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パージ:大統領令

今日の気になる映画ニュース。

『スター・ウォーズ』エピソード9にレイア姫が登場しないことで確定したようです。
エピソード8撮影後にレイア姫を演じるキャリー・フィッシャーさんが急逝し、
エピソード9はどうなるのかと話題になっていましたが、
遺族(弟)が彼女の映像を使う許可を発表したことで、
エピソード9にも出演すると見られていましたが、ルーカスフィルムの社長曰く、
彼女が亡くなった時点で、出演は考えてなかったみたいです。
(遺族はギャラが入らなくてガッカリ?)
まぁ普通に考えたら、故人を出演させるなんて発想自体が奇妙です。
『ローグ・ワン』でもCGでレイア姫が若い頃の姿で少しだけ登場しましたが、
今のご時世、CG技術で可能になってしまうことから生まれた降板騒動で、
なんか凄い時代だなと思ってしまいますね。

個人的にはキャラとキャストはある程度分けて考えるべきだと思います。
長期シリーズものだとキャストが亡くなることもあるし、
契約が切れるなど諸事情で降板することだってありますが、
それでキャストと同時にキャラもシリーズから姿を消すのは違う気がします。
なるべく同一キャストの方がいいけど、無理ならキャスト交代でいいです。
ハン・ソロもスピンオフしますが、若手キャストに交代するわけだし、
レイア姫だけそんなに拘ることもない気がするんだけど…。
エピソード7の時もレイア姫の劣化を嘆く声も多かったのに、
いざ降板云々となるとこんなに騒がれるなんて…。

今日も映画の感想です。

パージ:大統領令
The Purge Election Year

2017年4月14日日本公開。

人気ホラー映画『パージ』シリーズ第三弾となる本作。
日本では2015年に一作目、二作目が連続公開されました。
一作目は2013年に全米公開され全米初登場一位のヒット作でしたが、
あまり評判がよくなかったため日本では当初劇場公開を見送られてましたが、
2014年に全米公開された二作目が、評判がよく一作目を上回る大ヒットを記録し、
日本でも二作目を公開するために急きょ一作目と連続公開されたのでしょう。
そして三作目となる本作が昨年全米公開され、また前作を上回る大ヒット。
ホラー映画シリーズの興収が右肩上がりを続けるのはかなり異例のことです。
しかし日本では、前二作の連続公開での成績がイマイチだったのか、
本作は前二作から比べてもかなり小規模な全国4館のみの公開になり…。
幸い梅田の大阪ステーションシティシネマが上映してくれたので、
私もなんとか観に行くことが出来てよかったです。

前作の公開時の企画では、次回作は前日譚的な物語となり、
第一回パージが行われた2017年が舞台になるという話でしたが、
蓋を開けてみれば第20回パージの様子が描かれています。
前作のパージが第6回パージなので、前作の14年後になるはずですが、
続投キャラがあまり老けてないことに違和感を覚えますが、
前作が第6回というのは記憶違いだったかも?
パージはアメリカを統治するNFFA(新しい建国の父)が導入した
年に一度、春分の夜に殺人を含む全ての犯罪が許される制度で、
表向きはそれによって通常時の犯罪率を抑えようというものです。
ハンガーゲームやBR法のような国民の不満のガス抜き的なものですね。
本作のように通常時の犯罪率1%未満というのはあり得ないでしょうが、
パージの日に集中させることで、ある程度犯罪率は下げらるかな。
しかし真の狙いは、金をかけて身を守れない貧困層がパージの標的になり易く、
貧困層が減ることで社会保障費を抑えようというものです。
貧困層には移民や黒人などマイノリティが多いので、邦題よろしく、
トランプ大統領なら出しかねない大統領令なので、当初の企画通り、
2017年の第一回パージを描いていたらタイムリーだったかもしれません。
しかし貧困層が狙われるというのは机上の空論であり、
本当にパージを施行すれば、狙われるのは富を独占する富裕層でしょう。
というような設定の矛盾は前二作の感想で散々書いたので割愛します。
以下、ネタバレ注意です。

大統領選を目前に控え、NFFAの候補オーウェンズ牧師と、
パージ廃止を掲げる無所属の女性上院議員ローンが激戦を繰り広げます。
世論調査でも支持率が1%差とかなり拮抗しており、
パージに不満を持つ国民もかなりいるみたいですね。
焦ったNFFA陣営は、今年のパージでローン上院議員を殺そうと画策し、
今までは公務員をパージの標的にすることを禁止していましたが、
上院議員でも殺せるようにそのルールを撤廃するのです。
ローンも自分が狙われることは認識しており、、自宅のセーフルームに籠り、
ボディーガードたちに警備してもらいますが、
そのボディガードのリーダーは前作の主人公の警官です。
前作では名前も不明でしたが、本作でレオだと明らかになります。
前作でレオは、息子を飲酒運転で事故死させた運転手に
パージを使って復讐するつもりでしたが、当日ある母子に出会い改心し、
今はパージ反対派のローン上院議員を支持し、守っているみたいです。

万全の警備態勢でパージの夜を迎えますが、
ボディガードの中にNFFAの息のかかった裏切り者がいて、
警備システムに細工して、NFFAの雇った傭兵部隊を招き入れます。
軍服にKKKや鍵十字のワッペンを付けたかなりヤバそうな部隊です。
レオがすぐに気付き、ローンと共に自宅から抜け出します。
しかし街には無差別殺人を楽しもうとしているパージ参加者が徘徊しており、
パージ反対派の大統領候補なんて恰好の標的です。
で、案の定、ヤバそうな参加者集団に捕まってしまいます。
歴代大統領や自由の女神のコスプレをしたアメリカ丸出しの集団ですが、
どうも彼らは海外からパージを体験しに来た殺人ツーリストのようです。
まさかパージが観光資源になっているなんて驚きですが、
逆にパージに巻き込まれたくないなら自宅の警備を強化するよりも
パージ当日だけ海外旅行に行けばいいんですね。

殺人ツーリスト集団に殺されかけたローンとレオでしたが、
近所のコンビニの店主と店員が集団を射殺して助けてくれます。
店主は黒人で店員はメキシコ系なので、パージの対象になりやすい人種で、
もちろん彼らもパージ反対派で、ローンたちを店に匿ってくれます。
狙われやすい人種であれば、自宅に籠っている方がいいに決まってますが、
なんでもパージ前日に保険会社がパージ保険の保険料を10倍にしたらしく、
そんな保険料払えないから自分たちで店を守ることにしたようです。
窃盗も免罪になるので店にとってはパージ保険加入は死活問題ですが、
保険会社も顧客の足元見てエグイことをするものですね。
支持者に匿われて安心したのも束の間、女子高生の集団が店を襲います。
以前店主に万引きを注意されたことを根に持った女子高生が、
パージを利用して仲間と共に復讐に来たのですが、全員黒人少女です。
マイノリティを合法的に殺すのが目的のパージですが、
やっぱりパージ参加するのは黒人とかマイノリティの方が多そうです。

黒人店主ジョーは知人の元ギャングの黒人女性レイニーに応援を頼み、
救急車で駆け付けた彼女は、店に侵入しようとする女子高生を轢き殺します。
レイニーはパージ中に街を警邏し、困っている人を助けて、
トリアージ・センターという安全な場所に連れて行く活動をしています。
パージ中は医療機関も休止しますが、トリアージでは医者や救命士などが、
ボランティアで診てくれ、そこは狙わないという暗黙のルールがあるとか。
そんなルール、パージ参加者が守るとは思えないけど…。
それに医者なんて富裕層だろうに、パージに反対してるなんて意外です。
ローンたちも彼女の救急車でトリアージに連れて行ってもらうことになりますが、
途中で傭兵部隊の軍用ヘリから攻撃を受けるのです。
パージはレベル4以上の武器の使用は禁止されているはずですが、
レベル4がどの程度かは知らないけど軍用ヘリはOKなのか…。
軍用ヘリがOKならレベル4は弾道ミサイル級の兵器しかない気が…。

