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マザーズ・デイ

今日はバレンタインデーでしたが、チョコひとつも貰えず…。
ウチの職場は女性が多いが、その文化が根付いてないということにしておこう。
義理チョコ貰っても来月お返しするのも大変だし、逆に有難いのかもな。
…と負け惜しみを言っておこう。
先週末には彼女からチョコ貰えたし、それだけで十分です。
有名店のチョコだったみたいだけど、チョコの味の差が全くわからないので、
私なんかが高いチョコを食べるのは勿体ない気がしてしまいます。

ということで、今日は『バレンタインデー』の監督による最新作の感想です。

マザーズ・デイ
Mothers Day

2017年1月31日日本公開。

現在シネ・リーブル梅田で開催中の「未体験ゾーンの映画たち2017」ですが、
期間中に63本(62本?)上映される中で観てもいいかなと思えたのは僅か2本。
うち1本が『グースバンプス』で、残る1本が本作でした。
とはいえ、本作は全米ボックスオフィス初登場4位とイマイチな成績で、
評価もすこぶる悪かったので、どうしても観たかったわけでもなく…。
「未体験ゾーン」自体がビデオスルー作品の有料お披露目会なので、
本作も一カ月半後にはビデオリリースされるし、それを待てばいいかとも。
ただ、今月中にシネ・リーブルのメンバーズ・カードを更新すれば、
無料観賞券が貰えるのですが、更新のためだけに足を運ぶのも嫌なので、
ついでに本作を観てやろうということになりました。

ゲイリー・マーシャル監督の『バレンタインデー』『ニューイヤーズ・イブ』に次ぐ、
「ホリデイ3部作」の完結編ですが、バレンタインデーや大晦日はホリデイなのか。
今年のバレンタインデー(今日)みたいに平日のこともあるから違和感あるけど、
祝う日ではあるからホリデイ(祝日)でもおかしくないのかな?
本作の題材になったホリデイは「マザーズ・デイ」つまり「母の日」ですが、
アメリカも日本と同じく5月の第二日曜日が母の日みたいですね。
それにしても三部作前二作は日本でも大規模公開されたのに、
本作は「未体験ゾーン」送りになってしまうとはね…。
女優陣は三部作中最も豪華な気がするけど、やはり内容が問題だったか、
ジュリア・ロバーツとケイト・ハドソンは、それぞれラジー賞で、
ワースト主演女優賞、ワースト助演女優賞にノミネートされてます。
(ジュリア・ロバーツは主演級扱いではないのに何故…?)

という状況なので期待せずに観たのですが、意外と良かったかも。
いや、良くはないけど三部作中最もマシな出来だと思いました。
どこがマシだったのかと言えば、三部作は全て群像劇形式なのですが、
全二作は二桁ちかいエピソードで構成されていたのに対し、
本作はたったの四本のエピソードからなり、話がアチコチに跳びまくらず、
登場人物も比較的少なかったので、幾分見やすい気がしました。
ただ四本に絞ることで、これまでより丁寧に描けそうなものですが、
各エピソードの出来は至って凡庸だったように思います。
四本あれば一本くらい面白い話があってもよさそうなものなのに…。

なぜ各エピソードが面白くないかと言えば、「母の日」が題材にも拘わらず、
女性の主要登場人物が全員母親役だからだと思います。
「母の日」って子供が母親を労(ねぎら)う日というイメージがあるので、
それを題材にするなら子供の立場のエピソードにするべきでしょう。
更に言えば、「母の日」が題材なら母と子の家族ドラマを期待するが、
本作は三部作前二作同様ロマコメ、つまり恋愛映画なんですよね。
ロマコメが描きたいなら、素直にクリスマスでも題材にしたらいいのに、
なんかズレていて、悪い意味で裏切られたと思ってしまうかも。
以下、各エピソード毎の感想(ネタバレ注意)です。

サンディは夫ヘンリーと円満離婚し、女手ひとつで息子2人を育てていましたが、
元夫と再婚した20代の美女ティナが、母親気取りで息子たちを可愛がり、
サンディは息子たちを取られるのではないかと焦りを覚え、
ティナに対抗心を燃やし息子たちを喜ばせようと必死に頑張る、という話。
息子たちもティナに懐き、彼女に母の日のプレゼントを用意したりしますが、
うーん、母親は健在なのに父の再婚相手を母親と思ったりするものかな?
ただ美人のお姉さんにしか見えないと思うんだけど…。
ティナも母の日の半分を子供たちと一緒に過ごしたいと要求しますが、
これはいくらなんでも図々しすぎると思いますね。
結局、サンディは好意で母の日を半分譲るが、下の子が喘息の発作を起こし、
ティナは対処できずサンディを頼り、やはり本物の母が強かったというオチかな。

ブラッドーは一年前に妻を亡くし、男手ひとつで二人の娘を育てていますが、
妻を失った悲しみで、母の日は何もお祝いしないと決めています。
しかし母の日当日に娘たちがこっそり妻の墓参りに行ったことを知り、
娘たちのために母の日パーティを開催する、という話です。
4本のエピソードの中で唯一男性主人公の物語であり、
男性客も動員しようと目論んだのかもしれませんが、亡き妻を想う内容は
ちょっと「母の日」というテーマからはズレてる気がしますね。
まぁ実際に「母の日」は旦那が奥さんを労ったりもするけども、
このエピソードの大半は、上の娘がある同級生と付き合い始めたのを
ブラッドリーが心配して、いろいろ嗅ぎまわるという父と娘の物語で、
「父の日」ならまだしも「母の日」はほぼ関係ないと思ってしまいます。
しかも彼は終盤に前エピソードのサンディといい仲になるので、
亡き妻を想うという内容すらズレてしまった気がします。

インド人と結婚し子供も儲けたジェシーですが、遠くに住む母親が保守的で、
インド人との結婚なんて認めてくれないため秘密にしています。
私の認識ではインド人は白人なんだけど、本作だとほぼ黒人扱いですね。
ところが母の日の前日、両親がサプライズでジェシーの家を訪れ、
インド人の旦那とハーフの子供がいることがバレ、激怒されるのです。
しかしひょんなことから母親が旦那の母親とスカイプで話し、
「孫は可愛いわよ」と説得され、たしかにそうだなと許すことにします。
孫も鎹、いくら婿が嫌いでも孫はやっぱり可愛いものですよね。
ただ、ジェシーには同居する姉がいるのですが、彼女も親に内緒で結婚し、
子供までいるのですが、なんと彼女のパートナーは女性で…。
保守的な母親が同性婚なんて許すはずなく、やはり激怒しますが、
なぜかジェシーの国際結婚を許す際に姉の同性婚も認めており…。
ジェシーの子同様、孫が鎹になったというのであればまだ理解できるが、
姉の子はパートナーが生んで姉が養子にした試験管ベイビーで、
血縁関係のない孫で、そんなに可愛いと思うはずないので…。
なんか有耶無耶というか済し崩し的なオチで納得できません。

クリステンは恋人ザックとの間に子供がいるにも関わらず、
彼からのプロポーズを断り続けています。
ザックがコメディアンなんていう不安定な職業だから心配なのかと思いきや、
彼女は養子として育ったので、生みの母から捨てられたと思っているので、
どうやら家族を作ることに抵抗を感じているみたいです。
でも母に捨てられたことがトラウマなら、まず子供を作らないはずでは?
そのトラウマと結婚しないことは全く関係ない気がします。
(例えば両親が離婚したトラウマならまだ納得できる気がするけど…。)
クリステンは意を決して人気司会者の実母ミランダに会いに行きます。
ミランダは罪悪感があるのか娘を拒絶しますが、代理人の助言を受け、
娘の家を訪れ、養子に出さなければならなくなった経緯を説明し、
2人は和解し、クリステンはザックと結婚してめでたしめでたしです。
このエピソードのクライマックスは、ザックのお笑いコンテストでのネタですが、
母親としてのクリステンを労う感動的なネタで危うく泣きかけましたが、
決して面白くはなかったのにコンテストで優勝するのは如何なものか。
ほとんど客弄りだったけど客のリアクションでウケてただけだし、
彼は笑いのセンスがないので、妻子のためにも堅気になるべきです。

というような4本のエピソードからなる群像劇でしたが、
各エピソードの独立性が強すぎるので群像劇形式の意味がないです。
サンディとブラッドリーのエピソードは終盤で強引に繋げているが、
各エピソード間でもっとクロスオーバーさせた方がよかったです。
サンディとジェシーとクリステンがママ友なことと、
サンディの上司がミランダなことくらいしか接点がありませんでしたが、
その程度なら群像劇方式の意味があまりないし、
オムニバス方式を採用した方が更に見やすくなってよかった気がします。
…いや、各エピソードが弱いのを群像劇方式で誤魔化しているのかな?

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