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パパVS新しいパパ

Netflixなど動画配信サービスが隆盛したのはいいけど、
それに伴ってDVDリリースされない洋画や海外ドラマが増えて、
DVD鑑賞派としては少し寂しいです。
昔はハリウッド映画が日本で劇場未公開が決まりビデオスルーになったら、
「ちゃんと劇場公開しろ、ビデオスルーなんて許せん!」と思ってましたが、
今は「ちゃんとビデオスルーしてくれてありがとう」って思うようになりました。
まぁ劇場公開してくれるに越したことはないけど。

ということで、今日はビデオスルーになった映画の感想です。

パパVS新しいパパ
Daddys Home

2016年6月23日DVDリリース。

全米ボックスオフィス初登場2位のコメディ映画で、
史上最高のヒット作『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』に次ぐ2位で、
普通ならなら1位になってもおかしくない好成績でしたが、
日本ではウィル・フェレル製作のコメディ映画はいつも劇場未公開になり、
本作も御多分に漏れずビデオスルーとなってしまいました。
フェレル製作映画はけっこう面白いものも多いのに、
ハリウッド・コメディに厳しい日本でのフェレルの不人気は嘆かわしいことです。
同年に全米公開され、やはり2位だった『ゲットハード』なんかは配信のみだし、
本作は円盤化されただけでもマシかもしれませんね。

いつも通り製作のみならず主演も務めるフェレルは、
本作では真面目なイクメンの継父ブラッドを演じます。
そんな彼が無責任でワイルドな実父ダスティと、
子どもを取り合ってバトルを繰り広げるホームコメディですが、
なんとフェレルはもともと実父を演じる予定だったそうです。
継父は『ハングオーバー』などのエド・ヘルムズの予定でしたが、
フェレルには無責任な実父は演じられてもワイルドな実父は無理っぽく、
結局配役を替え、彼が継父を演じることになり、
ワイルドな実父役にマーク・ウォールバーグをキャスティングします。
フェレルとウォールバーグといえば『アザー・ガイズ』のコンビで相性も抜群。
ワイルドだし役柄にも合っていて、いいキャスティングだと思います。
ただ、フェレルには変人のイメージがあるので、
真面目な継父の役に変わってもちょっと違和感があるかも…。
以下、ネタバレ注意です。

ブラッドは子連れのサラと結婚しますが、
2人の小学生の子どもディランとメーガンは全く懐かず…。
でもブラッドは子どもたちにもパパと認めてほしいので悩みます。
彼はパパになることに憧れているのですが、歯医者で治療を受けた際に、
誤って睾丸にレントゲンを照射されて、子種が作れなくなったそうで…。
彼は「父親には誰でもなれるがパパにはなれない」と
パパへの憧れを語ってますが、自分は父親にもなれないのですね。
だから尚更パパになることへの憧れが強いのかも。
どんなに冷たくされても我慢強く子どもたちに接し続けて8カ月、
ディランにイジメの相談を受けたり、メーガンに父子ダンス会に誘われたり、
徐々に子どもたちからも信頼されるようになります。
それまでメーガンから殺される絵ばかり描かれてたのに大進歩です。
ところがそこに子どもたちの実父(サラの元夫)ダスティが訪れるのです。

ワイルドでイケメンだけど無責任なダスティは子育てに全く協力せず、
世界各国をぷらぷら旅行しているみたいですが、子どもたちは彼が大好きです。
育児は非協力的でも子どもと遊ぶのは嫌いじゃないみたいだし、
子どもにとってはたまに来てお土産くれて遊んでくれる楽しいパパでしょう。
それにカッコいいパパは子どもにとっては自慢ですよね。
インディアン・バイクなんて乗ってるパパは他になかなかいないだろうし。
ブラッドはせっかく子どもたちに認められはじめている自分の地位を
脅かされるのではないかと焦りますが、ダスティは意外と好意的で、
家に一週間泊めてあげることになってしまいます。

もちろん好意的な態度はダスティの作戦で、本当は家族奪回を狙っており、
お菓子あげたり小遣いあげたり犬あげたり、子どもたちに取り入ります。
小遣い20ドルもポンとあげるので、そこそこ金持ちなのかと思ったけど、
犬はその辺で拾ってきた小汚い捨て犬だし、仕事もしてなさそうかな。
でもダスティはブラッドの職場のラジオ局についてきて、局長に気に入られ、
歌が上手い彼は局のジングルを収録して、それが採用されてしまいます。
なんとジングルが一回使われるごとに印税182ドルも入るそうで…。
ジングルなんて一日何回も使われるから、遊んでても金がどんどん入る
夢の印税生活でなんとも羨ましいですね。
金のない日本のラジオ局では考えられないことですが、さすがはアメリカです。

ブラッドもボーイスカウト、バスケのコーチ、ボランティアなど、
校外活動に積極的に参加し、パパとしての頑張りをアピール。
しかしダスティが庭にツリーハウスを作り、子どもたちの心を鷲掴みにします。
ディランが上級生にイジメられてることも知って、助言します。
ブラッドが相談を受けた時は話し合いで解決するように助言しましたが、
ダスティは「やられたらやり返せ」と助言するのです。
顔面殴って股間を蹴って「ビッチ」と罵れと。
ブラッドは暴力的解決に反対し、「それならダンスバトルで」と言いますが、
たしかに平和的に解決できるならそれが一番かもしれないけど、
そんなイジメッ子は痛い目に遭わせてやりたいと思うのも親心で、
これについてはサラもダスティに賛成するんですよね。
ダスティがいくら子どもに取り入っても妻サラが心変わりしなければ
ブラッドから家族を取り戻すのは無理で、無駄な努力だと思いましたが、
サラもダスティを認めはじめているのかも。

