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ライト/オフ

2016年ももう終盤、9月に突入しました。
ここ一週間、彼女の誕生日の準備で、映画も観れないほど忙殺されました。
頑張った甲斐あって、喜んでもらえたみたいなのでよかったです。
ちょっと落ち着いたので映画館通いも再開します。
丸一週間ぶりの更新で、少し要領が掴めないので、今日は短めに。
選んだ作品も小粒なものなので丁度いいです。

ライト/オフ
Lights Out

2016年8月27日日本公開。

全米ボックスオフィス初登場3位だった本作。
順位だけ聞くと物足りない成績のような気もしますが、
上位は初登場の『スター・トレック BEYOND』と二週目の『ペット』なので、
そもそもホラー映画が勝てる相手ではありませんでしたし、
人気シリーズ『アイス・エイジ』最新作を僅差で破っての3位は大健闘です。
しかも500万ドル未満という超低予算だったこともあり、
なんと公開初日で製作費の倍近く稼いだというのだから驚きです。

なんでもYouTubeで合計1億5000万回以上再生された心霊動画を
長編映画化したものらしく、話題性は抜群だったらしいですが、
その心霊動画を撮った人が本作のメガホンを取っており、所謂セルフリメイク。
つまりその心霊動画はニセモノだったということですね。
まぁ本物の心霊動画なんてものがあるのかどうか疑わしいので、
当たり前のことかもしれませんが、ちょっと残念な気も…。
その原作動画は見てないけど、もともとフィクションを公言してたのかな?
いずれにせよ、大人気心霊動画が原作なだけあって、
霊の設定が他のホラーよりも捻られ、興味深い内容になっています。
まぁ厳密に霊と呼べる存在かは微妙な気もしますが。

本作の霊の最大の特徴は、暗闇でしか存在できないという点です。
光の中では姿も見えず、全く無害になってしまうので、光が消えると襲われます。
そこがこの霊の攻略ポイントで、如何に光を絶やさないかが重要ですが、
ただただ不条理に襲ってくる霊とは違って、対抗できるのが面白味ですね。
とはいえ、この霊は電気を自分で消すことも出来るのは少し卑怯かな。
電気のスイッチは光に照らされた場所にあったりもするので、
そこでは存在できないはずなのにスイッチをオフれるのは納得できないかも。
まぁスイッチをオフらずとも電気を消してるようなところもあるので、
もともと光を自在に操れるのかもしれませんが。
暗闇の中だと神出鬼没すぎるのも少し卑怯かな。
テレポートのように場所移動したりもするけど、せっかく暗闇で存在できるなら、
実体があるような設定の方がよかった気がします。
あと、暗闇の中で姿を現せると言っても、全くの真っ暗なら姿も見えないので、
ホラーとして全然怖くなくなってしまうから仕方がないけど、
霊が現れる暗闇は間接照明とかで薄明るいんですよね。
僅かな光とはいえ、光が苦手な霊がその光にどうして耐えられるのか、
どの程度の明るさなら大丈夫なのか、その線引きが曖昧すぎます。
以下、ネタバレ注意です。

あるアパレル会社で、社員エスターが帰宅際に暗闇で謎の女の影を見て、
残業する上司ポールに「何かいます」と注意します。
このエスター演じる女優は元の心霊動画にも出演していて、
本作が長編映画初出演だったみたいです。
彼女は本作の好演が認められ大人気シリーズ『死霊館』のスピンオフの続編
『アナベル2』にも出演することになったみたいですが、
ネット動画出演なんて地味な仕事でも受けてみるものですね。
エスターから警告されたポールが確かめに薄暗い廊下に出ると、
薄明りの中で女の影に遭遇して襲われ、惨殺されてしまいます。
女はシルエットだけですが、どうやらフレディのように指が尖ってるみたいです。
てっきりポールが主人公だと思ったので、まさかの第一犠牲者で驚きました。

その8カ月後、ポールの10歳くらいの息子マーティンは、夜な夜な母ソフィーが、
見えない友達と話しているのを聞いて、怖くて眠れないくなります。
『パラノーマル・アクティビティ』シリーズとか、
よく幼い子供が見えない友達と話したり遊んだりするホラー映画は多いですが、
親に見えない友達がいるパターンは何気に珍しいかもしれません。
家で眠れないマーティンがあまりに学校で居眠りするので、児童福祉局が保護。
一人暮らししている姉レッベカが呼び出されます。
学校が親を呼び出すならわかるけど、なぜ児童福祉局が姉を呼ぶのか、
と一瞬思ったっけど、たぶん親の虐待を疑ったのでしょうね。
どうやら母ソフィーは鬱らしいのですが、抗鬱剤もやめているみたいで、
かなり状態が悪いみたいだし、本来なら即保護すべき状況でしょう。

レベッカは弟から「ママは見えない友達ダイアナと話している」と聞き、
只事ではないと弟を自室に連れて帰ることにします。
レベッカも10歳の時に実家でダイアナと(姿は見てないが)遭遇しており、
それが気持ち悪くて早く家を出たみたいです。
ちなみにレベッカとマーティンは異父兄弟で、ポールはレベッカの継父で、
実父は彼女がやはり10歳の頃に消息不明になっています。
どうやら母ソフィーに憑りつくダイアナに殺されたみたいです。
もちろん継父ポールを襲ったのもダイアナで、どうやら彼女は嫉妬深いのか、
依代であるソフィーの旦那を殺してしまうみたいです。
でも娘や息子はソフィーとの仲を邪魔されなければ殺す気はないのかな。

レベッカは弟マーティンを自室に連れ帰り、寝かせますが、
なんと彼女の部屋にもダイアナが出現します。
どうもソフィーから息子を取り上げたのが気に入らないみたいです。
それでもマーティンはバスタブに隠れてグッスリ寝ますが、
それなら実家でもバスタブで寝たらよかったのでは?
翌日、ソフィーに依頼された児童福祉局が部屋に押し掛けてきて、
マーティンを親元に帰せ、それが嫌なら裁判しかないと脅し、
マーティンを無理やり連れ帰ってしまいます。
鬱の母より正常な姉の方が保護能力があるのは明白なのに、
児童福祉局も融通が利かないというか、それならなぜ姉を呼び出したのか…。

弟が気になるレベッカは実家に行き、継父ポールの部屋から、
彼が生前ダイアナについて調べた資料を発見します。
どうやら母ソフィーは少女時代から精神病を患っており、
精神病院に入院していましたが、そこで少女ダイアナと友達になります。
ダイアナは13歳で発見されるまで地下室に閉じ込められており、
光に超敏感な皮膚疾患を患っていましたが、かなり凶暴な性格で、
友達ソフィーの退院が迫ると、怪我をさせて退院を先延ばしにしていました。
そんな凶暴な娘とソフィーはなぜ友達になるのか不思議ですが、
どうもダイアナは人の心に侵入し洗脳する能力があったみたいです。
地下室に閉じ込めたくなるのもわかるバケモノですね。
ある時、彼女は光治療を受けるのですが、治療中に光を受けた彼女は
忽然と姿を晦ましてしまったみたいです。
たぶん光の中では存在できなくなり、暗闇でしか現れなくなったのかも。
つまり現在のダイアナになったわけでしょうが、大人にも成長しているので、
彼女は別に死んだわけではなく、つまり霊とは言えないかもしれません。

家に帰ったマーティンは母ソフィーとリビングで映画を見ることになるが、
母は「3人で過ごしましょう」と電気を消し、ダイアナを紹介します。
ビビったマーティンは姉レベッカの部屋に逃げて来ますが、
ダイアナも追って来て、彼をベットの下に引きずり込もうとします。
このままでは弟が危険だと思ったレベッカは、実家に行き家族会議。
母ソフィーに抗鬱剤を飲んでダイアナの出現を抑制するように説得します。
どうやら鬱の時にしかダイアナは姿を現せないみたいです。
つまりダイアナはソフィーの頭の中にいて、鬱状態だと具現化してしまう、
ソフィーのイマジネーションの産物ということになるみたいですね。
となると光治療で消えたダイアナそのものではないということか。
いずれにせよ、やはり霊と呼べる代物ではなさそうな気がします。

