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ラスト・ウィッチ・ハンター

録画していた『キングオブコント2016』を見ました。
お笑い賞レースは好きだけど、お笑い見るのに3時間はちょっと長すぎます。
今回も前回に続きファーストステージで10組が1本目のネタ披露して、
上位5組がファイナルステージ進出して2本目のネタ披露、
ファーストとファイナルの合計点で優勝が決まるという審査方法で、
計15本もネタ披露するから長丁場になってしまうけど、
ファーストの結果が蔑ろにならない審査方法は好感が持てました。
ただ得点付ける審査員の選考が偏りすぎな気がするんですよね。
松本人志、さま~ず2人、バナナマン2人が審査員だけど、
当然嗜好が似ているコンビを2人とも審査員にするのは如何なものか。
もっとバランスを取るべきではないかと思ってしまいます。
ただ不思議と優勝者も、その順位も納得できる結果だったけど…。
キングオブコントで優勝すれば売れるという印象はないけど、
(第三回の優勝コンビは黒歴史になってしまったし…。)
優勝コンビのライスは売れるんでしょうか?

今日も映画の感想です。

ラスト・ウィッチ・ハンター
The Last Witch Hunter

2016年9月30日公開。

ビン・ディーゼル主演のダークファンタジーの本作ですが、
全米ボックスオフィス初登場4位という微妙な成績で…。
しかし中国で全米興収に比肩するくらいの大ヒットを記録しました。
中国では『ワイルドスピード』の人気が高いから、
その主演ディーゼルの人気もかなり高いのでしょうね。
私的には例のドウェイン・ジョンソンとの一件で評価ガタ落ちですが…。
しかしオカルトであることを理由に幽霊を退治する物語の
『ゴーストバスターズ』の上映を禁止した中国が
なぜ魔女を退治する本作は上映するのか基準がわかりませんね。

800年前から魔女を退治するウィッチハンターが主人公の物語ですが、
ウィッチハント、つまり魔女狩りが題材なわけです。
魔女狩りは中世ヨーロッパで教会主導で行われた大迫害で、
無知が引き起こした一種の集団ヒステリー現象です。
つまり魔女狩りとはロクでもない行為であり、
ウィッチハンターはロクでもない行為をする無知なクソ野郎なわけで、
それがヒーローを務める物語なんてどうなんだ、と観る前に思いました。
…が、本作のウィッチハンターは悪い魔女しか狩らないみたいで、
むしろ堅気の魔女に対しては好意的なようです。
狩ると言っても、基本捕まえて魔女裁判(魔女評議会)にかけ、
有罪なら幽閉するだけで、魔女を殺すようなこともしないみたいです。
どうやら中世の魔女狩りを経て、魔女と人間の間に協定が結ばれたようで、
人間に迷惑をかけない代わりに生存権と自治権が認められています。
たぶん市井の人間たちも魔女が存在することを認知してるのでしょう。
なかなか面白い世界観だと思いますね。
この世界観に反映されているかどうかはわかりませんが、
製作も務めるディーゼルがウィッチハンターを題材にしようと考えたのは、
彼が20年来のファンであるTRPG『ダンジョンズ&ドラゴンズ』のジョブ、
ウィッチハンターに影響を受けたからなんだそうです。
彼は『ダンジョンズ&ドラゴンズ』の映画化への出演も熱望しているとか…。
やったことないけど、そんなに面白いゲームなのかな?
おっと、余談でした。以下、ネタバレ注意です。

800年前、魔女の女王が疫病ハエを大量に放ち、黒死病が大流行。
主人公コールダーの妻子も黒死病で病死してしまったようで、
彼は復讐のために魔女狩り隊「斧と十字架団」に参加し女王の棲み処に遠征。
対魔女剣「ヘクセンベイン」で女王を刺し殺します。
「ヘクセン」とはドイツ語で魔女のことらしいですが、
そういえばお菓子の家のことを「ヘクセンハウス」と言ったりしますね。
しかし女王は死に際にコールダーに死ねなくなる「命の呪い」を掛け、
彼はどんな傷もすぐ治る不老不死になってしまうのです。
呪いどころか、ある意味羨ましい能力を授かったとも言える気がしますが、
やっぱり何百年も死ねないというのは疲れるかもしれませんね。
800年経った現代のコールダーは、髪も髭もなくなってしまったけど、
死ねないストレスで禿げ散らかったのかも…。

800年間、斧と十字架団専属ウィッチハンターとして活動するコールダー。
司祭のドーラン36世がその補佐をしますが、高齢で引退することになります。
ところが引退目前に黒魔術によって暗殺されてしまうのです。
女王時代のかなり高度な黒魔術が使われているみたいです。
コールダーは後任の若い司祭ドーラン37世と共に、事件を調査。
36世の遺体を調べると、厳密には呪いで仮死状態になっているらしく、
術者を殺せば生き返らせることができ、彼らは犯人を捜します。
術者が36世を生かしておく理由がイマイチわかりませんでしたが…。
36世は聖書に「死を思い出せ」というダイイングメッセージも残しており、
コールダーは死(女王に呪いを掛けられた時)を思い出すために、
魔女クロエの営むバーに行き、記憶の薬を買います。
ウィッチハンターも魔女の薬なんかに頼るんですね。
もっとも、魔女側はコールダーのことを忌避しているみたいですが。

