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ザ・コンサルタント

一昨日、ついにドナルド・トランプが米国大統領になってしまいました。
私は選挙中から指示も不支持もしませんでしたが、
就任演説での「アメリカファースト(アメリカ第一主義)」を聞いて、
日本人が彼を支持する理由はないなと思い、不支持することにしました。
もう全ての国が「自国ファースト」で右傾化しちゃえばいいんじゃない?
就任前日、ハリウッド俳優も多数参加した反対集会が行われたそうで、
ハリウッド関係者の中では、彼に批判的な人が多いみたいです。
それでも選挙で彼が通ってしまうんだから、
ハリウッド俳優の影響力なんて大したことないですね。
今後、ハリウッド映画内で大統領の扱いがどうなるか楽しみです。

今日もハリウッド映画の感想です。

ザ・コンサルタント
The Accountant

2017年1月21日日本公開。

全米ボックスオフィス初登場1位の大ヒットとなった本作。
原題は『The Accountant』ですが、アカウンタントのいう英単語が
日本であまり馴染みがないだろうと考えたのか、
『ザ・コンサルタント』という面白味のない邦題を付けられてしまいました。
アカウンタントとは会計士のことで、本作は会計士が主人公の映画で、
そこが最大の売りなんだから、もっと会計士っぽい邦題にしないと。
まぁ宣伝等では会計コンサルタントということにしているみたいだけど、
コンサルタントでは多岐に渡りすぎて、ちょっとピンとこない気がします。
あと宣伝などで主人公について「凄腕の殺し屋の顔を持つ謎の会計士」とか
「職業、会計コンサルタント。本業、凄腕の殺し屋。」とか謳われていますが、
彼は表の顔も裏の顔も会計士で、殺し屋なんかではありません。
「裏では殺し屋」的な設定のアクション映画は在り来たりなので、
そんな期待感を削ぐような宣伝はやめた方がいいと思います。
殺し屋ではなく殺人犯というのであればまだわかるけど…。
以下、ネタバレ注意です。

クリス・ウルフは麻薬カルテルや武器商人などを顧客に持ち、
資金洗浄などを行う闇社会の会計士ですが、それを隠すために、
表向きは庶民相手に節税の指南など普通の会計士をしています。
なので表の顔は普通の会計士、裏の顔は闇の会計士なのですが、
実は裏の裏の顔があり、なんと闇の会計士の仕事で得た闇組織の情報を、
財務局の局長にリークしている義賊的な会計士みたいですね。
闇社会で得た巨額の報酬も、ある精神科施設に寄付しているのですが、
実は彼自身、高機能自閉症を患う精神病患者です。
サヴァン症候群で、数字に異常に強いのを活かして会計士になりましたが、
子供時代に軍人の父親から戦闘技術を叩き込まれたため、
射撃や格闘技もプロ顔負けで、闇社会で身を守るのに活かしています。
ただ、計算も出来て腕っぷしも強い文武両道では完璧すぎて、
ちょっとリアリティがないし、面白味に欠ける設定な気がします。
サヴァン症候群だから他人より数字に強いというのは理解できるけど、
格闘センスも天才的なのはサヴァン症候群とは何も関係ないし…。
むしろ自閉症の子を特訓しても健常者の子よりも上達しない気がするけど…。
ただ軌道を読んだりするのは計算に繋がるので、射撃の腕、
特にライフルでの長距離射撃が得意なのは納得できます。
身を守るには射撃で十分だし、格闘技も天才的な設定は余計じゃないかな?

ある日クリスは表の仕事でハイテク企業リビング・ロボ社から依頼を受けます。
家電から義肢まで開発しているメーカーですが、武器なども作っているみたい。
四肢を奪う武器を作る会社から義肢なんて買いたくないし、
なんか倫理的にもロクな会社じゃないですが、一応大手企業のようです。
そこの経理担当者が帳簿から不可解な金の動きを発見し、
誰かが不正をしている疑いがあると考えたCEOラマーが会計監査を依頼します。
クリスはすぐに不正を発見し、CFOエドが横領していると報告します。
ところがその夜、エドが謎の殺し屋によって事故に見せかけて殺害されます。
ラマーは事故死ではなく不正が露見して追い込まれたエドが自殺したと考え、
不正を発見したクリスに逆恨みし追い出してしまいます。
それ以降、なぜかクリスは殺し屋から狙われることになり…。
闇の仕事でも命を狙われることもあるが、表の仕事でも結局狙われるんですね。

しかしなぜ不正を発見しただけで殺し屋に狙われるのか不思議でしたが、
どうも真相は、CEOラマーが横領していたみたいで、
CFOエドに罪を着せ、口封じのために殺し屋を雇って殺害します。
(罪を着せたというかラマーもエドもどちらも不正していたのかな?)
念のため監査したクリスも口封じのために殺し屋に殺させようとしたみたいです。
そのラマーの横領の手口がクリスから明かされるのですが、
如何せん私は数字に弱く、会計も無知なので、どんな手口か理解できず…。
なんか自分の金を盗んで返してプールして裏金作る、みたいな感じですが、
盗んで返してなぜ儲かるのか全くわからずモヤモヤしちゃいました。
使える手口ならいつか真似しようと思ったのに…。

真相に気付いたクリスはラマー宅に乗り込みます。
そこで例の殺し屋と対決するのですが、なんとその殺し屋は実弟ブラクストンで。
クリスの子供時代の回想にはずっと弟の姿があったので、
弟は今何してるのかと気になってましたが、まさか殺し屋がそうだったとは…。
いや、本当は露骨すぎる演出だったので大方予想出来てたけどね。
むしろ深読みして、クリスが実は弟なのではないかと予想していたくらいです。
いずれにせよ、たまたま兄弟だったとか、ちょっと出来すぎですよね。
弟は健常者ですが、兄と一緒に軍人の父から戦闘訓練を受けていたので、
そのスキルを活かして殺し屋として活躍しているみたいです。
護身術として教えたはずがやりすぎて凄腕の殺人兄弟に育てるなんて、
ちょっととんでもない父親ですね。
音と光が苦手な自閉症の息子クリスに対しても、あえて閃光と爆音を浴びせて
克服させようとする鬼畜な父親ですが、お蔭でクリスは自閉症を隠して、
健常者を装って会計士をすることが出来るみたいですが…。
なぜ健常者の弟はダークサイドに落ちたのに、クリスは義賊になったのかな?
その辺りのことを、もう少し掘り下げてほしかったかも。
袂を分かち、今は敵対する立場の兄弟ですが、お互い兄弟愛はあるみたいで、
ちょっとケンカした後に和解し、仲良し兄弟に戻ります。
そしてクリスが黒幕ラマーを呆気なく撃ち殺して一件落着です。

そんな話と並行して、はじめに帳簿に疑問を持ったロボ社の経理担当デイナと
クリスのロマンスが描かれるのですが、デイナはちょっと馴れ馴れしすぎ。
自閉症を隠していても他人を避けようとしているクリスに対し、
ぐいぐい迫るので空気読めと思いましたが、意外にも彼は嫌じゃないようで…。
むしろデイナに好意を持っているみたいですが、てっきり彼が好きなのは、
彼の闇の仕事の助手を務める高機能自閉症の幼馴染だと思ってました。
デイナは自閉症ではありませんが、かなり数字に強いみたいで、
クリスは彼女のそこに惹かれたのでしょうが、彼女の数字の強さも異常すぎ。
なんとそこスキルを活かして、学生時代にカジノで何万ドルも稼いだとか…。
ただ、彼女ははじめはカードゲームで稼いだみたいですが、
最終的にはスロットでボロ儲けしたと言ってたけど、スロットに計算関係ある?
ラストでクリスは闇組織から報酬代わりに貰ったポロック絵画を彼女に贈るが、
闇の仕事で得た報酬は全部寄付してほしかったと思いました。
好きな女性へのプレゼントなら私利私欲で使ってることになるから、
義賊的会計士としてはどうなのかなと思っちゃいますね。

でも概ね面白かったのでオススメです。

コメント

>ただ、彼女ははじめはカードゲームで稼いだみたいですが、
最終的にはスロットでボロ儲けしたと言ってたけど、スロットに計算関係ある?

カジノで一山当てるため、数学知識を総動員し、さらに有用な技も覚えてみた。
しかし、実戦では全く役に立たず、たったの数分で手持ちが20ドル?だったかになってしまった。
でも最後にヤケクソでスロットやったら、大当たりして助かったよー。
という話でしたよ。
ギャンブルは計算で何とかなるもんじゃないね。という笑い話ですね。

ちょうど今日映画を見て来たもので、間違った受け取り方が気になってコメントしました。

  • 2017/02/14(火) 00:59:13 |
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  • 無記名 #-
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Re: タイトルなし

ご指摘ありがとうございます。
彼女は何トンチンカンなことを言ってるんだ?
と思いましたが、トンチンカンなのは私の耳でした。
(いや、字幕を読み間違えたんだから目か。)
納得しました。

  • 2017/02/14(火) 19:12:42 |
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