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映画クレヨンしんちゃん 襲来!!宇宙人シリリ

明後日、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンに新エリア
「ミニオン・パーク」がオープンするみたいです。
私も『怪盗グルー』シリーズは大好きなので行ってみたい気はするけど、
彼女も友達も行列に並んで待つのが嫌いな人ばかりなので、
一緒に行ってくれる人がおらず、ちょっと行けそうにないかな…。
私は全然待てるけど、それは『怪盗グルー』に興味があるから出来ることで、
私も行列の出来る飲食店には絶対行かないし、
コンビニでもレジに2人並んでるだけで買わずに店出るもんなあ。

今日も映画の感想です。

映画クレヨンしんちゃん 襲来!!宇宙人シリリ
クレヨンしんちゃん2017

2017年4月15日公開。

毎年恒例のGW映画、『映画クレヨンしんちゃん』シリーズ第25作目です。
もともと当たりハズレの激しいシリーズでしたが、
21作目から前作まで4作連続で佳作が続いていました。
(特に22作目「ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん」は傑作と評判です。)
なのでそろそろ駄作のターンかなと思っていましたが、案の定です。
25作目といえばシリーズ開始から四半世紀となる節目で、
メモリアル作品でもおかしくないのに、まさかこんな脱力系になるとは…。
(一応、25周年企画でこれまでのゲストキャラが何人かカメオ出演します。)
20作目「嵐を呼ぶ!オラと宇宙のプリンセス」は微妙でしたが、
15作目「嵐を呼ぶ 歌うケツだけ爆弾!」も評判が悪かったし、
本シリーズにとって宇宙ネタは鬼門なんじゃないかと思ってしまいます。
興収約21億円を記録した前作の8割程度の初動になったみたいで、
3作連続20億円越えはかなり厳しい状況になりましたが、
駄作があるから傑作に出会えた時の感動も一入なので、たまにはいいかな。
そもそも4作連続で佳作だったからこそ、本作が霞むのかもしれないし、
過去の駄作と比べたらまだ上出来な方かもしれません。

どうにも惜しいというか、ここを改良すれば随分マシになると思ったのは、
本作のメインゲストキャラである宇宙人シリリのビジュアルです。
本作はしんのすけとシリリの友情がテーマなので重要なキャラですが、
見た目が可愛くなさすぎる、というか不気味すぎます。
私は『不安の種』のオチョナンさんみたいだという第一印象でした。
見ているうちに見慣れてきて、可愛くみえてくるかもしれないと思ったけど、
最後まで見慣れることはなく、不気味で全く愛着が湧きません。
客に媚びない尖ったデザインなことを評価するべきかもしれませんが、
シリリがもっと可愛いデザインだったら、彼に感情移入も出来たし、
同じ物語でももう少し楽しめたのではないかと思います。
それにマスコットキャラが可愛ければ集客にもプレスになったはずです。
予告編や劇場ポスターのシリリを見て、本作をスルーした人は多い気がします。
ケツ型の宇宙人なんて、下ネタだから親御さんにもウケが悪そうだし。
以下、ネタバレ注意です。

ある夜、野原家にUFOが墜落します。
UFOにはナースパディ星人の子供シリリが乗っていましたが、
父親から地球人は野蛮人だと教えられていたシリリは、
身に危険を感じた時にだけ出せる「バブバブ光線」で
しんのすけの両親ひろしとみさえを子供にしてしまいます。
彼は地球人の大人は怖いけど子供なら全く怖くないみたいです。
それぞれ25歳若返り、ひろしは10歳、ミサエは4歳になりますが、
見た目は子供、頭脳は大人のコナン状態です。
4歳のみさえが妙に可愛く、それが本作最大の見所だと思いました。
しんのすけは完全にみさえ似なんですね。
10歳のひろしは元の姿を少し小さくしただけのような感じで、
もっと可愛くしてやったらいいのにと思うが、子供化してくれたのは有難いです。
というのも本作からひろしの声優が交代してしまったため、
新しいひろしの声に違和感があったのですが、本作では大半子供状態のため、
子供時代(声変わり前)のひろしの声だと思えば違和感が和らいだからです。
詳しくは知らないが、元の声優は病気療養中で今は代役らしいですね。
早く復帰されることを心よりお祈り申し上げます。

