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マーシャル博士の恐竜ランド

日本の映画興行ランキングってだいたい毎回予想通りの結果になるけど、
全米ボックス・オフィスって意外と予想外の結果になることが多いですよね。
"期待の超大作を抑えて、全然聞いた事もないような映画が1位になってる"とか、
"え、アメリカ人ってこんなマニアックな映画が好きなの?"みたいな。
でも信頼性は薄くて、かなり下位の映画なのにけっこう面白いってことも多いです。
でもやっぱり日本は権威主義ですから、下位の映画は公開されなかったり、
DVDでのみリリースになったり…。もっと冒険しようぜ、配給会社!
今日は全米で公開前かなり期待されながらも、大不振に終わった映画の感想です。
(なんとか日本で公開されてよかったね。)

マーシャル博士の恐竜ランド

2009年9月18日日本公開。
1970年代に放送されたテレビシリーズ『Land of the Lost』を映画化。

タイムワープ研究者であるマーシャル博士(ウィル・フェレル)は、テレビのトークショーで大失態をやらかし第一線から退く。ところがある日、そんな彼の前に名門ケンブリッジ大学の学生ホリー(アンナ・フリエル)が現れ、博士の学説を支持すると力説。彼女の熱意に動かされ、博士はついに念願のタイムワープ装置を完成させる。(シネマトゥデイより)

『俺たちフィギュアスケーター』『俺たちダンクシューター 』など
B級コメディ映画でお馴染みのコメディ俳優ウィル・フェレル。
彼の主演作には邦題に"俺たち"を冠するのが慣例化しているので、
本作はリメイクということもあってか、空気を読んだ邦題になってます。
というか、"俺たち"って付けてしまうと、いつものB級コメディと思われるから、
それを避けたかったのかも?
でも"俺たち"シリーズにも固定ファンはいるわけで、苦肉の策か、
"俺たちタイムトラベラー"というキャッチコピーを付けてありますね。
もしそれがなかったらボクも彼の主演作とは気付かずにスルーしたかも。

それにしてもウィル・フェレルがこんな子供向けの映画に出演するなんて意外かも。
コメディ映画での彼って、卑猥というかお下劣なネタが売りの
どちらかというと子供に見せたくないタイプのコメディアンですよね。
大人が見てニヤニヤするタイプの…。
それがまさかこんな子供向けアドベンチャーコメディに出演するとは…。
まぁ『主人公は僕だった』とか、まともな映画にも出てるから演技は問題ないにしても
もしかするとコメディアンとしての彼の本領は発揮できないかも、と。
いやむしろ、彼が主演しているコメディ映画に子供を連れてくる親がいるのか疑問。
興行として大丈夫なのだろうかと…。

ところが劇場に入ってビックリ。小学生くらいの子連れのお客さんが多かったです。
公開する映画館の約98%は日本語吹き替え版オンリーだし、楽しげな邦題、
日本では特に子供向けに宣伝されてますから当然といえば当然ですが、
全米ではその懸念どおり、親子連れの足が遠のき大不振だった本作、
日本ではまだウィル・フェレルの知名度が低いのが、逆に功を奏したかな?
でも、このチビッコたちが見て教育上大丈夫な内容なのか、親子気まずくならないか、
などと要らぬ心配をすると同時に、ホントに子供向けの内容で、
大人の鑑賞に堪えられなかったら辛いなという心配も…。
でもその心配は杞憂に終わりました。
表向きは子供向けの低次元な下ネタで、子供達は大爆笑してましたが、
その実、けっこう卑猥でお下劣なネタが満載で大人もニヤニヤできる絶妙なバランス。
たぶん子供達は意味理解してないだろうけど、なんとなく雰囲気で笑ってる感じ。
内容は子供向けなんで、滅茶苦茶だし、アホらしくて大人の鑑賞には厳しいけど、
B級コメディが好きなら、大人でもギリギリ楽しめるはずです。

でもチビッコの心配よりも、もっと懸念していたことはやはり声優ですよ。
前述の通り日本の公開館の約98%が日本語吹き替えのみでの上映。
西日本には字幕版上映が一軒もなく、ボクも吹き替えで観るしかなかったんですが、
よりによってウィル・フェレルの声優を務めるのがケンドーコバヤシ…。
ケンコバが嫌いなわけじゃなくて、むしろかなり昔から好きな芸人のひとりですが、
だからこそ、尚のこと心配。
ウィル・フェレルは固定の声優がついてないから、声優は誰でもいいんだけど、
ケンコバって声に個性がありすぎて、ケンコバにしか聴こえないんですよね…。
いい声してるし、ナレーションも上手かったりするけど、声優は…。
こちらの懸念は現実のものになって、やっぱりウィルの声がケンコバにしか聴こえず、
もちろん口の動きとも合ってないから、ケンコバが活弁してるみたいな感じに…。
ケンコバ特有の抑揚のない喋り方も、ウィルの心情を表現できてないような…。
ウィル・フェレルも日本ではまだまだマイナーな方だし、派手な俳優も出てないから、
ケンコバを客寄せパンダに使用したんでしょうが、少なくとも彼のファン層には、
そうゆうことを嫌がるサブカル通が多いと思います。
せめてレイトショーくらい、どこの劇場も字幕版を上映してくれたらなぁ…。

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