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火天の城

新内閣の閣僚が発表されましたが、原口さんや長妻さんは外してほしかったなぁ…。
別に嫌いというわけじゃなくて、むしろ好きなくらいなんですが、
大臣なんかになったらボクの好きな政治討論番組とかに出演しにくくなるでしょ?
(特にバラエティ色の強い番組には。)
論客の人を喋れなくしてしまうポストにつけるのは勿体無いよねー。
そうゆう意味では福島みずほ党首も外してほしかったかな。
まぁボクの娯楽なんて、日本の行く末に比べたらどうでもいいことです。

さて、映画好きの知り合いに先週末公開の映画『火天の城』の話を振ったら、
「もう公開だっけ?あの大虐殺事件の映画。」って…。
どうゆうボケか理解できなかったので、なんとなく笑って誤魔化したんですが、
帰宅後調べてみたら、第二次世界大戦中にソ連によってポーランド軍将校が虐殺された"カティンの森事件"の話だったみたいです。
それを基にした映画『カティンの森』も年末公開予定とのこと。
面白いかは別として、ボケのインテリジェンスが高すぎて突っ込めない!
『カティンの森』は観ないけど、『火天の城』は観てきました。

火天の城

2009年9月12日公開。
山本兼一の同名小説を基に映画化した作品。

織田信長(椎名桔平)から城の建設を命じられた熱田の宮番匠・岡部又右衛門(西田敏行)。又右衛門は即座に引き受けるが、建設を指揮する総棟梁は、名だたる番匠たちとの図面争いで決めるという。夢のような仕事を前に、寝食を惜しんで図面作りに没頭する又衛右門を、妻の田鶴(大竹しのぶ)、娘の凛(福田沙紀)らが支えるが…。(シネマトゥデイより)

本作を観る前日に、すでに鑑賞した知人2人に面白かったか訊いたところ、
「地味」とか「退屈」とか「長い」とかネガティブな感想ばかりが返ってきて、
観る前からちょっと滅入ってしまったんですが、
もう座席を予約しちゃった後だから仕方なく観に行きました。
でもかなりハードル下がっていたお陰もあってか、けっこう楽しめました。
たしかに戦国時代を舞台にしておきながら、合戦のシーンは全く無いし、
登場する有名武将も織田信長、羽柴秀吉はまぁいいとして、
丹羽長秀とか木曾義昌とか、戦国武将ブームもどこ吹く風の地味なラインナップ。
男社会の番匠(大工)の話なんで、キャストも男が圧倒的に多いわけですが、
別に若手イケメン俳優が出るわけでもなく、西田敏行をはじめ渋い面子です。
少ない女性キャストも大竹しのぶ、水野美紀と演技重視の地味な配役で…。

でもひとりだけ場違いなくらい輝いている女優が。
主人公・岡部又右衛門(西田敏行) の娘・岡部凛役の福田沙紀です。
着物(浴衣?)姿が眩しいくらいにかわいいじゃないですか!
まぁ明らかにひとりだけ浮き上がって見えるのは間違いないんだけど、
本作の地味な絵面が、彼女が登場するだけで一気に華やぎます。
史実では又右衛門に娘はいなかったそうで、彼女は架空のキャラなんですが、
史実を曲げてまで登場させた甲斐がありましたね。

物語も安土城を建設するだけで、確かに平坦で大きな盛り上がりも無いんですが、
ライバル番匠との指図(設計図)争いに始まり、大柱のための巨大檜探し、
山の御神石である超巨大な蛇石の撤去に、敵方の透破・乱破の妨害など、
一難去ってはまた一難と、小さい山の連続で、無駄にダラダラした感じではないです。
最後の大掛かりな施工シーンは、画こそ地味だけど、手に汗握る緊迫感です。
合戦やチャンバラアクションはほとんどないんですが、
本筋とは全然関係ない南蛮風なエキゾチックな衣装の大阪商人が登場したり、
それとは対照的な侘び寂びが大切な茶の湯シーンをいれたり、
戦国時代というよりは、安土時代の独特な文化面を強調したつくりになってます。
戦国時代ファンにしてみるとちょっと物足りない感じもあるかもしれないけど、
木曾義昌と又右衛門の絡みが、何気に"武田崩れ"の遠因になってたりと、
歴史ミステリー的なノリもあるので、戦国ファンにも少しは興味深いかも?

でも確かに面白いんだけど、観てる最中に何ともいえない虚しい気分になるのは、
これだけ又右衛門たちが七難八苦乗り越えて建設した最強の山城・安土城が、
完成から数年後には焼失してしまうという史実があるからでしょうか。
何人もの犠牲を払ったのに、どうせ無駄な犠牲になるんだろうなぁ…と。
しかもなぜかこの作品、『火天の城』というタイトルのわりには、
城が完成したところで終わってしまって、その後の焼失は語られないんですよね。
(オープニングのナレーションでちょっと触れてたかも?)
安土城って未だに何で焼失したかわからない興味深い歴史ミステリーなのに、
なんでそんなおいしいところを描かないのかなぁ…。勿体無い…。
それにわざわざ指図争いで、火災に強い設計にしたって前フリがあるのに…。

あと市造(石田卓也)の行動は、あまりに映画的すぎてちょっと冷めました。

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