ブログデンティティー

blog-dentity since 2013

ウォークラフト

今、先月発売されたゲームソフト『逆転裁判6』をコツコツやってます。
中高生の頃は一日何時間もゲームしていた私ですが、
最近はほとんどしなくなり、『逆転裁判6』が今年初ゲームです。
その前にやったゲームが昨年夏に発売された『大逆転裁判』だったから、
もう『逆転裁判』シリーズ以外のゲームはしてないような状態です。
ゲームは嫌いではないので本当はもっと出来たらいいのですが、
最近は欲しいゲームが発売されてもWiiUかPS4ばかりで…。
私は新機種をまだ持ってないので出来ないんですよね。
PS4は一度値下げされたし、そろそろ買い時かなと思っていたのですが、
先月末に新型PS4「NEO」の開発が公表されたので、待った方がいいかも。
NEOを買うわけではなく、型落ちで値下げになる旧型PS4を買います。
スペックは低いけど同じゲームが出来るらしいし。

ということで、今日はゲームを実写化した映画の感想です。

ウォークラフト
Warcraft.jpg

2016年7月1日日本公開。

前述の通り、本作はゲームの実写映画化作品なのですが、
私はまた新しいファンタジー小説の映画化作品だろうと思っていて、
ゲームが原作であるとは知らずに観に行きました。
でも本作の内容が剣と魔法のハイファンタジーだったので、
なんだかMMORPGっぽいなとは思ったんですよね。
観終ってから確認してみたら、やっぱりMMORPGの実写映画化で、
原作は『World of Warcraft』というネットゲームでした。
なんでも「登録者数最多のMMORPG」としてギネス認定されている
世界的大人気ネットゲームらしく、たしかに略である「WoW」という単語は
ゲーム関係のサイトなどネット上で見掛けたことが何回かあります。

ただ登録者数1000万人以上の大人気ゲームだったにも関わらず、
全米ボックスオフィスは低予算ホラー『死霊館2』に首位を譲り2位スタート。
その後も2週目5位、3週目10位と急速に転がり落ち、
1億6000万ドルの製作費に対し全米興収は僅か4500万ドルです。
とはいえ世界的大人気ゲームだけあって海外での興収が半端なく、
世界総興収は4億ドルを超えているみたいです。
中国だけで2億ドル以上稼いでおり、特に中国で人気のゲームなんですね。
本作は中途半端な幕切れでもわかる通り、シリーズ化するつもりでしたが、
世界興収で黒字とはいえ、アメリカ国内でこれほどまでにコケてしまうと、
ハリウッドも続編の製作からは手を引くと思われますが、
もしかしたら中国が金を出して続編が製作されるかもしれません。
ただそれも希望的観測なので、未完が嫌なら端から観ない方がいいです。
もし小説の映画化だったら、続編打ち切られても小説で続きを読めるけど、
本作の場合は打ち切られたら本当に未完のままになりますからね。

本作がアメリカで人気がないのはわかる気がします。
アメリカのネットゲームはFPSが主流なのでMMORPGは人気がなさそう。
そしてたぶん本作を観ようなんて思うのはプレイヤーだけです。
本作のように異世界を舞台にしたハイファンタジーは
壮大すぎる世界観とか固有名詞とか覚えるのが大変でハードルが高いです。
原作ゲームのプレイヤーなら慣れ親しんだ設定なので入りやすいでしょうが、
一見客だと正直ちょっと面倒な気がしてしまうんですよね。
本作は世界観の説明もよく出来ており、わりと自然に覚えられる方だけど、
まずハードルを乗り越えて観ようと思ってもらえないのが厳しいところです。

