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メカニック/ワールドミッション

なんでもアメリカで、俳優の情報を掲載しているデータベースサイトに対し、
年齢の削除要請に対応する義務を課す法案(AB1687)を制定されたとか。
なんでもアメリカは就活でも年齢を問うてはいけないとか、
年齢差別に対してかなり厳しいらしくて、この法案もその一端でしょう。
俳優は人気商売なので、その起用に年齢差別があるとは思えないけど…。
アラサーでも高校生役する俳優とかも珍しくないしな。
私はけっこう俳優の年齢も知りたい派なので残念です。
その俳優がどんな時代に青春時代を送ったのかとか知ることが出来れば、
その役を演じる背景も汲めることもあると思うし…。
女優なんかは女性として普通に年齢公表されるのは嫌だろうけど、
逆に『エクスペンダブルズ』のスタローンやシュワちゃんみたいに、
「70歳なのに凄いアクションだろ」と年齢を売りにする俳優もいるしね。
まぁ削除要請に対応する法なので、要請する俳優はそんなにいないかな。
というか(女優は別として)削除要請した俳優に対しては、
「こいつ年齢コンプレックスがあるのか」とちょっと幻滅するかも。

ということで、今日は『エクスペンダブルズ』の中では若手だけど、
もう50歳手前のアクション俳優主演作の感想です。

メカニック/ワールドミッション
Mechanic Resurrection

2016年9月24日日本公開。

本作は2011年のジェイソン・ステイサム主演『メカニック』の続編ですが、
前作は1972年のチャールズ・ブロンソン主演の同名映画のリメイクでした。
リメイクの続編が製作されるというのはちょっと珍しい気がしましたが、
リメイクではなくリブートと考えた方がいいのかもしれません。
とはいえ、全米ボックスオフィス初登場5位と、物足りない興収だったので、
リブートシリーズとしてこれ以上の続編が製作されるかは微妙かも。
ステイサムの人気がピークを過ぎたのもあるかもしれないけど、
やっぱり前作から間を開けすぎなのが興行失敗の主要因じゃないかな。
私も前作の記憶はかなり薄れていたので不安でした。
それでも前作よりも面白いと感じたので、もっと続いてほしいですが…。

「メカニック」とは、問題解決係という意味で組織内で使われる暗殺者の通称で、
主人公ビショップは、ある組織の依頼で麻薬王やカルト教団の教祖など巨悪を、
足がつかないように事故に見せかけて殺害する凄腕暗殺者でした。
しかし前作のラストで、ある件をキッカケに、自らの死を装って足を洗い、
(この件がどういうものだったのか記憶が曖昧で…。)
本作の冒頭ではサントスと名乗り、ブラジルで隠遁生活しています。
タイトルとは違い、彼はメカニックを引退している状況です。
以下、ネタバレ注意です。

ブラジル、リオで悠々自適に暮らしていたビショップに、ある女が接触。
その女は組織のボスであるクレインからの伝言係で、
「3人の男を事故に見せかけて暗殺しろ、さもなくばお前を殺す」
という強制的な依頼を持ってきます。
クレインはビショップの幼馴染ですが、前作には出てませんよね?
クレインの組織は前作の組織とはまた別の組織なのかな?
クレインもビショップも元は孤児で、ギャングに少年兵として訓練されたようで、
たぶんクレインもビショップ並みの凄腕なので、自分で暗殺すればいいのに…。

暗殺家業から足を洗ったビショップは依頼を拒否。
女率いるクレインの手下たちをボッコボコにしてタイ南部のリペ島へ逃亡。
知人女性メイの経営するバンガローリゾートに匿われます。
ビショップは彼女の父に東洋医学を師事していたみたいです。
殺しの腕はもちろん、何カ国語も流暢に話せるし、科学にも精通してるし、
そのうえ東洋医学まで習得していたとは、ビショップのスペック高すぎ。
ある日、そんなリペ島に軽く怪我をした観光客の女性がやって来ます。
彼女が恋人から苛烈な暴力を受けているところを目撃したメイは、
ビショップに助けてあげるように頼みます。
仲裁に入ったビショップですが、はずみで暴力男を殺してしまい…。
そこで動じないのが元メカニック、すぐに事故死に偽装します。
女性は保護しますが、ビショップは彼女のスマホの中に
自分の写真が入っていることに気付き、クレインの伝言係と気付きます。
どうも恋人からの暴力もビショップに接近するための狂言芝居みたいで…。
ただ、彼女が殴られているところを目撃したのはメイだし、
下手すればビショップは気付かなかったかもしれませんよね。
メイから助けるように頼まれた時も「単なる痴話げんかだろ」と言ってたし、
ビショップが仲裁に入らない可能性も高く、あまり上手い作戦ではないかも。
まぁ結局メイの顔を立てて仲裁したので、まんまと作戦成功ですが。

その女ジーナを問い詰めると、クレインに脅されて仕方なくやったと白状。
なんでも彼女は元特殊部隊員でしたが、アフガンで人道支援に目覚め、
プノンペンの孤児施設で働いてましたが、クレインの部下に職員が殺害され、
「従わないと次はガキどもを殺す」と脅されたらしいです。
なんだか出来すぎた話で嘘くささが尋常じゃないと思ってしまいましたが、
元孤児のビショップは彼女に同情して、あっさりと信じてしまい、
あれよあれよという間に男女の関係になってしまい、
父の形見の腕時計を預けてしまうほど彼女を信頼してしまいます。
結局、彼女の話は本当だったのでよかったけど、
ビショップって意外とハニートラップに掛かりやすそうですね。
なぜ居場所がバレたのかですが、このご時世にプライバシーなんてものはなく、
世界中どこにいようともすぐに発見できる、とクレインは言ってますが、
そのわりにリオでは探すのに何カ月もかかったみたいだけどね。
ある日、クレインの部下たちがリペ島に押し掛けて来て、ジーナを拉致。
彼女を助けるためにビショップも大人しく捕まり、バンコクに連れて行かれます。
クレインの部下たちというか、腹心ジェレミー以外は警官でしたね。
買収でもされて手を貸したのでしょうが、タイ警察の腐敗は凄まじいな。

ビショップはバンコクでクレインと対面し、改めて3人の殺害を依頼されますが、
今回はジーナを人質に取られているため依頼を受けるしかなく…。
一人目の標的はマレーシアの絶海の孤島にある刑務所に収監されている
アフリカの武器商人クリル将軍の暗殺です。
ビショップは自分によく似た性犯罪者になりすまして警察にわざと捕まり、
わざと収監されますが、同じ刑務所に送られるとは限らないのに運がいいです。
いろいろ恨みも買っているクリルなので、囚人の中にも敵が多く、
ある囚人が義手に仕込んだナイフで彼を殺害しようとしたところを
ビショップが阻止し、彼の信頼を得て接近し、薬物を過剰摂取させて殺害します。
別に囚人に殺させておけばいい気がしましたが、それでは事故死にならないか。
足さえつかなければ他殺でもいい気がするんだけど…。
その後はガムに偽装して持ち込んだプラスチック爆弾で壁を破壊し脱走。
爆弾をミスミス持ち込ませるなんて、警備が甘々な気がします。
刑務所内でも囚人たちは自由気ままに遊んでるしね…。

二人目の標的は、未成年娼婦斡旋で財を成した大富豪クックの暗殺です。
こいつは殺されて当然のクソ野郎で、依頼を受けてなくても是非殺すべきです。
彼はシドニーの58階建て高層マンションのペントハウスに住んでいて、
屋上の強化ガラス製のプールで泳ぐのが日課のようです。
ビショップはマンションの外壁をガラス吸盤でよじ登り、
強化ガラスを割る特殊なツールでプールの底に穴を開け、
泳いでいたクックは穴から排水され地上58階を真っ逆さまに転落、当然死亡。
今回は意図的に割られたけど、建物から突き出たガラス製プールで泳いだら、
何かの拍子で割れて転落死しそうで、普通の人なら怖くて泳げなさそうです。
いろんな映画を観たけど、今まで観たことがない壮絶な殺され方で面白いです。

