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インシディアス 序章

今日の気になる映画ニュース。
日本では今週末にピクサー最新作『アーロと少年』が公開ですが、
アメリカではウォルト・ディズニー・アニメーションの最新作『ズートピア』が、
同社史上最高の全米オープニング成績(7370万ドル)を叩き出したそうな。
『アナと雪の女王』の6740万ドルを大きく上回る上々の滑り出しです。
動物たちが人間のように暮らす文明社会を描いた物語で、
なんだか動物を擬人化するありがちな設定のアニメという印象で、
イマイチ期待できなさそうだと思っていたのですが、
こんな高いオープニング成績ということは、私の印象とは違って、
世間ではめちゃめちゃ期待されていたのですね。
逆に『アーロと少年』はオープニングもグロスもかなり悪かったです。
昔はピクサーの方がクオリティが高かった気がするけど、
最近はウォルト・ディズニー・アニメーションの方が勢いがありますね。

今日も映画の感想です。

インシディアス 序章
Insidious Chapter 3

2016年1月16日日本公開。

大ヒットホラー『インシディアス』の第三弾ですが、
大ヒットしたのはアメリカでの話で、日本での客入りはまずまず。
劇場で第二弾『インシディアス 第二章』の客入りを目の当たりにして、
「あぁ、次回作はビデオスルーになるだろう」と予想していましたが、
案の定、ビデオスルーになってしまいました。
実際は年明けに新宿武蔵野館で一週間限定上映されたらしいのですが、
二カ月待たずにビデオリリースされているので事実上のビデオスルーです。
まぁこのシリーズはホラーには珍しく各章の関連性が強いため、
一見客お断りなので、前作がヒットしてないと劇場公開は難しいですね。

本作は邦題で「序章」と謳われていますが、
たしかに一作目より前の時系列の話ではあるものの、
序章と言う印象とは少し違うかもしれません。
どちらかと言えば、スピンオフに近いですね。
一作目の最後に死んだ(ことが二作目に明らかになった)登場人物、
凄腕降霊術師のエリーズのことを掘り下げたのが本作です。
彼女は二作目にも霊的な存在として再登場しているものの死者なので、
彼女の活躍を描くとなると、彼女が死ぬ一作目以前の物語にするしかなく、
結果的に一作目より時系列が前の物語になっただけな気がします。
そもそもこのシリーズは時空を超えた暗黒の領域という設定があり、
二作目でも一作目より以前のことも描かれていたので、各章の時系列は曖昧。
本作も原題では『Insidious: Chapter 3』と普通にナンバリングタイトルです。
「序章」と銘打つ邦題はやっぱり違う気がしますね。
以下、ネタバレ注意です。

一作目で描かれたランバート家の怪奇現象事件から数年前。
降霊術師エリーズは自殺した夫ジャックの霊との交信を試み、
初めて暗黒の領域「彼方」への足を踏み入れますが、
彼方で夫に会うことは出来ず、代わりに女の怨霊を連れ戻ってしまい、
以来、交霊術行う度に女の霊に「おまえを殺す」と脅かされるため、
このままだといつか殺されると思い降霊術師を引退します。
後(一作目のラスト)にエリーズはこの老婆に殺されることになります。
この霊は前作で主人公のジョシュの体に憑依した黒い花嫁姿の老婆で、
本当は女の霊ではなく、女の格好をした男の霊でしたよね。
ジョシュは20年以上前の子供の時から老婆に憑りつかれていたので、
せいぜい数年前にエリーズが彼方から連れてきたというのは、
計算が合わない気もしますが、彼方は時空を超越してるので問題ないかな?
前作での老婆は本作ほど凶暴な怨霊でもなかった気がしますが、
如何せん前作を観たのが二年以上前なので私もウロ覚えです。

降霊術師を引退して一年が経った頃、クインという女の子が訪ねて来て、
「一年前に病死した母リリーと交信したい」とエリーズに依頼します。
エリーズは老婆が怖いので交霊術は使いたくなかったけど、
好意で一度だけ降霊してあげることにするのです。
しかし案の定、現れたのはリリーの霊ではなく別の何かで、すぐに中断。
クインには諦めて帰ってもらいます。
この別の何かの霊はたぶん老婆ではない気がします。
クインは母に会いたくて素人ながらに一人で降霊術に挑戦したことがあり、
その時にやはり別の怨霊を呼び寄せてしまっていたようなのです。
その夜から彼女は怪奇現象に遭っうようになるのです。

ある日、クインは夜道で手を振る男の人影に気を取られ、
暴走する自動車に轢かれてしまいます。
「これは死んだ」と思った壮絶な事故でしたが、ヒロインが序盤で死ぬはずなく、
足を複雑骨折して車椅子生活になるも、なんとか一命を取り留めるのです。
病院の待合室で彼女は隣人の痴呆症の老婦人グレースに、
「息の出来ない男があんたの部屋であんたを呼んでる」と言われます。
クインはボケ老人の世迷言と相手にしませんでしたが、
退院して自分の部屋に戻ってから、何かの気配を感じるようになります。
そしてついにある日、クインは部屋で不気味な男に襲われます。
酸素吸入器を付けた痩せて小汚い男の怨霊でした。
見た目は怨霊というかゾンビで、正直あんまり怖くないですね。
なんというか、男の怨霊ってあまり怖い気がしないんですよね。
その時はクインの悲鳴を聞きつけた父が飛んで来て、助けてくれましたが、
別の日には、クインは気が付くと車椅子でアパートの廊下にいて、
のっぺらぼうで手足首のない少女の霊に襲われそうになります。
うんうん、やっぱり女の怨霊の方が不気味で怖いですね。
その時も悲鳴を聞きつけた父が飛んで来て、助けてくれます。
クインは口うるさい父のことが嫌いみたいですが、
娘の危機には必ず飛んでくるスーパーパパですね。

父は娘を心配して降霊術師エリーズに相談し、家に招きます。
エリーズもクインのことは懸念しており、再び降霊術してくれることに。
しかし降霊術で彼方に入った彼女は、老婆に襲われてまた中断。
「私には助けられない」と逃げ帰ります。
エリーズにも断られて困った父でしたが、息子(クインの弟)アレックスが、
ネットで怪しいゴーストハンター業者「心霊捜査班」を発見し、
ダメ元で彼らに依頼してみることに。
この2人組業者が、シリーズお馴染みの凸凹コンビ、スペックスとタッカーです。
やっぱり彼らが登場しないと『インシディアス』じゃないですね。
ハイテク(?)機器で怪奇現象の正体を調べる彼らですが、
今回はウェアラブルカメラをクインに付けて、一晩中監視します。

その夜、部屋で寝ているはずのクインが家を歩きまわっていることが、
モニターで確認できますが、車椅子生活の彼女が歩き回れるはずはなく…。
父と凸凹コンビは歩き回るクインを探しに行くが、
背後から怨霊に憑りつかれて凶暴化した彼女に襲われ、
彼女がナイフで自刃しかけたところを何とか取り押さえます。
「この案件は我々の手に負えない」という凸凹コンビに、
父は「詐欺師は帰れ」と怒鳴りつけますが、そこにエリーズが訪れ、
「彼らも必要よ」と言い、3人は協力することになります。
実力派降霊術師エリーズとインチキくさいスペックスとタッカーが
どんな経緯でチームを組んでいるのか不思議でしたが、
この時にエリーズと凸凹コンビは初対面したんですね。
エリーズは前作にも登場した元相棒のカールに励まされて、
人助けのために降霊術師を再開することにしたみたいです。

エリーズいわく、怨霊の正体は昔このアパートに住んでいた男の亡霊で、
クインを自分のペットとして彼方へ引きずり込もうとしている変態怨霊です。
老婆のように生者の体を乗っ取ろうとする怨霊よりも
生者を彼方へ引きずり込む怨霊の方が性質が悪いらしいです。
酸素吸入器付けてる理由がよくわかりませんでしたが、
単に不気味さを印象付けるための演出かもしれませんね。
クインはすでに半分くらい彼方へと引き込まれてしまっているらしく、
エリーズはその半分を取り戻すため、三度彼方へと踏み込みます。
途中で例の老婆に襲われますが、一蹴します。
カールに励まされ、死を怖がらなくなったことで強くなったみたいですね。

彼方をどんどん進むと、ある部屋で男を発見しますが、
その男は一年前に死んだ夫ジャックで、エリーズは再会を歓喜。
しかしジャックが「君も私のように自殺してここに一緒にいよう」と言うので、
エリーズは「夫がそんなこと言うはずがない」と彼を切りつけます。
案の定、ジャックはクインに憑いた怨霊が化けていただけでした。
エリーズは怨霊からクインの半分を奪還しますが、
その半分のクインの姿はのっぺらぼうで、前にクインが遭遇した
のっぺらぼうの少女の霊は怨霊に奪われた彼女自身だったんですね。
クインの半分を連れて、あと一歩で彼方を抜けられそうなところで、
またクインの半分が怨霊に捕まってしまいます。
しかし先日死んだ隣人のボケ老人グレースの霊が、
クインの母リリーの霊を呼んで助けてもらうようにエリーズに助言。
リリーの霊はそれに応じ、クインを怨霊から助けるのです。
死んだ母が死にかけの娘を助ける展開で、ちょっと感動的でしたね。
で、ボケ老人グレースは生前から怨霊に気付いていたみたいですが、
結局何者だったのでしょうね?

これにて一件落着し、降霊術師に復帰したエリーズは
凸凹コンビと組んで仕事をすることになります。
そんな彼女が家にひとりでいると、愛犬ウォーレンがドアに向かって吠え…。
尻尾を振りながら吠えていたので、本物の夫ジャックの霊でも訪れたのかな?
と思いきや、一作目に登場する赤い悪魔の顔が映し出されて本作は終了。
この時点でエリーズと一作目の悪魔に接点があるとは思えないので、
よくわからないオチでしたが、最後に不安感を残すホラー映画らしいオチかな。

全米初登場3位の悪くない成績ながら、シリーズ最低の興収だったので、
更なる続編が製作されるかは微妙なところですが、もし製作されるとすれば、
やはりエリーズと凸凹コンビの活躍を描く内容になる見込みなので、
事件列的に本作と一作目の間にある物語になりそうです。
ただ本作でもそうですが、エリーズは一作目のラストまでは絶対死なないので、
彼女はどんな危険な目に遭っても、絶対無事に済むとわかっているので、
緊張感がなく、あまりハラハラできないんですよね…。
実際は綺麗に完結している二作目で終わっておくべきだったと思います。
スペックスとタッカーの凸凹コンビの活躍はもっと観たい気もするけど…。

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