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バイオハザードVI ザ・ファイナル

前記事でDCコミック系海外ドラマに嵌っていることを書きましたが、
それと並行してゾンビものドラマ『ウォーキング・デッド』シリーズも見ています。
やっとシーズン6と『フィアー・ザ・ウォーキング・デッド』を見終えました。
シーズン7の冒頭でウザかった韓国系キャラが死ぬらしく、早く見たいですが、
有料チャンネルとかと契約する気はないので、ビデオレンタル待ちです。

ということで、今日は韓国系キャラも登場する元ゾンビ映画の感想です。
このキャラはすぐ死ぬし、そんなにウザくなかったな。

バイオハザードVI ザ・ファイナル
Resident Evil The Final Chapter

2016年12月23日日本公開。

映画『バイオハザード』シリーズの6作目にして最終作の本作。
世界に先んじて日本で公開されていることからもわかるように、
本シリーズは日本のテレビゲームが原作の洋画です。
原作ゲームは来月発売の最新作『バイオハザード7 レジデント イービル』で
全9作を数えるみたいですが、私も一作目だけクリアしました。
緩ゲーマーの私にはちょっと難しく、二作目以降は断念しました。
(4作目はプレイしたけどクリア出来ず…。)
映画シリーズは主人公からしてオリジナルキャラのオリジナルストーリーで、
原作ファンを筆頭に賛否両論、いや、正直かなり酷評されていた気がします。
しかしなぜか全米興収が横ばいで、6作を数える長期シリーズになりました。
日本でも大人気で、シリーズを重ねるごとに興収が右肩上がりとなり、
本作は『ローグ・ワン』や『妖怪ウォッチ』を押さえての、まさかの初登場一位。
この結果は私も予想外で驚きました。

というのも、私自身、惰性で観に行きはするものの、
シリーズを重ねた回数と面白味が反比例しているような印象だったので…。
もともとゾンビ映画を期待して見始めたので、どんどんSF映画感が増し、
もはやゾンビ映画とは呼べないものになっていることに不満もあったし、
(たぶん原作ゲームも同様の傾向だったと思われます。)
SF要素が徐々に増し、壮大すぎる世界観についていけなくなったので…。
新作を観に行く度におさらいが必要な感じでしたからね。
本作は公開直前に前作、前々作が地上波で放映されたらしく、
絶好のおさらい機会を与えられていたことで、ヒットに繋がったのでしょうが、
私はその機会を逃し、おさらいなしで本作を観に行った結果、
案の定、ちょっとついていけない内容で困惑してしまいました。
監督曰く「一作目のようにホラー色を強くする」ということで期待もしたけど、
突然現れるクリーチャーや大きな音でビックリ感は演出されているけど、
ホラー色はそれほど強くない、アクションSF映画に仕上がっています。
以下、ネタバレ注意です。

本作冒頭、T-ウイルスの説明が入ります。
アンブレラ社の創設者マーカス博士は急速に老化する難病プロジェリアを患う
娘アリシアのために治療薬を作るが、これが後のT-ウイルスとなります。
この薬は様々な難病にも効果があり、アリシア以外の患者にも使われます。
二作目では筋ジストロフィーの治療薬として使われていましたね。
ところが副作用で、使用した患者がアンデッド化することが判明。
マーカス博士は事実を公表しようとするが、共同経営者アイザックス博士が、
部下ウェスカーを使ってマーカス博士を殺害し口を封じます。
そして一作目で描かれたラクーンシティの地下研究所ハイブでの
T-ウイルス漏れ事故が起きて、世界は終末に…。
後にわかるのですが、これは事故ではなく意図的に漏らされたようで、
人口問題、環境問題などを解決するために、一度人類を絶滅させ、
選ばれた人間だけでもう一度世界を作り直そうという計画だったようです。
SF映画でよくある、ノアの方舟的な悪だくみですね。