バーで記憶の薬を服用し、記憶を夢で呼び起こすために寝ますが、
悪い魔術師ベリアルが乱入してきて、強引に起こされて阻止されます。
この世界には魔女だけじゃなくて男の魔術師もいるんですね。
まぁ「魔女」というと女だけのようだけど、「ウィッチ」には男も含まれたらしいし、
ウィッチハンターは悪い魔術師もハントするのかもしれません。
もう一度、薬を作らなくてはなりませんが、店がベリアルに放火されたので、
材料の「ヤナギタンポポ」を入手のため、薬草栽培する魔女ミランダに会いに。
ところがミランダは先回りしたベリアルに殺されており…。
これでもはや薬を作る術はなく、死を思い出すこともできなくなりましたが、
もう死を思い出すまでもなく、36世殺しの犯人は十中八九ベリアルだよね。

ところが実はクロエには他人の記憶に入り込む魔法が使える
「ドリームウォーカー」であることが判明します。
魔女には個々に特殊能力みたいなものがあるみたいです。
クロエがコールダーの800年前の女王退治の記憶に入ります。
800年前、女王はコールダーに剣で刺され体が灰のようになりましたが、
まだ心臓だけは動いていたようで、それを十字架団団長ドーラン1世が
トドメをささずにこっそり回収して保管し、代々受け継いでいたようです。
心臓にトドメをさせば、コールダーの呪いが解けて不死身じゃなくなるので、
彼を不死身のウィチハンターとして利用したかった十字架団は
その事実を800年間も彼に隠し続けていたみたいです。
ベリアルは心臓を奪って女王を復活させるために36世を殺したわけですね。
でもこれはコールダーには隠されていたことなので、彼は知らないことで、
彼の記憶に入ったクロエがこの事実を知るのは変な気もします。

ベリアルは高位の魔術師マックスを依代に魔女の女王を復活させます。
その後、ベリアルはコールダーに殺されますが、
復活した女王はコールダーの呪いを解き、不死身の力を回収します。
それなら800年前に刺された時に、不死身の力を与えなければいいのにね。
コールダーにとってみれば、800年間苦しんだ呪いを解いてもらえて、
喜ばしいことかと思いきや、不死身なしでは女王に勝てるか不安で…。
やっぱりコールダーにとっても呪いではなく授かりものだったんですね。
とりあえず術者ベリアルは死んだので、ドーラン36世は復活します。

魔女の女王は魔女評議会を襲撃し、悪い魔女を幽閉する牢獄に侵入。
そこで悪い魔女たちを解放し、手下にでもするのかと思いきや、
魔女たちを養分にして疫病バエを培養する樹木を育てるのです。
まぁ疫病バエを放って黒死病を大流行させるつもりかもしれませんが、
昔は不治の病でも今では抗生物質で簡単に治るのにね。
不死身を失ったコールダーでしたが女王を再び倒すため立ち上がります。
そんな彼になぜか牢獄の番人が襲い掛かって来るのです。
番人はゴーレムみたいなやつで、コアを破壊しないと何度でも復活する強敵。
本来は味方側なはずですが、牢獄の侵入者は敵味方関係なく攻撃するのか。
クリーチャーとのバトルなんてもっと盛り上がりそうなものだけど、
CGがイマイチだったのか、あまり楽しめず、邪魔な噛ませ犬でした。

ドーラン37世によるまさかの、いや予想通りの裏切りがあったりと
紆余曲折の末、コールダーは女王と対峙します。
魔女は鉄と火が弱点で、斬りながら焼くことで倒せるみたいです。
彼は魔女から前に押収した天候を操る呪術道具(ルーン)を使い周囲を嵐に。
大雨なんか降らせたら火が使えなくなるじゃないか、と思いましたが、
彼が鉄製のヘクセンベインを女王にぶっ刺すと、それが避雷針になり、
落雷が女王を集中砲火し、退治に成功するのです。
結局ウィッチハンターのくせに魔女の魔法頼みで倒したのは不満ですが、
魔女の女王も不死身じゃないコールダーに二度も負けるなんて弱すぎるでしょ。

女王を倒すと、不死身の力は再びコールダーに宿りましたが、
女王の焼け跡から心臓を発見した彼は、やはりトドメを刺さずに保管。
結局、呪いが解かれることよりも不死身の力を選んだわけですね。
まぁ今後は自分で心臓を所有しているわけだから、死にたい時に死ねるけど。
コールダーは斧と十字架団を退団し、フリーのウィッチハンターに転身。
ドーラン36世と魔女クロエも個人的に補佐してくれるみたいで、
この3人チームの活躍をシリーズ化するつもりだったのでしょうが、
中国だけでヒットして、全米興収が微妙だったので続編は厳しいかも。
全米公開前にシリーズ化構想を発表していたので、とんだ赤っ恥ですが、
本気でこれがヒットすると思っていたなら考えが甘すぎます。
全く面白くないわけではないが、あまりにも平凡すぎるファンタジーなのに…。
というか、ビン・ディーゼルに単独主演は荷が重いと思うな。

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