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パラノーマル・アクティビティ5

来週末に公開されるJホラー夢のクロスオーバー『貞子vs伽椰子』ですが、
奇才・白石晃士監督・脚本ということもあり、期待しています。
この映画のムビチケを買うと、前売特典として「コップのフチ子」公認
「呪いのフチの貞子」か「呪いのフチの伽椰子with俊雄」が貰えます。
「コップのフチ子」も好きでちょっとだけ集めているので、
どうせ観るなら前売りを買おうかなと思ったのですが、
ちょうど公開日の18日から「シネマイレージ・ウィーク・キャンペーン」が始まり、
24日まで映画が1100円で鑑賞できるんですよね。
ムビチケの1400円よりも300円も安く見れるので、悩んだ末にやめました。
カプセルトイで売られていても300円以上はするはずなので損ではないけど、
周りが1100円で観てるのに自分が1400円で観ている状態は
精神衛生的に悪そうだからやめました。
特典はあくまで特典、メインは映画ですからね。

ということで、今日はホラー映画の感想です。

パラノーマル・アクティビティ5
Paranormal Activity The Ghost Dimension

2016年5月7日日本公開。
2016年6月3日DVDリリース。

製作費たったの1万5000ドルという超低予算でありながら、
興収約2億ドルの世界的大ヒットした『パラノーマル・アクティビティ』。
その大ヒットを受けシリーズ化されたのですが、
右肩上がりの製作費とは反比例し、興収は右肩下がりで、
本作ではついに興収7800万ドルまで下がり、シリーズに幕を下ろすことに。
でも本作の製作費も前作の倍とはいえ、1000万ドル程度なので、
十分に儲けは出ていると思うんですけどね。
全6作のトータル製作費1800万ドルなのに、トータル興収は約9億ドル。
ボロ儲けのドル箱シリーズでした。

「え、全6作?」と思われた方もいるかもしれません。
まるで5作目のようなナンバリングタイトルの本作ですが、
実はシリーズ6作目なんですよね。
2012年に4作目『パラノーマル・アクティビティ4』が公開され、
その翌年には本作も公開される予定だったのですが、公開日が延びに延び、
その間に『パラノーマル・アクティビティ/呪いの印』が製作、公開されました。
これは公開当時は外伝だったはずが、いつの間にか本伝扱いされており、
本作はその続編、シリーズ6作目という扱いになったみたいです。
(原題はナンバリングなしの『Paranormal Activity: The Ghost Dimension』。)
たしかに『PA/呪いの印』の内容は本作にも影響を与えているので、
それを本伝扱いするのは正しいかもしれませんね。
逆に本作も、一見すると外伝のような内容なので、
シリーズは四部作で完結し、『PA/呪いの印』と本作は四部作後を描いた、
オマケ的アフターストーリーと考えるのがいいのかも。

本シリーズはファウンド・フッテージというジャンルで、
発見された映像を上映するドキュメンタリーという体裁のはずですが、
なんと本作はシリーズ初のデジタル3D対応で…。
3Dで撮影された映像が発見されるなんてまずあり得ないので、
もはやドキュメンタリーという体裁を完全に放棄してしまっています。
まぁ一作目はまだしも二作目以降は客もドキュメンタリーとは思ってないから、
そんな体裁なんてどうでもいいことなのかもしれませんが、
製作側と客の暗黙の了解で成り立っているジャンルだけに、
フェイクを明示するに等しい3Dの使用はルール違反で好ましくないです。

ざっくりシリーズのおさらいするとこんな感じです。
シリーズの時系列は三作目、二作目、一作目、四作目の順です。
1988年、カリフォルニアに住む姉ケイティと妹クリスティの幼い姉妹がおり、
悪魔崇拝者の祖母の儀式により、妹クリスティが悪魔トビーに憑りつかれます。
2006年8月、大人になったクリスティは息子ハンターをもうけますが、
悪魔トビーがその子を連れ去ろうとしており、それを阻止するため、
姉ケイティにトビーをこっそり憑りつかせ、家から追い出します。
しかしそのせいで憑りつかれたケイティは同居中の恋人を殺害し、
同年10月、ケイティは妹宅に侵入し、クリスティを殺害し、甥ハンターを誘拐。
その後どんな経緯か、2011年、6歳のハンターはハイエットと改名され、
ネルソン家の養子になっていましたが、隣人としてケイティが接近してきて、
ネルソン家を全滅させ、ハンターを連れ去ったと思われます。
本作ではハンターを連れ去ったケイティのその後が描かれると期待しましたが、
ハンターのその後は描かれるもケイティは登場せず…。
これでシリーズ終了では、なんだかスッキリしませんね。
なお『PA/呪いの印』は妹クリスティと同じ儀式を受けた少年ジェシーの話で、
ハンターの異母姉アリも登場し、彼女の話で悪魔崇拝者グループの名前が
「ミッドワイブズ(助産師)」という魔女集団だと判明します。
本作は主にそのミッドワイブズの目的が描かれる感じです。
以下、ネタバレ注意です。