ひろしとみさえはシリリに大人に戻してくれと頼むが、
シリリは子供にする「バブバブパワー」しか使うことが出来ず、
自分の父親が使える「スクスクパワー」なら大人に戻せるはずだと言います。
シリリの父親は(たぶん)種子島におり、彼もそこに行く必要があるため、
野原一家は大人に戻してもらう代わりに彼を種子島に連れて行く約束をします。
異形のシリリは地球人に見られないように、しんのすけのズボンに潜り込み、
しんのすけの尻に擬態して出発するのです。
擬態してもしんのすけの尻がコンモリ盛り上がり、かなり不自然な状態ですが、
そもそも傍目には小学生が幼児2人と乳児(ひまわり)と犬(シロ)を
連れて歩いている状況自体がかなり異様ですね。

子供だけで飛行機は難しいと考え、新幹線で行くことにしますが、
駅に向かう途中で幼稚園の友達「カスカベ防衛隊」に出会います。
当然シリリのことは隠すつもりでしたが、しんのすけがオナラをしてしまい、
尻に擬態していたシリリはあまりの臭さに堪らずズボンから転げ出てしまい…。
シリリをカスカベ防衛隊に見られてしまったため、仕方なく事情を説明。
カスカベ防衛隊のネネちゃんは、みさえのために女の子の洋服を貸してくれます。
それまでしんのすけと同じの服を着ていたみさえですが、
女の子の服装に着替えたら一段と可愛くなり、ネネちゃんグッジョブです。
野原一家は無事、新幹線に乗りますが、やっぱり子供なのか疲れて寝てしまい、
静岡で泥棒(仮睡盗)に荷物を盗まれてしまいます。
気付いて泥棒を追いかけて静岡駅で降りますが、逃げられてしまい…。
子供4人の荷物盗むなんて酷いというか、金目の物なんて持ってないであろう
子供からなぜ盗むのかと疑問に思いましたが、後に納得できます。

財布も全て失った野原一家は仕方なくヒッチハイクすることに。
子供のヒッチハイカーなんて心情的には親切にしてあげたいところだけど、
下手したら誘拐扱いになりそうだから拾えませんよね。
案の定、クルマはなかなか停まってくれませんが、ひろしが粘り続け、
一台のキャンピングカーが停まってくれ、乗せてくれることになります。
運転手の男性は親切にも自宅に招待してくれ、野原一家は好意に甘えるが、
この展開はいくらなんでも考え難いと思うんですよね。
彼らが全員本当の子供であれば誘いに乗ることもあり得るかもしれないが、
ひろしとみさえは頭脳は大人だし、幼い子を持つ親です。
子供に知らない人にはついて行くなと教える立場なのに、
一人暮らしの知らない男の家に行くなんて発想になるはずありません。
子供を家に連れ込もうなんて、どんな変態野郎かわかったもんじゃないです。

運転手の男・八尾の山奥の自宅でBBQを御馳走になった後、
みさえはしんのすけに「お風呂で背中を流してあげようか?」という彼に、
不信感を持ちますが、幼児を風呂に入れたがるなんて小児性愛者ぽいです。
幸いにも八尾は小児性愛者ではありませんでしたが、
40年も宇宙人を探し続けている宇宙人オタクで、変態には変わりなかったです。
オナラでシリリが転げ出た時に、たまたまテレビ番組が街頭ロケをしていて、
シリリの姿がお茶の間に流れてしまい、それをたまたま見た八尾は、
しんのすけの尻に擬態するシリリを捕まえようと野原一家に接近したのです。
八尾の正体に気付いたみさえは家族に報告し、みんなで脱走します。
追って来る八尾は完全にサイコで、幼い子供客なら泣きそうなほど怖いです。