最後の三人目の標的は、ブルガリアのヴァルナの共産党記念館に住む
欧州と南米の武器商人アダムスです。
もっといろんなタイプの巨悪を暗殺してほしいと思ったのに、また武器商人で、
一人目の標的クリルと被って残念でしたが、ビショップはすぐにピンときます。
調べてみると二人目クックもアジアの武器商人だと判明し、
世界の武器市場はアフリカのクリル、アジアのアダムス、欧州・南米のアダムス、
そして北米の武器商人の四人で寡占化されているみたいで、
北米の武器商人がクレインを雇って商売敵を殺しているのではないか、と…。
前作の組織もなぜか巨悪を暗殺してたが、その理由がわからなかったので、
本作のクレインの組織のように明確な目的があると腑に落ちてよかったです。
でもそれなら他の武器商人が死ねば目的は達成されるんだから、
別に事故死に見せかける必要もない気がしますけどね。

ビショップは共産党記念館の警備員を狙撃して重傷を負わせ、
病院搬送のために出動したドクターヘリに便乗して記念館に潜入。
セーフルームへ逃げ込んでくるアダムスを待ち伏せします。
しかしビショップは彼にクレインの目的を話し、クレイン殺害の協力を依頼。
武器商人アダムスもロクでもない奴なんだから、殺せばいいと思いましたが、
彼は主に弱者に対して蜂起するための武器を卸しているいるみたいで…。
なんだか正義の武器商人だとでも言いたそうな演出ですが、
弱者が大陸間弾道ミサイルを搭載したUボートなんて買うはずないけど…。
とりあえずビショップはアダムスの事故死を偽装します。

死は偽装なので死体は当然発見されません。
クレインはアダムスが死んだ証拠を出せとビショップに要求し、
ビショップはアダムスの遺体とジーナの身柄の交換を申し出、
クレインの部下部隊を共産党記念館に呼び出し、ブービートラップで虐殺。
その隙にジーンが監禁されているクレインの大型クルーザーに侵入します。
ビショップの侵入に気付いたクレインは、船の時限式自爆装置を起動。
ビショップは発見したジーナを救命水中ポットに放り込んで脱出させ、
脱出目前のクレインを追い、二人は対峙するのです。
ビショップと同じ少年兵の訓練を受けているのに殺しは人任せで、
本当はたいして強くないんじゃないかと思われたクレインでしたが、
アンカーチェーンを分銅鎖のように使いこなし、ビショップと戦います。
あれは相当腕力がないと出来ない芸当だと思いますね。
しかしやっぱり場数の違いかビショップの方が優位で、
逆にアンカーチェーンを利用されてグルグル巻きに拘束、身動き取れず…。
そのまま爆発リミットを迎えて呆気なく爆死するのです。

ビショップも逃げ遅れたかに思われ、先に脱出して助かったジーナは
悲しみながらもプノンペンの孤児施設に戻ります。
ところがそこに死んだはずのビショップが訪れて、めでたしめでたしです。
海に飛び込んでも絶対間に合わない状態から、どう脱出したのか。
なんでもアンカー収納部を潜水鐘として使い、生き延びたとのこと。
あまり船の構造に詳しくないので、わかったようなわからないような…。
とりあえず周りから爆死したと思われたことで再び自分の死も偽装でき、
ビショップにとっては一石二鳥だったのでしょう。
まぁ武器商人アダムスだけはビショップの生存に気付いたみたいですが。
クレインを雇った黒幕ともいえる米国の武器商人は健在なはずで、
もし本作がヒットしていれば、続編でその武器商人との戦いが描かれたかも。
残念ながらヒットしたとは言い難いので、続編製作はかなり厳しいですが…。

意外と前作を観てなくても大丈夫そうな内容だったし、
特に三人の武器商人暗殺計画なんかは見応えがあって面白いので、
なかなかオススメの映画だったと思います。
私も遠出を余儀なくされましたが、公開館数が少なめなのが残念です。

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メカニック

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