2013年12月、夫ライアンと妻エミリーと幼い娘リーラの一家は
カリフォルニア州サンタロードの新居に引越して来ます。
その家はどうやらケイティの生家の跡地に建っているみたいです。
(ケイティの生家は92年に全焼したらしいです。)
夫の弟マイクも二週間居候することになります。
あとスカイラーという女性とも家族ぐるみの仲みたいですが、
彼女がどういう立場の人なのかはよくわかりませんでした。
(妻の友達のわりには娘が懐いてるし、親族な気もします。)
ライアンとマイクがクリスマスの飾り付けをしている最中、古い工具箱を発見し、
中から古いビデオカメラと主に88年から92年に撮られたVHSが出てきます。
撮像管が6本、焦点リングも3つ付いている珍しいビデオカメラで、
ライアンは面白がってそれで室内を撮影しますが、
レンズ越しにボヤケた何かを見ることができるのです。
ライアンはピントが合わないだけと考えますが、どうもミッドワイブズが、
肉眼では見えない超常的なモノを撮るために特注したカメラのようです。

そんな折、娘リーラが「見えないお友達」とお喋りするようになるのです。
今回のお友達の正体も、毎度お馴染みの悪魔トビーで間違いなさそうです。
どうやら今回トビーはリーラを狙っているみたいですね。
ある夜、スカイラーが面白がって庭で例のカメラを回していると、
プールから黒い影が飛び出すのを見て、後を追うと、
自室で寝ているはずのリーラが庭にロザリオを埋めていて…。
翌朝理由を聞くのですが「彼(トビー)のことは言わない」と…。
さらにリーラは知らないはずの「ブラッディ・マリー」遊びまで始めます。
クリスティも幼い頃にこの遊びをしていましたね。
一方、ライアンはカメラと一緒に見つけたVHSも再生してみることに。
すると幼い女の子が悪魔崇拝者グループから修業を受けている映像で、
なぜかその20年前の女の子はまるで見たことがあるかのように、
現在のリーラの部屋の様子を正確に説明していて…。
もちろん修行中のその女の子は幼い頃のクリスティです。
只事ではないと察したライアンは、リーラの部屋などに定点カメラを設置。
夜通し撮影することにします。

12月12日深夜、リーラの部屋に黒い靄が現れ、彼女とお喋りします。
翌朝、彼女に黒い靄について聞くと「トビーだよ」と教えてくれます。
ライアンは88年(つまり『PA3』)のVHSの映像でも女の子(クリスティ)が
トビーの話をしていたことに気が付きます。
12月14日深夜、またリーラの部屋に黒い靄が現れ、
彼女に聖書を暖炉で燃やすように指示します。
翌朝、その映像を見た両親は「もうトビーとは遊ぶな」と娘に注意します。
12月15日昼、リーラが部屋に謎の落書き。
ライアンはそれがVHSの映像の中にもあった
ミッドワイブズが時空を超えるために使う印だと気付きます。
その夜、リーラが「彼が連れてってくれる」と一心不乱にリコーダーを吹き出し、
その直後、窓から黒い影が飛び込んで来るのです。
もう手に負えないと思ったエイミーは神父を招きます。
神父は事情を聞き、悪魔の仕業に間違いないと思い、
リーラに聖水を付けると、突然噛みつかれて逃げ帰ります。
ロザリオを埋めさせたり、聖書を焼かせたり、聖水に怒ったり、
やっぱり悪魔は聖なるアイテムが苦手なんでしょうね。

そんな折、マイクが2010年5月8日のVHSを見つけます。
そこには悪魔崇拝者がこの家を内覧している様子が映っており、
「この家は侵入口に最適だ」なんてことを言っています。
この家を紹介してくれた不動産業者の名刺を調べると、
ケイティ・ハバードという女性でしたが、問い合わせるとそんな社員はおらず…。
名前からして、彼女がクリスティの姉ケイティなのでしょうが、
本作で彼女の近況が言及されるのはここのみです。
シリーズ全作に登場し、ケイティの物語といっても過言ではないのに、
その最終作でほとんど彼女に触れられないなんて…。
とにかく一家は意図的にこの家に誘き寄せられたみたいです。

