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バッド・ブロマンス

藤原竜也、松山ケンイチW主演の『デスノート』の続編『デスノート 2016』が、
東出昌大、池松壮亮、菅田将暉のT主演で10月末に公開されますが、
日本映画は期待できないので、見るかどうかは微妙です。
一方、ハリウッド版『デスノート』はワーナーが映画化権を手放し、
なんとNetflixが製作することになったそうです。
Netflixは勢いのある映像配信会社ですが、映画製作は新参者。
老舗のワーナーの方が安心して任せられる気がするけど、
決まってしまったものは仕方がないので、とにかく頑張ってほしいです。
Netflixが製作するということは、劇場で見逃してしまうと、
TSUTAYAやGEOではレンタルすることが出来ないということですよね。
Netflix製作映画が増えるのは、TSUTAYA利用率の高い私にとって少々不便。
なのでNetflix版『デスノート』には頑張っていい作品にしてほしいと思う反面、
あまり映画製作事業が成功しないでほしいと思うジレンマが…。
ブラピの主演作やウィル・スミスの主演作の製作も予定されているそうです。

ということで、今日はTSUTAYAで借りた映画の感想です。

バッド・ブロマンス
The D Train

2016年3月23日リリース。

本作は全米ボックスオフィス最高19位になった映画です。
順位だけ見ればかなり低いけど、独立系映画なので仕方ないです。
順位も低いし話題にもならず、当然日本での劇場公開も見送られました。
ウチでも全米10位以下の作品を扱うことはほとんどありません。
というか、映画やビデオを見られる余暇時間も限られているので、
全米10位以下の作品まで手が出せません。
しかし本作の主演であるジャック・ブラックが大好きなので、
レンタルビデオ店で彼の顔を見掛けて、即借りしてしまいました。
私は普段、役者で作品を選ぶことはあまりないのですが、彼は別です。
私が洋画に嵌るキッカケが彼主演の『スクール・オブ・ロック』だったので、
彼の出演作だけはどうしても見たくなるんですよね。
彼が演じる主人公ダンの親友ジェリー役のマイク・ホワイトも
『スクール・オブ・ロック』でやはり主人公の親友役を演じてましたね。
2人とも製作にも名を連ねているので偶然ではないでしょう。
以下、ネタバレ注意です。

高校卒業20周年の同窓会実行委員(自称・委員長)のダンでしたが、
卒業生に片っ端から電話するも、出席率が悪くて悩みます。
しかし深夜に流れた日焼け止めクリームのテレビCMに、
高校時代の人気者オリヴァーが出演しているのを発見。
ダンはテレビに出るほどスターになった彼を呼ぶことが出来れば、
同窓会出席者が増えるのではないかと考えるのです。
私も高校の同窓会なんて顔出す気にもなりませんが、
同級生に超有名人がいるので、もし彼が来るなら行きたいかも。
まぁ逆に成功者に対する妬みから出席を辞退する人もいそうだけどね。

ダンはハリウッドで活動するオリヴァーに会って出席を打診するため、
LAで大型契約があると社長を騙して出張させてもらうことに。
しかし弱小コンサルタント会社の社長は、大切な契約なので同席したいと、
一緒にLAまで同行することになってしまいます。
大変なことになってしまいましたが、別に旅費をケチるつもりではなく、
妻ステイシーにも内緒でオリヴァーに会いたかったみたいです。
それが何故なのかはイマイチよくわかりませんでした。

LAに着くなり、オリヴァーとコンタクトを取り、飲みに行くことに。
オリヴァーがそんなに有名人なら、簡単に誘えないだろうと不思議でしたが、
案の定、オリヴァーは一本CMに出ただけの駆け出し俳優のようです。
田舎者のダンにとってはテレビに出ているだけで凄い人と思ってしまうけど、
実際は無名に等しい、落ちこぼれ俳優です。
しかしダンが煽てるので、彼は事実を告げられず、スターのふりをしてしまい、
クラブで初対面の映画俳優ダーモット・マローニーに会った時も、
顔馴染みのふりをして、ダンを感心させます。
ダーモットは俳優志望の自分のファンとしてオリヴァーに接しただけですが…。
ところでダーモット・マローニーってよく知らないけど有名な俳優なのかな?
どうせならもっと有名な映画スターにカメオ出演してもらえばいいのに…。

