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ホーム 宇宙人ブーヴのゆかいな大冒険

今夜は七夕です。
今夜は天満橋周辺の大川で行われる七夕イベント
「平成OSAKA天の川伝説2016」を見に行ってみようと思っています。
LEDの光の珠「いのり星」を放流し、大川を「地上の天の川」にするイベントです。
きっと幻想的な光景を見られるのではないかと期待しています。
ただ、いのり星を放流するには1500円も取られるんですよね。
長くても400メートルほど流れたら回収されてしまうものに1500円は高すぎ。
それならその金で映画を観るか、ご飯食べるかした方がいい気がするので、
今回は見学(無料)だけにしておこうかなと思っています。
まぁ雰囲気に飲まれていのり玉を購入してしまうかもしれないけど…。
それともあの光のひとつひとつが1500円だと思うと興醒めするかな?

ということで、今日は天の川銀河を旅する宇宙人の物語の感想です。

ホーム 宇宙人ブーヴのゆかいな大冒険
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2016年7月6日リリース。

本作はドリームワークス・アニメーション(DWA)31作目になります。
DWA作品は24作目『マダガスカル3』以降、全てビデオスルーとなっていますが、
本作も御多分に漏れずビデオスルーとなりました。
配給がパラマウントから20世紀フォックスに変わったのを転機に、
DWA作品の日本劇場公開を取り止めてしまったんですよね。
当初は「ふざけんなフォックス、ちゃんと劇場公開しろ!」と憤ったものですが、
あれだけ劇場公開を望む声が大きかった『ヒックとドラゴン2』を無視したことで、
もう20世紀フォックスにDWA作品の劇場公開を期待するのは諦めました。
DWA作品の中で日本で最もヒットしたのは『カンフー・パンダ』ですが、
その最新作『カンフー・パンダ3』すらも劇場公開を見送るみたいです。
もう残念という気も起こりません。
DWAと20世紀フォックスの配給契約満了をただ待つのみですが、
先日、ユニバーサルのDWA買収が決まったようです。
『ミニオンズ』などイルミネーション・エンターテインメント有するユニバーサルは
日本でのアニメ映画の劇場配給にも積極的なので期待できます。

余談ですがユニバーサルがDWAを買収したのは中国市場を見据えてのこと。
DWAは中国資本と提携しオリエンタル・ドリームワークスを設立しており、
そこでは中国をテーマにした作品を中心に製作されます。
その米中合作第一弾が『カンフー・パンダ3』になるわけですが、
『カンフー・パンダ3』は全米興収1億4000万ドル(本作より低い)に対し、
中国興収がそれを超える1億5000万ドル以上なんですよね。
アメリカに並ぶ市場規模なのでハリウッドが無視できないのもわかりますが、
DWAとしてはもう日本なんてどうでもよくなっているかもしれません。
中国で儲けるためにDWAを買収したユニバーサルに配給が移っても、
日本でDWA作品の劇場配給が始まる見込みは薄いかも。
20世紀フォックスのせいで日本でのDWAの火はすでに消えたし…。

本作は全米ボックスオフィス初登場1位、
全米総興収は『ヒックとドラゴン2』も僅かに超える大ヒットを記録しました。
正直、予告編を観て面白そうに感じなかったので、この大ヒットは予想外です。
原作の児童書『The True Meaning of Smekday』が人気あるのかも?
それともDWA初の試みである黒人を主人公にしたことで、
いつもより黒人客を沢山動員できたのかもしれませんね。
私としては語弊があるかもしれないけど、白人の方がよかったです。
ハリウッド・アニメーション映画だと主人公は白人の方が馴染みがあるし、
正直、白人の女の子の方が可愛いと思えるので…。
まぁ原作から黒人なので仕方ないことだけど。

しかしむしろビジュアル的にもう少し何とかならなかったのかと思うのは
もうひとりの主人公である異星人ブーヴです。
足が何本もあり色がコロコロ変わるイカのような異星人ですが、
これがなんとも可愛くない、というか面白味のないデザインで、
全く愛着が湧かないんですよね…。
原作児童書のブーヴは近いデザインですがもっとグロいですが、
まだそちらの方がインパクトがある分、よかった気がします。
本作のブーヴはとにかく当たり障りのないデザインでつまらないので。
女の子のペットのオスの三毛猫ピッグが可愛いのが唯一の救いです。