シリリはバブバブ光線を八尾に浴びせようとしますが、
身の危険を感じてるにも関わらず何故か光線を出せず…。
逃げる途中の山道で、しんのすけとシリリとシロが崖から転落。
崖の下に停車していたリンガーハット(長崎ちゃんぽんの全国チェーン)の
トラックの荷台に落ち、彼らを乗せたまま発車してしまいます。
本作はリンガーハットとコラボしているみたいです。
飲食店なのに尻ネタ映画とコラボするなんて豪気ですね。
八尾のせいでしんのすけが行方不明になりキレたみさえは、
八尾をぶん殴って、自分たちが大人であることを説明します。
事情を知って責任を感じた八尾は彼らを乗せてトラックを追うことに。
トラックは夜通し走り続け、長崎の工場まで行ってしまいます。
(リンガーハットは長崎県内に工場がないみたいなので佐賀かも?)
図らずも静岡から九州まで一気に行けてラッキーでしたね。

工場からしんのすけとシリリは徒歩で種子島を目指すことになるが、
しんのすけが寄り道ばかりするので早く父親に会いたいシリリは苛立って、
「勝手にしろ!」とひとりで先を急ぐことに。
しかし住人たちに見つかり、サーカス小屋に逃げ込むのですが、
そこでピエロに捕まり、見世物としてサーカスに出演させられます。
火の輪くぐりやナイフ曲芸させられ、猛獣と戦わされる恐ろしいショーで、
無理やり出演させられたシシリは脅えますが、しんのすけがショーに乱入。
サーカス団に襲われますが、シリリを救出し人間大砲で脱出します。
この展開はいくらコメディアニメとはいえ、ちょっとハチャメチャすぎます。
宇宙人を出演させたり幼児を襲うサーカス団なんていくらなんでも異常です。
まぁこれも後に納得できる展開があるが、それでも完全には納得できません。
この一件でしんのすけとシリリには友情が芽生え、
2人(とシロ)でヒッチハイクを繰り返し、鹿児島から漁船に乗って種子島へ。
そこで追って来た家族と八尾に再会します。
結局、八尾は単なる宇宙人オタクなので宇宙人にとって害はないみたいです。

ところが八尾の他にも宇宙人を追う組織がいて、
その組織の捜査官モルダダとカスリーにシリリたちは捕まります。
モルダダとカスリーは言うまでもなく『X-ファイル』のモルダーとスカリーのパロ。
最近では『鷹の爪8』でも『X-ファイル』のパロられていましたが、
昨年『X-ファイル』が再開され、そのブームに肖ろうとしたのでしょうね。
残念ながら大したブームになってないので、時流に乗ったつもりが
逆に今更なネタになってしまい壮絶に滑ってる気がしますが。
モルダダとカスリーはシリリらを地下の秘密施設に連行しますが、
そこで待っていたのは宇宙人を捕まえて人体実験するような組織ではなく、
なんとシリリの父親とナースパディ星人たちで…。
実はモルダダとカスリーも人間の皮を被ったナースパディ星人だったのです。

父親に会えて喜ぶシリリですが、なんと父親はシリリのバブバブパワーを利用し、
地球人を全員子供に変えてしまう人類バブバブ化計画を進めていたとわかり、
父親は地球を救う正義のヒーローと信じていたシリリはショックを受けます。
まぁシリリパパもある意味では本当に地球を救う気があるみたいで、
地球人の暴力・偏見・無関心などの諸問題は全て大人のせいだと考え、
一度地球人全員子供に戻して自ら再教育しようというのが人類バブバブ化計画。
ナースパディ星人は成長を促すスクスクパワーを使えるのですが、
なぜかシリリだけはスクスクパワーの代わりにバブバブパワーを使えるので、
息子のパワーを吸引し増幅させて、宇宙要塞デススターならぬラブスターから
地球に照射して、地球人を一網打尽に子供化するつもりです。
増幅されたバブバブ光線は、見た目も頭脳も子供化し、つまり記憶が消えます。
旅の途中、シリリがどんな怖い目にあってもバブバブ光線が使えなかったのは
シリリパパにパワーを吸収されていたためですが、あえて怖い目に遭わすため、
新幹線の泥棒もサーカス団もナースパディ星人の変装だったのです。
でも存在を秘匿したいはずのナースパディ星人が、サーカス団に化けて、
シリリを公衆の見世物にするというのは矛盾してる気が…。
てか、しんのすけがサーカスから救出しなかったらシリリは死んでたよね。