人間とオーク族との戦いがメインの物語ですが、巨漢の亜人であるオークは、
モーションキャプチャを用いたフルCGで描かれているのですが、
これがお世辞にもあまりいい出来とは言えないんですよね…。
私が本作を観て「なんだかゲームっぽい」と思ったのも、
世界観がMMORPGな前に、オークのCGがテレビゲーム並みだったためです。
テレビゲームなら気合の入ったCGだと評価したでしょうが、
ハリウッド映画としては物足りなく、オークが浮いて見えました。
それが予告編でも使われているものだから、
それを観てしまうと原作ファン以外は観る気を失うと思われます。
私も原作がゲームだと知らなかったわけですが、やはり予告編を観て、
これは三流ファンタジーかもしれないと思いましたからね。
ファーストデイのお得な料金だったので、観てみようかと思ったけど。

期待せずにいざ観てみると、思ったよりも楽しめた気がします。
難のあるCGも30分もすれば見慣れてくるし、世界観も自然と覚えられたし、
意外な展開もあったし、テンポも良くて飽きずに最後まで観られます。
もし続編があればまた観てもいいかなと思えるほどの出来でした。
最大の問題点は未完なことで、他人にオススメは出来ませんが、
人気ナンバー1のMMORPGがどんなものか知る目的なら観てもいいかも。
シリーズ化するつもりだったため序章みたいな内容なので、
本当にさわり程度しか知ることは出来ないと思いますが。
以下、ネタバレ注意です。

オークたちが住んでいた世界ドラエナーが荒廃してしまい、
彼らの王グルダンは邪悪な魔力「フェル」を用いて異世界へのゲートを開き、
人間たちの住む世界アゼロスに移住、いや、侵攻して来ます。
フェルは他人の命を吸い取ってエネルギー化した魔力で、
ドラエナーで捕らえた囚人から搾取したフェルだけでは
沢山の氏族がいるオーク全員が移住できるだけのゲートは開けず、
まず精鋭の戦闘部隊を送り込み、アゼロスの住民を捕まえてフェルを搾取し、
オーク全員が通れる巨大なゲートを開くつもりです。
比較的覚えやすい世界観とはいえ、さすがに始めは少し混乱しますね。
オークたちの外見を見分けるのも困難だし…。

アゼロスには人間だけではなく、ドワーフやエルフも共存しており、
どうやら7つの国が同盟を結んでいるみたいです。
人間の国ストームウィンドの軍司令官ローサーは、
ある部隊が何者かに襲われ殺されたという報告を受け、調査します。
すると先に魔術師見習いのカドガーが死体を調べており、
兵士はフェルによって殺されていることが判明するのです。
オークの王グルダンに搾り取られた後だったのでしょうね。
国王レインは、守護者(ガーディアン)メディヴに助けを求めます。
守護者はキリン・トアという組織(場所?)で修行した優れた魔術師で、
その力でアゼロスを守る使命があるみたいです。
カドガーもキリン・トア出身ですが修行から逃げ出した落ちこぼれのようです。
キリン・トアの魔術師は目が青く光ったりするけど、一応人間なのかな?

司令官ローサーは守護者メディヴに同行してもらい、
兵団を率いてフェルが使われたと思われるエルウィンの森を調査。
しかし待ち伏せしていたオークたちの襲撃を受けます。
ところがメディヴが強力な魔術を使って、オークたちを返り討ちに。
さすがは守護者、アゼロス最強の魔術師だけのことはありますね。
と思ったら、メディヴの魔術には邪悪な魔力フェルが混じっているようで、
なぜ正義の魔術師である守護者がフェルなんて使えるのか…。
生き残ったオークたちも一目散に逃げ出しますが、
ローサーたちはオークの女ガローナを捕まえることに成功します。
ガローナは外見もオークより人間に近いですが、どうやらハーフらしいです。
(キバと耳と肌の色以外ほぼ人間ですが、オークの遺伝子は劣勢すぎでしょ。)
つまりオークの故郷ドラエナーにも人間はいたってことですかね。
醜いオークと人間の間に生まれたなんて、ちょっとゾッとしない設定です。
父親がオークなのか母親がオークなのか気になります。
彼女は見た目はほぼ人間だし、オーク王グルダンの性奴隷だったので、
人間側に加担してオークと戦うことになります。