神父が来た時に、リーラの部屋の壁に「ハンター」と書かれていたのを発見し、
ライアンが警察の行方不明者手配書で、ハンター・レイという子が
2011年に行方不明になっていたこと発見します。
「レイ」はケイティの結婚後の姓ですが、2011年の時のハンターの名前は
ハイエット・ネルソンだったはずだけど、観客にわかりやすくしたのかな?
その手配書でハンターの誕生日がリーラと全く同じ2006年6月6日だと判明。
しかし92年のVHSにまだ生まれてないはずのハンターの姿が映っていて、
ライアンはハンターがミッドワイブズに時空を超えて拉致されたのだと推察。
リーラも同じ目に遭うのではないかと心配します。
12月18日深夜、リーラの部屋の壁の時空を超える印の落書きに
ワームホールが開き、彼女はその中に入ってしまうのです。
朝には戻って来るのですが、なぜライアンたちは印の意味を知りながら
落書きを消さずに置いておいたのか不思議ですよね。
本当に娘が心配なら、夜も一緒のベッドで寝るのが親だろうに…。

リーラが時空を超えて浚われることを心配したライアンは、
娘をこの家から離そうと考え、10キロ先のホテルに移動させます。
マイクとスカイラーがリーラの荷物を取りに家に来ますが、
リーラが描いた目が沢山ある不気味なヒツジの絵を発見。
その後、ライアンが調べていた資料から、その絵に似た絵を発見。
『ヨハネの黙示録』5章6節に登場する七つの目の仔羊のようです。
そこから「七人の悪魔の一人が同じ日に生まれた子供の血で蘇る」とわかり、
リーラとハンターの血でトビーが肉体を得ることが判明します。
聖書のことはよくわかりませんが、黙示録の七つ目の仔羊というのは
別に悪魔のことではなかった気がするけど…。
マイクとスカイラーが物音を聞いて誰もいないはずのリーラの部屋に行くと、
なぜかホテルにいるはずのリーラが壁を掻き毟っていて、
やめさせると「私は彼をもたらす者」と一言…。

再び神父が呼ばれ、神父の提案で悪魔祓いが行われることに。
いや、悪魔祓いではなく悪魔殺しを行うみたいです。
リビングに描いた魔法円の中にリーラを入れ、そこに悪魔トビーを誘き出し、
聖水をしみ込ませたシーツを被せて殺す作戦です。
しかし円内に入ったリーラの目が俊雄くんみたいに真っ黒になり、
急に停電し、闇に乗じて神父がトビーに殺されてしまいます。
それでもなんとかトビーを魔法円に誘い込み、シーツを被せることで、
トビーの消滅に成功したかに思われましたが、
急にスカイラーが酸のような液体を吐き、嘔吐物がマイクに直撃。
その混乱の隙に、リータが自分の部屋まで走って行き、
壁に開いたワームホールに入ってしまうのです。
ライアンとエミリーが後を追うが、ライアンはトビーに胸を貫かれて死亡。
エミリーはワームホールに入り、1988年にタイムスリップ。
そこで会った幼いクリスティ(ケイティかも?)に「もう手遅れよ」
彼は肉体を手に入れた、闇の時代が始まる」と言われます。
もうリータは悪魔を蘇らせるための生贄にされてしまったのか、
と思いましたが、そのすぐ後にリータも無事に姿を現すのです。
悪魔を蘇らせるにはリータとハンターの血が必要でしたが、
どうやら血は一滴あれば十分だったみたいです。
血だけでいいならリータの本体を浚う必要もなかった気が…。
リータは壁を掻き毟った時とか「ブラッディ・マリー」遊びの時とか、
けっこう出血してたから、トビーも血だけ持ち帰ればいいのにね。

やっと見つけたリータを抱きしめるエミリーですが、
そこに裸の男がやってきて、エミリーの首を折って殺害します。
そして男はリーラを連れてどこかに行くのです。
この男が肉体を得たトビーだったみたいです。
下腹部より上は映りませんでしたが、姿は普通の人間ぽいです。
てっきりもっと(例えば七つ目の仔羊のような)悪魔的な姿になると思ったので、
ちょっと意外でしたが、どうせならどんな顔か見たかったですね。

これで本作は幕を下ろし、シリーズも終了になるわけですが、
トビーが受肉したらどんな闇の世界になるのかも気になるし、
ケイティのその後も気になるので、続編がないのは残念です。
シリーズのラストがこんなバッドエンドなのは心残りですが、
本作には別バージョンのエンディングもあるみたいです。
(というかYouTubeでも見ることが出来ます。)
そのバージョンでは、悪魔祓いに成功し、一家は4カ月後に引越しますが、
引越し先で出来たリーラの友達が、なんと幼いケイティとクリスティ。
その後、エイミーが身籠り、リーラの誕生日が開かれ、
そこにミッドワイブズのリーダーの男が来て、彼女を祝福。
…という一見ハッピーエンドだけど、よくわからない展開で…。
今までずっとバッドエンドだったし、バッドエンドで終わった方が
シリーズのラストとしても相応しいかもしれませんね。

関連作
パラノーマル・アクティビティ
パラノーマル・アクティビティ第2章/TOKYO NIGHT
パラノーマル・アクティビティ2
パラノーマル・アクティビティ3
パラノーマル・アクティビティ4
パラノーマル・アクティビティ/呪いの印

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