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イーグル・ジャンプ

今日の気になる映画ニュース。

『X-MEN:アポカリプス』のジーン・グレイ役ソフィー・ターナーが、
あるインタビューで続編に続投すると答えたそうで、ちょっと驚きました。
『X-MEN:アポカリプス』は新三部作の完結編だと思っていたので、
彼女が続投云々より、続編が製作されることが決まっていることに驚きです。
でも主要キャストのジェームズ・マカボイ、マイケル・ファスベンダー、
ジェニファー・ローレンスは三作しか契約してないはずなので、
続編に出演するかは微妙です。(特にローレンスは無理っぽいな。)
ブライアン・シンガー監督は『X-MEN』のドラマのパイロット版も撮るようで、
MCUの『アベンジャーズ』と『エージェント・オブ・シールド』のように
映画とドラマのシェアードユニバースになるかも噂されてます。
更にドラマ版『X-MEN』はMCUのドラマ『インヒューマンズ』との
クロスオーバーが噂され、もし実現したら間接的に『X-MEN』もMCU入り?
映画『X-MEN』シリーズの看板ウルヴァリン演じるヒュー・ジャックマンが
今年公開の『ローガン』でシリーズ引退を発表してますが、
『デッドプール』との共演の噂も絶えないし、シリーズの動向に注目です。

ということで、今日はヒュー・ジャックマン出演作の感想です。

イーグル・ジャンプ
Eddie the Eagle

2017年2月8日ビデオリリース。

本作は独英仏合作の伝記スポーツ映画ですが、日本ではビデオスルーに…。
本作の題材になったスキージャンプ五輪選手マイケル・エドワーズのことは、
私も全く知らなかったし、日本ではあまり有名じゃないのかもしれないので、
無名スポーツ選手の伝記映画ではビデオスルーも仕方ないかもしれないけど、
来年は冬季五輪開催だし、冬季五輪の種目の中でもスキージャンプは
フィギュアスケートに並ぶ日本で注目度の高い競技だし、
劇場公開してもよかったんじゃないかと思います。
まぁ日本は2020年の東京五輪が決まってから、その話題ばかりで、
来年の反日国で開催される冬季五輪なんて忘れられている状況なので、
冬季五輪ネタの映画では集客は難しいかもしれませんね。
(2022年の冬季五輪も反日国で開催されるし、冬期競技はまさに冬の時代。)
でも主要キャストであるヒュー・ジャックマンに日本人気は高いし、
日本公開すればそこそこヒットできそうな気もするんですけど、
主演のタロン・エガートンの知名度がなさすぎるか…。
なお、全米ボックスオフィスでは初登場6位という微妙すぎる結果でしたが、
アメリカ人は国際大会よりも四大プロスポーツが好きだからかな?
そもそも日本人選手が活躍できるのも、世界のスキージャンプ人口が少なく、
世界的に不人気競技なので、映画の題材としては微妙なのかも。
以下、ネタバレ注意です。

幼少期に写真集『栄光の瞬間』を読み、五輪選手に憧れたエディ。
五輪選手になるのが目標なので、種目は問わないみたいで、
少年時代にいろいろな競技を試すが、あまり上手くいかず…。
左官職人の父からは「夢見てないで仕事手伝え」と言われてしまいます。
幼少期から何かひとつの種目に絞って続けていれば、
結果五輪選手にもなれる可能性もありそうだけどね。
夏季五輪の種目を諦めたエディ少年は、スキーに出会いますが、
これは彼に合っていたみたいで、メキメキと上達し、
1987年にはカルガリー五輪のダウンヒル英国代表候補のひとりに。
しかし父は依然「スキーで飯食えるか、左官しろ」と…。
代表候補にまでなったら応援してあげてもいいと思うんだけど…。
でも母は息子の自由を尊重しているし、父も無理やり止めさせもしないので、
なんだかんだで理解のある両親ですよね。

代表候補になったエディですが、英国五輪協会選考委員長ターゲット氏から
「君は五輪に相応しくない、選考会にも出さない」と言われてしまい…。
成績は代表レベルでしたが、スポンサーのウケが悪いと思ったみたいです。
なぜウケが悪いのか謎ですが、地味な太っちょメガネ男子だったからかな?
諦めて実家に戻ったエディですが、テレビで「フィンランドの超人」の異名を持つ
スキージャンプ選手マッチ・ニッカネンのジャンプを見て感動し、
スキージャンプに転向することにします。
五輪に出場することが目標だから、ダウンヒルにコダワリはないんですね。
ところが協会に問い合わせると英国にはスキージャンプの強化チームはないと。
普通なら諦めるしかない状況だけど、エディはむしろ代表選手がいないのは
代表選手になれるチャンスだと考えるのです。
日本でも五輪に出たいがためにマイナー種目を選ぶ選手がいますが、
個人的にはその志はあまり感心できないと思ってしまいます。
まぁ誰とは言わないが国籍変えてまで五輪選手になる輩よりはマシですが。