『WoW』はプレイヤーが人間でオークと戦うゲームではないみたいで、
人間やオークなどプレイヤー自身が好きな種族を選んで冒険するらしく、
つまりオーク側になって敵である人間と戦ったりもするみたいですが、
それを反映してか、本作もオーク側の主人公がいます。
それが狼に乗って戦うフロストウルフ氏族長デュロタンです。
彼は故郷ドラエナーが荒廃したのは王グルダンの使うフェルの影響だと考え、
せっかくアゼロスに移住してもグルダンがいる限り安住は出来ないと
グルダンに対して密かに不信感を持っているのです。
デュロタンと妻ドゥラガの生まれたばかりの赤ん坊ゴエルも、
グルダンからフェルで汚染されてしまったし、不信感は募るばかりで、
「人間と組んでグルダンを倒したい」と副氏族長オーグリムに話します。
デュロタンのようにオーク族内部に反体制派がいるわけですが、
むしろ多種族のアゼロス側が一枚岩なのが不思議なくらいですね。

デュロタンは貸しのあるガローナにコンタクトを取り、
人間の国王レインと交渉したいから連れて来てほしいと頼みます。
レイン王は好機と考え、司令官ローサーら護衛部隊を伴って、
フロストウルフ氏族が待つ黒い岩山に出向きます。
しかし副氏族長オーグリムがグルダンに密告していたようで、
グルダンの腹心でオーク軍戦士長ブラックハンド率いるオーク大軍勢が
黒い岩山で待ち伏せしており、レイン王を襲撃してくるのです。
罠の可能性も見越して待機していた守護者メディヴは、
レイン王を守るため彼の周囲に雷の障壁を張るのですが、
その障壁の外にいる護衛軍は見殺しになってしまい、
ローサーの息子カランも締め出され、ブラックハンドに殺されてしまうのです。
レイン王は助かりますが、ローサーはメディヴに不信感を抱くようになります。
司令官の息子とはいえ一兵卒のために王を危険に晒すのは愚行なので、
メディヴの判断は正しかったと思いますけどね。
息子を亡くしたローサーはガローナに励まされ、恋が芽生えるのですが、
ほぼ人間とはいえオーガのハーフに恋するなんて気持ち悪いです。

一方オーガ側では、デュロタンは裏切り者として拘束され、
王グルダンが密告者オーグリムを新しいフロストウルフ氏族長に据えるが、
すぐ気が変わったのかグルタンはフロストウルフ氏族を皆殺しにするのです。
オーグリムはデュロタンを裏切ったことを悔い、なんとか彼の妻子を逃がします。
妻ドゥラガは赤ん坊ゴエルを籠に入れて川に流し、追っ手と刺し違えて死亡。
なんとか夫デュロタンと氏族の血を絶やさないようにしたかったのでしょうね。
オーグリムは拘束されているデュロタンも救出し、
解放されたデュロタンは王グルダンに決闘(マッガラー)を申し込むのです。
王は決闘を申し込まれたら受けて立たなければならない習わしで、
タイマンの肉弾戦になるのですが、ジョブ的には魔術師と思われるグルダンが、
戦士であるデュロタンに殴り合いで敵うわけないだろ、と思ったら、
さすがオークの王だけあって殴り合いでもかなり強いです。
彼のモーションキャプチャを担当したのはアクション俳優ダニエル・ウーだしね。
とはいえ、禁じ手フェルも使って弱らせ、デュロタンを絞め殺します。
まさかオーク側の主人公がこんなところで死ぬとは意外な展開でした。
決闘で魔法を使うのは卑怯だとオークたちから非難の声が上がりますが、
グルダンは見せしめに数人フェルで殺して皆を黙らせるのです。