アンブレラ社幹部の超人ウェスカーを倒し、アルカディアから脱出したアリス。
しかし洗脳されたジル率いるアンブレラ社の戦闘部隊に急襲され捕まり、
アンブレラ社の地下施設に監禁されるが、アンブレラ社を裏切ったウェスカーが、
部下エイダとレオン率いる傭兵部隊を施設に送り込み、アリスを救出。
救出されたアリスは、エイダ、レオン、そして洗脳が解けたジルと共に、
ウェスカーの待つワシントンD.C.の基地(元ホワイトハウス)に行くが、
基地を取り囲む壁の外にはT-ウイルスに感染した無数のアンデッドが…。
というのが前作までのお話で、本作はほぼその直後から始まります。
…が、そこにジル、エイダ、レオンの姿はありません。
基地はすっかり荒廃しており、もうアリスしか残ってないようですが、
ジルたち3人はアンデッドとの戦闘の中で死んだのでしょうね。
彼らは原作ゲームの主人公級重要キャラだし、最終作の本作で、
その顛末も語られないのはなんだか残念ですね。
まぁ反日女優演じるエイダの降板は望み通りでしたが。

どうもウェスカーがアンブレラ社を裏切ったのは嘘だったようで、
アリスは騙されて連れてこられ、アンデッドの大群と戦う羽目になったようだが、
アリスを殺す目的なら地下基地から脱出させる意味もないはずで、
ウェスカーが意図が不明ですが、本シリーズは毎回場当たり的な脚本なので、
前作製作時点では続編の方向性も何も決まってなかったのでしょう。
決まっていたとしても、主演ミラ・ジョヴォヴィッチの産休で撮影が延期され、
その間に脚本が大幅に書き直された可能性もあるかな。
アリスは基地の地下で謎のタイプライターを発見しますが、
それを起動するとアンブレラ社の人工知能レッド・クイーンからのメッセージで、
T-ウイルスの抗ウイルス剤がハイブに保管されており、
それを48時間以内に散布しないと全人類4472人が死ぬ、と教えてくれます。
ウェスカーの次はレッド・クイーンが裏切ったのかと思いましたが、
彼女はもともと人類を尊重するようにプログラムされているが、
アンブレラ社員には逆らえないようにもプログラムされているため、
アリスに人類絶滅阻止を託したみたいです。
シンギュラリティ対策なのか、ロボット三原則的プログラムが
あのレッド・クイーンにも組み込まれていたのは意外でしたね。
なおレッド・クイーンを演じるのは、妹が生まれてお姉さんになったばかりの
ミラ・ジョヴォヴィッチとアンダーソン監督の長女らしいです。
お母さんに似てますね。

アリスはラクーンシティに向かうが、途中でアンブレラ社の戦闘員を倒し、
彼らのバイクを奪おうとするも、指紋認証の盗難防止電気ショックで気絶。
捕まりアンブレラ社の装甲車で連行されます。
その装甲車に乗っていたのは、なんとアイザックス博士で…。
どうやら三作目でタイラント化してアリスに殺されたアイザックスは
クローンだったみたいで、彼がオリジナルのようです。
アリスは切断したアイザックスの左手でバイクの指紋認証を突破し、
バイクを奪ってラクーンシイティ目指して逃走します。
左手を失いながらもアイザックスの装甲車も追撃してきます。

ラクーンシティに到着したアリスは、アンデッド用の罠に掛かり、また気絶。
気が付くと武装した生存者たちに拘束されていて…。
その中に三、四作目で共に戦ったクレアの姿もありました。
いやー、さすがは全人口4472人、世界は狭いです。
同じく四作目で共に戦った兄クリスは殺されちゃったのかな?
さらに彼らの中には我々の知った顔があります。
お茶の間の人気者、ローラですが、さすがはクオーターだけあって、
外国人キャストに囲まれていても違和感ありませんね。
ただ、その後の韓国人率いる敵部隊との小競り合いで早々に死にます。
ローラが本作に出演することはけっこう大きく報じられていましたが、
ハリウッド・デビューと銘打つには端役すぎる扱いでした。
そもそも本作は英独加仏合作で、ハリウッド映画じゃないし。

アリスと生存者たちは、抗ウイルス剤を取りにハイブに行くことに。
途中ケルベロスに襲われたり、罠に嵌ったりしながらハイブ侵入に成功。
しかし、仲間の中にアンブレラ社のスパイがいる可能性があることを
レッド・クイーンから警告されるのです。
その後、落とし穴に落ちたり巨大アンデッドに襲われたりしますが、
そんな罠よりも仲間の誰が裏切り者なのかが気になります。
といっても、仲間はクレアとその恋人ドク以外はモブなので、
誰が裏切り者なのかは想像に難くないですが、やはり予想通りで…。

