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ガール・オン・ザ・トレイン

今日はつまらないことで散財してしまった…。
カプセルトイに1500円も突っ込んでしまった…。
欲しいものがなかなか出なくて、300円のやつを5回も…。
まぁ1500円くらい、駄作の映画を一本観たと思えばいいか。

ということで、今日は散財した映画の感想です。

ガール・オン・ザ・トレイン
The Girl on the Train

2016年11月18日日本公開。

映画を観に行く時間が出来たので、本作か『マイ・ベスト・フレンド』の
どちらを観るか悩んだ末、本作を観ることにしました。
『マイ・ベスト・フレンド』の方が面白そうな気がしたのですが、
なにしろ本作は全米初登場ナンバー1になっているので、
どちらか一本しか観れないならコチラの方が無難かと思ったので…。
でもいざ観てみたら、選択を間違ってしまったと後悔することに。
全米1位なのに日本での公開規模が小さすぎるから変だとは思ったんですよ。
なぜこんな重いだけのミステリーが全米1位になれたのかが不思議ですが、
原作は全米で300万部、世界で1000万部以上売れたベストセラー小説なので、
原作の人気で集客できたのかもしれません。
まぁ面白くなかったというほどでもありませんが…。

私が楽しめなかった理由のひとつが、
なぜか観る前に本作をホラーだと思い込んでいたためです。
一カ月ほど前に劇場で見たポスターが妙にホラーっぽくて勘違いしてました。
実際は前述のように殺人事件を描いたミステリーです。
アメリカでは"ポスト『ゴーン・ガール』"なんて言われているみたいです。
ホラーを観る気構えでミステリーを観れば拍子抜けして当然ですが、
更に拍子抜けさせられたのは、本作のタイトルです。
『ガール・オン・ザ・トレイン』なのに、電車に乗ってるヒロインは中年で…。
しかもバツイチでアル中のおばさんで、「ガール」なんて図々しいです。
てっきり別に少女が出てきて、その娘を指したタイトルなのかなと思ったけど、
それらしい娘も出てこず、やはりこの中年ヒロインがガールみたいです。
それなら『ウーマン・オン・ザ・トレイン』にでもした方がいいのに、
やっぱり『ゴーン・ガール』に肖ろうとしているのかも…。
ついでにそれほど「トレイン」にも「オン」してないことも拍子抜けしました。
電車の中でいろんなことが起こる話だと思ったのに…。

冒頭はさすがに電車の中から始まり、
レイチェルという女性が車窓から沿線のある家を凝視しています。
続いて、メガンという女性がカウンセリングを受けるシーンに変わり、
更に続いて、赤ちゃんを産んだばかりのアナという女性の視点に…。
3人の視点がコロコロ変わり、彼女たちのよくわからない自分語りを聞かされ、
更に時系列も行ったり来たりするので、初っ端から状況が非常に掴み難く、
難解なアート系作品かもしれないと不安になってしまいました。
なんとか振り落とされないように状況を理解しようと頑張って観続けると、
どうやらレイチェルの元旦那の現妻がアナで、アナが雇った子守りがメガンで、
レイチェルが車窓から見ていたのはメガンの家だとわかり、
なんとか3人の女性の関係性がわかり、ある程度状況が見えてきます。
たぶんレイチェルはメガンがアナの家の子守りだとは知らないようで、
ただメガンの幸せそうな暮らしに憧れて覗き見ているだけのようですね。

レイチェルは子供が欲しくて、旦那トムと不妊治療に励むが上手くいかず、
アルコール依存症になってしまい、酔って記憶を失くし暴れたことで、
旦那の上司の奥様に迷惑をかけ、旦那は会社を解雇され、離婚することに。
旦那は不倫していたアナと結婚し、すぐに子供にも恵まれますが、
レイチェルは嫉妬し、悪戯電話などストーカー行為を繰り返し、
更にアナの子供の誘拐未遂事件まで起こしてしまうのです。
レイチェル自身もアル中が原因で会社を解雇されますが、
なぜか毎日電車に乗って職場の駅まで往復し続けているけど、
それは沿線に住むメガンの家を車窓から覗くのが日課だからのようです。
レイチェルが本作の主人公ですが、こんなアル中のストーカー女に、
感情移入なんて出来るはずもなく、ただただ不快なヒロインです。

ある日、いつものように電車の車窓からメガンの家を覗いていると、
メガンが知らない男とポーチでキスしているのを目撃し、
レイチェルは「旦那がいるくせに不倫しやがって」と勝手に激昂し、
泥酔し電車を飛び降りて、メガンに会いに行くのですが、
彼女を追い掛ける最中に意識を失い、気が付くと友人宅で血塗れで目覚め…。
そこに警察が訪ねて来て、メガンが行方不明だと教えられ、
当時目撃情報があり、失踪に関わっているのではないかと疑われます。
後にメガンは森の中から腐乱死体で発見されます。
レイチェルは事件に関わっているのはメガンの不倫相手だと考え、
メガンの友達を装って彼女の夫スコットに会い、不倫現場を目撃したと告げ、
不倫相手が彼女の精神分析医カマルだとわかるのです。
スコットはすぐにカマルを告発しますが、カマルは警察に
スコットがメガンを虐待していたと話し、逆にスコットが疑われることに。
メガン殺しの犯人はスコットなのかカマルなのか、それとも別の誰かなのか。
当時泥酔で記憶がなかったレイチェル自身も怪しいですが、
あの時彼女が泥酔さえしてなければ、事件は起きなかったはずなので、
この役立たずのアル中ヒロインにはイラつかされ、
こいつが犯人ならいいのになと思ってしまいました。

死んだメガンが妊娠していたことが発覚し、その父親は夫のスコットでも、
不倫相手のカマルでもない、第三の男だとわかります。
となれば、本作に登場する主な男は3人だけなので自ずと答えはわかりますね。
レイチェルの元旦那トムしかおらず、メガンの本当の不倫相手は彼でした。
カマルはメガンの不倫相手ではなく、ただ精神分析医として、
苦しむ患者をポーチで抱きしめて慰めていただけだったようで、
いやー、あの抱きしめ方は医者と患者の関係を越えてます。
車窓から遠目に見ていたレイチェルが不倫だと勘違いするのも当然というか、
あの抱きしめ方は普通に不倫だと判断されても仕方ないほどです。
メガンは17歳の時に恋人の子どもを産みましたが、誤って風呂で溺死させ、
それがトラウマになって精神科医に掛かっているのですが、
夫スコットはそれを克服させようと、子守りの仕事をするように勧め、
トムとアナの子供の子守りをするようになったそうな。
でもそこでアナの目を盗んで、トムと出来てしまったみたいで、
彼の子を妊娠し、それを彼に告げて殺されたというのが真相です。
トムが会社を解雇されたのも前妻レイチェルのアル中が原因ではなく、
トム自身の女癖が悪すぎたためでしたが、ガスライティングで偽の記憶を
レイチェルに与えていたみたいです。
まぁレイチェル自身アル中で解雇されてるから、どっちもどっちですが。
結局、レイチェルが酒をやめればよかっただけの話ですからね。
しかしなんでこんな最低男がモテるのかな?

レイチェルはメガンと最後に会った場所に行き、
その時のことを思い出してトムが犯人と気付くのですが、
失った記憶を急に思い出すというのは都合が良すぎる展開です。
思い出せば真相がわかるなら、トムが彼女を生かしておくはずないし。
レイチェルはトムの家に行き、子どもと逃げるようにアナを説得しますが、
本性を現したトムに襲われて…。
しかしレイチェルはトムの喉にコルク抜きを突き刺して反撃。
それを見たアナも更にコルク抜きを深く捻じ込み、トムを殺します。
こんな最低男の罰には、殺すのも生温いと思うし、
正当防衛とはいえ殺人に手を染めるオチもあまり好きではないので、
なんかイマイチな幕引きで、後味も悪いです。

導入はわかり難いのにオチは単純で、主人公にも感情移入できず、
いい人が実は…的な物語もありがちで、あまり出来がいいとも思えないけど、
これが初登場1位なんて、全米ボックスオフィスもアテにならないものですね。
全米初登場20位『マイ・ベスト・フレンド』を観ればよかった…。

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