ブログデンティティー

blog-dentity since 2013

ドント・ブリーズ

今月6日からブログの更新を休止していましたが、
やるべきことがひと段落したので、2週間ぶりに更新再開します。
更新休止中は映画も観に行けず、映画中毒の私にとっては辛い日々でした。
昨日、二週間ぶりに映画を観に行きましたが、やっぱり映画館はいいですね。
今年中にあと3本くらい観に行こう。
あのSF超大作もまだ観てないもんな。

ドント・ブリーズ
Dont Breathe

2016年12月16日日本公開。

有名俳優が出ているわけでもなければ、ヒット作の続編でもなく、
原作がベストセラーでもないオリジナル脚本の本作ですが
なんと全米初登場1位を奪取し、続く公開二週目も1位をキープ、
更に1カ月半以上ベスト10に留まり続け、興収9000万ドルを叩き出した
ロングラン・サプライズ・スマッシュ・ヒット作です。
全米1位も立派なものですが、なによりも二週連続1位、
そしてロングラン・ヒットしていることが、面白い作品であることの証明です。
実際に評判も上々で、私も期待して観に行ったのですが、
その評判に違わぬ、かなり面白い作品でした。
以下、ネタバレ注意です。

デトロイト郊外で近所の留守宅を狙って窃盗を繰り返す
ロッキー(女)とアレックス(男)とマネー(男)の若者3人組。
どうやらアレックスの父親が警備会社を経営していて、
その顧客の合鍵やセキュリティーコードが自宅に保管されているので、
それらを勝手に持ち出し、顧客の家に侵入しているみたいです。
「あの警備会社に任せてるのに空き巣に入られた」と悪評が立って、
父親の会社が傾くかもしれないのにね。
まぁ合鍵の管理が杜撰な警備会社なんて倒産するべきか。
このアレックスですが、さすが警備会社のバカ息子だけあってか、
窃盗罪に詳しいみたいで、もし捕まっても重窃盗に問われないために、
盗む物は現金以外で1万ドルまでとルールを決めています。
1万ドルでも相当な金額だと思いますが、仲間のマネーは不満で…。
ロッキーも幼い妹と一緒にダメな母親から逃げるために金が必要で、
一気に稼ごうと、ある退役軍人の家に盗みに入る計画を立て、
ロッキーに片想い中のアレックスも渋々承諾することになるのです。
彼らが本作の主人公グループなわけですが、盗人のガキだから、
同情できるような奴らではないので、楽しめるか少し不安になりました。
彼らが盗みに入った先で逆に悲惨な目に遭うスリラーですが、
そんなの自業自得だし、むしろ酷い目に遭えばいいと思っちゃうからね。

その標的となった退役軍人ですが、町はずれのボロ家に一人暮らしで、
一見、金なんて持ってなさそうですが、なんでも彼の愛娘が、
金持ちの令嬢に交通事故死させられ、たんまり示談金を貰ったそうで、
マネー調べでは30万ドルは家に隠してあるだろうとのこと。
なんでそんな大金をタンス預金するのか謎ですが…。
マネー調べでは、退役軍人は家に引き籠っているらしく、
今回は空き巣ではなく居空きになるわけですが、
彼は戦争で失明し盲人なので、バレないだろうと考えたようです。
家族を失った身障者から金を盗もうなんて、とんだ罰当たりですね。
この退役軍人の名前がよくわからなかったので、便宜上「盲人」と呼びます。

盲人もアレックスの父親の警備会社に委託してますが、警戒心が強いようで、
玄関も預けた合鍵で開く鍵の他に複数の鍵が付いています。
そんなことしたら有事に警備会社が駆け付けても仕事できなくなるのに…。
侵入できず困った盗人3人でしたが、細身の女性のロッキーが、
小窓を割って侵入し、中から勝手口の鍵を開けて2人を招き入れます。
そしてマネーが盲人が寝ている二階の寝室に睡眠ガスを散布し、家探し開始。
一階にこれ見よがしに大きな錠前が付いている部屋があり、
金はその部屋にあると考え、なんとか錠前を破壊しようとしますが、
頑丈でビクともせず、マネーは持参した拳銃で錠前を撃ち壊すのです。
しかしそれを見た窃盗罪に詳しいアレックスは怖気づき、計画から抜けます。
どうも武装した強盗は家主に撃ち殺されても文句は言えないみたいです。
泥棒なんて銃の有無に問わず撃ち殺しても構わないと思うけど…。

錠前を破壊する音で目覚めたのか、家主の盲人も一階に降りて来て、
マネーに掴みかかり彼の頭を撃ち抜いて射殺します。
さすが退役軍人、目が見えなくてもかなり強いです。
その銃声を聞き、去ろうとしたアレックスも家の中に引き返してきます。
普通は逆に逃げそうなものですが、ロッキーが気掛かりだったのでしょう。
盲人はすぐにドアに鍵を掛け、小窓にも板を打ち付けて完全封鎖。
殺した盗人の仲間を逃がさないためかなと思いましたが、
単独犯だと思い、アレックスとロッキーの存在には気付いてないみたいです。
盲人は鼻をクンクンさせているので、嗅覚で感知してるのかと思ったけど、
普通に聴覚頼りで、音さえ出さなければ気付かれないみたいです。

