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ピートと秘密の友達

昨日、頑張って大掃除したので、部屋が綺麗で気持ちいいです。

今日感想を書く映画が今年劇場で観る最後の映画になります。
昨年は184本の映画を劇場鑑賞しましたが、今年は3割減の130本。
意図的に絞っていたところもあるけど、観たい映画も例年より少なく、
厳選したにも関わらず観た映画の佳作率も低かったので、
今年はあまりいい映画ライフだったとは言えなかったかも…。
来年は厳選しても150本くらい観てしまうような年になるといいな。
ちなみに130本の内訳は、洋画90本、邦画40本でした。

ということで、今日は今年128本目の映画の感想です。

ピートと秘密の友達
Petes Dragon

2016年12月23日日本公開。

全米初登場3位ながら、かなり評価が高かったらしい本作ですが、
私は正直、大人の鑑賞には耐えない子供向け映画だと思いました。
そう思ったのは私だけではなく、その証拠に本作は
ほとんどの劇場で日本語吹替版のみの上映となるみたいです。
字幕派の私が観た劇場でも吹替版しかなく、不本意ながら吹替版で鑑賞。
アニメ洋画なら吹替えでも気になりませんが、
やはり実写洋画を吹替えで観るのは違和感があります。
『ジャングル・ブック』や『BFG』など吹替えメインのディズニー映画が増えており、
字幕派としては辛いところですが、やはりそれらの作品は子供向けが多いです。
レイトショーだけでも字幕にしてほしいものですが、私が観た劇場では、
レイトショーどころか夕方の上映もなく、社会人には厳しいスケジュールで…。
劇場も大人の動員は全く期待してないんだろうなと思い知らされました。
まぁ子供連れを動員しようにも、子供は『妖怪ウォッチ』に靡くに決まってるし、
その結果、日本の興収ランキングはベストテンにも入れなかったようです。

しかしベストテン圏外という成績は、本作の出来を鑑みても納得な成績です。
なぜ米国ではこれが批評家から大絶賛されているのか全くわかりませんが、
本当に子供向けなほのぼのファンタジーで、睡魔と格闘することになりました。
ただ客席にいた小さな子が嗚咽が止まらないほど泣いていたので、
子供にとってはとても感動的な物語だったのかもしれませんが、
大人というか私としては、あまりに在り来たりで退屈な物語で…。
本作は1977年の映画『ピートとドラゴン』のリメイクらしいです。
オリジナル映画はちょっと古すぎるので私は未鑑賞ですが、
どうも実写とアニメーションを融合させたミュージカル映画だったみたいです。
リメイクされたくらいなので『ピートとドラゴン』も高評価を得ていたそうですが、
それは実写とアニメを融合させた当時としては斬新な映像がウケたのと、
(実写アニメ融合の代表格『ロジャーラビット』よりも以前の作品ですからね。)
歌曲賞と作曲賞でアカデミー賞候補にもなった劇中曲の素晴らしい出来のお蔭。
しかし本作は、実写化してしまうことでアニメーションとの融合の面白さは消滅し、
ミュージカル映画でもなくなったので曲も評価できなくなっています。
オリジナルの良いところを全て排した謎のリメイクで、
それで面白くなるはずないと思うのですが、なぜか米国の批評家は、
口を揃えて「オリジナルよりも良い」と言ってるんですよね。

たしかにオリジナルは約40年も前の作品なので、映像技術は格段に進歩し、
オリジナル当時はカートゥーンで描くしかなかったドラゴンも、
フルCGでリアルに描くことが出来るようになりましたが、
ドラゴン自体の魅力は薄れてしまったように思います。
CGでリアルになり生き物感は格段にアップしていることは否めないが、
ちょっと擬人化されたカートゥーンのドラゴンの方が面白く、魅力的です。
それにこれは個人的な好みの問題ですが、本作のドラゴンのデザインが嫌い。
なんかカプセルトイの「シャクレル・プラネット」っぽい顔つきなのですが、
私は「シャクレル・プラネット」もこのドラゴンも生理的に受け付けない顔で…。
もっと『ヒックとドラゴン』のトゥースとかみたいに可愛いドラゴンだったら
もう少し本作の評価も上がったかもしれませんが…。
そういえば本作がオリジナルのタイトル『ピートとドラゴン』から、
公開直前に現邦題『ピートと秘密の友達』に変更されたのは、
やっぱり『ヒックとドラゴン』との混同を避けるためなのかな?
こんなに人気がないなら改題せず便乗しとけばよかったのに。

おっとちょっと話が逸れましたが、映像技術が飛躍的に進歩したと言っても、
夏に公開された『ジャングル・ブック』の映像に比べると見劣りは否めません。
どちらも野生児の少年が主人公だったりと、ちょっと似た内容だし、
同年公開のディズニーによるアニメーション映画の実写リメイクだったりと
概要も似ているので、どうしても比較してしまいますが、その映像の差は歴然。
まぁ製作費1億7500万ドルで最先端技術が使われている『ジャングル・ブック』に
その3割強の製作費の本作が映像で敵うはずはありませんが、
そんなことは同額の鑑賞料払ってる客に製作費は関係ありませんよね。
『ジャングル・ブック』の映像はあんなに素晴らしかったのに、
本作がこの程度だと、「ディズニー、手を抜いたな?」と思ってしまいます。

それに映像もさることながら、やはり脚本が子供向けすぎます。
子供向けというか、子供騙し的な展開が散見できます。
例えばドラゴンが火を吐くところを見たことがないはず爺さんが、
なぜかドラゴンが火を吐けることを知っていたりだとか、
自然環境や野生動物を守るのが仕事なはずの森林保護官が、
憎むべき森林伐採業者と婚約していたりだとか、
希少な野生動物のドラゴンが捕まるのを黙って見ていたりだとか、
野生児で運動能力が高いはずの主人公の少年が、
普通の女性に簡単に追いつかれて捕まったりだとか…。
子供なら誤魔化せても大人には違和感を持たれそうな展開の連続です。
ドラゴンの光学迷彩能力もイマイチ納得できないし…。

極めつけは最後に少年は今まで通りドラゴンと暮らすか、
人間として町で暮らすか選択を迫られるのですが、
彼の結論も私には正しいと思うことが出来ず、モヤモヤします。
まぁもし逆の選択をしたとしても納得出来なかった気もしますが…。
そもそも冒頭の5歳で両親を交通事故で亡くすという展開で、
もう完全なハッピーエンドなんてあり得ないんですよね。

この作品が2016年の映画納めになってしまいましたが、
有終の美とはいかず、残念でした。
明日は大晦日だけど、何か観に行こうかな?

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