ストーリーもかなり子ども向けなので、ちょっと物足りないかな。
まぁ本来は子どもの観るものなのでそれで別にかまわないのでしょうが、
ディズニーのように大人も楽しめる要素がほしかったです。
以下、ネタバレ注意です。

故郷の惑星を略奪者ゴーグに破壊されたブーヴたちは、
スメック船長の指揮のもと、地球に移住することになります。
移住といっても実質地球人から地球を奪うので侵略です。
地球に着いたブーヴは高度な科学力で重力を操り、地球人をアブダクションし、
地球のどこかに作った「ハッピー・ヒューマンタウン」に集めて住まわせ、
それ以外の土地は自分たちの物にします。
ただブーヴにはそれほど悪気があるわけでもないみたいで、
彼らは科学の遅れている地球人を動物程度にしか考えておらず、
自分たちが導いてやらねばならないという身勝手な親切心があるみたいです。
実質、地球人を一カ所に隔離して、地球を侵略したわけですが。
プニプニのマヌケな姿のくせにとんでもないエイリアンですね。
言動とかもかなりバカっぽいですが、こんなショボそうな奴らが
どうやって反重力装置なんて開発したのか疑問すぎます。

ニューヨークでは、バカっぽいブーヴの中でも真性のバカであるオウが、
地球に引っ越してきたことが嬉しくて、引越しパーティを催しますが、
空気が読めない彼はブーヴの中でも嫌われ者で、誰もパーティに来ず…。
たしかに何とも言えない鬱陶しい性格のキャラで、嫌われてるのも納得です。
そこでオウはパーティの招待メールを一斉送信するのですが、
なんと銀河中に送信してしまい、略奪者ゴーグにも送ってしまうのです。
数時間後には宇宙の果てのゴーグに届き、ゴーグが攻めてくるかもしれず、
せっかく安住の地を得たばかりのブーヴたちはオウに激怒します。
他人の迷惑にもほどがあるドジさにイライラさせられますが、
こんな奴が本作の主人公だと言うのだから、全く感情移入できません。
まぁもともと地球人の敵だし、敵の敵は味方でゴーグに肩入れしたいくらいです。
スメック船長はオウのアカウントにログインし、招待メールを取り消そうとするが、
パスワードがわからないため、オウを指名手配します。
科学が進んでいるわりに、その程度のハッキングも出来ないのですね。

ブーヴ警官カイルに逮捕されそうになったオウはコンビニに逃げ込み、
アブダクションを免れた少女チップことグラチュイティ・トゥッチに出会います。
チップはママがアブダクションされてしまい、ひとりで捜しています。
なんだかんだでチップに借りを作ることになったオウは、
スメック船長のいるパリのエッフェル塔に行けばママの居場所がわかると告げ、
チップの車を飛行できるように改造し、それに乗り2人でパリに行くのです。
彼らはエッフェル塔に忍び込み、ママがオーストラリアにいることがわかります。
ハッピー・ヒューマンタウンはオーストラリアに建設されていたようです。
でも全地球人がオーストラリア程度に収まり切るものなのかな?
えげつない人口密度になりそうな気がするけど。
ついでにオウはエッフェル塔の端末からログインし、招待メールを取り消し。
ギリギリのところで略奪者ゴーグにメールは届きませんでした。
そんな簡単なことなら、送信してすぐに取り消せばいいのに。

招待メールの取り消したから、もう逮捕されないと思ったオウでしたが、
こんな迷惑を掛けておいて簡単に許されるはずもなく、
エッフェル塔から出たところでスメック船長たちブーヴに消されそうになります。
今回は事なきを得たが、いずれまたミスる前に始末しようってことらしいですが、
こんなドジを生かしておくべきじゃないという意見には同意です。
しかしチップが反重力装置を弄って大混乱を起こし、その隙にオウを救出して、
2人で空飛ぶ車に乗り込み、オーストラリアに向かうのです。
逃げる途中のパリでチップはゴッホの名画『星月夜』を回収しますが、
これは伏線で、この絵画が後に何かの役に立つのかと思ったけど、
特に何もなくて拍子抜けしてしまいましたね。