一方、人間側では、守護者メディヴがフォースの暗黒面に…。
どうやら彼は自覚無く邪悪な魔力フェルを使っていたみたいで、
オークをアゼロスに招き入れたのも無意識の彼だったようで…。
グルダンだけではゲートは開けなかったってことなのかな?
フェルを制御できず、心まで邪悪になってしまい、
戦略会議で対立した司令官ローサーを投獄してしまうのです。
そしてレイン王は大軍を率いてオークのキャンプに攻め込みます。
メディヴの異変に逸早く気付いた魔術師見習いカドガーは、
キリン・トアに行き、庇護者(プロテクター)アロダイに相談し、
アロダイから友と協力してメディスを倒すように指示されます。
庇護者アロダイの設定についてはイマイチよくわかりませんでした。
大いなる意志的な何か超越した存在のような気がしましたが…?
ストームウインドに戻ったカドガーは投獄されたローサーを脱獄させ、
2人でメディヴを倒しに彼の居城カラザンへ行きます。

フェルに汚染され、外見までバケモノ染みていたメディヴ。
自作のゴーレムを起動させ、2人に襲い掛かりますが、
2人の見事な連携により、逆に襲って来るゴーレムを上手く使いこなし、
メディヴをゴーレムの下敷きにして倒します。
一方、レイン王率いる同盟軍とオークが大合戦を繰り広げる戦場では、
なんとか捕まっていたアゼロスの民を逃がすことに成功するも、
レイン王はオークの軍勢に囲まれて絶体絶命のピンチに。
死を覚悟したレイン王は護衛していたガローナに自分を殺すように指示。
ハーフの彼女が敵将を殺せば、名誉を重んじるオークに認められると考え、
彼女に人間とオークの懸け橋になてくれるよう託したのです。
ガローナはレイン王の気持ちを汲み、泣く泣く彼を殺害。
計画通り大将首を取ったことでオーク軍から英雄として迎えられます。
その前に彼女は何人もオークを殺してるんだけど、仲間殺しの罪は帳消しか?

メディヴを倒したローサーがグリフィンに乗って駆け付けるが、時すでに遅く…。
事情を知らないローサーはガローナに裏切られたと思い激怒します。
もはや決着はついていたが、ローサーは孤軍奮闘しオークを殺しまくります。
いや、乗り物グリフィンも戦ってた(しかも超強い)から孤軍奮闘ではないか。
といっても多勢に無勢のジリ貧なので彼が死ぬのも時間の問題だったのに、
なぜかオーク軍の戦士長ブラックハンドが彼に決闘を申し込むのです。
そして一刀のもとに敗れさるのです。
ブラックハンドはフェルで強化されてたはずなのに、全然強くないですね。
神聖な決闘に勝利したことでオークたちはローサーに手を出せなくなり、
彼はレイン王の亡骸を持って、ストームウィンドに帰ります。
オークは野蛮な見掛けと違い(王グルダン以外)騎士道精神を持ってますね。

帰還したローサーはレイン王の代わりに同盟軍のリーダーになります。
もしかしたら新しい国王に就任したのかもしれません。
彼の妹がレイン王の妻(王妃)なので、王族の親戚だし。
決起集会を開いて「戦いはこれからだ」って感じで幕を下ろしますが、
本作がアメリカでコケたので、これからの戦いは観ることが出来なさそう…。
結局オークの王グルタンも倒せてないし、なんか中途半端です。
川に流されたデュロタンの子ゴエルも人間の男に拾われますが、
この子の行く末も、その男の正体も謎のまま、永久に回収されないかも。
『WoW』を製作したブリザード社も本作に企画当初から否定的のようだし、
続編製作へのハードルはかなり高そうな気がします。
ただ本作を観て私も『WoW』を少しプレイしてみたいと思わされたので、
一定の宣伝効果はあったかもしれませんね。
まぁMMORPGは私生活に支障をきたすほどの中毒性があるので、
プレイしたくても手は出さないようにしますが…。

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://blrpn.blog.fc2.com/tb.php/1684-0ba3c7c8
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad