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スター・トレック BEYOND

本日11月3日は「文化の日」ですが、今年から「ビデオの日」に制定されました!
なんでも今年11月がDVD発売20周年、ブルーレイ発売10周年らしく、
それを記念して「ビデオの日」が制定されたみたいです。
それに伴いキャンペーンもいろいろしているようですが、
代表的なものはTSUTAYAやGEOなど全国のビデオレンタル店で、
本日限り新作でも100円でレンタルできるセールをしています。
私も朝一で店に行き、大量レンタルしたいところでしたが、
祝日関係ない仕事なので、夕方に店に行くともう新作は借り荒らされた後で、
辛うじて準新作の海外ドラマを何本か借りれただけで…。
ブログでも「ビデオの日」だからビデオスルーになったビデオでしか見れない
新作ハリウッド映画の感想でも書きたいと思ったけど、
新作は借りられなかったので、今日もやっぱり劇場鑑賞作の感想です。

スター・トレック BEYOND
Star Trek Beyond

2016年10月21日日本公開。

リブート版『スター・トレック』こと「ケルヴィン・タイムライン」3作目となる本作。
「ケルヴィン・タイムライン」とは本作から付けられたリブート版の正式名称です。
3作目公開前のタイミングでわざわざ付けるなんて、
このシリーズをまだまだ続けるという意気込みの表れなのかもしれませんね。
現シリーズは旧シリーズとも繋がっているので、完全にリブートとは言い難く、
それに代わる名称が付けられたことは有難いです。
正式名称命名以前は非公式に「エイブラムスバース」などと呼ばれていたとか。
もちろんリブートを立ち上げ、前二作を監督したJ・J・エイブラムスに肖ってるが、
今やエイブラムスはライバルである『スター・ウォーズ』シリーズの監督で、
本作の監督は譲ったが未練がましく製作で残っているものの、
エイブラムスを冠する名称は心情的にいろいろ不都合があるので、
急遽それに代わる正式名称を発表したんでしょうね。

さすが人気シリーズだけあって、安定の全米初登場一位を記録しますが、
全米総興収は1億6000万ドルにも届かず右肩下がりが続き、
「ケルヴィン・タイムライン」1作目から約1億ドルもダウンしています。
せっかく意気込んで新名称を付けても、シリーズの先行きは短いかも。
中国での大ヒットで世界興収は微減で済み、次回作は製作決定しているが…。
一方ライバルとして並び称されることの多い『スター・ウォーズ』シリーズは、
8作目『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』が9億3000万ドルという
史上最高全米興収を樹立しており、悲惨なほどの差が付きましたね。
さっさと鞍替えしたエイブラムスの尻軽さには不愉快だったけど、
彼の判断が正しかったのは否定できません。
鞍替えしたなら製作からも抜けてほしいと思いますが、
次回作もまだ製作に残るみたいで残念です。
エイブラムスが完全に抜けた途端に盛り返したら面白いのにな。

中国資本が製作に加わった影響か、エイブラムスの後釜として、
台湾人監督ジャスティン・リンがメガホンを取りました。
中国資本のハリウッド進出は凄まじいものがありますが、
ついにアメリカの代表的ポップカルチャーである『スター・トレック』にまで…。
そういう嫌悪感もあって全米興収が伸びなかったのかもしれませんね。
私も本作から急に中国人キャストが大量投入されたりとか、
中国フレンドリーな内容になりやしないかと危惧していましたが、
ゲイの中国人モブキャラが出てきたくらいで、杞憂でした。
むしろエイブラムスの前二作よりも面白くなっていた気がします。
ただし私の前二作の評価は相当低いので、相対的にマシだっただけで、
積極的に他人に勧められるものではありませんでしたが…。
以下、ネタバレ注意です。

深宇宙で未知の生命体を探す任務にあたる惑星連合艦エンタープライズ号。
5年の任期ですが、3年目に突入するという時に、
カーク艦長は文字通り地に足が付かない生活にウンザリし始め、
補給で寄った惑星連合宇宙基地ヨークタウンで、
エンタープライズ号艦長を辞して基地の副提督になりたい意向を申請します。
一隻の艦長から基地の副提督なんて大昇進な気がするので、
そんな簡単に通る話じゃないと思いますが、前向きに検討されることに。
でも地球で内勤したいというのならまだしも、宇宙艦だろうと宇宙基地だろうと、
地に足がついてないという意味では同じな気がするんですけどね。
むしろあと3年で地球に戻れる宇宙艦勤務の方がいい気もするけど…。
一方、副艦長のバルカン人スポックも、バルカン人の種の存続のため、
故郷に帰って子作りしたいと考え、近々エンタープライズ号を降りるつもりです。
クルーの地球人ウフーラと交際していたので、気まずいのもあるでしょう。
でもスポック自身がすでにバルカン人と地球人のハーフだったはずだから、
故郷に戻ったとて、純潔種の存続には貢献できないですよね。

