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フッテージ デス・スパイラル

TOHOシネマズの公式サイトがリニューアルされ、
雰囲気が暗くなった上に、わかり難く、使い難くなりました。
前の方が明るくて、わかり易くてよかったな。
いずれ慣れるんだろうけど。

先週末は観たい映画が一本しか公開されなかったので、
DVDレンタルで見た映画の感想が続いていますが、
今週末は観たい映画が6本も公開されます。
来週末も6本公開されるので、なかなか大変です。
もちろん全部は観に行けないので、何本かはレンタル待ちです。

ということで、今日はDVDレンタルで見た映画の感想です。

フッテージ デス・スパイラル
Sinister 2

2016年6月2日DVDリリース。

本作は2013年に日本でも劇場公開された『フッテージ』の続編ですが、
今回はビデオスルーになってしまいました。
前作はイーサン・ホーク主演で大ヒットしましたが、
本作はその半分程度の全米興収に落ち込んでしまったからかな?
私としても前作は近年稀な面白いハリウッド・ホラーだったので、
その続編である本作があまり評判がよくないのは残念でしたが、
そもそも傑作ホラーに続編を作ること自体が蛇足だった気がします。
これではヒットしなくても仕方がないです。

全作『フッテージ』は、ノンフィクション作家エリソン・オズワルトが、
一家で事故物件に引越し、そこで5本の8mmフィルムを発見します。
そのフィルムにはそれぞれ別の家族が何者かに惨殺される様子が映っており、
エリソンは連続殺人事件と考え、その犯人を調べ始めるのですが、
その頃から彼の周りで不可解な現象が起き始め…、という物語でした。
真相は、殺されたどの家族からも子供がひとり失踪しており、
その子が悪魔ブグールに憑りつかれて家族を殺していたというもので、
結局エリソンも他の家族と同じ運命を辿り、
ブグールに憑りつかれた娘に家族が惨殺されて終るのですが、
前作が傑作だったのは、一家の子供たちが家族を殺していたという、
予想外の真相にあり、サスペンス的な面白さがあったのですが、
本作はその真相がわかっている上で起きている物語なので、
サスペンス的な面白さはなく、普通のホラー映画に成り下がっています。
まぁちょっとしたどんでん返しもあるけど、容易に予想できてしまったし…。
以下、ネタバレ注意です。

田舎の廃教会に母コートニーと双子の息子ディランとザックが越してきます。
どうやら夫のDVに耐え兼ねて、逃げるように隠れ住んでいるみたいです。
ある夜、ディランの枕元にマイロという少年が現れて、
「見せたいものがある」と地下室に連れて行かれ、
そこで待っていた別の少年テッドが撮ったという8mmフィルムを見せられます。
「魚釣り旅行」というタイトルで、テッドの家族が川で逆さ吊りにされ、
ワニに食い殺されるという映像でした。
どうやら彼らはブグールに憑かれて家族を殺し、失踪した子の霊のようです。
そして自分たちの映像を見せて、ディランを仲間に引き込むつもりのようです。
前作でも失踪した子の霊は主人公の周りに度々現れましたが、
それが何者かもわからないので不気味で面白かったけど、
本作ははじめから素性がある程度わかっているので、不気味さがないです。

ある日、彼らが住む廃教会に、私立探偵の男が訪れます。
コートニーは夫が自分たちを探すために雇った探偵だと勘繰りますが、
どうやら彼は廃教会に人が住んでいるということも知らず、
この教会で過去に起きた殺人事件を調べに来たみたいです。
彼はオズワルト一家が惨殺された前作の事件を捜査した副保安官でしたが、
その家を放火した嫌疑を掛けられて逮捕、証拠不十分で不起訴になりますが、
副保安官をクビになり私立探偵になったみたいです。
この教会でも過去に神父一家が惨殺され、息子が失踪する事件があり、
オズワルト一家惨殺事件と似ているため、調査に来たみたいです。
名前が明らかにされていないので、便宜上、元副保安官と呼びます。
元副保安官は前作にも出ているのですが、正直あまり覚えてないです。