2人は意気投合するも、同窓会の出席は固辞するオリヴァーでしたが、
その夜、ダンのホテルの部屋に彼が訪ねて来ます。
そして「来いよ」とダンを誘ってキス、さらにセックスしてしまうのです。
これは予想外の展開で唖然としました。
なにしろ本作の邦題は「バッド・ブロマンス」ですからね。
「ブロマンス」とは「ブラザー」と「ロマンス」の混成語で、
性的行為を伴わない男同士の緊密な関係のことを意味しますが、
セックスしちゃったらもはやゲイで、看板に偽りありです。
また英語に疎い販売元社員が勘違いして邦題付けたのかと思いましたが、
原題も全米劇場公開時は『The D Train』だけど、
ビデオリリース時は『Bad Bromance』で、原題ママの邦題だったようです。
たぶん当初は『Bad Bromance』というタイトルでしたが、看板に偽りありなので、
劇場公開時に無意味な『The D Train』に差し替えられたのだと思います。
アメリカでは劇場公開から約1カ月でビデオリリースされたみたいですが、
ビデオ版はジャケットの変更とか間に合わなかったのでしょう。
日本でのリリースまでには時間があるので邦題はもっと練れたはずです。

セックスしたことがキッカケなのか、オリヴァーは同窓会出席に同意します。
思いがけずオリヴァーに掘られてしまったダンでしたが、満更でもなさそう。
彼がノンケなのは間違いないと思いますが、たまにノンケでも、
イケメン有名人になら抱かれてもいいなんて言う人もいるし、そんな心境かな?
ただ事後は複雑な気持ちになったのか、出張後、妻に罪悪感を抱いたり、
オリヴァーに電話で同窓会出席を取り止めるように勧めたりします。
そのわりにはオリヴァーが同窓会のために帰省すると、
自分の家に泊めてあげるのですが、気まずくないのかな?
しかもオリヴァーが地元の友達と遊びに行くと嫉妬したり、
女を連れ込むと不快感を露わにしたりもします。
(あ、ちなみにオリヴァーはバイセクシャルです。)
性的関わりさえなければ、典型的なブロマンスの心境ですね。

ダンの息子ザックに「彼女から3Pしたいと言われた」と相談されたオリヴァーは、
14歳で童貞の彼のために3Pの方法をレクチャーするのですが、
それを知ってダンは激怒し、「出て行け」とオリヴァーを追い出します。
父親としては当然の態度だと思いますね。
それにしてもまだ14歳、しかも初エッチで3Pなんて進んでますね。
しかも男ひとり女ふたりの3Pで、羨ましい気もするけど初体験では嫌かな。
その後ダンは、オリヴァーの出席に浮足立つ実行委員会と不和になり辞任。
さらにLAでの大型契約の嘘もバレて、会社を解雇されるだけならまだしも、
会社を倒産の危機に追い込んでしまい落ち込みます。

ところが実行委員もやめたし、職を失う危機でそれどころじゃないはずなのに、
ダンは妻と一緒に同窓会に出席するんですよね。
更にその当日には息子が3Pすることも決まっているのに、
よく同窓会なんかに参加できる心境になるものだと思ってしまいます。
(なお、息子は3Pは断ったみたいです。でも初エッチはした気がします。)
やはりさすがに心穏やかではいられないみたいで、酒を飲みまくり、
同窓生からチヤホヤされているオリヴァーに絡みます。
オリヴァーもムカついて「俺とヤッたのが忘れられないのか?」
「あれは単なる遊びだろ!」と妻や同窓生の面前で性的関係を暴露。
すぐにフェイスブックで拡散され、息子を含め街中に知れ渡ります。
ダンは酷く落ち込みますが、息子を含め周囲から
それほど悪感情を持たれなかったのが意外でした。
やっぱり街の人々もダンと同じで田舎者なので、
有名人のオリヴァーとなら仕方ないと思ったのかもしれませんね。

しかしさすがに妻ステイシーは別です。
夫婦の話し合いが持たれますが、彼女は嫌悪感むき出しです。
ところがオリヴァーが訪問してきて、「俺が無理やりヤッた」と謝罪。
それで夫の不貞を許す妻がいるとは思えませんが、なぜか円満解決。
その後、オリヴァーは「俺は煽てられて舞い上がっただけ」
「スターじゃないし、ダーモットとも友達じゃない」と心境を吐露しダンと和解。
ダンはフェイスブックで同窓生に謝罪し、全て丸く収まります。
そもそも同窓生はダンとオリヴァーの不適切な関係を怒ってないので、
妻子の理解さえ得られたら、他に謝罪する必要もないよね。
会社も同窓会で再会した同窓生の中国人実業家と契約することが出来、
倒産を免れて一件落着ですが、また中国人の善意に救われるパターンか。
ハリウッド・メジャーの大作ではもはや見慣れた光景ですが、
こんな独立系映画でもチャイナマネーに頼ろうとするんだね。
第87回アカデミー賞授賞式でジャック・ブラックが
「映画界はバカが牛耳りチャイナマネーにゴマすってる」と皮肉ってたのに、
自分の製作した映画でもチャイナマネーにゴマすっちゃうのですね…。

内容的には筋が通らないところが多いし、出来がいいとは言えないが、
ビデオスルーなので安価で見れたし、ジャック・ブラックが出演してたので、
概ね満足できる作品でした。

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