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ONE PIECE FILM GOLD

スマホ向けゲームアプリ『ポケモンGO』が流行ってるみたいですね。
私は昔、ゲームボーイの『ポケットモンスター』はけっこう嵌りましたが、
スマホでゲームはしないので『ポケモンGO』もしません。
でも日本配信当日にダウンロードした知人と一緒に、
ポケモンを探しに夜の街に繰り出しました。
閑静な住宅街なので、夜は普段そんなに人通りもないのですが、
その夜は『ポケモンGO』をやってる人たちが沢山いました。
知人も含め歩きスマホしている人が多くて、段差でコケて前歯を折ったり、
信号に気付かず飛び出したりして車に轢かれないか冷や冷やします。
知人の代わりに危険を察知するのが私の役目みたいなものでしたが、
実際にひとりで『ポケモンGO』をするのは危ないです。
今日、ウチの職場では『ポケモンGO』禁止令が出ましたが、
この状況ではそれも致し方なしかなと思います。
歩きスマホどころか自転車に乗りながらスマホ見てるツワモノもいるしね。
車を運転する立場から言えば、『ポケモンGO』をしている人を轢いても
お咎めなしにしてほしいですが、お咎めなしでも轢きたくはないか…。

『ポケモンGO』の世界的人気を受けてか、
ついに『ポケモン』がハリウッドで実写映画化されるみたいです。
もう『ポケモン』ゲームは卒業した私ですが、これは楽しみです。
『ポケモンGO』ではなくて3DSソフト『名探偵ピカチュウ』の映画化らしく、
そのゲームも知らないのでどんな内容になるか想像できませんが、
実写のピカチュウがどんな感じになるのかワクワクしますね。
日本原作のハリウッド映画が酷い仕上がりになる例も多かったため、
ハリウッド実写映画化を懸念する日本人も多いみたいですが、
『GODZILLA ゴジラ』や『パシフィック・リム』などCG超大作が得意な
レジェンダリー・ピクチャーズが製作するのでたぶん大丈夫でしょう。
現在公開中の日本製アニメ映画『ポケモン・ザ・ムービー』は観ないけど、
ハリウッド実写映画は絶対に観ようと思います。

ということで、今日は『ポケモン・ザ・ムービー』と客を取り合うアニメ映画の感想。
逆輸入される『ポケモン』とは逆に、世界33か国で上映されるそうですが…。

ONE PIECE FILM GOLD
ワンピース・フィルム・ゴールド

2016年7月23日公開。

テレビアニメ『ONE PIECE』の劇場版13作目となる本作。
私はテレビアニメは観てないけど、原作漫画は読んでいるので、
(といっても、ファンと言えるほど夢中で読んでいるわけでもない。)
原作者が製作総指揮を務めた10作目『STRONG WORLD』からは
アニメも劇場版だけ観るようになりました。
短編だった11作目は別として、前作『Z』、そして本作も、
原作者が総合プロデューサーとして関わっているので、
原作読者としては気になる作品です。
やはり原作者が関わると訴求力が増すみたいで、
10作目『STRONG WORLD』は9作目の5倍の興収である48億円の大ヒット。
その成功で味を占めたのか前作『Z』はスクリーン数を300に大幅増し、
約69億円の大々ヒットとなります。
これは東映映画としては歴代最高記録だったそうです。
その大ヒットが東映はよほど嬉しかったのでしょう。
本作は約2.5倍の743スクリーンでの上映を決めました。
これは邦画史上最大規模のスクリーン数だそうです。

ただ、前作『Z』は東映にとっては自社歴代最高かもしれないが、
たかだか約69億円のヒットです。
当時の年間映画ランキングでもジブリの『風立ちぬ』や
ピクサーの『モンスターズ・ユニバーシティ』にも負けています。
本作も(入場者特典効果で初週末は勝てるかもしれないが)最終興収では
現在公開中のピクサー映画『ファインディング・ドリー』に負けるでしょう。
そんな映画に『ファインディング・ドリー』以上のスクリーン数を宛がうなんて、
東映も見栄を張りすぎな気がしますね。
それに本作が必ずしも前作を超える興収になるとは限らないし、
出来だけで言えば前作を大きく下回っていると感じました。
ちょっと疲れていたのもあるけど睡魔と必死に戦う退屈な物語でした。