ソフィーは抗鬱剤使用を拒否しますが、実際は抗鬱剤使用したら
ダイアナに何されるかわからないと恐れているみたいです。
レベッカは弟マーティンを守るため実家に泊まることにします。
彼女の恋人ブレットも付き合って泊まることになり、ダイアナ対策のため、
彼らは家中に懐中電灯や蝋燭を配備したり、スイッチをオンで固定したり、
スタンドの電球を交換したりと、家中を明るくして寝ることにします。
なぜブレットがそんな与太話を信じて手伝うのか少し不思議です。
ダイアナ対策し終わりましたが、なんだかまだ薄暗いんですよね。
アメリカの一般家庭は日本のようにシーリングライトがないので、
照明はスタンドライトを使うことが多いですもんね。
もっと照明持ち込んで明るくしないと対策としては不十分な気がしましたが、
いくら証明増やしても無駄で、ダイアナは元から電力を絶ってきます。
家の前の街灯も消えたので、ブレイカーを落とした程度ではなく、
家の周り一帯を停電させてしまったみたいです。
レベッカは手回し式LEDライト、マーティンは蝋燭を持って、
地下室のブレイカーを上げに行きますが、もちろん無駄。
ダイアナに地下室の扉を閉められ、彼女たちは閉じ込められてしまいます。
さすがに近所一帯を停電させてしまうのはやりすぎで強すぎな気がします。

レベッカの助けを呼ぶ声を聞いたブレットは地下室の扉を開けようとするが、
ダイアナに襲撃され、スマホの光で対抗し、家の外に逃げ出します。
しかしダイアナも追って来て、家の前で捕まってしまいます。
一帯が停電しているので絶体絶命かと思いましたが、
家の前に停めてあったマイカーのヘッドライトをスマートキーで発光させ脱出。
あの咄嗟の場面で、よく思いついたものだと感心しましたが、
恋人を置いて逃げ出すなんて、最低の男だな。
と思いきや、すぐに戻って警官を連れて来るのです。
その間、レベッカとマーティン姉弟は地下室でダイアナと格闘します。
なぜか地下室にブラックライトがあり、レベッカはそれを使用しますが、
可視光線の出ないためダイアナを消す力はなく、何の役にも立たない、
と思いきや、消えないからダイアナの姿を目視することが出来、
懐中電灯で可視光線を当てて攻撃することが出来るようになります。
ダイアナは光が当たると焼け爛れます。(元からかなり爛れてますが。)
ダイアナの最大の弱点はブラックライトだったんですね。
それでもダイアナを倒すまでには至らず、姉弟は追い詰められますが、
ブレットの連れて来た警官が突入し、地下室から脱出できます。
可哀想に必死に銃撃するも警官はダイアナに殺されてしまうのですが、
面白いのは、ダイアナに拳銃が無効な理由が、マズルフラッシュによって
一瞬消えることで弾丸が当たらないということです。

レベッカ、マーティン、ブレットは家から脱出に成功しますが、
レベッカは母ソフィーを助けるために家に再突入します。
当然ダイアナに襲われますが、そこに助けに来たのがなんと母。
手には拳銃を持っていましたが、ダイアナに銃撃が効かないのは実証済みで、
どうするのかと思いきや、なんと母は自分の眉間を撃ち抜くのです。
頭の中に入り込んでいるダイアナは、依代を失って消滅します。
ソフィーはダイアナを道連れに自殺し、娘を守ったわけですね。
ハッピーエンドとは言えないラストでしたが、切なくてちょっと感動しました。

それにこの手のホラー映画って、一見一件落着したように見えて、
実はまだ怨霊は存在している…、みたいな幕引きが多いですが、
本作には消滅したダイアナの存在を匂わせるようなシーンは全くなく、
どうやら本当にダイアナを倒して終わったような印象を受けました。
ところが、大ヒットした本作はすでに続編の製作が決まっているみたいで、
普通に考えたらダイアナは再登場することになりますよね。
結局ダイアナの脅威は完全には拭い去れなかったということでしょうが、
どう考えても完全に消滅したので、これをどう続けるのか気になります。
ダイアナがレベッカ、マーティン、ブレットに復讐する内容だとベタすぎるし、
なんとなく前日譚になりそうな気がします。
ダイアナの少女時代、精神病院でのことが描かれるんじゃないかな?
本作でもその一端が描かれたけど、なかなか興味深かったしね。

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