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X-ミッション

現地時間の明日はいよいよアカデミー賞の授賞式ですね。
どんな結果になるかワクワクしています。
主演男優賞と助演女優賞の2部門ノミネートされている『スティーブ・ジョブズ』を
まだ観に行けてないんだけど、明日観に行った方がいいでしょうか。
アカデミー賞関連作として観ておくべきとは思っているものの、
そんなに興味ある作品ではないので後回しにしてますが、
もし落選した場合は一気に観る気を失っちゃいそうだし…。
逆に受賞したら観に行くモチベーションが急上昇しますね。
…よし、やっぱり結果を知ってから観に行くかどうか決めよう。
2部門とも落選した場合はビデオレンタルでいいや。

今日も映画の感想です。

X-ミッション
Point Break

2016年2月20日日本公開。

本作は1991年公開の映画『ハートブルー』のリメイクです。
原題は本作も旧作も『Point Break』なのですが、
邦題が全く変わってしまったのでリメイクと気付かない人もいるかも。
私はリメイクなのは知ってましたが、如何せん旧作を覚えてないので、
(キアヌ・リーブス主演だから観てはいると思うけど…。)
気持ち的にはオリジナル作品を観に行ったも同然です。
いずれにせよ、旧作からはかなり改変されていると思われ、
リメイクと知ってる人も知らない人も新鮮に観られる気がします。

しかし面白いかどうかは別の話です。
なにしろ本作は全米初登場8位という残念な成績でした。
うーん、主要キャストがあまり有名じゃないせいかもしれませんが、
観た人の評判もあまり良くない、…いや、かなり悪いみたいなので、
ヒットできなかったのも必然なのかも。
ただ私は物語の無茶苦茶さも含めて、それなりに楽しめました。
たぶん本作の売りはエクストリームスポーツを駆使したアクションであり、
物語はアクションシーンの繋ぎでしかないため重視してないのでしょうが、
ここまで荒唐無稽な脚本も珍しく、ある意味、先の読めない展開です。
心の中でツッコミを入れながら、気楽に楽しく観るのをオススメします。

危険動画のスポンサー収入で稼ぐモトクロス選手ユタことブリガムですが、
ある日の撮影で、あまりに危険すぎる丘陵のコースに挑み、
相棒のジェフを崖から転落死させてしまいます。
その後悔から引退したユタは、7年後、FBI捜査官候補生になります。
友の死で足を洗い、堅気になろうとしたのはわかりますが、なぜFBIに?
軍隊や警察ならいつでもなれるのに、わざわざ勉強して高卒資格取って、
大学も卒業して、7年もかけてFBIを目指した理由がわかりませんね。
「ジャフの夢がFBIだった」とか理由があれば納得できるのに、急展開すぎ。

ある日、ムンバイの超高層ビルでダイヤモンド強盗が発生。
窃盗団は窓を破り、地上100階からパラシュート付きバイクで飛び降り、
空中から盗んだダイヤモンドをばら撒くのです。
それから暫く後、今度はメキシコ上空を飛ぶ現金輸送機が襲われ、
窃盗団は現金と共にスカイダイビングし、やはり空中で現金をばら撒き、
そのままゴロンドリナス洞窟へと姿を消します。
盗んだものをばら撒くなんて、義賊的な窃盗集団ですね。
襲撃されたのはどちらもアメリカ法人だったため、FBIが動き出しますが、
窃盗団の正体も目的もわからず、お手上げ状態です。

しかし事件を聞いたユタは、窃盗団が「オザキ8」に挑戦していると考えます。
「オザキ8」とは、オノ・オザキが考案した自然を称えるための8つの修練で、
生涯1つでもやり遂げるのが難しいエクストリームスポーツの難関を
8つ全て達成し、悟りを開こうという修業です。
考案者オザキ自身も3つ目の挑戦で命を落としてしまったとか。
その8つは「フォースの噴出」、「空の誕生」、「大地の覚醒」、「荒れ狂う水」、
「風の躍動」、「氷の生命」、「六命の極意」、「究極の信頼」と呼ばれ、
FBIが掴んでいないエベレストからのベースジャンプを含めて、
窃盗団はすでに3つ達成しているみたいです。
本当にそんな修練があるのかと思いましたが、これは創作らしいです。
それはそうですよね、なにしろ考案者の名前がオノ・オザキですからね。
彼が日本人だとしたら尾崎小野?…ちょっとあり得ない名前です。
オザキ8に挑んでいるのはわかったけど、なぜ窃盗するのかが謎で、
ユタは上司に直訴し、窃盗団に潜入捜査させてもらうことになります。
なぜ窃盗するかより、友を失いエクストリームスポーツから足を洗ったユタが、
わざわざエクストリームスポーツを行う組織に行きたがる方が謎ですけど。
経験者なので適任ではあると思うけど…。

第4の修練「荒れ狂う水」はサーフィンだと推測され、
ちょうどフランスのビアリッツに10年に一度の大波が来るらしく、
窃盗団はその波に挑むはずだと考え、そこで接触を図ります。
ユタは潜入するには自分の技量を見せつける必要があると考え、
その大波でチューブライディングしますが、その波に乗る男がもうひとり。
その男こそが窃盗団のリーダー格ボーディです。
しかしユタはモトクロス選手なのにサーフィンも出来るんですね。
とはいえやはりボードに乗るのはバイクより苦手のようで、
バランス崩して波に飲まれて溺死しそうになりますが、
ボーディが挑戦を放棄して助けてくれるのです。
そして彼らの船に引き上げられ、窃盗団の他のメンバーとも対面します。
窃盗団はボーディ、グロメ、チャウダー、ローチの4人組でしたが、
ベースダイブは3人だったし、スカイダイビングは2人、サーフィンは1人なので、
修練ごとにボーディ以外のメンバーは入れ替わるみたいです。
全部達成してもオザキ8達成になるのはボーディだけで、
他のメンバーは納得してるのかちょっと不思議ですね。
4人の他にもサポートメンバーなのかサムサラという女の子がいます。
彼女も修練には参加しないがエクストリームスポーツは得意みたいで、
助けられたユタとフリーダイビングして遊びます。

