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ロスト・バケーション

「ネスタリゾート神戸」という大型リゾート施設があることを
シネアド(映画館で流されるCM)で知り、気になっています。
調べてみるとホテル、プール、キャンプなどがある大型複合リゾート施設で
今月オープンしたばかりらしいです。
私は神戸周辺に住んでいますが、近場にこんな施設が出来ていたとは…。
(実際は神戸市ではなく三木市にあるみたいですが。)
特に関西最大級のプールが気になっていて、行ってみたいなと思うのですが、
大人になるとプールとか海とかに遊びに行く機会ってなかなかないですよね。
夏が来るたびに海水浴に行きたいと思うのですが、
なんだかんだでここ10年くらい行けてないし…。

ということで、今日は海水浴客が恐怖に襲われる映画の感想です。

ロスト・バケーション
The Shallows

2016年7月23日日本公開。

本作は全米ボックスオフィス初登場4位を記録したサバイバル・スリラーです。
海を舞台にしたサバイバル・スリラーといえば、大抵サメに襲われますが、
本作もやっぱりサメに襲われる物語で、ある意味ありがちな話ではあるものの、
他のサメ系サバイバル映画と違うのは、けっこう浅瀬が舞台ってことでしょう。
絶望的な沖というわけでもなく、岸からせいぜい200メートルくらいで、
大声出せば浜辺の人に声が聴こえるくらいの浅瀬です。
泳いで脱出できそうな気もするが、ギリギリ無理っぽい気もする絶妙な距離感で、
そのもどかしさが堪らなく、ハラハラドキドキします。
本作の原題は『The Shallows』で、直訳すればずばり「浅瀬」です。
でももともとは「In the Deep(深みに)」という真逆なタイトルだったらしいですが、
断然最終稿のタイトルの方が趣があっていいですね。
まぁ『ロスト・バケーション』なんてダサい邦題を付けられたら意味ないけど。
この邦題で日本での集客をかなり損してる気がします。
以下、ネタバレ注意です。

テキサス州の医大生のナンシーはサーフィンを楽しむためメキシコを訪れます。
なんでも彼女の病死した母が生前、妊娠中に訪れた美しいビーチがあり、
彼女もいつかそこを訪れたいと考え、ついに念願が叶ったみたいです。
その入り江のビーチから妊婦が横たわったような形の島が見えますが、
奇しくもナンシーを演じるブレイク・ライブリーは現在妊娠中らしいです。
(ライブリーはライアン・レイノルズの奥さんです。)
もちろん本作撮影時には妊娠してなかったけど、なんだか暗示めいてますね。
ライブリーはプロポーションは抜群なので、水着やビーチは似合うけど、
ぶっちゃけ水着になるならもう少し若い女優の方が嬉しかったかな。
まぁサーファー役ならリアルかもしれないけど、肌も少し荒れてる気が…。
逆にこの撮影のせいで肌が荒れたのかもしれませんけど。

一緒にメキシコに来た友達は二日酔いでホテルに引き籠ってしまい、
ナンシーはひとりで現地民カルロスの案内してもらい、ビーチを訪れます。
いわゆる知る人ぞ知る穴場のビーチみたいで、人もほとんどいません。
ナンシーはカルロスにビーチの名前を聞くのですが、
なぜか彼は聞こえないフリをしてビーチの名前を教えてくれません。
「人食いサメの海岸」的なヤバい名前でも付いてるのかと思いましたが、
カルロスは本当にいい人なのでヤバい場所に連れて行くはずはなく、
たぶんただ単にメキシコに実在しないビーチだから、
リアリティを出すために名前を名言しなかっただけでしょうね。
ちなみに本作のロケ地はオーストラリアのゴールド・コーストだそうです。

カルロスにお礼を言って別れ、海に繰り出すナンシー。
少し沖に現地民の男2人組サーファーがいて、一緒にサーフィンします。
このビーチにはナンシーの他に彼らだけしかいません。
日が暮れて来て、男2人は帰るために浜に向かうが、
ナンシーは「最後に一本」と沖に向かいます。
すると海面にカモメが集まっており、何だろうと思って近づくと、
生々しい傷だらけのクジラの死骸が浮かんでいて…。
咄嗟にサメの仕業だと悟ったナンシーは慌ててテイクオフし岸を目指すが、
チューブから飛び出して来たサメにタックルされワイプアウト。
左太腿を噛み付かれ鮮血に染まるが、クジラの死骸によじ登り、助かります。
5、6メートルはありそうなホホジロザメに噛まれて、よく足が残っていたものです。

執拗にクジラの死骸を攻撃し、ナンシーを転落させようとするサメ。
そんな小さな獲物を狙わなくても、大きなクジラで満足すればいいのにね。
サメの猛攻でクジラの死骸はひっくり返されますが、
ナンシーは必死に泳ぎ、近くの岩礁に避難することに成功。
岩礁といっても海面に出てるのは直径1、2メートルくらいの岩だけで、
満潮になれば沈んでしまうので、一時的な避難しかできません。
本当はブイ(灯浮標)に避難したかったみたいですが、
クジラからはブイまでは少し距離があり、岩礁で妥協したみたいです。
岩礁には先客の一羽のカモメがいましたが、ナンシーが上って来たのに、
なぜ逃げないのかなと思ったら、どうも怪我して飛べないみたいです。
カモメなんてあまりマジマジ見たことないけど、よく見ると可愛いですね。
ナンシーはカモメにスティーブンと名付けますが、カモメは英語でシーガル。
スティーブン・シーガルとなり、沈黙の俳優スティーブン・セガールのモジリです。

岩礁に避難した彼女はネックレスとピアスを使って噛まれた太腿を縫合し、
包帯代わりに着ていたウェットスーツを巻き付けます。
でも深夜1時ごろ寒くなって、結局ウェットスーツを剥がして着直し、
右腕の袖を千切って左足に巻き直して止血します。
さすがは医大生だと感心しましたが、実際はあんなに太腿が裂けていたら、
すぐに出血多量で死んじゃいそうな気がします。
朝6時半ごろ、カニが岩礁に上ってきて、彼女の傷口を抉ります。
彼女はカニをぶっ潰しますが、潰したカニをそのまま食べようとします。
一晩飲まず食わずなだけでそんなもの食べるほど空腹になるかな?
結局喰えた物ではなくすぐに吐き出しますが、賢いのかアホなのか…。

周りも明るくなり、少し離れたところに自分のボードが浮いていることに気付き、
一晩明けたしもうサメはいないかもしれないと考えたナンシーは、
一か八かボードを回収しようと海に入ります。
…が、すぐにサメの背ビレが見えて慌てて岩礁に引き返すのです。
サメもなぜ彼女に固執するんでしょうね。
その気になればジャンプで喰い付けそうな気もするのに、遊んでるのかな?
岩礁に戻った彼女はビーチで行き倒れている現地のオッサンを発見。
このオッサンは酔っ払ってビーチで寝込んでいたみたいです。
ナンシーは拙いスペイン語で必死に叫び、オッサンも彼女に気付きます。
彼女は浜に置いてある荷物にスマホが入っているから、
電話で助けを呼んでくれと頼むが、オッサンは荷物を盗んで去ろうとします。
メキシコなんかで荷物を放置したら盗んでくれと言ってるようなものですよね。
でもオッサンは海に浮かぶ彼女のボードも欲しくなったみたいで、
ボードを回収するために海に入ってきて、案の定サメの餌食になります。
泥棒に相応しい末路でいい気味ですが、上半身と下半身が真っ二つになって
浜辺に打ち上げられるけど、それだとサメはオッサンを引き千切っただけで
食べる気はなかったことになりますが、やっぱり遊んでるだけなのかな?