サラはパパになるために努力するブラッドをとても評価してはいますが、
実はもうひとり子供がほしいと思っており、彼が種無しなのは不満で…。
そんなサラとブラッドに、ダスティは大人気の凄腕産婦人科医を紹介し、
不妊治療を受けることを勧めるのです。
なぜそんな自分に不利なことを言い出すのかと思いましたが、
医師から妊娠の可能性を否定されたらサラも心変わりすると思ったようです。
ブラッドが診察を受けると、妊娠しないのはレントゲン被爆が原因ではなく、
血流の遮断で精子が薄いだけで、数をこなせば妊娠する可能性はある、と。
サラは大喜びで、ブラッドの最大の弱点も解消してしまいます。
ダスティには予想外の展開でしょうが、紹介した医師が凄腕すぎましたね。
たまたま知ってる産婦人科医がこの凄腕医師だけだったのでしょうね。
ライバルの出現も精子を増やす効果があるのだそうで、全て裏目です。

ブラッドは不妊治療を勧めたダスティに感謝し、これまでの態度を詫びます。
しかしダスティから「正々堂々家族を奪回する」と宣戦布告され…。
再び焦ったブラッドは4月なのにクリスマスの飾り付けをし、サンタの格好をし、
子どもたちに大量のクリスマスプレゼントを用意して媚びます。
「なぜ4月にクリスマス?」と思うかもしれませんが、
実は本作はアメリカでは12月公開されたクリスマス映画なんですよね。
レイカーズが大好きなディランにNBAのアリーナ席のチケットをプレゼントし、
家族で観戦に行きますが、超プレミアチケットなので、
ダフ屋から計1万8000ドルで購入したみたいで、さすがにやりすぎですね。
メーガンにプレゼントしたポニーも数千ドルはするだろうし…。
ブラッドはちゃんとダスティの席も取り、家族と一緒に観に行くんですよね。
ひとり離れた席にするという嫌がらせはしたものの、
ダスティも高いアリーナ席だし、留守番させてればいいのにね。

NBAの観戦に行くと、なんとレイカーズのコーチがダスティの知り合いで、
彼の伝手で子どもたちは選手を紹介してもらったり、
ベンチ横の超特等席で観戦することができ、子どもたちの評価は大逆転です。
ヤケ酒したブラッドはハーフタイムの観客参加のシュートゲームに当選し、
インタビューでダスティのことを下品に罵倒し、チアガールや障害児に暴投。
大観衆から大顰蹙を受け、その晩、サラから家を追い出されます。
1万8000ドルもかけたプレゼントが裏目に出たのは気の毒だが、
ブラッドのハーフタイムでの態度があまりに酷かったので、
全く同情できず、追い出されるのも当然だなと思いました。

その後、ブラッドの代わりにパパ業をしていたダスティでしたが、
子どもの送迎や学校行事の参加などが我慢できず、4日で逃げ出します。
やっぱりダスティにはパパ業は無理だったみたいですね。
追い出されてから会社で寝泊まりしていたブラッドの元に、
居候していたダスティの友達グリフがやって来て、ダスティが逃げたことと、
メーガンの父子ダンス会が今晩であることを教えられます。
ダスティが逃げた今、パパに復帰する最大のチャンスでしたが、
なんとブラッドはダスティを捜し出し、ダンス会に誘います。
ダスティもブラッドのパパ業の素晴らしさを認め、2人は和解。
一緒にメーガンの待つダンス会に行きます。
会場に着くと、ディランが例の上級生にイジメられていましたが、
彼はダスティの助言を真に受け、相手に顔面パンチして股間を蹴り上げ、
「ビッチ!」と罵りますが、なんとその上級生は女の子で…。
女の子だろうとイジメっ子は酷い目に遭わされて当然だと思うけど、
男が女の子を殴るというのはやっぱりかなりマズい状況で、
その女の子の父親が激怒し、ダスティに殴りかかってきますが、
なんとダスティはダンスバトルで平和的に勝負しようとするのです。
ダスティがブラッドの意見を身をもって尊重したわけですね。
そのダンスバトルがキッカケでダンス会は大盛り上がりになり、
ディランも女の子と仲良くなったみたいです。

結局ブラッドは子どもたちから継父として認められ、サラも彼の子を授かります。
ダスティは新しい妻カレンと結婚し、ブラッドの向かいの家に住みます。
ブラッドはダスティと和解して親友になったし、
ディランもメーガンにとってはいつでも実父にも会えて嬉しいでしょうが、
サラは元旦那がご近所なのはちょっと複雑なんじゃないかな?
ダスティの新妻カレンには連れ子がいて、継父のダスティには全く懐かず、
自分以上にワイルドな実父ロジャーのことを慕っており、
ダスティはブラッドの気持ちを味わうことになる、というオチです。
本作の大ヒットにより、続編が製作されることが決まっているので、
続編では継父ダスティの奮闘が描かれるのだろうと思いますが、
本作は綺麗にオチているので、ここで終わっておいた方がいい気も…。
本作はそこそこ面白かったけど、この続きが面白くなりそうな予感がないし。

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