エディはドイツのガルミッシュにある国際スキージャンプ強化合宿所に行きます。
国際と言うからにはドイツ以外の選手も受け入れているのでしょうが、
紹介もなく飛び込みで行って勝手に練習させてくれるものなんですね。
そこで彼は憧れのフィンランドの鳥人マッチに会いますが、冷たくされ…。
他の選手やコーチたちからも全く相手にされません。
仕方なく彼は自主練することになり、まず15m級ジャンプ台に挑戦。
初めてでも難なく跳べてしまい、次に40m級ジャンプ台に挑戦しますが大転倒。
その度胸は感服するけど、ド素人が初日から40m級は危険すぎるでしょ。
一度、15m級に戻して基本から練習するべきだと思いますが、
彼はその後も40m級に何度も挑戦して転倒し続け、ゲレンデがボコボコに。
圧雪車でゲレンデ整備するオジサンに怒られていまいます。
この圧雪車のオジサン、何やら只者ではないオーラを放っていましたが、
なんと1968年度ユース王者の元スキージャンプ選手ブロンソン・ピアーズ。
彼はかなり有望な選手で、名伯楽ウォレン・シープに師事していましたが、
酒好きで傲慢な性格で追放され、表舞台から姿を消していたのでした。
そんな苦い思い出があるのにスキージャンプ合宿所で働いているんですね。
ブロンソン・ピアーズをググっても何も出てこないので、架空の人物かな。

エディはブロンソンに教えを乞いますが、
「普通スキージャンプは5~6歳から始める、22歳は遅すぎる」と拒否されます。
幼少期に回り道しないでスキージャンプに出会っておくべきでしたね。
しかし元師匠シープの著書『私のスキー人生』をエディが持っていたのを見て、
90m級ジャンプ台で一回だけ跳び方のお手本を見せてくれるのです。
見事に成功しますが、ブランクがあるだろうに凄いですね。
しかもほろ酔い状態でタバコを咥え、ジャケットとジーパン姿で跳ぶなんて…。
そのお手本を見たエディはコツを掴んだのか、40m級ジャンプ台に初成功。
調子に乗って、すぐに70m級ジャンプ台に挑戦するが、案の定大転倒。
70m級の危険度は40m級の比ではなく、全治数日の大怪我してしまいます。
エディを放っておけなくなったブロンソンは、彼をコーチすることにします。

完治し、コーチしてもらったエディはガルミッシュ・シニア大会に出ます。
この大会は一般参加できるみたいで、そこでの結果は公式記録になるので、
着地さえ成功すれば公式記録を得られ、五輪に出場できるみたいです。
たぶん当時は公式記録さえあれば五輪の出場要件を満たせるのでしょうね。
その大会で70m級に参加し、見事に着地し、34mの公式記録を得ます。
34mなんてカスみたいな記録ですが、如何せん英国に選手がいないので、
それが英国新記録になってしまうんですね。
それを受けて英国五輪協会から呼び出されたエディですが、
意地悪なターゲット選考委員長から「代表の標準記録を61mに設定した」
「標準記録を満たしていないので出場させない」と言われてしまうのです。
エディを出場させないための後付の標準記録設定ですが、
なぜターゲットはそこまで彼を目の仇にするんでしょうね?
もともと出場しない種目なんだから、記録に拘る必要もないのに。

エディは英国代表標準記録61mを出すため、欧州サーキット戦を決意。
同行してくれるブロンソンから車と旅費を用意しろと言われ、
実家から仕事用の車と貯蓄を持ち出します。
当然父からは文句言われますが、文句だけで済むんだから優しい親ですね。
更に合宿所の遺失物保管室から、勝手にスキー道具を持ち出し出発。
オーストリア大会で43m、スイス大会で49mと順調に公式記録を伸ばします。
彼が自己ベストを出せば、必然的に英国新記録も更新されるんですね。
しかしそんな英国新記録でも英国代表標準記録に届かないという…。
そしてラストチャンスとなるドイツ大会の練習で、61mを記録し、
翌日の本番でもその記録を出せたら五輪行きが決まります。
が、緊張のせいか本番では転倒し、記録なしに…。
これでカルガリー五輪参加の可能性は潰えたことに…。
と思いきや、練習時の61mが公式記録に登録されていたのです。
なぜ登録されたのかわからなかったけど、とにかく標準記録をクリアし、
彼のカルガリー五輪出場が決まるのです。
ターゲット委員長は「71mにしとけばよかった」と不服そうですが、
素直に頑張りを認めてやってもよさそうなものなのにね。

