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トランスポーター イグニション

先週末公開の映画は『アーロと少年』しか観に行けませんでした。
今週末は2本ほど観る予定ですが、頭はすでに来週末の
『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』のことでいっぱいです。

ということで映画館に行けてないので、今日はビデオの感想です。

トランスポーター イグニション
The Transporter Refueled

2015年10月24日日本公開。

本作は昨年の秋に日本で劇場公開していましたが、
近所の映画館では上映されなかったため、劇場鑑賞を断念しました。
最寄りの次に近い映画館では上映していたので、
観に行こうと思えば難なく観に行けたのですが、
正直そこまで頑張って観に行く必要もないかなと思ったんですよね。

というのも、本作はジェイソン・ステイサム主演の大人気カーアクション映画
『トランスポーター』シリーズのリブートなのですが、ステイサムは出演せず、
彼が演じてた役フランクマーティンを若手俳優エド・スクラインが演じますが、
旧作の人気はステイサムの魅力に起因しているのは間違いなく、
彼を外してのリブートではあまり魅力を感じません。
もともとはステイサム主演でシリーズ4作目として製作するつもりでしたが、
彼がビッグになりすぎてギャラが払えず、仕方なく安い俳優を起用して、
リブートとして製作するしかなかったみたいです。
ステイサムは今やライバルだった大人気カーアクション映画
『ワイルドスピード』のファミリーなので、古巣に戻る気はなかったのでしょう。
でも彼が『ワイルドスピード』に引き抜かれたのも、
『トランスポーター』での活躍が評価されてのことなのは間違いないので、
恩返しにギャラが安くても出演してあげたらいいのにね。

ステイサムなしの『トランスポーター』なんて誰も興味ないようで、
本作は旧3部作の平均興収の半分にも満たない興収でヒットしたとは言えず、
続編の製作も絶望的でリブート計画は大失敗です。
『トランスポーター』はやはりステイサム抜きでテレビドラマ化もされ、
フランク・マーティン役をテレビ俳優クリス・ヴァンスが演じていますが、
やはり不人気なのか、シーズン2で打ち切られちゃったみたいです。
製作者のリュック・ベッソンは自分の作ったキャラ、フランク・マーティンに
人気があると勘違いし、テレビドラマ化やらリブートやらしちゃうのでしょうが、
やはりフランク・マーティンの人気はステイサムあってのものでした。

そんなわけで私もわざわざ劇場まで足を運ばず、ビデオリリースを待ち、
今月ついにリリースされたのでレンタルで鑑賞しました。
やっぱりステイサム不在の物足りなさは相当なものでしたね。
ステイサムの旧作と比較しなければ普通に楽しめる作品だったかも。
だからあまり比較されないように、リブートするなら主人公も変えて、
旧作とは別の運び屋(トランスポーター)の話にすればよかった気がします。
同じキャラを演じるから魅力の差が浮き彫りになっちゃうんですよ。
ステイサム演じたフランク・マーティンは運び屋を引退して、
本作の主人公が後を継いだみたいな設定にしてくれたら、
旧作ファンとしても受け入れやすかったかもしれません。
以下、ネタバレ注意です。

1995年、コートダジュールで悪党カラゾフが管理売春を始めます。
その15年後、4人の娼婦がカラゾフを倒す計画を実行に移し、
カラゾフの会計士トゥルギンを感電死に偽装して殺害します。
しかしカラゾフは他殺だと確信し、娼婦の中から犯人捜しをするのです。
元特殊部隊の傭兵で今は運び屋のフランク・マーティンは、
娼婦アンナから依頼され、待ち合わせ場所のモナコ銀行前で待機。
やっぱり彼の商売道具の車は旧作と同じで黒のアウディですね。
モナコ銀行からアンナと他2人の娼婦が出てきて、車に乗り込みます。
カラゾフの貸金庫から金品を盗み出したみたいです。
どうも運ぶ荷物はその2人の娼婦ジーナとキャオだったみたいで、
人間を運ぶなんて聞いてないフランクは契約違反だと拒否しますが、
彼の父が彼女たちの仲間の娼婦マリアに拉致されており、仕方なく発車。
フランクの父が登場したのはシリーズ初だと思いますが、
どうもエビアンの営業マンを装ったMI6だったみたいですね。
そんな男が簡単に拉致されるなと思いますが…。
本作は若手俳優演じるフランク・マーティンだけでは弱いと思ったのか、
レイ・スティーヴンソン演じる父フランク・マーティン・シニアとのW主演です。