ハイブにいたウェスカーは、アリスたちの侵入を許してしまい、
レッド・クイーンに「ヤツを起こせ」と命じます。
てっきり物凄く凶悪な生物兵器でも投入するのかと思いましたが、
なんと起こされたのはアイザックス博士で…。
どうもこのアイザックス博士こそオリジナルで、人類滅亡後に目覚め、
新しい世界を構築するべく、コールドスリープ状態だったみたいです。
つまり装甲車の片手のアイザックスもクローンだったわけですね。
アイザックスやウェスカーの待つハイブ最下層まで辿り着いたアリスは、
アイザックスが懐に忍ばす抗ウイルス剤を奪おうとしますが、
彼は格闘予測ソフトがインプットされていてめちゃめちゃ強いです。
オリジナルなのに肉体改造なんてしちゃって最早人間じゃないですね。

アイザックスはアリスにアンブレラ社共同所有者の女を紹介します。
その女はなんと故マーカス博士の娘アリシアで…。
T-ウイルスは難病プロジェリアに無効だったようで、彼女は老けていますが、
その姿は年老いたアリスそのもので、アリスが彼女のクローンだと判明します。
アリスがクローンだったことは本作最大のサプライズのつもりでしょうが、
正直、たぶんそうじゃないかと思ってたので全く驚けず…。
というのも、幼少期のアリシアをモデルに作られたレッド・クイーンを
アリス演じるミラ・ジョヴォヴィッチのソックリな娘が演じているので、
「アリス=レッド・クイーン=アリシア」の構図が予想できたので。
というか、前作の序盤も含め「アリスがクローンだった」ネタは
これまで何度も使われていたので、今更感が半端ないです。
アイザックス曰く、オリジナルと思い込ませておいた方が頑張るらしいが、
今までのアリスのクローンだってクローンと自覚してなかったけど、
それでもスペックに相当差があったけどな。

アリシアはアイザックスの計画に反対みたいで、
抗ウイルス剤は感染者を全員殺すので、自分やアリスも死ぬのですが、
彼女はアリスが抗ウイルス剤を散布することを望みます。
アリシアはアリスの邪魔をするウェスカーを解雇。
ウェスカーは社員ではなくなったことで、レッド・クイーンに攻撃され死にます。
シリーズ後半の最大の敵であり、父や仲間の仇でもあったウェスカーが、
アリスにではなくレッド・クイーンにこんなにあっさり殺されるなんて、
意外というか消化不良な展開です。
正直、アイザックスはラスボスの器じゃない気がするし…。

アリスはアイザックスと戦いますが、格闘予測ソフトのせいでかなり劣勢。
しかし隙をついて彼の上着から手榴弾の栓を抜き、爆発させて倒します。
上着には一本しかない抗ウイルス剤も入っていたのに、
たまたま無事だったからよかったものの…。
アリスは抗ウイルス剤を奪って地上に出て、散布しようとしますが、
爆死したはずのアイザックスが再起動して追いかけて来て…。
やっぱりオリジナルとか言ってるけど、完全に人間辞めてますね。
そこに片手のクローン・アイザックスもやって来ますが、
自分がオリジナルだと思い込むクローンはオリジナルを見て驚愕し、
オリジナルを殺してしまうのです。
なぜ肉体改造されたオリジナルがクローンごときに殺されるのか…。
クローンが連れてきたアンデッドの大群に囲まれてしまったアリスは、
抗ウイルス剤を散布し、アンデッドの大群は死滅、彼女自身も卒倒します。
しかし健康な細胞に抗ウイルス剤は無効という謎の設定で、
アリスは死ななかったみたいで、めでたしめでたしです。

…が、ラクーンシティで散布された抗ウイルス剤が、
風に流され全世界に行き渡るまでには何年もかかるらしくて、
すでにジャイアントパンダ並みの個体数の絶滅危惧種の人類に
そんな悠長な時間はないと思うんですよね…。
もう人類の再興は無理なんじゃないかな?
エンドロール後にレッド・クイーンが不穏なことを口走ってるし…。
足掛け14年の長期シリーズでしたが、なんか微妙な幕引きです。
まぁこれ以上続けても好転する見込みはなかったし、潮時かな。
でも原作ゲームシリーズはまだまだ続くだろうし、
カプコン製作の和製CGアニメ映画シリーズ最新作も来年公開予定で、
『バイオハザード』自体がこれで終わってしまったわけではないし、
優良コンテンツなので、いずれリメイクされるだろうと思います。
その時はオリジナルではなく原作を踏襲するストーリーにするといいかも。
不気味な館でゾンビと戦うホラー映画だと尚いいです。

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