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ウーマン・イン・ブラック2/死の天使

今日はビデオで観た映画の感想です。

ウーマン・イン・ブラック2/死の天使
The Woman in Black 2 Angel of Death

2015年11月21日日本公開。
2016年5月12日リリース。

本作は2012年公開のイギリス製ホラー映画
『ウーマン・イン・ブラック/亡霊の館』の続編です。
前作は全米公開時に初登場2位、興収5400万ドル以上を稼ぎ、
イギリス製ホラーとして過去20年で最大のヒット作となりました。
当然それほど大ヒットすれば、続編製作の話になるのも当然です。

しかし前作は物語が面白いわけでも、映像が素晴らしいわけでもない、
単なる古典的なホラー映画でしたが、それが大ヒットしたのは、
主演がダニエル・ラドクリフだったからに他なりません。
前作は『ハリー・ポッター』シリーズの主人公役で有名なラドクリフが、
初めて『ハリポタ』以外で主演した映画として注目されヒットしました。
ところがその続編である本作に彼は全く出演していません。
なにしろ彼の演じた役は、前作の最後に死んでしまいましたからね。
結局本作は、前作の半分程度の興収になりました。
そして日本でも超小規模劇場公開となり、小規模過ぎて私も観に行けず、
レンタルビデオでの鑑賞となりました。

まぁ主演交代の影響でヒットできなかったとは言い切れないかな。
なにしろ『ハリポタ』終了後のラドクリフの活躍が微妙すぎて、
ハリー・ポッターしか演じられない俳優として彼の訴求力も地に堕ちたので、
彼が続投しても本作がヒットすることはあり得なかったでしょう。
それに製作サイドも端からヒットするとは思ってなかったため、
製作費も前作の一割以下(6%未満)だったみたいだし。
それで前作の半分の興収、全米初登場4位であれば、意外と健闘した方かな。
以下、ネタバレ注意です。

本作の舞台は前作と同じ田舎町クライシン・ギフォードの
沼地の島に建つ古い幽霊屋敷「イールマーシュの館」ですが、
時代背景は第二次世界大戦中の1941年になっているので、
前作より半世紀ほど後の物語になります。
空襲から逃れるため、ロンドンのある小学校は田舎に疎開することになり、
主人公の教師イヴは児童の引率のため、女校長と共に同行します。
その疎開先がクライシン・ギフォードのイールマーシュの館です。
前作と違い、クライシン・ギフォードは廃村と化していますが、
イールマーシュの館も半世紀放置されボロボロになってます。
こんな田舎では空襲の心配はないでしょうが、館がボロすぎて逆に危なそう。
まぁこの館にはもともと危ないモノが棲みついているわけですが…。

疎開して最初の夜、悪夢で目が覚めたイヴが館をウロウロしていると、
女性のような人影を見かけ、この屋敷には何かがいると感じます。
翌日、児童3人が屋敷でかくれんぼをしていると、
そのうちのひとりエドワードが2階のある部屋で女の霊に遭遇します。
この女の霊は、前作と同じ怨霊「黒衣の女」でしょうね。
その夜(二日目の夜)、かくれんぼをしていた児童のひとりトムが、
何かに憑りつかれたように勝手に館を抜け出し、
翌朝、沼地付近で遺体で発見されるのです。
子供でも容赦なく死ぬところがイギリス製ホラーらしいです。
施錠係だったイヴは玄関の施錠し忘れたのかと責任を感じます。
まぁ鍵を開けたのは黒衣の女だから、鍵については彼女の責任ではないが、
黒衣の女を目撃すると目撃者の近辺で子供が死ぬという祟りがあるので、
イヴが前夜に黒衣の女を目撃したせいでトムが死んだのは間違いないです。

イヴは屋敷の近くで墓地を発見。
「ジェネット・ハンフリー」と「ナサニエル・ドラナロウ」の墓を発見し、
そこで再び女の人影を目撃します。
ジェネットは黒衣の女で、ナサニエルはその幼い息子です。
ナサニエルは母が死んだためドラナロウ夫妻の養子になりますが、
1889年に沼地で溺死してしまい、母ジェネットは怨霊化したみたいです。
イヴはひょんなことからその経緯を知ることになります。
イヴがまた黒衣の女を目撃してしまったので、また児童がひとり犠牲に…。
今度は女児ジョイスが毛糸で自分の首を絞め、自殺してしまいます。
…と思ったら、女校長が現場に遭遇し、間一髪未遂に終わります。
…と思ったら、ほどなくしてジョイスは再び自殺してしまうのです。
ガスマスクで窒息するというかなり変わった自殺方法ですが、
呼吸するためのガスマスクで逆に窒息することもあるんですね。

イヴと校長は残りの児童たちを連れて館から逃げることにし、
イヴの知人の空軍中尉ハリーに空軍の飛行場まで連れて行ってもらうことに。
しかし、その基地は囮の飛行場で、飛行機は全てハリボテ。
そこで一泊して翌朝、列車でロンドンに戻ろうと考えます。
ところが追いかけてきた黒衣の女に襲撃され、児童エドワードがひとりで逃げ、
ハリーが後を追うが、かがり火に巻き込まれて跡形もなく燃え尽きます。
しかしイヴはなぜか「エドワードは生きている」と確信しており、
助けるためにひとりで館に引き返すのです。
なぜかエドワードは黒衣の女に特に狙われているんですよね。
他の児童と違って殺されそうなわけでもなく、ただ欲しがられています。
黒衣の女の死んだ息子ナサニエルに似ているのかもしれませんね。
なぜかイヴもエドワードのことを特に気に掛けています。
明らかに他の児童より寵愛しているので、なんか依怙贔屓な印象を受けます。
彼女は出産経験がありますが、未婚だったため我が子を取り上げられており、
黒衣の女同様、エドワードを我が子の代わりだと思ってるのかも。
エドワードは戦災孤児で口が利けない可哀想な子ではありますが、
なぜ彼だけイヴと黒衣の女から異様に愛されるのか、もう少し理由があれば…。

館へ戻ったイヴは、沼地に入水しようとしているエドワードを発見。
慌てて助けに沼に飛び込みますが、エドワード諸共、
黒衣の女から沼の底に引きずり込まれそうになります。
しかし助けに来たハリーが沼に飛び込んで彼女たちを解放し、
彼は身代わりに沼の底に引きずり込まれてしまうのです。
戦争の時に海上で撃墜された経験があり、水恐怖症のハリーですが、
勇気を出して水に飛び込んだのに、死んじゃうなんて気の毒ですね。
黒衣の女はハリーで満足したのか、もうエドワードを狙うのをやめ、
イヴとエドワードはロンドンに戻り、2人で一緒に生活し始めます。
イヴはエドワードを養子にしたんですかね?
やっぱり息子の代わりにしたいと思ってたのかな?

ところが数カ月後、彼らの部屋に飾ってあったハリーの写真が、
黒衣の女の仕業と思われる怪奇現象で突如割れるのです。
本作はそこで幕を下ろしますが、黒衣の女もエドワードを諦めてないのかも。
まぁそんなにヒットしなかった本作では、更なる続編製作はあり得ないので、
その後エドワードがどうなるのかを知る術はありませんが。

うーん、物語もあまり面白くなかったけど、それ以上によろしくないのは、
画面が全体的に暗過ぎて、映像が見難かったことですね。
黒衣の女の人影なんて、イヴには見えてるみたいですが、
私には暗過ぎて全く見えなかったところも多く、女の姿が見えないので、
女を執拗に警戒するイヴに同調するのも難しく感じました。
低予算すぎて映像に力を入れられなかったのかもしれませんね。

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