ところが、なんとブロンソンもカルガリー五輪出場に不満みたいで、
「出てもビリになるだけ、4年後を目指すべき、自分を安売りするな」と反対。
五輪にさえ出られたら順位なんてどうでもいいエディは反発し、
ブロンソンの助言を無視して五輪出場のためカナダに行ってしまいます。
ブロンソンの言い分もわかるが、なぜ急にそんなことを言い出すのか不思議。
次の五輪を目指すつもりならサーキットにも出る必要なかったのに。
仲間の代表選手団からも軽蔑を受けるエディは開会式にも出席できず…。
意地悪な奴ばっかりだなと思ってしまうが、他選手の気持ちもわかるかな。
他選手は必死に国内予選を勝ち抜いて代表選手になったわけだから、
他に選手がいないというだけで代表入りしたエディにはいい気しないよね。

カルガリー五輪でエディは70m級ジャンプに出場し、60.5mの記録を出します。
金メダルの鳥人マッチが114.2mなので大した記録ではなく、案の定ビリでしたが、
英国新記録なので彼は小躍りするほど大喜びします。
(ドイツの練習での61mが公式記録なら、英国新記録なのは変では?)
その腕をバタつかせる小躍りが「鷲みたいだ」と観客に大ウケで、
「エディ・ジ・イーグル」というニックネームが付けられ人気者になるのです。
鷲のように跳ぶからではなく踊りが鷲っぽいからとは、完全にバカにされてるな。
それでもマスコミから取材が殺到したりと一躍時の人になったエディは喜び、
ブロンソンに「僕の活躍見てくれた?」と電話します。
しかし彼から「単なる見世物だ、90m級始まれば忘れられる」と叱責されます。

コーチの厳しい言葉に、ちょっと調子に乗り過ぎたとを反省したエディは、
記者会見を開いて「自分を安売りしない、見世物で終わらない」と言い、
なんと未経験の90m級ジャンプにも出場することを発表するのです。
そんなの事前エントリーが必要なんじゃないのかと思ったのですが、
どうも70m級に成功すれば90m級の出場権が与えられるらしいです。
その会見を見たブロンソンはカルガリーを訪れ、エディと再会します。
てっきり危険すぎるから止めに来たのかと思いきや、
エディの勇気に感心し、コーチとして応援するために来たみたいです。
いやー、これは命に係わるし意地でも止めるべきだと思うけど…。
五輪本番で90m級ジャンプに初挑戦なんて無謀すぎるにもほどがあり、
ブロンソンが止めなくても大会サイドが止めるべきですよね。

そして90m級ジャンプ本番、エディの前に跳ぶのが鳥人マッチで、
ふたりはジャンプ台に上るエレベーターで一緒になりますが、
エディが「70m級の金メダルおめでとう」とマッチに言うと、
彼は「金メダルより自己ベストだ、その点では君と僕は同じだ」と意気投合。
マッチをガルミッシュ合宿所で会った時は冷たい奴だと思っていましたが、
ただストイックすぎて誤解を受けやすいだけで、根はいい奴かもしれません。
と思ったけどマッチについてググってみたら、
殺人未遂や虐待、障害事件で何回も逮捕されており、ヤバい奴みたいです。
ブロンソンが「スキージャンプは狂ってないと出来ない」と言ってましたが、
たしかにあんなジャンプが平気だなんて、頭のネジが飛んでますよね。
葛西とか船木とか、日本人選手は変人ではなさそうに見えるけど意外と…?

本番で初めて90m級ジャンプに挑戦するエディですが、
やはりネジが飛んでる彼でも、その高さに尻込みしてしまうが、
意を決して跳び、途中バランスを崩しながらも、なんとか着地成功。
71.5mの自己ベスト兼英国新記録を叩き出し、大喝采を受けます。
控室に戻ると、ブロンソンの恩師シープからも称賛され、
ブロンソンとシープも和解することができました。
閉会式の五輪会長のスピーチでも「鷲のように跳んだ」と称えられ、
凱旋帰国すると父からも「自慢の息子だ」と認めてもらえて、めでたしめでたし。
でも、伝記映画にしては珍しく、その後のエディのことが全く語られません。
特に4年後のアルベールビル五輪ではどんな活躍をしたのか気になり、
彼についてググってみたら、彼が再び五輪に出場することはなかったようです。
なんでもエディのような無茶な選手が五輪に出場することを防ぐため、
「国際大会で上位50位以内、あるいは上位30%以内」という規定が出来たそうで、
これは「エディ・ジ・イーグル・ルール」と呼ばれているそうです。
安全のためにもこのルールはあって然るべきでしょうね。
シドニー五輪では初めて50mプールで泳いで溺れかけた競泳選手もいましたが、
見てる分には珍しいし面白いし人情的には応援したくなるけど、
最低限のレベルは満たさないと頑張って出場した他国選手に失礼だと思うし。
いくら五輪は「勝つことよりも参加することに意義がある」とはいえね…。

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