっと気になるのはマンティスが居座り続けるかもしれないこと。
ドラックスとの恋も進展しそうな感じなので、今後も登場しそうですが、
もしGotGに入ったらガモーラが紅一点じゃなくなり、やはり個性が薄まりそう。
グルートは赤ちゃんから少年へと成長して思春期になりますが、
可愛いと評判だったベイビー・グルートは本作で見納めなんですね。

一方ソヴリンの女帝アイーシャは、GotGに復讐するため、
最強の人造人間アダムを作り始めます。
これは続編への伏線に違いなく、そのアダムという人造人間が、
続編でGotGの前に最強のヴィランとして立ちはだかりそうな展開に思えるが、
そのアダムが原作の「ウォーロック」のことだとしたらヴィランではないのかも。
ウォーロックは地球のヒーローたちを率いてサノスと戦ったヒーローなので、
意外とアダムの登場は『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』になるかも。
同作にはGotGの合流も決まっていますが、今回は全く絡まなかったし、
アベンジャーズとの初顔合わせがどうなるのか楽しみです。
何気にピーターの里帰りでもあり、それもどうなるか楽しみですね。
『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は来年公開予定、
本作の続編は公開日未定ですが2020年以降になると思われます。
次のMCU第16弾は『スパイダーマン/ホームカミング』、今夏公開ですが、
『マイティ・ソー/ラグナロク』…、ではなくて『マイティ・ソー/バトルロイヤル』も
今年11月に公開決定なので、1月に公開された『ドクター・ストレンジ』含め、
今年はMCU作品が4本も公開される超当たり年になりましたね。

MCUの感想
インクレディブル・ハルク
アイアンマン
アイアンマン2
マイティ・ソー
キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー
アベンジャーズ
アイアンマン3
マイティ・ソー/ダーク・ワールド
キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン
アントマン
シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ
ドクター・ストレンジ

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