その時、警察の職質を無視したのでパトカーや白バイに追われるハメになり、
激しいカーチェイスになるのです。
やっぱり『トランスポーター』シリーズと言えばカーチェイスですが、
ステイサムにギャラ出せないほどの低予算映画だから、
昨今のカーチェイス超大作に比べると地味な気がします。
そもそも本作はカーチェイス・シーンが少ないです。
警察を撒くため、途中で別の車に乗り換えますが、それも黒のアウディで…。
アウディS8からアウディA8に乗り換えているので、少しは変わるけど、
黒のアウディで手配されているのに、あまり意味ないですよね。
しかも乗り捨てたS8は自爆させるますが、ハイテク改造車で高そうなのに、
数百万ユーロの依頼料じゃないと元取れないですよ…。

警察を撒いた彼らは、父が監禁されている隠れ家に到着。
父の飲み物に毒物が入っており、解毒剤と引き換えに、
フランクは新しい依頼を受けることになります。
カラゾフの仲間イマソフを襲撃するという計画で、フランクは娼婦3人と協力し、
クラブの水性スモークを麻酔ガスにすり替え、遊んでいるイマソフを気絶させ、
その隙に彼の指紋で口座にログインし、自分たちの口座に送金します。
一方、残る娼婦と父は、カラゾフのもう一人の仲間ユーリを襲い、
睡眠薬入りシャンパンで眠らせて、やはり彼の指紋で口座にログインし、
預金を自分たちの口座に送金しちゃいます。
拉致され、毒まで盛られた父がなぜ娼婦たちに協力してるのか謎ですが、
睡眠薬で事足りるならイマソフにも麻酔ガスなんて大掛かりなことしなくても…。
彼らは悪党だから何されてもいいけど、この計画は他人を巻き込み過ぎです。
そのくせ娼婦たちは正義だと思ってるんだから性質が悪いです。

計画に協力したフランクと父は娼婦たちに体でお礼されます。
フランクはアンナを抱くのですが、事後彼女は計画の動機を話します。
なんでも彼女は12歳の時に親からカラゾフに500ドルで売られ、
娼婦にさせられ、その復讐をしたかったみたいですが、
娼婦になりたくなかった女が体でお礼するなんて、全く説得力がないです。
そんな下衆なお礼を受けるフランクと父もどうかと思いますが、
お礼を受けるだけ受けて、彼らは依頼満了で去るのです。
最後にカラゾフに復讐するつもりの娼婦たちを見捨てたわけです。

しかし、また父が拉致されます。
父は元凄腕スパイのくせに信じられない脇の甘さですが、
今度父を拉致ったのはカラゾフで、娼婦たちとの交換を要求してきます。
フランクは娼婦の隠れ家に戻り、彼女たちに父救出の協力を頼みます。
彼に見捨てられた彼女たちですが、なぜか快諾するんですよね。
そしてカラゾフの船上で人質交換することになります。
その船にイマソフとユーリもやってきて、これはピンチだと思いましたが、
イマソフとユーリはカラゾフの差し金で娼婦が金を盗んだと思っていて、
悪党3人は仲間割れ、激しい銃撃戦になります。
どうやらこの展開を期待しイマソフとユーリは娼婦たちが呼んだみたいですね。
でも銃撃戦に巻き込まれて、娼婦3人が被弾し、死んでしまいます。
残ったアンナは逃走するカラゾフに捕まり、小型ボートで海岸へ。
フランクも水上スキーで後を追い、ベンツで逃走しようとするカラゾフを阻止。
殴り合いの末、アンナがカラゾフを撃ち殺して決着するのです。
カーアクション映画『トランスポーター』シリーズなんだから、
クライマックスにもカーチェイスがあると思ったのに、何この地味な決着…。
なぜベンツで逃走するのを阻止しちゃうのかな…。

1カ月後、彼女はカラゾフら悪党3人から盗んだ3億ドルを
死んだキャオ、ジーナ、マリアの家族に7500万ドルずつ送金し、
フランク親子にも各1000万ドルずつ送金します。
世話になったフランク親子に礼金を払うのは当然だと思いますが、
仲間の娼婦3人の家族に分け前を渡すのは変だと思うんですよね。
一見美談のようにも感じますが、みんなアンナと同じ境遇だったと考えると、
彼女たちの家族は娘をカラゾフに売った腐れ外道どもです。
恨みこそすれ金をやる必要なんてないと思います。
始めから最後まで酷い脚本で、これでは例えステイサムが主演でも、
イマイチな作品になったかもしれませんね。
ステイサムもギャラじゃなくて脚本に飽きれて出演拒否したのかも。

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