ヘリからの攻撃を避けるため高架下に隠れますが、
そこでは黒人ギャングたちが抗争していて…。
通常時の犯罪率は1%未満なのにギャングは普段何してるんですかね?
救急車もギャングたちに取り囲まれ、絶体絶命かと思われましたが、
ギャングたちは怪我した仲間を助けてほしかっただけみたいで、
更に彼らは店主ジョーの知り合いのギャングだったみたいです。
ジョーも元ギャングで、今は更生しギャングの更生活動をしているみたいで、
レイニーも彼のお蔭で更生したみたいです。
黒人ギャングたちも、やはりパージ反対派みたいで、
地上に降りてきた傭兵部隊と戦って、ローンたちを逃がしてくれます。

なんとかトリアージに着いた彼らを、黒人青年ビショップが出迎えます。
ビショップはパージに反対するレジスタンスのリーダーです。
彼はもともとホームレスでしたが、一作目でパージ参加者に狙われたところを
裕福な白人家族に助けられ、二作目ではカルメン率いるレジスタンスに参加。
今はカルメンの後を継ぎ、レジスタンスのリーダーとして活動しており、
NFFAからはローン上院議員と同様に危険視され、狙われています。
トリアージも彼のレジスタンスの管理下にあるみたいです。
トリアージを見回ったレオはレジスタンスがNFFAの大統領候補
ウォーレン牧師の暗殺を計画していることに気付きます。
ローンは正々堂々と大統領選で勝利してパージ廃止するべきだと考え、
牧師暗殺に反対しますが、時すでに遅く、ビショップはレジスタンスを率いて、
牧師がパージ・ミサを開催する聖母受難教会へ出撃してしまいます。

ローンやレオたちはレジスタンスを止めようと救急車で後を追いますが、
途中で傭兵部隊の装甲車に襲われて、ローンが拉致されてしまい…。
傭兵部隊はローンを聖母受難教会へ連れて行き、
彼女はウォーレン牧師のパージ・ミサの生贄にされてしまうのです。
前作にもセレブが殺人を楽しむための集会がありましたが、
それは対価を払って丸腰の貧民で狩りを楽しむというものだったけど、
今回のパージ・ミサはどこぞで捕まえた薬物依存患者などの生贄を縛り付け、
パージ信者のセレブたちが生贄を刺し殺すという宗教儀式のようです。
完全無抵抗な相手を殺すわけだから前作の集会よりも安全で卑怯な上に
カルト教団的で不快感が増しますね。(プロテスタントから怒られそう。)
パージ反対派の急先鋒ローンは彼らにとっては異端者の象徴であり、
最高の生贄なので、NFFAの指導者ワレンズが直々に粛清することに。
しかしレオたちがレジスタンスと共に教会に侵入し、
ジョーの店の店員マルコスがワレンズを狙撃し、ローンを助けます。
メキシコ移民のマルコスの出身地フアレスは毎日がパージ状態なので、
彼も自然と狙撃の腕が磨かれたらしいです。
そこに傭兵部隊が現れて銃撃戦になるが、数で劣るレジスタンスは不利で…。
しかしジョーの知り合いの元ギャングも加勢してくれて、勝利します。

ビショップはオーウェンズ牧師を捕まえ、殺そうとしますが、
「牧師を殺せば殉教者になり選挙で負ける」というローンの説得に応じ、
牧師を見逃すことにします。
ビショップは傭兵の生き残りに殺され、ジョーも狂信者に殺されますが、
多くの犠牲者を出しながらも、この戦いでNFFAは壊滅状態となり、
ローン上院議員は大統領選で快勝し、公約通りパージは廃止されます。
全国のNFFA支持者が各地で暴動を起こしているみたいですが、
とりあえずパージは終わったので続編は作られないでしょう。

ストーリー自体は概ね面白かったけど、
仮装した殺人グループの凶行こそ本シリーズの魅力なので、
主な敵が単なる武装傭兵部隊というのはちょっと物足りないかな。
一応ツーリストとか女子高生とか仮装した殺人グループも登場したけど、
どちらも驚くほど呆気なく殺されちゃってるし…。
歴代大統領に仮装した殺人者たちが描かれた劇場ポスターを見る限り、
製作サイドもそこが一番の売りだとわかってるはずなんだけど…。
ただ、あの黒人女子高生は短い登場だけど強烈なインパクトを残してたな…。

関連作の感想
パージ
パージ:アナーキー

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