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スウィート17モンスター

今日の気になる映画ニュース。

全米ボックスオフィス2週連続1位となった『ワイルド・スピード ICE BREAK』。
日本でも今週末から公開になり、とても楽しみにしています。
まぁ正直ポール・ウォーカーの不在が無念で、前作ほどの期待感はないけど。
そんな「ワイスピ」シリーズに、ジェイソン・ステイサム演じる殺し屋デッカードと
ドウェイン・ジョンソン演じる特別捜査官ホブスのスピンオフ企画があるとか。
2人のW主演なのか、それぞれ別のスピンオフなのかわからないけど、
そもそもスピンオフにする必要ないと思うんですよね。
ワイスピは別にビン・ディーゼル演じるドムが主人公ではないし、
(ドムは2作目に出てないし、3作目もカメオ出演だった。)
ナンバリングタイトルとしてデッカードとホブスの話を作ればいいです。
ただ主演は変わってもカーアクション映画じゃないとワイスピじゃないので、
もし単なるアクション映画になるなら、スピンオフにした方がいいです。
ワイスピの絶対的主役はあくまでクルマだと思ているので。

今日も映画の感想です。

スウィート17モンスター
The Edge of Seventeen

2017年4月22日日本公開。

『トルゥー・グリッド』でオスカー候補にもなった子役女優
ヘイリー・スタインフェルド主演の青春コメディドラマですが、
彼女はもっと注目されるかと思ったけど、『トゥルー・グリッド』以降、
あまり役に恵まれないまま、子役を卒業したような気がします。
しかし本作でようやく再び日の目を浴びたような感じです。
本作の全米ボックスオフィス初登場は7位と微妙でしたが、
彼女の演技に対する評価は非常に高く、第74回ゴールデングローブ賞で
最優秀主演女優賞(コメディ部門)にノミネートされました。
『ラ・ラ・ランド』のエマ・ストーンに敗れ受賞は逃しましたが、
これでまた再注目されたので、今後の活躍が期待されます。
出演作選びは慎重にしてほしいものですが…。

本作は某有名批評サイトで支持率95%を叩き出すなど、
作品としても絶賛されていますが、私としては少し物足りなかったかも。
たしかにスタインフェルドの演技は印象的でよかったと思うけど、
なんというか、物語が盛り上がりに欠ける気が…。
こういう日常を描いた映画が好きな人もいるのはわかるけど、
私としてはもう少し大きな事件でも起こってくれた方が楽しめるというか、
何か大事件でも起きるものだと期待して観に行ってしまったため、
少し物足りなさを感じてしまったんですよね。
青春映画の肝は甘酸っぱさや青苦さに共感することだと思うけど、
私の青春時代はヒロインとは全く違ったので、そんなに共感できないというか、
そもそもヒロインの境遇や考え方はちょっと特殊な気がします。

ヒロインのネイディーンは7歳からイジメられっ子でしたが、
まずなぜイジメられてるのかよくわからなかったんですよね。
どうも古い物が好きで、恰好が古臭いから同級生に馬鹿にされてるのか?
と思ったけど、彼女のひとつ上の兄ダリアンは学校の人気者で、
そんな人気者の妹だったらそれだけで人気者になれそうだけど。
服装は少し奇抜ですが、器量は悪くないし、むしろモテそうなのに。
そんな人気者のダリアンは友達も多くて、母親からも溺愛されており、
ネイディーンはそんな兄貴を毛嫌いしています。
まぁリア充に対する僻みみたいなものですが、別に嫌味なわけでもないし、
そこまで嫌う理由としてはちょっと弱い気がします。
こんな人気者で美形の兄姉がいたら誇りに思いそうだけどな。

そんなネイディーンの唯一の友達は同級生のクリスタだけ。
クリスタも友達はネイディーンだけで、2人は7歳の頃に出会います。
クリスタも変わった子で拾った毛虫のママになって遊んでましたが、
高校生になった彼女は性格に多少難があるネイディーンとは違って、
本当にごく普通の女子に成長しており、なぜ依然友達がいないのか謎。
もうひとり父親はいつもネイディーンの味方でしたが、
彼女が13歳の時に交通事故(病死?)で他界してしまいます。
それをキッカケにネイディーンは捻くれたみたいですが、
それ以前から捻くれていたのでそんなに境遇に大差はなさそうかも。
ただ母親は夫の死をかなり引き摺ってるみたいです。

ある日、母親が出会い系で知り合った歯医者とお泊りデートすることになり、
ネイディーンは留守の自宅に親友クリスタを呼んで2人でパーティします。
酔い潰れて寝てしまったネイディーンが朝、目を覚ますと、
なんとクリスタが大嫌いな兄貴とベッドインしていて…。
クリスタはネイディーンに詫びますが、よっぽど相性がよかったみたいで、
結局ダリアンと正式に交際することになるのです。
もちろんネイディーンはショックを受けますが、親友関係は続けることに。
母親が「彼女がダリアンと結婚したら親友と義姉妹になれるわよ」と励ますが、
これは私もその通りで、むしろ喜ばしいことだと思いました。
いや、もし親友に姉妹に手を出されたら私も怒るかもしれないな…。
それにしてもダリアンは学校でも人気者だし、マッチョでイケメンでモテるのに、
なぜ目立たない地味な女子クリスタなんかと付き合うのか不思議。
まぁクリスタも器量はいい方だと思いますが…。

ある日、ダリアンが仲間の集まるパーティにクリスタを誘い、
クリスタはネイディーンにも一緒に来てほしいと頼みます。
しかしパーティでクリスタはダリアンから仲間たちに紹介されて、
すぐに打ち解け、彼らと大盛り上がり。
一方ネイディーンはボッチになってしまい、惨めにパーティを去ります。
親友が兄と寝ることよりも、親友が他に友達を作ることの方が
ネイディーンにとっては辛いことかもしれませんね。
クリスタも同じ境遇だったんだから、もう少し配慮するべきでした。
仮にもネイディーンをパーティに誘ったのは彼女なんだし…。
翌日、クリスタがパーティで放置したことを謝りに来ますが、
激昂しているネイディーンは「兄貴か私かどちらか選べ!」と迫り、
クリスタがはぐらかすと「もう絶交よ!」と仲違いしてしまうのです。
これはクリスタに100%非があると思いますが、彼女は絶交後も、
ダリアンに会いにネイディーンの家に遊びに来たりするんだから図太いです。

クリスタはネイディーンと絶交しても、ダリアンの彼女と言う立場で、
学校の人気グループとつるみ、友達も増えました。
一方、唯一の親友も失い、完全にボッチになってしまったネイディーンは、
話し相手と言えばブルーナー先生だけで…。
古い物が好きな彼女ですが、人間も古い方が好きみたいで、
同級生よりオジサンのブルーナー先生の方が話しやすいみたいですね。
先生も面倒臭そうに相手しながらも、ネイディーンを気に掛けてるみたいです。
まぁ曲がりなりにも慕ってくれる生徒は可愛いものでしょうね。
他にもネイディーンのことを気にしてくれている人がいます。
隣の席の男子アーウィンで、彼はネイディーンが好きみたいです。
アジア系の男子生徒で、本作を製作した中国系映画会社が、
また中国人俳優をゴリ押ししてきたのかと思いましたが、
フルネームがアーウィン・キムなので、どうも韓国系のようです。
ネイディーンも悪い気はしておらず、遊園地にデートにも行きますが、
彼のことを「老人みたいね」と言ったりして、微妙なリアクションをされます。
古い人が好きな彼女には誉め言葉みたいですが…。
でも彼女にはアーウィンに友達以上の感情はないみたいで、
彼女はイケメンの上級生ニックに片想いしています。