その夜、またディランの枕元にマイロが現れ「別のを見よう」と地下室へ。
ディランは怖いので嫌がりますが、地下室で待っていた少女エマに、
「全部見れば悪夢を見なくなる」と言われ、彼女の撮った映像を見ます。
タイトルは「クリスマスの夜に」で、彼女が家族を雪で生き埋めにする映像です。
テッドのワニの映像に比べるとインパクトが弱いですね。
マイロから「もう一本見れば終わる」と言われますが、ディランは拒否します。
翌朝、双子の兄弟ザックから「特別だと思うな、僕にも見えるぞ」と言われます。
ザックもマイロら子供たちの霊が見えるということなのでしょうね。
でもディランばかりが彼らに誘われて、ザックは悔しいみたいです。
逆にディランはいい迷惑だと思っているみたいですが、
そっくりな双子なのに性格はかなり違うみたいです。
私もディランとザックが双子なので初めは見分けがつくか心配でしたが、
親切にもザックはいつも赤っぽい服を着ているので見分けがつきます。

元副保安官が再び訪れ、教会を調査していると、
コートニーの夫クリントが訪れ、息子たちを無理やり連れ去ろうとします。
どうやら夫も別の私立探偵を雇い、逃げた妻子を捜していたようです。
しかし元副保安官が「法的権限はない」と追い返すのです。
コートニーは「夫にバレたからまた引っ越さないと」と言いますが、
なぜか元副保安官は「ここにいるべきだ」と断固反対。
殺人事件があった呪われた物件だと知っているのになぜ反対するのか…。
もしかしたら彼女たちがオズワルト一家と同じ運命を辿ることを
期待しているのかと思ってしまいましたが、どうも違うみたいです。
彼は「殺人のあった家から引っ越すと次の家で殺される」という法則を
独自の調査で掴んでいたので、引っ越しに反対したみたいです。
そうして殺人は連鎖しますが、つまり引っ越さなければ何も起きないのですね。
もし殺人のあった家に子供のいない家族が引っ越して来たらどうなるんだろ?
元副保安官も殺人のあった家に誰かが引っ越してくる前に放火すれば
殺人事件の連鎖は止まると考え、始めはこの廃教会を放火するつもりでした。
オズワルトの家を放火したのもやはり彼だったみたいです。

その夜、またディランはマイロに誘われて地下室に。
待っていた少年ペーターの撮った「キッチンのリフォーム」を見せられます。
彼の家族が水浸しのキッチンで感電死する映像です。
最後の一本はマイロの撮った映像だと思っていたので意外でしたが、
どうもこれが最後の一本ではなかったみたいなのです。
前夜にマイロが「もう一本で終わる」と言っていたのは嘘だったみたいで、
前作と同様、フィルムは全部で5本あるみたいです。
地下室から出てくるディランを発見したザックは自分も地下室に。
そこにはまだマイロたちがいましたが、ザックは本当に見えたのですね。
ディランに対する強がりで「僕も見えている」と言ったと思ってましたが…。
ザックが「なぜあいつを選ぶ?」と言うとマイロは「利口だから」と答えます。
マイロが「家族全員死ぬことになる」と言うので、
ザックが「誰が殺す?ディランか?」と聞くと、マイロは首を振り…。
どうも家族を殺して失踪することになるのはディランではないようです。
そうなるともう選択肢はひとつですよね。
翌朝、ザックは腹癒せにディランをボコボコに殴ります。
コートニーは「ザックは父親に似ている」と言いますが、
本当に性格が全く違う双子ですね。

元副保安官はストムバーク博士という人物から連絡をもらい、会いに行きます。
博士はエリソンに協力していたジョナス教授の後継者らしいのですが、
失踪した教授の残した資料を見てほしいと言うのです。
70年代から、アマチュア無線をしていると、あまり使われない周波数から
オモチャのピアノの音が聞こえるという現象が頻発し、都市伝説になりますが、
90年代にそれを録音することに成功し、その録音を教授が残していました。
ピアノの音と共に女の子が座標を読み上げており、その座標を調べると、
73年に一家惨殺のあったノルウェーの農家で…。
さらに女の子の母親と思われる悲鳴のあとに、
女の子の声で「静かに、大声出すとブグールに聴こえないよ、ママ」と。
40年以上前から悪魔ブグールによる呪いの連鎖は続いていたようです。
当時は8mmビデオなんてなかったから、映像ではなく録音だったのですね。

