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ハンガー・ゲーム FINAL:レボリューション

昨年9月から昨年末まで、理由あってブログ執筆をほぼ休止していました。
なのでその4カ月間に劇場公開された映画の感想は書けませんでした。
その休止期間も映画はそこそこ観に行ってたので、
観たのに感想を書けてない作品が約25本ほどあります。
休止前までは劇場で観た映画はほぼ全部感想を上げていたので、
そこで途切れてしまったのが口惜しく、後々埋めようと考えていましたが、
それから半年ほど経ち、その頃の映画が続々ビデオリリースされたので、
これから少しずつ見直して、再執筆していこうと思います。
全部書くのは面倒なので、洋画の話題作、数本だけの予定ですが…。

ということで、今日は先日ビデオリリースされた昨年公開作の感想です。
シリーズ3作目まで執筆したのに完結編だけ未執筆なのが心残りでした。

ハンガー・ゲーム FINAL:レボリューション
The Hunger Games Mockingjay Part 2

2,015年11月20日日本公開。

大人気ヤングアダルト映画『ハンガー・ゲーム』シリーズの完結編です。
大人気といっても、実際は右肩下がり傾向にあり、
盛り上がるはずの完結編でありながら、シリーズ最低の興収を記録しました。
一作目はハリウッド版『バトルロワイヤル』なんて言われるほど、
衝撃的な内容で話題となり、待望の二作目が空前の超絶ヒットしましたが、
その出来がイマイチだったので、三作目から客足ダウン。
私的には三作目は二作目よりマシだと感じたので、
完結編である本作で持ち直すかと予想していたのですが、
一度下がり始めた人気は転がり落ちる一方だったようで…。
それでも全米ボックスオフィス、1億ドル越えのオープニングで圧倒的首位、
最終全米興収2億8000万ドルなので、大ヒットに違いないですが。

シリーズ4作目の本作ですが、
三部作だったヤングアダルト小説の第三部を2つに分けているため、
実際は本作と前作で小説1本分なので内容が薄いです。
前作は本作に比べるとそれほど薄いとは思わなかったので、
前作で原作(第三部)の2/3くらいを使ってしまったのかも。
なんだか無駄なシーンを長々と描いている感じで冗長感を覚えます。
そのくせ上映時間が2時間を超えているんだから、
90分くらいに纏めて、もっとテンポよく描いた方がよかったです。
もっとも最善は第三部を2本に分けないことでしょうが、
もはや完結編分割はヤングアダルト映画の常套手段ですからね。
以下、ネタバレ注意です。

独裁国家パネムのスノー大統領が催すハンガー・ゲーム記念大会の途中、
コイン首相率いる反乱軍に救出されたカットニスでしたが、
パートナーのピータは政府に捕まってしまいます。
反乱軍の精鋭が首都キャピトルに侵入し、ピータを救出しますが、
彼は洗脳されており、再会したカットニスに襲いかかる、
というところまでが前回の大雑把な流れです。
カットニスは最後に残った第2地区に行き、政府軍の要塞を壊滅させ、
キャピトル以外の全13地区の反乱軍を結集させます。
反乱軍のキャピトル総攻撃決行が迫り、カットニスも前線に。
幼馴染ゲイルや友人フィニックらと共に、隊長ボッグス大佐率いる部隊に所属。
この部隊はキャピトル内で反乱軍の広報ビデオを撮影するのが任務ですが、
カットニスは滅ぼされた故郷(第12地区)などの復讐をするため、
宮殿まで行ってスノー大統領を暗殺したいと考えています。
前作のクライマックスであるピータ奪還作戦のキャピトル潜入時には、
ヒロインなのにカットニスが不在だったため、盛り上がりに欠けましたが、
いよいよヒロインが敵本拠地に乗り込む展開になりましたね。

キャピトル内にはゲームメイカーが作った罠「ポッド」が至る所に設置され、
ポッドを検知する機械ホロが必需品ですが、隊長だけが所持してます。
カットニスたちの部隊がキャピトルに侵入して暫く進むと、
なんとピータを連れた友軍が合流してきます。
政府の洗脳が少し緩和したので、彼を広報ビデオに出演させるため
ピータを合流させたみたいですが、まだかなり不安定な様子なので、
カットニスたちは彼が裏切るのではないかと強く警戒します。
ボッグス隊長の読みでは、コイン首相が反抗的なカットニスを殉職させるため、
危うい状態のピータをあえて合流させたのではないかと…。
その読みはたぶん当たっていたでしょうが、これから政府軍と対決って時に、
味方の反乱軍に不信を抱かせるような演出をしてしまうと、
観客として盛り上がり難く感じてしまうのであまりよくない気がします。

彼らの部隊はある中庭でポッドに引っかかってしまい、ボッグス隊長が爆死。
その後水責めに遭い、何人か死にながらも高所に逃げ込みます。
かなり強そうでしかもいい人なホッグス隊長の呆気ない死には驚きました。
ボッグス隊長は死に際にホロのアクセス権を副隊長ジャクソン中尉ではなく
カットニスに譲ったため、彼女が生き残った部隊の主導権を握ることに。
彼女は部隊の任務を広報ビデオ製作からスノー大統領暗殺に変更し、
地上はポッドだらけなので、地下を通って宮殿を目指すことになります。
地下なら安全に進めるはずもなく、ミュットの大群に襲われるのですが、
ミュットの外見を見て「なんだコレ?」と思ってしまいました。
ミュットってオオカミみたいなクリーチャーだった気がするんですが、
本作では口だけしかない出来そこないの人間みたいなクリーチャーで…。
こういう設定の変更はある程度説明しておいてもらわないと困惑します。
ミュットの大群に襲われてジャクソン副隊長やフィニックたちが死に、
自分の都合で任務を変えたカットニスは責任を感じてしまうのです。
特にフィニックは新婚なのに気の毒ですよね。
彼女は革命のシンボルだから仲間が命懸けで守ってくれるけど、
それに胡坐をかいて身勝手な行動ばかりで、あまり好感を持てません。

生き残った部隊は追放されたスタイリスト、タイガレスに匿ってもらいます。
そこで「全市民は宮殿に避難しろ」という、スノー大統領の緊急放送を見て、
カットニスとゲイルは民衆に紛れて宮殿に侵入する作戦を実行。
ところが宮殿前に集まった民衆に政府機がパラシュート爆弾を投下。
子供を含めたキャピトル市民が爆殺されます。
反乱軍の救護班として駆け付けた妹プリムも爆死し、カットニスは悲しみます。
しかし実はその爆撃は、反乱軍のコイン首相が仕組んだものでした。
スノーの仕業と見せかけ、反乱軍に寝返らせ、戦争を終わらせたのです。
でもスノーが市民を宮殿に避難させる命令を出すなんて、
反乱軍が予想できるはずないのに、そんな作戦立てられるかな?
まぁ命令が出た後で急遽立てた作戦かもしれませんが、
そもそも民の命を屁とも思わないスノーが宮殿を解放するはずないです。
緊急放送自体も反乱軍の作ったフェイクと考えれば筋は通るか。

もちろん妹プリムを爆撃されたカットニスは反乱軍に怒りを覚えますが、
その作戦を発案したのはゲイルらしく、彼とも絶交です。
こんな形でカットニスとピータとゲイルの三角関係が決着つくなんて…。
彼女がピータを選んだなら別に構わないんですが、これでは消去法で、
なんか納得できない決着ですよね。
それに妹が殺された展開も、どうにも気に入りません。
そもそもカットニスが妹を守ろうとしたことが発端で始まった物語なのに、
結局その妹が死んでしまえば、今までの話は何だったのかと思うので。

コイン首相は新生パネムの暫定大統領に就任。
スノー前大統領を公開処刑することになりますが、
さらにキャピトルの子供たちを使ってハンガー・ゲームを開催することを提案。
それではやってることがスノーと同じだろという感じですが、
カットニスはスノーを自ら処刑することを条件に賛成します。
で、処刑当日、彼女はスノーではなくコインを射殺し、妹の仇を取るのです。
もちろんコインは殺されて当然だけど、ついでにスノーも射殺すべきでは?
結局スノーも民衆に殺されますが、シリーズ通しての最大の敵の最期を、
他の名も知らぬ連中に譲ってしまうなんて、ちょっと消化不良かも。
スノーもコインも死に、パネムは自由選挙で大統領を決めることになります。
カットニスは故郷に帰り、ピータと幸せに暮らしてめでたしめでたしです。
なんだかモヤモヤする幕引きですが、ヤングアダルト作品の最後は
だいたいいつもこんな微妙な感じですよね…。

まだ『ダイバージェント』や『メイズ・ランナー』がシリーズ続行中ですが、
本作の終了でヤングアダルト映画ブームも終了した感じがしますね。

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