クリスタが人気グループとつるんでいて、ネイディーンは惨めになるので、
登校拒否しますが、母親から「天国でパパも失望してるわ」と言われ激怒。
母親のクルマを勝手に持ち出し、暴走します。
私は「お、ついに大事件発生か?」と期待してしまいましたが、
特に事故ったり警察に捕まったりすることもなく…。
クルマで公園まで行って、そこで勢い余って憧れのニックに、
「あなたとヤリたい」的なメールを送信してしまうのです。
直後に冷静になって後悔しますが、まぁある意味思春期女子にとっては
憧れの男子にサイコなメールを誤送する方が交通事故よりも大事件か。
彼女はブルーナー先生に自殺を仄めかして相談しますが、
当然先生にもどうすることも出来ず…。
ところがニックから返信が来て、なんとデートに誘われるのです。
ネイディーンは絶望から一転、有頂天になります。

ただあんなメールに乗ってくる男なんて、ロクなことにならなそうですよね。
その夜、ニックのクルマに乗せられたネイディーンですが、
クルマは人気のない廃品処理場に…。
これはもしやニックは殺人鬼で廃品処理場で襲う気なのか?
或はそこに仲間がいてネイディーンは輪姦されるのか?
とまた大事件を期待しましたが、ニックは普通に彼女にカーセックスを迫り…。
思春期の男子らしく単に彼女のメールに興奮して呼び出しちゃっただけみたい。
ところがネイディーンは「ヤる前に知り合いたい」と拒むのです。
男子的にはあんなメールよこしておいてそれはないだろって感じですね。
まぁ彼女もデート前にムダ毛の処理とかしてたし、ヤる気はあるんでしょうが、
如何せん処女なので、いざヤるとなって怖気づいたのかも。
彼女は誤魔化すためにニックの愛車を「古い車ね」と言いますが、
古い物好きの彼女には誉め言葉でも、ニックは馬鹿にされたと思ったみたいで、
「サイコ女のくせに」と置き去りにされてしまうのです。
まるでニックが酷い男のような展開ですが、これはネイディーンが悪いな。

放置されたネイディーンは、ブルーナー先生に迎えに来てもらい、
先生の自宅にお邪魔させてもらいます。
なんかめちゃめちゃいい先生ですね。
先生は彼女の自宅に連絡し、母に迎えに来るように言いますが、
母の代わりにやって来たのは兄貴ダリアンと親友クリスタで…。
ネイディーンは「こんな女と一緒には帰れない」と拒絶し、
結局ブルーナー先生が自宅まで送り届けてくれることになります。
それにしても本当にクリスタは何しに来たの?って感じですね。
ネイディーンが怒るのも無理ないし、空気読めよ。

自宅に帰ったネイディーンですが、結局一緒に帰るのは拒否したものの、
ダリアンが迎えに来てくれたことは感謝していたみたいで、
自分のことしか考えてないナルシストだと思っていた兄貴が、
ちゃんと家族のことも気に掛けていたことに気が付き、ダリアンに謝罪。
兄妹の長年の確執は和解するのです。
それは良いが、兄貴と和解したことで済し崩し的にクリスタとも和解するのは
どうにも納得できないんですよね…。
勝手に親友の兄と寝たり、親友放置して新しい友達と遊んだりと、
2人が絶交したことは完全にクリスタの方に非があるんだから、
少なくともクリスタはネイディーンに謝罪するべきだったと思います。
まぁネイディーンもアーウィンと付き合うことになって、
彼のしている学生映画祭の仲間たちとも友達になるので、
ネイディーンとクリスタが和解して友達に戻っても、元の親友にはならないかな。
それぞれ属するのが学校の人気グループと映画オタクの集まりでは
タイプが全く違いすぎるし、接点もどんどん少なくなるだろう。
それにしてもアーウィンが作った自主製作アニメ映画は酷かったな…。
あんなのを金持ちの道楽って言うんだろうな。

本作の最大のテーマのひとつである友情のオチで納得できなかったので、
ちょっと物足りなさを感じてしまった本作ですが、概ね面白かったかな。
ヘイリー・スタインフェルドの次回作は『ピッチ・パーフェクト3』です。
前作『ピッチ・パーフェクト2』からの続投になりますが、脇役だし、
演技力を必要とする役でもないので、そんなに注目されないかも。

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