スクスクパワーが使えず劣等感を持っていたシリリですが、
自分のバブバブパワーで初めて父親の役に立てて嬉しい反面、
ひろしたちを大人に戻す約束を反故にしてしまったことや、
しんのすけの友情を裏切ってしまったことに罪悪感を覚えます。
そこでシリリは父親になんとかスクスクパワーを使わせて、
ひろしたちを大人に戻そうと一計を案じます。
てっきりシリリの秘められたスクスクパワーが覚醒して、
ひろしたちを自力で元に戻してくれる展開になるかと思ったけど、
彼は本当にバブバブパワーしか使えないみたいです。
まぁスクスクパワーなんかよりバブバブパワーの方が凄い力だと思うけど。
時間を進めるより戻す方が難しそうだし、単純にレアな力だしね。

みんなを乗せて宇宙要塞ラブスターが大気圏を抜けて宇宙に。
シリリはしんのすけと協力してシリリパパの隙を突き、
バブバブパワーがチャージされた光線銃をナースパディ星人乗員に照射。
子供化した乗員たちは好き勝手に遊び始め収拾がつかなくなり、
シリリパパは彼らを大人に戻すためスクスクパワーを拡散します。
それによって乗員たちと共にひろしとみさえも大人に戻るのです。
今までネネちゃんの服を着ていたみさえが元に戻ると、
当然服が小さくなり露出が増えますが、その姿が妙にセクシーでした。
本作のみさえには見せ場がいっぱいですね。
バブバブパワーを溜めていたタンクも破壊され、人類バブバブ化計画を阻止。
しかしラブスターは大気圏外にいるため、野原一家は地球に戻れず…。
ところがなんとカスカベ防衛隊が、野原家に墜落したシリリのUFOで
ラブスターまで助けに来てくれたのです。
今回はカスカベ防衛隊は活躍しないかなと思ってたけど意外な見せ場ですね。
幼稚園児がUFOを操縦できるというのはちょっと都合よすぎるけど…。

しかしUFOはラブスター突入の衝撃で故障してしまい、
カスカベ防衛隊の操縦ではもう地球に戻れません。
シリリパパや同胞たちがナースパティ星に退却する中、
シリリは壊れたUFOを自分が操縦して野原一家たちを地球に帰すことを決意。
見事、種子島に不時着することに成功しますがUFOは大破し、
シリリは故郷に帰る術を失ってしまうのです。
同情したみさえはシリリに「好きなだけうちにいて」と言い、
シリリは暫く野原家で居候することになります。
この先シリリはどうなるんだろう、と思ったところでエンドロールが流れ始め、
まさか本当に故郷に帰れないオチなのか、と思いきやそんなわけなく、
エンドロール後に野原家に再びUFOが突入してきて、中からシリリママが…。
シリリはシリリママと一緒にナースパディ星に帰り、めでたしめでたし。
シリリが帰れてホッとしてしまうところが、シリリに愛着がない証拠ですね。
彼がもっと愛らしいビジュアルだったら、この別れで一泣きできたかも…。

シリリのビジュアルと強引すぎる展開でイマイチだった本作ですが、
今回は仕方ないとして、次回26作目は是非とも頑張ってほしいです。
13作目から18作目の時のような駄作スパイラルだけは避けてほしいので。
むしろ打倒『名探偵コナン』くらいの意気込みで。

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