空飛ぶ車でニューヨークからパリまではすぐだったのに、
なぜかパリからオーストラリアまでは何時間もかかっていましたが、
その途中で略奪者ゴーグの無人機が襲来し、相打ちで双方墜落。
ゴーグはブーヴが地球にいることに気付いたみたいです。
空飛ぶ車は壊れてしまうが、無人機の部品であるスーパーチップを使い、
空飛ぶ車を修理することができます。
よくわからないけどスーパーチップはとにかく凄い性能らしいです。
ゴーグの科学力はブーヴも圧倒しているみたいですね。
そんな危機を乗り越えて、チップとオウは友達になります。

オーストラリアに着き、ママ探しを始めようとするのですが、
他のブーヴはすでに地球を見限って移住の準備を始めていて…。
反重力装置とかバブルガンとか強力な武器を持っているくせに
とにかく根性なしのブーヴは敵が迫ると戦わずに逃げるようです。
よくこんな奴らが地球を制圧できたものですね。
オウも友達になったチップを連れて、ブーヴの避難船に乗り込もうとしますが、
ママを捜したい彼女は拒否し、オウだけ避難し、地球を脱出するのです。
彼女は友達なのにひとりで逃げた根性なしのオウに幻滅します。
そりゃまぁゴーグは問答無用で惑星を破壊するので逃げたくもなるけど、
ブーヴは地球人を導くというスタンスで移住してきたんだから、
ちゃんと地球人も全員避難させろよと思いますけどね。
ブーヴが来たせいでゴーグから地球を破壊されるなんて、
地球人にとってはとんだトバッチリです。

地球を脱出した避難船はゴーグから追われますが、
オウが持つゴーグのスーパーチップを船に取り付け高速化させて逃げます。
ブーヴはスーパーチップをゴーグから奪ったオウの勇気を称えて英雄視し、
オウを船長に推す声が高まるのです。
ただ壊れた無人機から回収しただけなので勇気も何もないけどね。
しかし現船長スメックは当然それが気に入りません。
彼は昔、ゴーグの宝「シッシー」を盗んだ功績により船長になりましたが、
オウを船長に推すカイルが彼からシッシーを取り上げてオウに渡し、
オウはブーヴの新船長になるのです。
スメックも偉そうなだけで大したことはないが、オウみたいなドジを船長にしたら
ブーヴが滅ぶのも時間の問題だろうなと思ってしまいました。

チップとの交流で地球人はスメックが言うほど下等な生物ではない、
むしろブーヴよりも優れたところがあると思ったオウは、
チップら地球人をゴーグから救うためにオーストラリアに戻ります。
てっきり船長になったしブーヴの船団を率いて戻って来るかと思いきや、
たったひとりで戻って来るんですよね。
そしてチップと再会し、無事ママを見つけることに成功し2人は仲直り。
その時、ゴーグが巨大な母船で地球を攻撃し始めますが、
オウはシッシーを見て「略奪者はゴーグではなくブーヴだ」と言い、
シッシーをゴーグに返すことで攻撃を中止させるのです。
なんとシッシーの中身にはゴーグの幼体が詰まっていたようで、
ゴーグはブーヴを滅ぼしたいわけではなく、子どもを返してほしいだけでした。
ブーヴは略奪者というよりも誘拐犯だったわけですね。
ブーヴという奴らは本当に悪気なく他星人に迷惑をかける奴らです。

ゴーグが地球に攻めてきたのも、オウの招待メールに気付いたわけではなく、
ただシッシーを追って来ただけのようですが、それはつまり、
オウがシッシーを持って戻って来なければ、ゴーグも地球はスルーして、
ブーヴの避難船を追いかけていたってことになりますよね。
なんだかオウが地球を救った英雄みたいな扱いを受けていますが、
どう考えても全ての元凶はオウだと思うんだけど…。
ブーヴは地球人と一緒に地球で仲良く暮らすことになりますが、
一度侵略した奴らをよく迎え入れられるものだと地球人の寛容さに呆れます。
オウはまたパーティを開き、また招待メールを銀河中に送信し、
銀河中から様々な異星人が地球にやって来たところで本作は終了ですが、
異星人が友好的とは限らないのに勝手に地球に招くなんて、
ちょっと身勝手にもほどがありますね。
結局最後までオウのことは好きになれませんでした。

正直、なんでこれが『ヒックとドラゴン2』並みにヒットしたのか不思議です。
DWA作品の中でも下から数えた方が早い駄作なのに…。
『ヒックとドラゴン2』も期待ほどじゃなかったし、
20世紀フォックス配給になってから駄作率が高くなったな…。

関連作の感想
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