もう家の中に誰もいないと考えた盲人は、隠し金庫を開けて中を確認。
しかしロッキーはビビリながらもその様子をしっかり見ており、
暗証番号も覚えて、盲人が二階に戻った隙に金庫を開け、
30万どころか100万ドルはある金を自分のリュックに詰め込みます。
仲間が殺されてもまだ金を盗もうなんて、なかなかガッツがある女ですが、
盗みが成功するなんて展開は考えにくいので、金を持っている限りは
この家から逃げ出すことはあり得ないだろうなと思いました。

合流した盗人2人は地下室から逃げようと考え、地下室に降ります。
盲人は盗人たちが脱いだ靴を発見し、単独犯ではないことに気付き、
金庫を再確認し、金が盗まれていることにも気付き当然激怒。
盗人を仲間を殺そうとアレックスたちを探しまわります。
そもそも、なんで盗みに入った時に靴を脱いだのか…。
睡眠ガスを使うなら足音を消しても関係ない気がするけど…。
地下室に降りた2人は、なんとそこで盲人に監禁されている女を発見。
盲人はサイコな誘拐犯だったみたいです。
身障者を狙う泥棒なんて最悪だと思った主人公たちですが、
誘拐犯から盗むならちょっと義賊っぽいので、少し同情できる気が…。
しかし盗人2人はその女シンディの拘束を外して助けてあげますが、
どうも彼女は盲人の愛娘を轢き殺した金持ちの令嬢らしく…。
そうなると盲人が彼女を監禁する気持ちも理解できてしまうので、
やっぱり盗人たちに同情する気は失せてしまいますね。

アレックスたちは地下室から庭に出られる扉を抉じ開けますが、
盲人に読まれて待ち伏せされており、開けた途端に外から発砲されます。
目が見えないので狙いは定められず、盗人2人には当たりませんでしたが、
監禁されていたシンディが被弾し、彼女は登場早々死んでしまうのです。
シンディを射殺したことに気付いた盲人は泣いて悲しみますが、
彼が娘を殺した憎いはずの女の死を悲しむのか不思議だったけど、
まぁ娘の代わりだと思ってたんだろうくらいに思って納得したけど、
実は後にもっと衝撃的な理由が判明するんですよね。

地下室で玄関の鍵を手に入れた盗人2人は一階から脱出しようとしますが、
盲人にブレイカーを落とされ、地下室内は真っ暗闇に…。
完全な暗闇では盲人と同条件、いや、慣れてない分、かなり不利な状況です。
そもそもこの家にはところどころ照明があるけど、なんのためにあるのか…。
暗闇の中、なんとか一階まで逃げ切った盗人2人でしたが、
一階には盲人の飼う凶暴な番犬が待ち構えていて…。
この番犬は庭にいたはずだけど、封鎖された家のどこから入ったのか?
盲人が庭で待ち伏せる時に、ついでに入れておいたのかもしれないけど、
待ち伏せ失敗も念頭に手を打っておいたとは、単なるイカレたサイコではないね。
盗人2人は番犬に追われて二階の寝室に逃げ込みます。

二階の寝室に逃げ込んだアレックスは一階の警報装置を作動させて、
警察に通報しようと考えますが、警察が来たら自分たちも捕まるのに…。
でも強盗対誘拐殺人犯だから自分たちは捕まらないだろうと考えたようです。
いやいや相手が悪人だろうと100万ドルも盗んで捕まらないはずないけど、
まぁ警察に捕まったとしても盲人に殺されるよりかはマシかな。
しかし番犬が寝室のドアの隙間から入ってきて、アレックスに襲い掛かり、
なんだか状況がよくわかりませんでしたが、彼は一階の天窓に落下します。
天窓で倒れているところを盲人に撃たれて、更に一階に落下。
彼は台所に逃げ込んで息を潜めますが、盲人の超聴覚で呼吸音を聴かれ、
追い詰められて刈込鋏を突き立てられます。
だからタイトルが「息をするな」、「Don't Breathe」なんですね。
でもなんか急に盲人の聴覚が鋭敏になった気が…?