正午すぎ、昨日の男2人組がまたサーフィンしに来ます。
ナンシーは「サメがいる、海から上がって」と必死に呼びかけますが、
彼らは「ここにはサメはいないよ」と相手にせず、どんどん沖へ。
(なぜ浜辺で真っ二つになっているオッサンの死体に気付かないのか。)
案の定、男のひとりがサメに襲われ、もうひとりは必死で泳ぎ、
ナンシーのいる岩礁まで逃げて来て、這い上がろうとするも間に合わず、
サメから海底に引きずり込まれてしまうのです。
午後3時、夜は寒いが逆に昼は暑さが厳しいみたいで、
照り付ける日差しを引きずり込まれた男が遺したボードの切れ端で遮ります。
男はウェアラブルカメラも遺しており、少し離れた場所に浮かんでいます。
午後6時前、ナンシーはサメの周回パターンを読み、
決死の覚悟で海に飛び込み、サメの目を盗んでカメラを回収するのです。
この後に及んでカメラなんて何の役に立つのかと思いましたが、
彼女は家族への遺書的なメッセージを録画して、再び海へ流します。
死を覚悟しての行動かと思いきや、彼女はまだ生還を諦めていないので、
遺書のために危険を冒してカメラを回収するなんて不可解です。

カメラの男が遺した最後の映像にはサメのドアップが映っていましたが、
その口に杭らしきものが刺さっていました。
それがサメ攻略の突破口になる伏線かと思ったけど、そんなこともなく、
その展開に何の意味があるんだと思ってしまいましたが、
このサメはその杭のせいで人間に恨みを持っているという設定なのかな?
それならサメがナンシーに執着する理由も説明つくかも。
まぁサメがそこまで頭がいいとは思えないけど…。

午後6時をまわり、岩礁が満潮で水没するまであと数分に。
ナンシーは意を決し、水没しないブイ(灯浮標)まで移動することに。
岩礁からブイまで30~40メートルで泳いで1分の距離です。
カモメをボードの切れ端に乗せ、逃がしてあげた後、
彼女は恐る恐る海に入りますが、なんと大量の毒クラゲが発生しており…。
しかしサメもクラゲを嫌がっているようなので、むしろ好都合で、
ナンシーはクラゲに刺されながらも、かき分けるようにしてブイに移動します。
サメってクラゲを食べるイメージがあるんだけど、種類にもよるのかな?
ナンシーもクラゲのダメージをほとんど受けてないように思えるし、
その程度の毒のクラゲをホホジロサメが避けるかも疑問です。

ブイに登って水没からは逃れられたナンシーですが、動けない状況は同じ。
しかし遠くに一隻の船が通るのを目撃し、彼女はブイに設置してある照明弾で
合図しようとするのですが、1発目は不発、2発目も気付かれず…。
その直後、サメがブイにタックルしてきて、彼女は照明弾をサメに向けて発砲。
また船が通りかかることもあるだろうし、浜辺の人にも合図送れるのに、
水中のサメに照明弾なんて使ってもダメージないし弾の無駄だろ、
と思いきや、照明弾が水面に張っていた鯨油に引火し、サメも燃え上がります。
まさかあのクジラの死骸がこんなところで役に立つとは…。
と思いきや、炎上したサメも水中に潜ればすぐ鎮火されるので、
やっぱりあまりダメージになってないみたいです。
それどころかサメが怒り狂って、強引にブイが引き倒されてしまいます。

ブイが倒され海に投げ出されたナンシーは、ブイを海底に係留する鎖を切り、
その鎖を掴んだまま、鎖の重みでどんどん潜って行きます。
サメも彼女を追いかけて潜ってきますが、わざわざサメに有利な水中に潜って
彼女は何がしたいのかと思いきや、海底スレスレで迫って来たサメをかわし、
勢い余ったサメはブイを係留する錨の鉄芯に突き刺さり死ぬのです。
彼女がこの展開を狙っていたとは考えにくいですが、見事にサメを倒しました。
サメから襲われる心配がなくなり、彼女は泳いで岸まで戻り、
浅瀬で力尽きたところをカルロスに発見され、生還します。
一年後、彼女は地元テキサスのビーチで家族とサーフィンしますが、
あんな怖い目に遭ったのにサーフィンをやめようとは思わないのですね。
まぁ実話を映画化した『ソウル・サーファー』でも、
サメに片腕を食い千切られたヒロインはまた海に戻ってるし、
ちょっと太腿に傷が付いたくらいではサーフィンやめたりしないか。

単純な物語ながらも、サメをとても恐ろしく描けていて、
かなりハラハラドキドキさせられる良質なサバイバル映画でした。
ただ怖いだけじゃなくて、時々カモメで和めるのもよかったです。
あとは出突っ張りの主演女優がもう少し若ければ…。

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