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くもりときどきミートボール

今週末は映画一本しか観ない予定です。

くもりときどきミートボール
Cloudy with a Chance of Meatballs

2009年9月19日日本公開。
ソニー・ピクチャーズのデジタル3Dアニメーション。

偉大な発明家にあこがれながらも風変わりな発明で街の人々に迷惑をかけているフリント(ビル・ヘイダー)は、朝から晩までイワシ料理を食べている街の人々に美味しい物を食べさせるため、“食べものマシーン”を発明する。コップの水がミートボールやチーズバーガーに変わり、変人扱いだったフリントは街のヒーローとなるが…。(シネマトゥデイより)



ボクはCGIアニメが大好きなんだけど、中でもディズニー・ピクサーと
ドリームワークスの2大巨頭の作品が大好きすぎて、他の制作会社の作品には少し否定的。
本作は『オープン・シーズン』『サーフズ・アップ』のソニー・ピクチャーズですが、
ソニーはあまりCGIアニメに力を入れてないし、同社の作品は今回初めて観るかも。
観たことはないものの、どちらかといえば動物モノが多いという印象はありました。
そんな中公開された本作はベストセラー絵本が原作で、登場人物もほぼ人間。
ボクはCGIアニメって何気に人間を描くのが一番難しいんじゃないかと思っていて、
動物モノが得意なソニーにはまだ荷が重いんじゃないかと思ってたんですが、
予告編観た印象でも、やっぱり人間キャラに魅力がないと感じてました。
なので本作はこれまでのソニー制作アニメと同じく、直前までパスするつもりでいたんですが、
1日早く公開された全米で、週末の興行収益トップになってるじゃないですか。
これはCGIアニメ好きとしては観に行くしかないです。

まぁアメリカ人のデジタル3D映画の好きさはちょっと異常ですからね。
3DのCGIアニメ『モンエリ』も『ボルト』も『カールじいさん』も軒並み大ヒット。
3D実写B級ホラーの『ファイナル・デッドサーキット3D』でさへ全米No.1に…。
ここまで3Dが好きな全米のランキングなんて、何の参考にもならない気もしますが、
3Dにするには普通の映画の二倍以上の手間がかかるらしいんで、
制作側にしてもよほどの自信作じゃないと3Dにするのはリスクが高いわけで、
ある意味3Dであるってことは、ある程度の面白さは保証されてるようなものです。
今は猫も杓子も3Dなんで一概には言えませんけどね。
ボクは料金が割高(2000円、各種割引無効)な3D上映には否定的なんですが、
本作って日本では2D上映はなく、日本語吹き替え3D上映オンリーなんですよね。
仕方なく、普段の二倍近い料金払って観に行きました。

で、観に行ったんですが、普通料金の映画の二倍面白いってことはなかったけど、
全米No.1でもおかしくない程度の面白さはあったかな?
たしかにピクサーやドリームワークスのCGIアニメに比べると、
描き込みも少ないし、技術的にも平凡なCGIアニメですが、
当初魅力不足に思えた人間キャラたちが、動いてると意外といい感じ。
主人公のドジな発明家フリントはどうもいけ好かないキャラだけど、
ヒロインのお天気おねえさん・サムがかわいい、途中から見た目はイモっぽくなるけど
性格が輪をかけてかわいくなって、とにかく魅力的です。
脇を固める他のキャラたちも、カートゥーンアニメぽいというか、
アメリカの2Dアニメっぽいポップでレトロモダンなキャラクターを
そのまま3D化したような、ベタだけどクセが強くて逆に個性的で新鮮かも。

ストーリーは子供向け絵本が原作なので、あまり突飛なこともないです。
いわゆるナード(オタク)出身の男がある日世間から注目を浴びて大活躍するという
アメリカ人(というかハリウッド)が大好きな展開。
本作はナード系女子のエピソードも加えられていて、何気に萌え展開かも。
水を食べ物に変える装置を使って、食べ物の雨を降らすというストーリーですが、
子供の喜びそうな話だけど、実際に映像で観ると不道徳的というか、
食べ物を粗末にし過ぎ、不衛生で臭そうな印象もあったりで、ちょっとぞっとしません。
空腹時に観たら美味しそうなのかもしれませんが、ボクは食後だったので、
スクリーン中に食べ物だらけで観てるだけで食傷気味です。
でもラストで綺麗に張られた伏線を悉く回収してくれる展開は気持ちいいです。
あとお互いを想い合いながらも対立していたフリント親子の和解シーンも泣けました。
でも3Dメガネって、泣いたときにかなり邪魔かも…。

なかなかいい映画だったけど、やはり問題は吹き替え版3D上映オンリーだったこと。
全米でも4割の劇場はちゃんと2D版してるのに、何で日本は全て3D?
日本では全米よりも全然3D上映は定着してないし、3D映画の料金も異常に高い。
1800円で映画観るのはセレブか世間知らずしかいない今日、2000円払って誰が観るの?
まぁ3D映画の批判は『モンエリ』のときに散々書いたからこの辺にしときますが、
本作は、3D上映に伴う日本語吹き替えにも問題があります。
珍しく集客を伸ばすため下手なタレントを声優に使わなかったのは好感が持てますが、
3D映画は字幕使えないんだから、ローカライズはキチンとしないと。
つまり、劇中の英語の文字(ポスターとか)はちゃんと日本語にしとかないと。
大人はまだいいけど、チビッコは読めませんよ。
ディズニーの『ボルト』はその辺キチンとしてて感心したけど、
やっぱりソニー・チクチャーズは細かい気配りがまだまだだな…。

"ミートボール"って言葉、久しぶりに聞いたなぁ。
10年くらい食べてないかも。(この映画観たら食べたくなくなるけど。)

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