細身のロッキーはダクトからの脱出を試みますが、
ダクトの中まで番犬が追ってきて…。
なんとか番犬の猛追をかわし外に出られそうでしたが、盲人に見つかり、
一階に引き摺り降ろされ、首を締められて気絶します。
そして気が付くと、死んだシンディのように地下室で拘束されていて…。
盲人はロッキーを娘の代わりだったシンディの代わりにするつもりで、
地下室に監禁したのかなと思ったのですが、どうもそんな単純な話ではなく、
どうもシンディが監禁されていたのは、娘を死なせてしまった代わりに、
新しい娘を彼女に生ませるためだったのです。
シンディは盲人の子を身籠っていたので、彼女が死んで盲人が泣いたのは、
彼女の腹の中にいた自分の子も死んだからだったみたいです。
盲人はシンディの代わりに今度はロッキーを孕ませるつもりのようです。
盲人が誘拐しレイプするほどシンディを許せなかったのなら、
なぜ示談に応じたのか不思議ですが…。

…と思ったら、盲人はレイプなんてしないみたいで、
拘束したロッキーのズボンの股に切り目を入れ、
そこから自分の精液の入った巨大スポイトを差し込もうとします。
ある意味レイプより紳士的ですが、ある意味レイプよりエグいですね。
しかし間一髪、地下室にアレックスが飛び込んで来て、盲人を金槌で殴打。
怯んだところを手錠で拘束し、ロッキーを救い出します。
アレックス、あんな大きな刈入鋏刺されたのに、生きてたんですね。
その前も天窓で拳銃で撃たれたのに平気だったし、彼は不死身なのか…。
盲人だからちゃんと急所を狙えなかったのかな?
ロッキーは逃げる時に金が詰まったリュックを拾いますが、やはり図太いです。
ついでに精子入りのスポイトを盲人の口に突っ込んだりするし、
彼女もなかなかのサイコですね。

盗人2人は一階に上がり、玄関の鍵を開けて出ようとした瞬間、
拘束から脱出した盲人が後ろから拳銃を乱射し、アレックスは被弾。
不死身の彼もさすがに何発も撃ち込まれて死んでしまいます。
ロッキーは間一髪外に逃げ出します。
外に逃げたら盲人では追いつけないでしょうが、
金を持ってこのまま逃げ切れるなんて展開はあり得ず、
盲人の代わりに番犬が彼女を追い掛けて来ます。
ロッキーは車の中に逃げ込み、番犬との攻防を繰り広げますが、
その間に盲人が追い付き、捕まって家の中に引き戻されるのです。
さっかく脱出できたと思ったら、また家に逆戻りなんて、
この物語はいつまで続くのだろうかと思ってしまいました。

家に引き戻されたロッキーでしたが、盲人の隙を突いて警報装置を作動させ、
警察に通報することに成功しますが、警報装置作動の効果はそれに止まらず、
けたたましいアラームが鳴り響くことで盲人の聴覚を妨害します。
アラーム音で怯んだ盲人をロッキーはバールでボッコボコにして倒しますが、
遠くから通報を受けたパトカーのサイレンの音が…。
やっぱり金を持ち逃げできる展開にはならなかったな。
…と思いきや、彼女はパトカー到着間際に金を持って家から逃走し、
まんまと妹とLAに高飛びしてしまうのです。
まさか窃盗が成功するオチになるとは意外すぎる展開でしたが、
予想を裏切られたのは興味深かったです。

ロッキーは空港のテレビで、自分の犯した事件のニュースを見ますが、
どうやらバールで撲殺したつもりだった盲人はまだ生きていたようで…。
報道によると、盲人宅を襲った男2人組の武装強盗が正当防衛で死亡し、
被害者の盲人は重傷だが病院に搬送されて容体は安定している、と。
盲人はシンディの遺体を隠していたので誘拐殺人はバレてないようですが、
なんと彼はロッキーに100万ドル盗まれたことも告発してないみたいです。
うーん、金はやるから誘拐殺人のことは黙ってろということでしょうか。
まぁそんなことしなくてもロッキーが暴露するはずないし、
盲人は完治したら、ロッキーを探して復讐する気なのかもしれませんね。
そんな続編が作れそうな気もしますが、本作はかなり傑作なので、
中途半端な続編は本作の評価も貶めかねないし、単発の方がいいかな?
でもこんな大ヒットしたコンテンツをハリウッドが放置するとは思えないし…。

あまりお正月向けとは思えない過激なスリラーでしたが、
今年一番ハラハラ出来たかもしれない面白い作品なのでオススメです。
見終った後も暫くドキドキが止まらなかったくらいですからね。
いや、それは単に久しぶりに映画観て興奮してただけかな?

コメント

はじめまして。
鋏を突き刺されたのはアレックスと思わせて、場面転換、引きのカットではマニーの遺体に突き刺さっているところを見せていました。

  • 2017/01/07(土) 21:48:33 |
  • URL |
  • クッキー #-
  • [ 編集 ]

クッキーさんへ。

おお、そうでしたか!完全に見落としてました。
あんな鋏で刺されたらさすがに死にますもんね。

  • 2017/01/09(月) 02:05:08 |
  • URL |
  • BLRPN #-
  • [ 編集 ]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://blrpn.blog.fc2.com/tb.php/1755-0a15cc6b
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad