ブログデンティティー

blog-dentity since 2013

シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ

先月公開の『バットマンvsスーパーマン/ジャスティスの誕生』、
昨日から絶賛公開中の『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』に加え、
6月には『デッドプール』、8月には『X-MEN:アポカリプス』、
更に『ミュータント・ニンジャ・タートルズ/影(シャドウズ)』、
9月には『スーサイド・スクワット』、12月に『ドクター・ストレンジ』など、
今年はアメコミヒーロー映画(一部ヴィラン映画)の超当たり年です。
2014年もなかなかの当たり年でしたが、今年はそれを上回ります。
ついでに来年も『ウルヴァリン』の新作や『ジャスティス・リーグ』が控える
けっこうな当たり年で、もうワクワクが止まりません。

ただ、如何せんこのワクワクを共有できる知り合いが周りにいないのが残念。
男子たるものアメコミヒーローは嗜みだろと強く主張したいですが、
仮面ライダーとか日本の特撮ヒーロー好きはいても、アメコミ好きはおらず…。
特に彼女には好きになってもらって、一緒に楽しみたいのですが、
なかなか魅力を理解してもらえず、一人で盛り上がっていると冷めた視線が…。
いや、女子とてちゃんと観ればこの面白さは理解できるはずです。
『ワンダー・ウーマン』とか女性ヒーローもいるんだし。

でも最近のアメコミ映画はクロスオーバーが流行りで、
壮大なフィクショナル・ユニバースを形成してしまっているため、
敷居はどんどん高くなってしまっていますよね。
『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』をちゃんと楽しむためには、
『アイアンマン』から始まるMCUシリーズ12作を全て観ておく必要があるし、
(特に『キャプテン・アメリカ』2作、『アベンジャーズ』2作、『アントマン』は必須。)
なかなか新規客が入り辛い状況になっていると思います。
そのクロスオーバーが面白味でもあるので、痛し痒しですが…。
『ハリポタ』みたいに繰り返し地上波で放送してくれたらな。

ということで、今日はアメコミヒーロー映画の感想です。
テンション上がり過ぎて、かなりの長文になったので注意。

シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ
Captain America Civil War

2016年4月29日日本公開。

マーベル・・シネマティック・ユニバース(MCU)の映画13作目となる本作は、
『アベンジャーズ』第三弾『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』に繋がる
MCUフェーズ3の1作目となり、『アベンジャーズ2.5』とも称される内容で、
『アベンジャーズ』並みの、いや、それ以上のクロスオーバーになるけど、
やはりタイトル通り、キャプテン・アメリカが主人公の物語で、
ヒーローの群像劇である『アベンジャーズ』とは言えませんね。
『キャプテン・アメリカ』のスタンドアロン三部作の完結編と考えるべきでしょう。
全米公開はまだですが、今年最大のヒット作になりそうな予感がしています。

スティーブ・ロジャース(キャプテン・アメリカ)の相棒バッキー・バーンズは、
第二次大戦中に秘密結社ヒドラとの戦いの中で死んだと思われていたが、
実際はヒドラによってコールド・スリープ状態にされていました。
数十年後の1991年、シベリアのヒドラ基地で解凍され、
サイバティック・アームを取り付けられるなど人体改造、洗脳され、
新生ヒドラの暗殺者ウィンターソルジャーとして活動します。
その年の12月、ヒドラの任務で超人血清を奪うためにある人物を殺害します。
2014年、S.H.I.E.L.D.が崩壊したインサイト計画の折にスティーブと戦い、
自我を取り戻しますが、まだ洗脳の後遺症が残っており、姿を消します。
その後もスティーブは新相棒サム・ウィルソン(ファルコン)と共に、
行方不明のバッキーを捜し続けるのです。
危険な敵としてではなく、約百年来の親友として心配なようですね。

そんなスティーブですが、バッキー捜しばかりしてもいられず、
アベンジャーズの一員として、ナイジェリアのラゴスでの任務に参加。
元S.H.I.E.L.D.の特殊部隊S.T.R.I..K.E.のリーダーで、
実はヒドラの構成員だったブロック・ラムロウ(クロスボーンズ)が、
感染症研究所から生物兵器を盗み出すのを阻止するため、
アベンジャーズ仲間のサム、ナターシャ・ロマノフ(ブラック・ウィドウ)、
ワンダ・マキシモフ(スカーレット・ウィッチ)と共に行動します。
勝手に前作『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』で死んだと思ったけど、
ラムロウはまだ生きてたんですね。
火傷跡を隠すためのマスクと高性能なアーマーを装着し、
ナターシャをタイマンで圧倒するくらい強くなってますね。

しかしさすがにスティーブには敵わず、敗北したラムロウは自爆。
ワンダはヒドラの人体実験で得た超能力で爆発を押さえ込もうとしますが、
まだ不安定なのか完全に抑え込めず、民間人11人を巻き込む爆発が起き…。
その民間人はアフリカのワカンダ王国の親善使節団だったようで、
ワカンダの国王はアベンジャーズの活動を批難し、世論も味方に付けます。
特に名指しで批判された若いワンダは落ち込むのですが、
ワンダが爆発を抑えなかったら、もっと甚大な被害が出てたのに気の毒…。
まぁアベンジャーズへの非難は、チタウリのニューヨーク決戦や、
インサイト計画のワシントンD.C.決戦、ウルトロンのソコヴィア決戦でも、
甚大な被害が出たことも影響しているみたいです。
奇しくも先月公開されたヒーロー同士の戦いを描いたDC系アメコミ映画
『バットマンvsスーパーマン』で、スーパーマンが批判された理由と同じですね。
似た内容すぎるので、DC側が本作に先んじようとしたのは間違いないです。
その出来は雲泥の差ですが…。

アベンジャーズへの批判を受けて、サンダーボルト国務長官は、
アベンジャーズを国連の管理下に置く「ソコヴィア協定」に、
アベンジャーズ全員が署名することを要求します。
トニー・スターク(アイアンマン)は、MITで講演した際に、
ソコヴィアで犠牲になった学生チャーリー・スペンサーの遺族から、
「あなたが殺したのよ」と非難されたことで罪悪感を覚え、協定に賛成します。
本来なら管理されるのは一番嫌がりそうな性格なんですけどね。
トニーが賛成したら親友ジェームズ・"ローディ"・ローズ(ウォーマシン)、
彼が開発した人工知能J.A.R.V.I.S.が元になった人造人間ヴィジョンも賛成。
ナターシャもアベンジャーズ存続のために賛成します。

スティーブは「それは責任転嫁だ」と反対します。
折しも元恋人ペギー・カーターが享年約百歳で他界したところで、
葬儀に出た彼は、ペギーの親戚シャロン(エージェント13)の弔辞を聞き、
「周りに何を言われても譲らない」というペギーの生き様に感銘を受け、
自分の正しいと思うことを貫こうと決心したみたいです。
ペギーは好きだったので彼女が死んだのはなんだか残念です。
でもテレビドラマ『エージェント・カーター』はシーズン2も作られるし、
彼女に会える機会はまだまだありそうです。
スティーブの相棒サムも当然反対、張本人ワンダは悩んで保留します。
クリント・バートン(ホークアイ)は引退し、ソーはアスガルドに帰省中、
ブルース・バナー(ハルク)は行方不明なので、賛否は問えませんが、
アベンジャーズの中ではソーとブルースが最も危険なパワーの持ち主なので、
2人を無視したソコヴィア協定にそれほど意味がある気がしませんね。
特にサンダーボルト長官は、娘がブルースの(元?)恋人という因縁があり、
MCU2作目『インクレディブル・ハルク』では対立したこともあるので、
ブルースは是が非でも管理下に置きたかったでしょうけど…。

ウィーンの国連会議でソコヴィア協定の決議が行われることになり、
ワカンダ国王ティチャカがスピーチを行いますが、
その最中12人が犠牲となる爆弾テロが起き、国王も爆死してしまうのです。
監視カメラの画像から、爆弾テロ犯はバッキーだと報じられます。
大きく報じられたことでバッキーの目撃情報がテロ対策チームに寄せられ、
チームに属するシャロンからスティーブにバッキーの居場所が伝えられます。
あんな不明瞭な画像でも特定できるものなんですね。
スティーブはナターシャの「今は動くな」という警告を無視し、
サムと共にバッキーが目撃されたルーマニアのブカレストへ向かい、
彼のアパートを見つけて再会するのです。
バッキーは「俺はウィーンに行ってない」と…。
まぁバッキーもテロ報道の新聞見て驚いてましたもんね。
何者かが彼に罪を着せようとしているみたいです。

そこにバッキーを捕らえるため、ドイツの特殊部隊が乗り込んで来て、
バッキーは抵抗、スティーブもバッキーが捕まらないように抵抗します。
特殊部隊から逃げるバッキーですが、その前に黒いコスチュームの男が…。
ワカンダ国王の息子(つまり新国王)ティチャラ(ブラックパンサー)です。
ブラックパンサーはMCU18作目でスタンドアロンが予定されており、
MCU映画シリーズでは初のアフリカ系主人公になります。
ティチャラは単なる人間のくせに改造人間バッキーと互角以上に戦うなんて…。
彼のコスチュームはスティーブの盾と同じ世界最強の金属、
ヴィブラニウム製なので防御力は完璧でしょうが、体術が凄すぎますね。
ワカンダ王国はヴィブラニウムの採掘国らしいです。
あまりヴィブラニウム製品が登場すると、スティーブの盾の価値が減少して、
なんかあまり好ましく思えないかも…。
逃げるバッキーを追うティチャラ、更にその後をスティーブとサムが追います。
しかしローディが立ち塞がり、4人とも逮捕されてしまうのです。

ベルリンの施設に護送される4人ですが、ティチャラは王族なのでお咎めなし、
スティーブとサムは協定違反で盾とウィング・パックを没収され、
バッキーは厳重に拘束され、精神鑑定を受けることになります。
精神科医ブルサードが地下の尋問室で診断を行うのですが、彼は実は偽者。
正体はヘルムート・ジモ(バロン・ジモ)という謎の男です。
ジモはバッキーを洗脳したヒドラの大佐を殺し、洗脳に使った暗号を盗み、
その暗号でバッキーを再び洗脳し、暴れさせ、脱出させます。
異変に気付き、尋問室に急いだスティーブとサムは、
バッキーを逃がした濡れ衣を着せられ、また追われる身に。
バッキーはヘリで逃げようとしますが、スティーブがヘリに捕まり離陸阻止。
そのまま池に落下して気絶し、スティーブに隠れ家まで運ばれます。
ヘリを素手で離陸阻止するなんて、スティーブもやはり超人ですね。
他のメンバーが強すぎるので、いつもは見劣りするけど…。

バッキーの洗脳が解けていることを確認したスティーブは、
ジモの目的について心当たりがないかと彼に尋ねます。
バッキーは「ウィンター・ソルジャーは俺だけじゃない」と…。
1991年にヒドラの暗殺者だったバッキーがある男から奪った超人血清で、
何人もの改造人間ウィンター・ソルジャーが作られ、
今もシベリアのヒドラ基地でコールド・スリープされているらしいのです。
ジモがウィンター・ソルジャーを使って何かするつもりだと考えたスティーブは、
シベリア基地に行こうと考えるが、サムとバッキーの3人だけでは心許なく…。
するとサムが以前戦ったスコット・ラング(アントマン)をスカウトします。
このシーンはMCU12作目『アントマン』でも描かれましたね。
スコットはスカウトされて感激してましたが、アベンジャーズに関わったら、
自分もソコヴィア協定の対象になるんだから、普通は嫌がると思うんだけど。
更に引退していたクリントが、ビジョンに軟禁されているワンダを救出し、
スティーブたちに協定反対派に合流するのです。
いや、実際は弓の名人なだけのクリントが人造人間ビジョンに勝てるはずなく、
ほとんど超能力者ワンダが自力で脱出したようなものですが。
クリントは協定に賛成しそう(というかナターシャに同調しそう)なのにね。
これでスティーブ率いるキャプテン・アメリカ・チームは、
バッキー、サム、スコット、クリント、ワンダの6人になります。
没収された盾とウィングパックは、スティーブの新恋人になったシャロンが
持ち出してくれて返ってきます。
前恋人ペギーが死んだ途端にその親戚シャロンに手を出すなんて…。

一方、トニーは長官から36時間以内にバッキーを逮捕しろと命じられ、
スティーブたちに対抗するためにチーム作りを始めます。
協定賛成派のローディ、ビジョン、ナターシャに加え、
父の仇バッキーを追うティチャラもチームに加わります。
それでも足りないのか、トニーはクイーンズのとあるアパートを訪ねます。
そこに住んでいる少年の名前はピーター・パーカー。
そう、あの親愛なる隣人、スパイダーマンです。
ついに大人気スパイディもMCU入りすることになるのですが、
『スパイダーマン』シリーズの映画化権はコロンビアが持っているため、
ディズニーのMCUにスパイディが登場するのは
映画会社の壁を越えた夢のクロスオーバーです。
スパイディは20世紀フォックスの『X-MEN』シリーズと
クロスオーバーする方が早いかと思ったけど、MCUに緊急参戦。
今後MCU16作目として、スタンドアロンも制作されることが決まってます。
ただ、それに伴いソニーは『アメイジング・スパイダーマン』シリーズを打ち切り、
MCU用にスパイディをリブートすることになりました。
私は『アメスパ』も好きだったので、未完で打ち切られたのは残念です。
スピンオフ『シニスター・シックス』も製作中止になったし…。

でも、新スパイディもフレッシュでとても気に入りました。
やたら若くて美人なメイ叔母さんと2人暮らしのピーターですが、
生活は苦しいみたいで、そこに目を付けたトニーが、
奨学金を餌にピーターをスカウトします。
(奨学金だけでなくベン伯父さんの死もスカウトを受ける要因のようです。)
ただ、ピーターは半年前からスパイダーマンとして自警活動してますが、
正体は誰にも知られてないはずなので、なぜトニーが知っていたのか不思議。
といっても、トニーはピーターのことを知り尽くしているわけでもなく、
彼が特殊な蜘蛛に噛まれてパワーを手にしたとかは知らず、
蜘蛛の糸は『アメスパ』同様ウェブシューターを使ってるみたいですが、
壁に貼りつけるのは粘着手袋を使ってるからだと思っているようです。
今回のピーターがどんな経緯でパワーを手に入れシパイディになったか、
正確にわかるのはMCU16作目『スパイダーマン/ホームカミング』でのお楽しみ。
これでトニー率いるアイアンマン・チームも、
ローディ、ビジョン、ナターシャ、ティチャラ、ピーターの6人になります。
渋いキャップ・チームと華やかなアイアンマン・チーム、
実力も拮抗といった感じで、どちらを応援するか迷いますね。

ドイツのライプツィヒ・ハレ空港から、シベリアに飛ぶつもりのキャップ・チーム。
しかし、その前にアイアンマン・チームが立ちはだかります。
まずピーターが蜘蛛の糸でスティーブの盾を奪いますが、
すぐ縮小化したスコットがピーターから盾を奪い返します。
いきなり新メンバー同士の競り合いが見れて盛り上がりますね。
そこからヒーロー同士、6対6のバトルが始まりますが、
やはりピーターとスコットの活躍には目を見張るものがあります。
若造のくせにバッキーとサムをひとりで翻弄するピーターも凄いけど、
まさかスコットがこれほどまでに強いとは驚きです。
ピム粒子を使用したディスクによる攻撃もかなり有効ですが、
やはりアントマン・スーツによる伸縮能力が魅力的ですよね。
縮小してアイアンマン・スーツに隙間から潜り込み、
中から破壊する攻撃にはトニーもビックリです。
しかしスコットの能力はアリのように縮小するだけではなく、逆に巨大化も。
巨大化して猛威を振るうスコットにはアイアンマン・チームもタジタジです。
しかしそれを止めたのもやっぱりピーター。
『スター・ウォーズEp.5/帝国の逆襲』でAT-ATを倒すシーンを真似して、
蜘蛛の糸で巨大化したスコットの足をグルグル巻きにして倒します。
AT-ATは12月公開の『ローグ・ワン』にも登場するみたいですが、
戦いながらステマまでしちゃうところが憎いですね。
ピーターとスコットの戦いに共通するのはトリッキーなところで、
彼らのお蔭でシリアスな本作に笑いが加味されていて楽しいです。

主にスコットがアイアンマン・チームを足止めしているうちに、
スティーブとバッキーはクインジェットに乗り込もうとしますが、
その前にナターシャが立ちはだかります。
しかし彼女は2人を見逃したばかりか、追ってきたティチャラを阻止するのです。
彼女はスティーブとの友情を取り、アイアンマン・チームを裏切ったのです。
単なる人間で、アベンジャーズ最弱をクリントと争っている彼女は、
バトルでは魅せ場のないので、こうしてドラマで魅せ場を用意してるのですね。
逆に強すぎる人造人間ビジョンと超能力者ワンダも、
バトルではそれほど活躍させてもらえませんね。
個々のパワーに差がありすぎるので、バトルを成立されるのも大変です。
バランスブレイカーの雷神ソーと怪物ハルクがいないだけまだマシだけど。

スティーブとバッキーが乗ったクインジェットを飛んで追うトニーとローディ。
その2人を阻止しようと、その後をサムが追いかけますが、
ビジョンがサムを撃墜しようと、レーザー光線を発射します。
ところが光線は逸れて、あろうことか味方のローディに命中し、
ウォーマシン・スーツのリアクターを破壊、撃墜されてしまいます。
親友が撃墜され、愕然としたトニーは追跡を諦め落下地点にダッシュ。
あんな高さから落ちたら、死んだのではないかと思いましたが、
ローディはなんとか一命は取り留めたみたいです。
しかし怪我の後遺症で麻痺が残る見込みだそうで…。
ビジョンは罪悪感に苛まれ、トニーもビジョンを恨みます。
スーツがハイテクなのはいいけど動力故障したら何も出来ないのは危険すぎ。
ローテクだけどパラシュートくらい付けとけばいいのにね。
それに完璧超人なビジョンがこんなミスするなんて意外ですよね。

傷心のトニーの元に、バッキーの爆弾テロ冤罪の情報が舞い込みます。
爆弾テロ犯はバッキーに変装したジモだったのです。
トニーは海中にあるラフト刑務所を訪れます。
そこには空港で捕らえたキャップ・チームの4人が収監されています。
スティーブとバッキーが去った後、サムたちは逮捕されたんですね。
トニーはサムに「スティーブが正しかった」と自らの過ちを認め、
サムからスティーブたちがシベリアに向かったことを教えてもらいます。
トニーはひとりでシベリアに向かうのですが、ティチャラに尾行されており…。
トニーはシベリアのヒドラ基地に潜入したスティーブ、バッキーと合流。
彼は非を認めて和解、ウィンターソルジャーたちを探します。

ところがウィンターソルジャーたちはコールド・スリープの状態のまま、
ジモによって全員射殺されていたのです。
どうやらジモの目的は、ウィンターソルジャーを悪用することではなく、
ただアベンジャーズを仲違いさせることだったみたいです。
ジモはソコヴィアでのアベンジャーズとウルトロンの戦いで、
父と妻と子供が犠牲になり、アベンジャーズを恨んでましたが、
自分はただの人間なので自分の力では復讐なんてできないと考え、
アベンジャーズ同士で仲間割れさせ、殺し合わせようと考えたようです。
そのためにバッキーを利用して、見事に仲間割れさせたのですが、
この計画は不確定要素が多すぎて、ちょっと無理がある気が…。
殺し合えるくらい力が拮抗するように分裂するかなんてわからないし、
そもそも分裂のキッカケはクロスボーンズによるラゴスでの事件ですし、
今回はたまたま上手くいっただけです。

と言っても、結局スティーブとトニーは和解したのでジモの目論見は失敗です。
…と思いきや、ジモは更なる奥の手を用意していました。
それは1991年にバッキーがある人物を殺して超人血清を奪った時の映像です。
殺された人物とは、なんとトニーの父ハワード・スターク。
更に一緒にいた母マリア・スタークもバッキーに殺されていました。
(とすると、その超人血清はスティーブに使われたやつの改良版ですね。)
その映像を見せられたトニーは、両親(特に母)を殺したバッキーに激怒します。
ヒドラに洗脳されていたことはわかっていても、理屈じゃありません。
バッキーを庇うスティーブに対しても激怒し、再び友情は決裂します。
殺されたハワードはスティーブにとっても友人なはずだけど、
やっぱり同郷の親友バッキーの方が大切なんですね。
トニーは殺す勢いでバッキーとスティーブを攻撃します。

2対1なので、トニー不利かと思われましたが、本気のアイアンマンは強いです。
バッキーはサイバネティック・アームを捻じ込み、トニーのリアクターを
抜き取ろうとしますが、逆にアームが捻じ取れてしまいダウン。
スティーブも攻撃パターンを完全に計算されてしまい追い込まれます。
トニーはほとんどビームとか銃器とか使わずに徒手空拳で戦いますが、
それでも訓練された強化人間スティーブを圧倒できるほど強いのですね。
(逆にビームとかあまり使わないので、本気で殺す気かどうかも疑わしいが。)
しかし倒れたバッキーに足を取られ、転倒するトニーにスティーブは馬乗り、
顔面へ猛ラッシュし、トニーのマスクが剥がれ、生身の顔が剥き出しに。
その顔面に盾を突き立てて一撃!
…と思いきや、盾を突き立てたのはリアクター部分で。
動力を失ったトニーは戦闘不能となり、スティーブの勝利です。
ウォーマシンもそうだけど、リアクターは弱点すぎますね。
負けたトニーですが「父が作った盾を君が持つ資格はない」と言い、
勝ったスティーブは盾を置いて、バッキーと共に去ります。
結局、最後までスティーブとトニーが和解することなく戦いは終わりますが、
『バットマンvsスーパーマン』よろしく、始めはヒーロー同士対立しても、
どうせ最後は和解して、強大なヴィラン相手に共闘するのだろう、
という有りがちな予想を見事に裏切る展開だったのはよかったです。

なにしろ本作のヴィラン、ジモは強大どころか普通の人間ですからね。
ちなみにジモはティチャラに父の仇として殺されそうになりますが、
復讐の虜になったジモを見て自分を顧みたティチャラは復讐をやめ、
さらに自害しようとするジモを止め、生きたまま逮捕するのです。
ジモはたぶん歴代MCUの中で最弱のメイン・ヴィランでしたが、
そんな単なる人間に超人ヒーロー・チームが分裂させられるなんて皮肉。
ジモは生きているからには、今後再登場するのは確実でしょう。
その時は何らかのパワーを手に入れ、マスクを被って現れる気がします。
たぶん今度はヒーローとしてね。

空港でのバトルには勝利したアイアンマン・チームでしたが、
臨時加入のピーターは別として、ローディは大怪我でリハビリ、
ビジョンには遺恨が残り、ナターシャは裏切りで去ってしまい、
結局バラバラになってしまいました。
ティチャラに至っては、ワカンダ王国にスティーブとバッキーを匿い、
もはやキャップ・チームと言っても過言ではなく、トニーは孤立無援状態。
恋人ペッパー・ポッツとも破局しているので、寂しい限りです。
(彼女はトニーがアイアンマンを続けるのが許せず出て行ったみたい。)
一方キャップ・チームは、バッキーは洗脳を完全に解く方法が見つかるまで、
ワカンダ王国でコールド・スリープすることになりますが、
スティーブはラフト刑務所からサムたちを脱獄させることに成功。
より結束が固まっていると思われます。
アイアンマン・チームは「試合に勝って勝負に負けた」感じです。
スティーブは「お互い信じる道を行こう」とトニーに手紙を出しており、
2人が和解するのはまだまだ先のことになりそうです。

とても面白い作品でしたが、これを「シビル・ウォー」と銘打つには
少し物足りない気がするんですよね。
原作の「シビル・ウォー」は、例えるならソコヴィア協定が、
アベンジャーズのみならず全ヒーロー、全ヴィランに適用され、
その是非を巡ってヒーローとヴィランが二分して争うという、
かなり大規模なクロスオーバーだったのですが、
それをするには今のMCUではまだまだヒーローの頭数が足りません。
「シビル・ウォー」を銘打つには、少し時期尚早ではないかと思います。
「シビル・ウォー」と銘打たれたことで、スティーブの死を予想したけど、
やっぱりそんなことにはなりませんでしたね。
そろそろ主要ヒーローが一人くらい死んでも盛り上がりそうなのに。

MCU14作目は新ヒーローのスタンドアロン『ドクター・ストレンジ』です。
たぶん他のMCU作品からのゲスト出演はほとんどないと思われます。
続くMCU15作目は『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.2』。
宇宙での物語なので、やはりゲスト出演は少なそうですが、
登場するヴィランが今後のMCUの展開に大きく関わる気がします。
そしてMCU16作目が本作最後に「Spider-Man will return.」と予告されたように
コロンビア初のMCUとなる『スパイダーマン/ホームカミング』です。
とはいえ会社の壁を越えてるので、やはりゲストは少な目かも。
MCU17作目がマイティ・ソー三部作の完結編『マイティ・ソー/ラグナロク』。
ソーはもちろん本作では登場しなかったアベンジャーズのオリジナルメンバー、
ブルースとニック・フューリーの登場が予定されています。
次のMCU18作目が黒人初主演のMCU『ブラックパンサー』ですが、
本作のラストから推測すると、ここでスティーブの再登場も期待できますね。
で、MCU19作目がアベンジャーズ全員集合に加え、ドクター・ストレンジや
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの合流も予想される特大クロスオーバー、
『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー Part1』です。
映画史を塗り替える大ヒットになると予想しています。
「Part1」なので当然「Part2」もあり、Back-to-Backで製作される予定ですが、
その間にMCU20作目、スコットのスタンドアロン第二弾『アントマン&ワスプ』、
MCU21作目、新ヒーローのスタンドアロン『キャプテン・マーベル』が挟まり、
『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー Part2』はMCU22作目の予定です。
ただこの辺は先のことすぎて「予定は未定で決定ではない」感じ。
フェーズ3の最終作になるはずだった『インヒューマンズ』も予定から消えたし…。
急転直下で『X-MEN』シリーズとの合流が決まるなんてこともあるかも。
ユニバースの統合は難しくても、あの第四の壁も破る「お喋りな傭兵」なら、
ユニバースの枠なんて乗り越えちゃいそうな気がします。

うーん、キャラ名は名字かヒーローネームで書いた方が読みやすかったかも?

MCUの感想
インクレディブル・ハルク
アイアンマン
アイアンマン2
マイティ・ソー
キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー
アベンジャーズ
アイアンマン3
マイティ・ソー/ダーク・ワールド
キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン
アントマン

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://blrpn.blog.fc2.com/tb.php/1654-60151017
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad