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セルフレス 覚醒した記憶

TOHOシネマズのフリーパス期間中なので連日映画館通いですが、
連日ブログを更新することは出来ないので、
鑑賞した作品全部の感想を書くのは諦めています。
期間中、30本は観たいけど、感想を書くのは半分くらいかな。
感想を書かない映画は端から感想を書かないつもりで観ていますが、
感想のために記憶力をフル回転する必要がなので気楽に観れます。
でも全然頭を使わないで観ているためか、途中で眠くなるんですよね。
記憶力をフル回転しすぎても鑑賞後に脳披露で眠くなるけど。

ということで、今日は記憶がテーマの映画の感想です。
昨日、書きかけの状態で誤ってアップしていたみたいで…。
映画の観すぎで疲れてるのかな?

セルフレス 覚醒した記憶
Self Less

2016年9月1日日本公開。

本作は全米ボックスオフィス初登場8位で、製作費2600万ドルに対し、
全米興収1200万ドルと、お世辞にも成功したとは言えない成績でした。
評価もあまり芳しくないみたいで、主演はライアン・レイノルズですが、
たぶん『デッドプール』のヒットがなければ、日本でも劇場公開されないかな。
でもせっかく日本公開してくれたので、私も観てみたのですが、
そこまで酷い内容でもなかったですが、なんだか惜しいんですよね。
本作はSF映画ですが、その設定は興味深いのにイマイチ活かせてません。
もうちょっと練り込めば、傑作に化けたかもしれないのが残念です。
なんでも本作はちょうど半世紀前のSF映画
『セコンド/アーサー・ハミルトンからトニー・ウィルソンへの転身』のリメイク。
オリジナルも興行的には失敗したそうですが、後世見直され、
カルト映画として再評価されているらしいです。
オリジナルは観たことありませんが、そんなカルト映画のリメイクなら、
もう少しヒットしてもよさそうなのに、あまり優れたリメイクではなかったのかな。
特にリメイクだと宣伝されているわけでもないので、
リメイクとは言えないくらい別物になっているのかもしれませんね。
以下、ネタバレ注意です。

建築家の巨匠ダミアン・ヘイルは末期癌で余命半年です。
そんな彼ですが、ハイテク医療企業フェニックス社の存在を知ります。
フェニックス社ではオルブライト博士が開発した医療機器「シェディング」で、
遺伝子培養で作られた健康的な体に乗り換えることが出来るのです。
まだ公にはされていない医療技術らしく、施設も仮設でかなり怪しいですが、
死が迫るダミアンは思い切って施術を受けることにします。
なんだかCTスキャンみたいな機械に数分入るだけで、
こんなに簡単に肉体を乗り換えられるなんて滅茶苦茶ですが、
こんなに簡単なのに費用2億5000万ドルも取るなんて…。
施術は見事に成功し、ダミアンは若い肉体への乗り換えに成功します。
いや、若いといってもその肉体を演じているのはレイノルズですからね。
どうせ乗り換えるならそんなアラフォー(設定は36歳か?)の肉体ではなく、
二十代とかもっとピチピチの肉体を用意してくれたらいいのに…。
ダミアンはもともと68歳なので、30歳くらいしか若返ってません。
更に言えば、どうせならもっとイケメンの方がいいですよね。
まぁレイノルズがブサイクだとは言わないけど…。

もちろん若返った体でダミアンとして生活するわけにはいかず、
ダミアンは死んだことにされ、エドワードという新しいIDが与えられます。
法外な費用の多くはID作りの根回しとかに使われてるのかもね。
新しい体は新車同様、慣らし運転が必要で、普通に動けるまで入院し、
リハビリを受けるのですが、それでも拒絶反応が起こるみたいで、
毎日一錠、拒絶反応の抑制剤を服用しなければなりません。
更に経過観察のため、暫くはフェニックス社が用意した家に住み、
引越しや旅行には許可がいるみたいです。
ダミアンはちょっと不服そうでしたが、かなりいい家ですよね。
まぁもともと住んでいた金ピカの悪趣味な豪邸に比べたらショボいけど…。
余談ですが、ロケで使われたその悪趣味な豪邸を実際に所有しているのは、
アメリカ大統領候補トランプなのだそうです。
もうすぐ大統領選ですが、あんな悪趣味な奴が大統領になったら嫌だな。

若返ったダミアンは若者たちのストリートバスケに混ざり、
そこで黒人青年アントンと友達になり、一緒に遊び回ります。
毎晩飲み歩いたり女遊びしたりと若さをエンジョイするのですが、
こういうところがちょっと違和感を覚えるんですよね。
たぶんダミアンは別に若返りたかったわけではなく、
病魔に侵され死に瀕していたため、これまでの地位や名声を捨て、
已む無く肉体の乗り換えをしたはずなのに、こんなことのために延命したのか?
建築家の彼が健康な肉体を手に入れたら、もっと仕事に打ち込むのでは?
こんな遊び人だったら、2億5000ドルもポンと払える大富豪にはなってないはず。
若返ったダミアンは、もともとのダミアンの知識を全く受け継いでなさそうで、
中身はそのまま肉体だけを乗り換えたという設定が活かされてないです。

ある日、抑制剤を飲み忘れたダミアンは幻覚に襲われます。
従軍しているビジョンやラテン系の妻子がいるビジョンなど、
自分の経験したことのない具体的なビジョンが幻覚となって現れます。
不審に思った彼は、幻覚内に現れたカボチャ型の給水塔をググると、
行ったこともないセントルイスに実在するものだとわかります。
彼はフェニックス社に内緒でセントルイスの給水塔まで行き、
そのそばに建っている家に勝手にお邪魔します。
そこには自分とラテン系妻子とのスリーショット写真が飾ってあり…。
なるほど、だからアラフォーの肉体だったわけですね。
遺伝子培養で健康的な新しい肉体を作ったというのは嘘で、
実際はこの家の旦那マークの体に乗り換えていたわけで、
マークの記憶が幻覚として見えていたということですね。
どうやらマークは難病の幼い娘アナの治療費を得るために、
妻に内緒で自分の体をフェニックス社に提供したみたいです。
娘アナの医療明細には約21万ドルと記載されていましたが、
約2000万円くらいで自分の体を売るなんて安すぎます。
そのくらいなら生命保険でも降りそうな気がするけど…。
てか、フェニックス社は顧客から2億5000万ドルも取ってるのにケチだな。

帰宅した妻マディは、死んだはずの夫マークがいることにビックリ。
そこになぜか友達アントンが武装した手下を連れて訪れます。
偶然バスケで知り合ったと思われたアントンでしたが、
実はフェニックス社から送り込まれた監視役だったみたいで、
ダミアンを連れ戻すために来たのですが、マディも口封じのため殺し、
証拠隠滅のため家も火炎放射器で放火しようとします。
マークの体は対価を払って買っているので、まだ納得できるけど、
放火や殺人を平気でするなんて、フェニックス社はとんだ犯罪組織です。
ダミアンは放火用火炎放射器を逆手に取ってアントンを攻撃し、
マディと一緒に車で脱出し、学校で娘アナもピックアップし逃走します。
マディもアナもダミアンがマークだと思い込んでるみたいです。

フェニックス社の追手から逃げることには成功しましたが、
ダミアンは拒絶反応を抑えるために抑制剤を手に入れる必要があります。
もちろんフェニックス社に貰いに行くわけにはいかないので、
肉体移動を考案した脱皮精神学の権威、故・ジェンセン博士の屋敷に行き、
博士の妻から抑制剤を手に入れようと考えます。
ところが、その屋敷に「シェディング」開発者オルブライト博士が現れて…。
なんとオルブライト博士は死ぬ前に肉体を乗り換えたジェンセン博士でした。
彼はエジソンやアインシュタイン、スティーブ・ジョブズなど、
天才が死ぬことで知性が失われるのは人類の損失と考え、
この肉体移動技術を開発したようですが、ジョブズは別に天才じゃない気が…。
それに前述のようにダミアンは前の知性を引き継いでるようには思えないし…。
むしろダミアンは軍人だったマークの戦闘スキルは受け継いでいるみたいで、
オルブライト博士の武装した部下を倒して、逃走に成功します。
その見知らぬ部下ですが、なんと肉体移動したアントンだったみたいです。
前の黒人青年の体が大火傷したので白人青年に乗り換えたようですが、
リハビリ期間もなかったわりには、よく動けてますね。
新アントンを倒した時に、彼の抑制剤を奪うことができました。

ダミアンは妻子を海外に逃がそうと、富豪の旧友オニール宅を訪ねます。
オニールは別人になったダミアンを疑いますが、話すうちに信用し、
カリブ島行きのプライベートジェットを手配してくれるのです。
ところが屋敷に2年前に死んだはずのオニール夫妻の息子がいて…。
なんとオニールもフェニックス社の顧客だったみたいで、
ダミアン来訪をこっそりフェニックス社に通報していたみたいです。
オニールは息子の新しい体は遺伝子培養で作られた物だと信じていたようで、
ダミアンから「余所の子だぞ」と教えられてショックを受けます。
オニールは息子のために自ら調達できるように抑制剤の成分を分析しており、
通報した罪滅ぼしにその分析データをダミアンに渡します。
しかし駆け付けたオルブライト博士の部下によって、妻子は拉致されてしまい…。
なぜ殺さず拉致するのかと言えば、彼女らの体を移動先に使うためですが、
結局誘拐で肉体を手に入れるのもありなら、なぜマークの肉体は買ったのか…。

ダミアンはわざと抑制剤を断つことで、拒否反応の幻覚を見ます。
マークは体を提供する時にオルブライト博士のラボに行ったはずなので、
その経験の幻覚を見て、ラボの場所を特定し、妻子を救出に向かいます。
しかしラボでダミアンは捕まってしまい、再び「シェディング」にかけられます。
なんとマークの肉体を負傷したアントンの新しい肉体にするために、
ダミアンの意識にアントンを上書きしようとするのです。
しかしダミアンは磁力を使う「シェディング」が金属に弱いのを知っており、
こっそり口に弾丸を忍ばせていたため、不具合で上書きされずに済みます。
でもオルブライト博士はダミアンがアントンになったと思い込み油断し、
ダミアンは彼を火炎放射で殺し、妻子を奪還して、カリブ島に逃がします。
別に黒幕オルブライトが死ねば海外逃亡する必要もなさそうだけど…。

せっかく抑制剤の分析データも手に入って、調達できるようになったのに、
その後もダミアンは抑制剤を服用せず、拒絶反応に苦しみます。
そうしているうちに、ダミアンの意識はマークの肉体から拒絶されて消滅。
マークの意識が復活し、彼は元のマークに戻るのです。
ダミアンは意識がなくなる前にマークにビデオレターを残していて、
それを見たマークは妻子の居場所を知って再会し、めでたしめでたし。
ダミアンはマディとアナのためにマークに肉体を変えそうと思ったのですね。
当初のダミアンはそんな殊勝な人物だとは思えなかったので、
やっぱり肉体を乗り換えた時点で、性格も変わりすぎてる気がしました。
肉体を乗り換えるというSF設定は面白いと思うのですが、
乗り換える前と乗り換えた後が同一人物と思えないような展開では
その面白い設定が活かされず勿体ないと思います。
自他ともに認める大根役者レイノルズに内面の演技を求めるのは酷か…。

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