まず何が期待ハズレだったかと言えば、外伝感が強すぎることです。
もちろん劇場版なので基本的には外伝で当たり前なのですが、
『STRONG WORLD』や『Z』は原作者が直接関わっているのを活かし、
時系列的には外伝ながらも原作と繋がりのある物語となり、
原作ファンに訴求力のある作品となっていました。
しかし本作は原作者が関わっているにも関わらず、
ある意味で劇場版らしい外伝的で単発的な物語で、原作との繋がりは希薄。
本作は麦わらの一味ら以外の原作からの登場キャラは、
元CP9のスパンダムとロブ・ルッチと革命軍のサボの3人だけですが、
あまり一味も絡まず、特に活躍するでもなく…。
唯一、スパンダムだけルフィとの短い絡みがあるけど、
せっかくだったらルッチと再戦してほしかったですよね。
ルッチはサボと一戦交えますが、その様子はほとんど描かれません。
これなら登場しなくてもいいくらいの雑な扱いです。

なにより敵キャラに魅力がなさすぎます。
本作のボス敵である元海賊のギルド・テゾーロは、
国として認められるほど大きなカジノ船「グランテゾーロ」の国王です。
『STRONG WORLD』は海賊王ロジャーや四皇の白ひげと並ぶ伝説の大海賊、
『Z』は「海軍本部最高戦力」と称された元海軍大将がボス敵でしたが、
テゾーロは単なる国王、いや、カジノ船の船長で、見劣りが甚だしいです。
むしろ前作までは、四皇と並ぶ大海賊や元海軍大将なんて、
現時点での一味の相手としては強大すぎると思ったくらいでしたが、
原作では王下七武海で闇社会を牛耳るドフラミンゴすら倒した今となっては、
たかが元海賊のカジノ王なんて相手にとって不足がありすぎるでしょ。
5億ベリーの賞金首ルフィの相手をするなら、それなりの肩書がほしいです。

それに加えてテゾーロは能力のタイプもドフラミンゴに似ています。
悪魔の実「ゴルゴルの実」を食べた能力者ですが
はじめは金になれる自然系能力者かと思ったけど、
どうも超人系能力者で、金を操ることが出来る能力のようです。
ドフラミンゴも糸を操る超人系能力者でしたが、「覚醒」しており、
本人の実ならず周囲の物まで操れる能力でしたが、
テゾーロも覚醒していて、周囲の金も意のままに操れます。
覚醒した超人系能力者であるドフラミンゴを倒したばかりなのに、
また同じような能力者と連戦することになるなんて面白味に欠けます。
全く別のタイプの能力者との戦いが見たかったです。

覚醒なんて並みの能力者では出来ない高等能力のはずで、
ルフィも奥の手ギア4を発動させなければ対抗できなかったことからも、
テゾーロもドフラミンゴ並みに強いはずなのに、
なぜ世界政府公認のカジノ船の船長なんかで満足しているのか謎です。
昔、金が無くて恋人ステラが天竜人の奴隷になってしまった経験から、
金に対する執着が強いのはわかりますが、
それなら天竜人のような権力への渇望が強くなりそうなものなのに…。
ついでに自身も天竜人に奴隷にされた経験があるみたいですが、
そんな経験をしながらも天竜人に5000億ベリーも献金したり、
カジノ船内のホテルに天竜人用のハイパースウィートを設置したり、
恋人を奴隷にした天竜人に媚び諂うのか、理解できません。
そもそも敵キャラにそんな同情を誘うような設定を込めたら、
いざルフィがぶっ飛ばした時の痛快感が薄まってしまうので、
ただの下衆野郎の方がよかった気がします。
どうせテゾーロを救うことは限られた上映時間内では無理なんだし。

テゾーロはデザイン的にも普通すぎて面白味がありません。
際立った特徴のない、噛ませ犬丸出しのデザインで、
『STRONG WORLD』や『Z』のボス敵のようなボス感が全くないです。
金の巨大ロボ「ゴールデンテゾーロ」になれば少しは見栄えもしましたが、
それはそれでドフラミンゴの腹心ピーカと被りすぎです。
デザインだけなら彼の手下である幹部3人の方がインパクトがあるかも。
ラキラキの実の能力者である女性幹部バカラに至っては、
他人の運を吸い取って自分を超強運に出来るという能力で、
たぶんテゾーロよりも強く、なぜテゾーロに従っているのか疑問です。
(テゾーロの恋人テスラの身内かなとも思ったけど。)
およそ弱点が見つからない能力で、どう倒すのかと期待しましたが、
ウソップが秘策で倒すも、正直その倒し方はあまり納得できるものではなく…。
幹部のひとりで二頭身の見た目が強烈なヌケヌケの実の能力者タナカさんは、
無機物を通り抜けられるけっこう凄い能力ですが、
ただ床を通り抜けて逃げながら銃撃するだけの攻撃パターンで…。
最後の幹部ダイスは能力者ではないが、やたらパワフルでタフ。
能力者でもなく武装色の覇気使いでもない気がするのに、
ゾロと互角に戦えてしまうところがちょっと謎ですね。

もうひとり女性幹部カリーナがいますが、彼女はナミの昔の知り合いで、
敵か味方か、って感じのキャラですが、どうも世間はナミ人気が高いらしく、
ナミを際立たせるために登場させたキャラって感じがしました。
(カリーナ役の満島ひかりはもっと声の演技を頑張らないとね。)
本作はナミを筆頭に、麦わらの一味を立てることに注力している気がします。
そのためにあえて敵キャラを地味にしている気もしましたが、
そう思わされた主な要因は、何度も何度も行われる無駄な衣装替えです。
冒頭からいつもの服装ではなく、変な恰好で登場します。
(厚着してるクルーもいれば、裸同然のクルーもいて、暑いのか寒いのか?)
そしてグランテゾーロに入ると、今度は白いセレブなファッションに着替え。
カジノで大負けした後、カジュアルなファッションに着替えて、
金庫に潜入するために清掃員などに変装、数名は潜入中に天竜人にも変装、
最終決戦ではみんなで黒いレザーの戦闘服に着替えるのです。
たった2時間の映画で最多7パターンもの衣装替えが行われるのです。
全パターン、フィギュアとかグッツ化して儲けようという腹積もりでしょう。
一味に無駄にお洒落させるのは、なんだかチャラい印象を受けて嫌です。
特にルフィにシャンクスの麦わら帽以外の麦わら帽を被せるのは、
彼の信念が曲がってしまったような気がして…。
あと、女性キャラの肌露出は下品なのでもう少し控えた方がいいです。
あと風景も金色、…いや黄土色の割合が多すぎて汚らしいし暑苦しいです。

本作で唯一、面白いと思った設定は、
グランテゾーロではカメを動力に使っているという設定です。
船もギガントタートルなる巨大カメが牽引しているし、
車のエンジンもハッスルタートルなるカメが人力(亀力?)で動かしています。
ただこの設定は序盤で少し触れられるだけで、あまり活かされず、
せっかく面白い設定だったのに勿体ないと思ってしまいました。
あと、グランテゾーロには世界に流通する貨幣(ベリー)の
20%が集まっているという設定も気になりました。
それならテゾーロは世界一の金持ちで間違いない気がしますが、
そのわりには地位も権力も財力も微妙な気がします。
そんな金持ちならもっと強い部下がいてもいいと思うし、
強力な兵器や自前の軍艦を何百隻持っててもいいくらいなのにね。
その船を最終的にあの女が奪い取ってしまうわけだけど、
彼女が世界一の金持ちになってしまうけど、世界観的に大丈夫なのか?

こんな駄作を世界33か国で公開して日本の恥にならなければいいけど…。

関連作の感想
ONE PIECE FILM STRONG WORLD
ONE PIECE 3D 麦わらチェイス
ONE PIECE FILM Z

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