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マックス

先月末から往年の人気海外ドラマ『フルハウス』の続編である
『フラーハウス』がNetflixで独占配信されています。
『フルハウス』はNHKでよく見ていたので、続編も見たいですが、
残念ながらNetflixと契約してないので見ることが出来ません。
Netflixは低画質なら月額650円で良心的なお値段なのですが、
如何せんウチは電波状況(ネット環境)が脆弱なので、
動画配信サービスとかは諦めるしかないんですよね。
なので『フラーハウス』よりもっと見たい『デアデビル』や
『ジェシカ・ジョーンズ』も見れなくて悔しいです。
ネット配信じゃなくてケーブルテレビなら即行契約するのですが…。

性質が悪いのはNetflixはオンラインDVDレンタル会社が
動画配信事業も手掛けているという体裁なので、
Netflixオリジナル作品のDVDリリースが絶望的なことです。
そりゃTSUTAYAとかでNetflixオリジナル作品も借りられるようになれば、
Netflixと契約するメリットが少なくなりますからね。
Netflixが日本でもオンラインDVDレンタル事業を始めて、
そこでオリジナル作品のDVDを独占で貸し出してくれたらいいのに。

ということで、今日はオンラインDVDレンタルで見た映画の感想です。
今月は興味ある映画の劇場公開が少ないので、
DVD鑑賞した映画の感想が増える見込みです。

マックス
Max.jpg

2016年2月3日リリース。

全米公開時、『テッド2』に次ぐ初登場4位だった本作。
悪い成績ではないのですが、犬が主人公のスター不在な映画なので、
日本での劇場公開は見送られ、ビデオでのリリースとなりました。
今は空前の猫ブームらしいですが、日本には犬好きの方が多いので、
犬映画の需要はあると思うし、劇場公開してもいいと思いますが…。
まぁ日本の犬好きの多くは小型犬が好きなので、
本作の主人公犬マックスのようなシェパード(マリノア)では需要ないかな?

犬と少年の物語なので、ファミリー向けアドベンチャーだと思ったのですが、
実際にファミリー向けアドベンチャーで間違いないものの、
マックスの軍用犬という経歴のせいでシリアスさを感じる内容です。
メッセージ性も強いのですが、ファミリー向けに纏めようとしているため、
少し中途半端な印象を受けてしまいました。
楽しいアドベンチャーにするかシリアスなドラマにするか、
もっとどちらかに傾けた方がいいように思います。
以下、ネタバレ注意です。

アフガニスタンのカンダハルで、タリバンに武器を売っている村を偵察した
軍用犬マックスとそのハンドラーの米海兵カイルの部隊。
マックスの活躍で見事に地下武器庫を発見し、押収します。
米海軍は犬を使った作戦も行ってるんですね。
ある日も任務中、マックスが何かの異変に気付き、歩を止めますが、
カイルの戦友タイラーが「ちゃんと偵察しろ」と無理やり進ませると、
タリバン兵の待ち伏せに遭い、カイルが被弾し戦死してしまうのです。
ファミリー向け映画だと思ってみたので、序盤で人が死ぬ展開に驚きました。

無言の帰国となったカイル。
葬式には軍用犬養成所教官のレイエス軍曹に伴われ、
査定のために帰国したマックスも参列しますが、棺の前で暴れます。
マックスも相棒の死に混乱しているみたいです。
しかしカイルの弟ジャスティンが近づくと、兄の面影を感じて落ち着きます。
ジャスティンは中学生くらいの少年ですが、
違法コピーしたゲームの海賊版を売って小遣い稼ぎしている悪ガキで、
品行方正な兄に劣等感があり、折り合いも悪かったみたいです。
家でゲームばっかりしているインドアな少年かと思いきや、
マウンテンバイクのクロスカントリーが得意な活発な少年でした。

その後、収容施設に入れられたマックスは殺処分されることに。
どうやら戦場での経験で心的外傷後ストレス障害(PTSD)になり、
誰の指示も聞かない危険な犬になってしまったみたいです。
先日、テレビで東日本大震災で被災してPTSDになった犬の話を見たけど、
やっぱり軍用犬でもPTSDになるんですね。
テレビの被災犬は救急車とかのサイレンを聴くと脅えるのですが、
マックスも打ち上げ花火の音を聴くと取り乱してました。
PTSDになった兵士は称えられるのに、軍用犬は殺処分されるのは可哀想。
死んだ息子の相棒をミスミス殺処分させるわけにはいかないと、
カイルの家族がマックスを引き取ることにします。
しかし父はマックスをかなり警戒しており、決して室内には入らせず、
犬小屋もない庭に鎖で繋いで、ジャスティンに世話させます。
ジャスティンも兄の犬の面倒なんて不本意でしたが、
遠吠えを止めさせるため庭で一緒に寝たりするうちに少し情が湧きます。
友達チューイの従妹カルメンが犬に詳しく、調教の仕方を教えてくれ、
調教が功を奏し、マックスが暴れることもなくなります。
もともと軍用犬に選ばれるほどの賢いエリート犬ですからね。

ところが任期終了前に帰国したタイラーが訪ねて来た時、
マックスは凶暴化し、彼に吠え掛かるのです。
死んだ息子の戦友に吠えたことに怒った父は、庭に檻を用意します。
タイラーを見て戦場を思い出し、PTSDが再発しただけかと思ったけど、
マックスはタイラーのせいでカイルが死んだので、仇と思っているようです。
しかしタイラーはカイルが死んだのは、戦場で興奮したマックスが、
カイルに襲ったからだと父に説明し、父のマックスへの不信感を強めます。
そして父は「今後一度でも問題を起こせば処分する」とジャスティンに厳命。
マックスが兄を襲うはずないと思ったジャスティンは、
軍用犬養成所に行き、教官レイエス軍曹に話を聞きます。
どうやらタイラーは海兵隊を除隊ではなく追放されて帰国したようで、
タリバンから押収した武器の横流しをしていたという噂です。
とんでもない嘘つきの下衆野郎ですね。

ジャスティンはタイラーの正体を暴こうと彼の友達のメキシコ人エミリオを
マックスの嗅覚を使った足跡追跡能力で尾行します。
するとタイラーが森でカルテルと武器の取引をしている現場に遭遇します。
どうやらタリバンから押収した武器を密売しているみたいです。
どうやってアメリカ国内に持ち込めたのか不思議ですが…。
しかもタイラーの仲間には保安官代理スタックもいて、
彼の連れている番犬(ロットワイラー)2頭が隠れているジャスティンを察知、
襲い掛かって来ますが、マックスが果敢に応戦。
番犬1頭に深手を負わせ、なんとか逃げ切ります。
…が、尾行に使ったマウンテンバイクを置き忘れてきたため、身元がばれ、
スタックがジャスティンの父に「ウチの犬がお宅の犬に殺された」とチクり、
父は激怒して、マックスを処分するため収容所に送るのです。
ジャスティンは家族がカルテルに報復されるのを恐れて、真実を話せず…。

しかし息子ジャスティンのタイラーに対する様子がおかしいと感じた父は、
タイラーに話を聞きに行きます。
ジャスティンやマックスを邪険に扱うダメな父親だと思った彼ですが、
ちゃんと息子のことも気に掛けていたことに少し見直しました。
しかし、タイラーとスタックとエミリオが武器を運ぶところに出くわし、
父は彼らに口封じのために拉致されてしまうのです。
父をカルテルに武器ごと引き渡して国外で始末してもらうつもりのようです。
父が拉致されたことに気付いたジャスティンは、
収容所を脱走してきたマックスに足跡追跡させ、父の後を追います。
途中で川を渡るのですが、警察犬とかは犯人に川を渡られると
臭いが断たれて追跡できなくなると聞いたことがあるけど、
マックスは平気なようで、カルテルとの取引場所に到着。
なんだかデジャヴのような展開ですが、案の定またスタックの番犬に察知され、
尾行がばれるのです。

マックスと番犬の第二ラウンドですが、今度は一対一なので、
前回よりも楽だろうと思いきや、むしろマックスが押され気味。
河原で壮絶なバトルになりますが、マックスの体当たりで番犬は脚を滑らせ、
川に落ちてそのまま流されていくのです。
そんな流れが速いわけでもないけど、泳げないのかな?
その後マックスはスタックを倒して父を救出します。
父にはいつも酷い目に遭わされてたのに、なぜ助けるのかな?
ジャスティンはタイラーに見つかって追いかけられ、
廃線になった鉄道橋の上まで追い詰められ、絶体絶命に。
しかし助けに来たマックスがタイラーに後ろからタックルし、
タイラー諸共鉄道橋から転落して、ジャスティンのピンチを救います。
マックスはタイラーが下敷きになったお蔭で致命傷を免れます。
タイラーが死んだかどうかは明確に描かれませんでしたが、
個人的には死なずに逮捕されていてほしいです。

誤解が解けた父はマックスも室内で飼うことを承諾。
ジャスティンはマックスと兄タイラーの墓参りに行き、
「ありがとう、マックスに会わせてくれて」と兄に感謝します。
兄が死んでから兄弟和解するなんて、ちょっと寂しいですね。
本作は、2003年以降に戦死した26頭の軍用犬と、
25人のハンドラーの功績に捧げられているみたいなので、
最後にハンドラーだった兄を称えるシーンで終わったのでしょうが、
概ね反戦的な内容だし、軍用犬がPTSDで苦しんだりと、
反軍用犬的な印象を受けてしまいますね。
軍用犬とハンドラーの戦死数がほぼ同数ということは、
一緒に亡くなってしまう場合が多いということなのかな?
兵士の代わりに軍用犬が危険地帯に踏み込んでるのだと思ったけど、
結局代わりにはなってないので、違うんでしょうね。

期待していたファミリー向け犬映画ではなかったけど、
それなりに楽しめた作品でした。

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