そんな折、ヨークタウンに惑星連邦所属ではない救命艇が飛来。
乗っていた女性異星人カララを保護します。
彼女の母艦は未知の星雲にあるアルタミッド星に墜落したそうで、
惑星連邦に救助を要請し、その時たまたま寄港していたエンタープライズ号が
カララを連れて救出任務にあたることになり、カークとスポックは、
これが最後の任務だという思いを秘めながらクルーと一緒に出動します。
惑星連邦にも加盟してない宇宙艦が難破したところで知ったこっちゃないし、
そんな未知の異星人の話なんて鵜呑みにするなよ、と思いましたが、
案の定、アルタミッド星の大気圏外で不明船から攻撃を受け、
エンタープライズ号は大破し、墜落します。
カララは不明船の存在を知ってましたが黙っていたようです。
この不明船ですが、遠目には巨大な戦艦に見えましたが、
実は一人乗りの小型機がスイミーのように群れていたもので、
攻撃方法も発砲してくるわけではなく、何千という小型機が突撃してきます。
ちょうど『ハドソン川の奇跡』で渡り鳥の群れにぶつかった航空機のように、
バードストライク的な感じでエンジンが破壊されて墜落するのですが、
なかなか珍しい、面白い攻撃方法だと思いました。

ウフーラ含めクルーの大半は謎の男クラール率いる不明船団に拉致され、
アルタミッド星の彼らのキャンプに収容されますが、
スポックと船医マッコイは敵機で、カーク、機関士スコッティ、操縦士パヴェル、
そしてカララは救命カプセルで脱出し、アルタミッド星に不時着します。
カークとパヴェルとカララはすぐに合流し、エンタープライズ号を目指します。
そういえばパヴェル役のアントン・イェルチンは、本作の全米公開直前に
奇妙な交通事故により27歳の若さで亡くなり、本作が遺作になったんですよね。
シリーズの正式名称も決まって、今後もパヴェル役として、
主要キャストでの活躍が期待されていただけに、早すぎる死が悔やまれます。
あと本作では写真のみの出演となった老スポック役レナード・ニモイも、
一年半ほど前に他界しており、前作が遺作になったそうです。
シリーズが二作続けて遺作になるのは、ちょっとアレですね…。

カークとパヴェルとカララはエンタープライズ号の墜落現場に到着します。
謎の男クラールはカークがフェノピアン人から預かっていた、
フィナクシの遺物「アブロナス」を奪おうと襲って来たので、
カークは隠した遺物を回収するためにカララと共に艦内に。
しかし隠し場所に着いた途端に、カララが遺物を横取りしようとします。
実はカララはクラールの手下でしたが、見た目からして同種だし予想通り…。
カークも予想していたようで、実はその隠し場所はダミーで、
カララの本性を見極めるために一芝居うっていただけです。
戦いの中でカララはエンタープライズ号の残骸に押し潰されて死にます。
はじめはヒロイン的なポジションかとも思ったけど、
こんな不気味な外見ではヒロインなわけありませんね。

本作の新のヒロインは、アルタミッド星の原住民ジェイラです。
ジェイラは不時着したスコッティがクラールの兵士に襲われているところを、
分身の術で救出し、彼を自分の家に招待します。
なんとジェイラの家は100年前に墜落した惑星連邦艦フランクリン号で、
彼女はそれを修理するつもりで、機関士スコッティに手伝わせる気です。
未知の女性異星人カララに騙されたばかりだし、
ジェイラの未知の惑星の女性原住民だから、かなり怪しいと思ったけど、
なぜかスコッティは彼女を信用して修理を手伝うんですよね。
すぐにカーク、パヴェル、スポック、マッコイも見つけて、
フランクリンで合流しますが、やはり誰もジェイラを怪しむことはなく…。
結局、ジェイラは味方としてクルー奪還に協力してくれるので、
私の考えすぎだったみたいですが、こんな肌が真っ白な隈取の女戦士、
少しくらい怪しんで普通だと思うんだけどな…。

カークは墜落時に遺物を女性クルーの異星人ソルに預け、
彼女は自分の頭部の収納スペースに隠していましたが、
他のクルーと一緒にクラールに拉致され、遺物を奪われてしまいます。
遺物はクラールによって別の遺物と合体させられると古代生物兵器になり、
ソルは実験台としてその兵器の犠牲者第一号となります。
黒い虫のような物体が湧きだして、人間を襲って食べ尽くす、
といった感じの兵器でしたが、正直思ったよりもショボイかも。
エンタープライズ号を破壊した小型機の群れと攻撃方法が被ってるし。

カークたちはジェイラの協力を得て、クラールのキャンプを襲撃し、
クラールの腹心マナスを殺して、クルーを全員救出します。
しかし古代兵器をゲットしたクラールは、もう人質にも用はないようで、
宇宙基地ヨークタウンを攻撃するため小型機の大軍勢を率いて出撃。
カークらエンタープライズ号のクルーは、フランクリン号を修理し、
ヨークタウンを守るためクラールを追って離陸します。
よくこの短時間で100年前の宇宙船なんて修理できたものです。
ヨークタウンは編隊を組んで突撃してくるクラールの小型機の大群に対し、
有効な迎撃手段がないみたいですが、かなりハイテクな前線基地なのに、
ちょっと軍事力がお粗末すぎる気がします。
いや、もしかするとクラールの小型機大軍勢が強すぎるのかも?
こんなに強いなら古代兵器なくとも、いつでもヨークタウンを落とせそうですが。

追いついたフランクリン号にも、当然クラールを止めるだけの軍事力はなく…。
しかし敵の交信を妨害できれば、編隊を崩して自滅させられると考え、
敵の交信の周波数にビースティ・ボーイズの「サボタージュ」を大音量で流し、
計画通り編隊を混乱させて、大軍勢を自滅させることに成功します。
「サボタージュ」はフランクリン号のラジカセに録音されていましたが、
本作の舞台が2263年で、フランクリン号が100年前の宇宙艦ということは、
一世紀半以上も聴かれているビースティ・ボーイズはすごいですね。
なんか敵異星人の攻略方法が『怪獣大戦争』に似ている気がしました。

しかしクラールの乗った小型機は、まんまとヨークタウンに突入成功し、
フランクリン号の突撃で撃墜されるも、クラールは民衆に紛れて姿を消し…。
クリーチャー的な顔のクラークですが、敵の生体エネルギーを吸い取ることで、
敵種族に外見が似てくるので、地球人から吸収すれば地球人ぽくなる、
…という設定のようですが、実はクラールはもともと地球人で、
地球人から吸収して本来の姿に戻っただけのようです。
クラールの正体は、なんとフランクリン号のエディソン艦長でした。
100年前の任務中にアルタミッド星に墜落するも、惑星連邦が救助してくれず、
それを恨んで惑星連邦の宇宙基地ヨークタウンを攻撃したようです。
アルタミッド星の未知の技術で、生体エネルギーを吸収する能力を得て、
100年でも生きられるように進化したらしいですが、
つまり原住民ジェイラもその能力が使えるということかな?
それに洗練されたルックスのジェイラの種族から吸収しても、
あんなゴツゴツしたバケモノ顔にはならないような気がするんですが…。
ちなみにフランクリン号の生き残りはクラール、クララ、マナスの3人だけで、
小型機の大群も大勢の兵士もドローンだったみたいです。
なんかいろいろ不可解なところがある設定ですが…。

クラール、いやエディソンはヨークタウンのコアまで侵入し、
古代兵器を起動させますが、追って来たカークが捨て身で阻止し、
エディソンは兵器ごと宇宙空間に放り出されて死にます。
兵器は起動したまま宇宙空間を漂い続けることになりそうですが、
ちゃんと回収しないと他の惑星とか近くを航行する宇宙船に迷惑な気が…。
カークもエディソンの道連れに宇宙空間に投げ出されそうになりますが、
ギリギリのところでスポックがキャッチし、事無きを得ます。
最後に見せ場はあったけど、本作のスポックの活躍は控え目かも…。
カークの相棒枠はパヴェルだったし、主要異星人枠もジェイラに譲ったし、
ウフーラとのロマンスなんて誰も興味ないしね。

今回の任務でクルーの絆を再確認したカークとスポックは、
再建されるエンタープライズ号に再び乗ることを決め、一件落着です。
そりゃせっかくシリーズの公式名称も決まったばかりなんだから、
ここで主要人物のカークかスポックが去るなんて展開になるはずないよね。
ジェイラもカークにスカウトされて、エンタープライズ号のクルーになるけど、
旧シリーズにはいないオリジナルキャラだし、次回作にも登場するかは微妙か。
分身の術とか戦闘力も高すぎて、他のクルーとのバランスが悪そうだしね。

エイブラムスによって次回作には一作目で死んだはずの
カークの父ジョージの登場が公言されています。
なんで「ケルヴィン・タイムライン」なんて名称にしたのか不思議でしたが、
ジョージ・カークが副艦長を務めていたのがケルヴィン号なので、
その辺りに秘密がありそうですね。
このまま右肩下がりだと、次回作で打ち切りになりそうですが…。

関連作の感想
スター・トレック
スター・トレック/イントゥ・ダークネス

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