その夜、またディランはマイロに誘われて地下室に。
ついにマイロの撮った最高傑作「教会の礼拝」が上映されます。
これがこの教会で過去に起こった殺人事件のようです。
礼拝堂の床に磔にされた神父一家の腹の上にネズミが置かれ、
その上から缶を被せて熱すると、ネズミは熱くて腹を貫いて逃げます。
これは最高傑作に相応しい斬新な惨殺方法で興味深かったです。
見終った後、マイロは「これが最後の一本だ」と少女キャサリンの映像を
見せようとしますが、ディランは「君らの仲間になりたくない」と断固拒否。
するとマイロは「映像は君のためのものじゃない、君は役目を果たした」と、
今度はザックに5本の映像を見せるのです。
やっぱり最終的に憑かれるのはディランではなくザックでしたね。
どんでん返しではあるけど、前作でも憑かれたのは兄だと思わせておいて、
妹の方だったというオチだったので、さすがに同じ手は食いません。
もう双子だった時点で予想できたオチで、全く驚きがありませんでした。

翌日、夫クリントが再び訪れます。
今度は妻コートニーから親権を取り上げる書類を持参しており、
法的権限を武器に息子を連れて行こうとします。
コートニーも逆らえず、息子たちのためにヨリを戻すことに。
そしてクリントは妻子を連れて自宅に戻るのです。
つまりコートニーたちは引っ越してしまったことになり、
「殺人のあった家から引っ越すと次の家で殺される」の法則に当て嵌ることに。
でも正直ブグールなんかよりもDV夫クリントの方が怖い気がします。
なにしろ「あなたも危ない」と警告に来た元副保安官に
ライフルを突き付けて追い返すような無茶苦茶な男ですからね。

そしてザックは8mmカメラを持ち出し、撮影を開始。
異変に気付いたディランは元副保安官に「助けて」とメール。
その後、ザックは両親とディランを十字架に磔ます。
場所が農場なので十字架刑というよりはカカシに見立てたのでしょう。
そしてまず父クリントに火を付けて焼死させ、次はディランの番でしたが、
そこに元副保安官が車で突撃してきて、コートニーとディランを解放します。
火炙りに失敗したザックでしたが、マイロに「最後までやり遂げろ」と言われ、
鎌で襲って来て、元副保安官は負傷しながらも母子を家に避難させます。
マイロら5人の子供の霊もザックのために母子を捜して家で大暴れ。
ディランには彼らが見えるけど、大人の元副保安官とコートニーには、
ポルターガイストが起きているようにしか見えないようです。
5人の霊に見つかった母子はザックに追い詰められますが、
元副保安官が隙を付いてゴルフクラブで8mmカメラを叩き壊します。
撮影続行できなくなったザックは動揺して代わりのカメラを探しに行ますが、
撮影失敗で怒った悪魔ブグールに焼き殺されてしまうのです。
元副保安官と母子は家から脱出し、家はそのまま全焼します。
DV夫は死んだけど一家全滅は免れ、ハッピーエンドと言いたいところですが、
やはり憑かれたとはいえ子供のザックが殺されてしまったのは後味悪いです。
息子を失ったコートニーも兄弟を失ったディランも可哀想です。

でも殺人のあった家が次の入居者を待たずに全焼してしまったわけだから、
呪いの連鎖は断ち切れたかもしれないと思いましたが、
自分のモーテルに帰った元副保安官の前にブグールが現れて…。
そこで本作は終了しますが、やはりというか、呪いは終わってないみたいです。
まぁ本作はあまりヒットしなかったし、評判もよくないので、
これ以上の続編はあり得ないと思いますが…。
前作は本当に傑作だったので、本作は本当に蛇足でしたね。

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