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ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち

今日の気になる映画ニュース。

『GODZILLA/ゴジラ』ともクロスオーバー(Monster Verse)が決定している
『キングコング/髑髏島の巨神』に、あのMIYAVIがカメオ出演しているそうです。
本来なら日本人の起用は喜ぶべきところですが、これは不愉快です。
MIYAVIといえば反日映画『アンブロークン』に出演した売国俳優ですよね。
いや、日本人でもなければ俳優ですらない帰化人二世ミュージシャンか。
集客力もない反日素人俳優をわざわざ起用するのは日本への当て擦りですが、
さすがは中国資本に乗っ取られたレジェンダリー・ピクチャーズ製作ですね。
楽しみだったクロスオーバーも、ゴジラを蹂躙する内容になりそうで怖いな。

そういえばキングコングは『LEGOバットマン』にも出演するみたいですね。
この作品も吹き替えに小島よしおやおかずクラブら芸人を起用したことで
かなり顰蹙を買ってるみたいで、撤回署名も集められているとか。
たぶん字幕版は公開されないので私も懸念を感じています。
どっちの映画にしてもわざわざ客離れを煽る起用してどうするんだ。

今日も映画の感想です。

ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち
Miss Peregrines Home for Peculiar Children

2017年2月3日日本公開。

ランサム・リグズのヤングアダルト小説(ライトノベル)『ハヤブサが守る家』を
奇才ティム・バートン監督が映像化した本作ですが、久々のファンタジー映画で、
期待も高く、全米ボックスオフィス初登場1位のヒットを記録しました。
しかし正直私はかなり微妙な作品だったと思います。
映像的にはティム・バートンらしい奇妙さ満載でよかったと思いましたが、
物語の出来が悪いにもほどがあり、とにかく設定が破綻しすぎです。
どこがどう辻褄が合わないのか説明するのも面倒なくらい終始滅茶苦茶で、
ここまでご都合主義なファンタジーも珍しいですが、それもそのはず。
本作の原作はもともとフォトブックとして発売される予定だったものを、
編集者のアドバイスで写真を挿絵にした小説にしたものだったのです。
つまり挿絵がメインで文章はオマケみたいなものなので、
(日本もアメリカもラノベは挿絵がメインなんですね。)
そんなオマケで書かれた物語の出来がいいわけありません。
それを映像化したら映像しか売りがない映画になるのも当たり前です。
以下、ネタバレ注意です。

フロリダの17歳の少年ジェイクは、認知症の祖父エイブの世話をするため、
祖父の家に行くが、途中で白目の不気味な男とすれ違う。
祖父の家に着くと、祖父は庭先の林で目を刳り貫かれて倒れており、
「島へ行け。ミス・ペレグリンに会え」と言い残して死んでしまう。
その時、巨大なモンスターを見たジェイクは、そのことを両親に話すが、
正気を疑われ精神科医ゴランの診察を受けさせられる破目になる。
約一カ月後、祖父の遺品の中からミス・ペレグリンの手紙を発見したジェイクは、
彼女に会いにウェールズのケルン島の児童保護施設に行くことを決める。
…というような始まりですが、導入がやけに長いと思いました。
私としては予告編やポスターなどに出てくる奇妙な子供たちを早く見たいのに、
会えるまでに祖父の回想とかいろいろあって退屈してしまいました。

ケルン島に着いたジェイクはホテルにチェックインし、
ミス・ペレグリンがいるはずの児童保護施設を探して見つけますが、
かなり昔から廃屋になっているみたいで…。
なんでも1943年9月3日にナチスの空爆を受けて崩壊したらしく…。
ところが廃屋を探索していると、数人の子供たちが現れて、
ジェイクを1943年9月3日の崩壊直前の施設に連れて行ってくれ、
そこに住むミス・ペレグリンに歓迎されるのです。
いわゆるタイムトラベルしたわけですが、単に時間を遡ったわけではなく、
そこは1943年9月3日がループし続ける世界のようです。
正確には爆撃される3日午後9時になると、ミス・ペレグリンが時間を丸一日前の
2日午後9時まで戻し、それを毎日毎日繰り返して爆撃を回避し、
彼女や子供たちはこのループの中で歳も取らず安全に暮らし続けられます。
日本もアメリカもラノベはループものが好きですね。

ただ本作のループに違和感を覚えるのは、ループ内にいる彼女たちが、
ループし続けることを望んでいるということです。
日本のラノベ原作の『オール・ユー・ニード・イズ・キル』などもそうですが、
通常ループものはループから脱出しようと頑張る物語が多いのに、
本作は逆にループを維持し続けるために頑張る話なんですよね。
ナチスの爆撃による死の回避しているとも言えるけど、
同じ毎日の繰り返しで何の生産性もないループ状態なんて死んでるも同然で、
それが幸せなはずないので、ループ維持に頑張る彼らに全く共感できません。
ループして記憶もリセットされるならループに囚われる意識もないだろうけど、
彼女たちはループしても記憶や経験は引き継がれるんですよね。
そんな生活によく我慢できるなと思うが、それ以上に違和感があるのは、
記憶や経験を引き継いでも子供たちは中身も全く成長しないことです。
実年齢は80歳を超えてるはずなのに、いつまでもシーソーで遊んでいます。
加齢で幼児退行したのか?

ミス・ペレグリンは時間を操る異能者で、同時に鳥に変身も出来ます。
というか鳥に変身できる異能者は時間も操れるという謎な設定で、
彼女のような時間を操れ鳥化できる異能者を「インブリン」と称し、
世界中に何人かいて、こんなループ世界を作り、異能者の子供を匿っています。
いや、私に言わせれば匿っているのではなくループに閉じ込めてる感じですが。
つまりこの施設にいる子供たちも全て異能者ですが、個々能力は違います。
異能力は隔世遺伝の先天的なもので、いわばミュータントですね。
人間から迫害されないようにインブリンが異能者の子供を集め保護してますが、
まるでX-MEXの「恵まれし子らの学園」みたいですね。
異能者の子供たちは、体重が空気よりも軽く肺活量が凄すぎる少女エマ、
パイロキネシスのオリーブ、ホムンクルス使いのイーノック、怪力ブロンウィン、
予知夢のホレース、植物の成長促進できるフィオナ、透明人間ミラード、
体内で蜂を飼うヒュー、二口女クレア、ゴルゴン双子(名前不明)の11人です。
正直、在り来たりな異能者ばかりでちょっと期待ハズレでした。
もうひとり、ヴィクターという少年がいるみたいですが…。

ジェイクの祖父エイブは少年時代にこの施設で暮らしていたみたいですが、
入隊を決意し、ループから出てしまったようです。
だから子供たちは全員祖父の友達だったことになります。
ループから出ると当然歳を取りますが、ループ中の分も一気に老けるそうな。
しかしその昔、それを克服しようとした異能者のグループが現れます。
彼らはインブリンから絞ったエキスを自らに投与することで、
ループ外でも歳を取らなくなると考えて実験するのですが、
なぜか副作用で四肢の異常に長いバケモノの姿になってしまいます。
このバケモノのことをホローと呼ぶみたいです。
ホローは異能者の目玉を一定量食べると元の姿に戻れます。(ただし白目。)
前述の12人目の子供ヴィクターもホローに目玉奪われ死にましたが、
なぜかミス・ペレグリンは彼の遺体を大切に保管しています。
ホムンクルス使いイーノックが他の動物の心臓を埋め込めば
一時的に生き返すことができるからでしょうが、悪趣味ですよね。

ジェイクが祖父の殺人現場の近くで見たバケモノもホローだったわけですが、
ホローは透明化でき、人間にも異能者にも姿が視認できないはずなのに、
ジェイクにだけは見えるのですが、なんとこれが彼の異能力なのです。
日本もアメリカもラノベ主人公はアンチサイ能力者が好きですね。
でも特定のバケモノの姿を視認できるだけなんて、クソみたいな能力ですね。
異能者グループが実験失敗でホロー化しなかったら何の役にも立ちません。
せめて透明の物を視認できる能力ならまだ役に立ったかもしれないけど、
ジェイクにも透明人間ミラードの姿は見えないし…。

異能者グループはホローを元に戻すための異能者の目玉狩りと、
もう一度不死身実験するためのインブリン狩りのために、ループを探し回り、
最近できたブラックプールのループを襲い、アジトにしているみたいです。
ジェイクは2016年の現世界と1943年のループを行ったり来たりしていましたが、
異能者グループの首謀者バロンに尾けられて、ループに連れて来てしまい…。
バロンの異能力は変身で、精神科医ゴランは彼の変身だったのです。
バロンはインブリンのミス・ペレグリンを拉致し、ブラックプールに連れ帰ります。
残された子供たちは一匹のホローに襲撃されますが、彼らは能力を駆使し、
なんとか脱出するも、ミス・ペレグリン不在のために1943年のループは閉じ…。
彼らはミス・ペレグリンを救出しようと、ブラックプールのループに向かいます。
ブラックプールのループは2016年1月製なのに1943年から入れるんですね?
やっぱりループの仕組みがよくわからないな…。

ブラックプールのループで子供たちは力を合わせてホローを倒します。
ホローは見えないだけで実体はあるので、着色しちゃえば木偶の坊です。
子供たちの能力もパイロキネシスとか怪力とか戦闘向きだしね。
でも最も活躍したのはイーノックのホムンクルス軍団ですかね。
ホムンクルスというか、白骨死体を操るからネクロマンサーか。
ゴルゴン双子も能力は強力なのに最後の最後まで出し惜しみ。
彼らがもっと頑張っていれば、バロンの拉致も防げてそうだな。
バロンは子供たちを惑わすためにジェイクに変身します。
ジェイクが2人になって混乱する子どもたちですが、ホローが接近してきて、
本物のジェイクは気付くが偽ジェイクは気付けず、ホローの餌食に…。
別にそんな小細工しなくてもバロンなら子供たちを簡単に殺せただろうに…。
彼らはミス・ペレグリンを解放して、一件落着です。

ブラックプールの2016年1月のループも閉じますが、ジェイクはここに残ることに。
1月ならまだ祖父が生きているし、もう祖父を殺したバロンもいないので、
残って祖父に会いに行きますが、祖父はループの地図をジェイクに渡し、
彼はそれを頼りにカリフォルニア、東京、ロンドンのループを経由して、
再び子供たちのいる1943年に戻って、再会を果たしめでたしめでたしです。
なんだかわかったようなわからないようなオチです。
いずれにせよ、ジェイクは普通に生活するよりループすることを選んだわけで、
私には全く理解しがたい選択だと思います。
彼のホローが見える能力なんて、日常生活で何の支障もないから、
差別や迫害されるようなものでもないし、ループで守られる必要もないのに。
まぁ彼は浮遊少女エマに恋していたので、彼女に会いたくて戻ったのでしょうが、
彼女は祖父の元恋人だし、実年齢60歳差以上だし、ちょっとゾッとしませんね…。

原作は3作目まで出版されているらしいし、本作もそれなりにヒットしたので、
続編の可能性もあるかもしれませんが、個人的にはもういいかな。
宣伝等ではもうちょっと面白そうな印象だったのに、残念でした。

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