船では顔見知りになっただけで仲間にしてもらえなかったので、
後日、彼らが集会するというパリの某所(駅?)に行き再会。
そこではファイトクラブをしており、ユタもボーディと殴り合うことになるのです。
格闘技はエクストリームスポーツじゃないけど、何が目的の集会なのか?
ユタはなんだかんだで第5の修練「風の躍動」に同行させてもらえることに。
その修練はスイスの山頂からウィングスーツでダイブするというもので、
ユタは見事に成功し、仲間入りを認められます。
どうでもいいけど、これもベースジャンプなので第一の修練と被りすぎでは?

続いて第6の修練「氷の生命」に挑みます。
イタリアの氷の山で行う危険なバックカントリースノーボードで、
ボーディたちも躊躇する中、ユタは先陣切って滑り始めます。
しかし彼と同じライン取りをしたチャウダーがミスって転落死。
その夜、責任を感じて落ち込むユタに、サムサラが声を掛けます。
なんでも彼女はオノ・オザキの里子だそうで、
第3の修練で失敗し死んだとされるオザキは、実はその修練を成功していて、
その後の自然への返礼の際に死んだのだそうです。
オザキは修練を達成するごとに、山に木を植えたりと自然に貢物しますが、
第3の修練の返礼で大西洋のザトウクジラの捕鯨を妨害しようとしたらしく、
捕鯨船に激突されて死んだとか…。
シーシェパードなみのアホ、というかテロリストで同情の余地なしですね。
オザキの設定が日本人じゃないことを心底望みます。
その捕鯨妨害に同行し生存したのがボーディだったそうで、
彼はオザキの意志を継ぎ、オザキ8と返礼を行っているらしく、
ダイヤモンドや現金を盗んでばら撒くのも返礼のためだったようです。
鉱物であるダイヤモンドをばら撒くのはまだなんとなくわかるけど、
人工物である紙幣をばら撒けば、自然の返礼どころかゴミになるだけでは?
実際は人間が拾ってくれるのでゴミにはならないけど、
単なる義賊的行為で、全く自然への返礼にはなってませんよね。
府には落ちませんが、とりあえず窃盗団が窃盗を働く理由はわかりました。

第6の修練の返礼として、金鉱の輸送トラックを襲撃することになり、
ユタも窃盗団の仲間として同行させられます。
(第5の修練の返礼は何をしたのだろう?)
ユタとボーディはバイクでトラックを襲撃するのですが、
最終的には爆弾で崖崩れを起こして、トラックを下敷きにする計画なので、
わざわざバイクでトラックに接触する理由がわかりませんね。(時間稼ぎ?)
しかし自分がFBI捜査官だったことを思い出したユタは計画に反対。
トラック運転手を助けるために起爆スイッチを押そうとするボーディに
「動くな!FBIだ」と銃を突き付けますが、スイッチは押され、逃げられます。
せっかく潜入したのに完全に名乗り損ですが、
ボーディはもともとユタが潜入捜査官だと気付いていたみたいです。
それでも修練を通じて改心させられると考えていたようです。
FBIに戻ったユタはストックホルム症候群を疑われますが、
彼は殺人は反対ですが、オザキ8の理念には共鳴してた感じだし、
改心させられる一歩手前だったかもしれませんね。

窃盗団の素性を知ったFBIは彼らのスポンサーの資金を凍結。
窃盗団は第7の修練に挑むための資金稼ぎで、
山の上にあるイタリアの銀行を襲撃します。
これは返礼でも何でもない、単なる強盗ですね。
FBIは現場に急行し、ローチを射殺。
ユタはロープウェイで逃げるもうひとりの犯人をパルクールで追い、
(パルクールもエクストリームスポーツですね。)
撃たれそうになったので先に撃ち殺してしまいます。
犯人はヘルメットしており、ユタはボーディだと思ったみたいですが、
殺してから顔を確認すると、なんとまさかのサムサラで…。
私はボーディではなくグロメだと思ったので、ヒロインの死は意外でした。
ボーディにはまんまと逃げられてしまいます。

ユタは第7の修練「六命の極意」がフリークライミングだと考え、
ボーディの出身地ベネズエラのエンジェル・フォールスの岩壁に行きます。
「六命の極意(Master of Six Lives)」からフリークライミングを推測する
理由がイマイチわかりませんが、案の定、ボーディとグロメが来ており、
パラシュートも命綱もなしで登り始め、駆け付けたユタも後を追います。
ボーディらは修練だけど、ユタは捜査で来てるんだから、
パラシュートくらい装備しておけばいいのに、なぜ何も持たずに来るのか…。
登る途中、グロメがコース取りを間違えて転落死します。
なんとか頂上まで登りきったボーディとユタでしたが、
ボーディがいきなり頂上から飛び降り、ユタも助けようとして転落。
これが第8の修練「究極の信頼」だそうで…。
エクストリームスポーツにはBMXとか激流下りとかまだいろいろあるのに、
結局、第1と第5と第8の修練がベースジャンプだなんて…。
まぁ今回はパラシュートもウィングスーツも装備していないので、
飛び降り自殺同然ですが、これが最後の修練なので死んでも本望のようです。
しかし第4の修練のチューブライディングはまだ成功してないのに…。

と思ったら、やはり生き残る勝算はあったみたいで、
落下地点は滝壺になっており、ユタは助かります。
しかしボーディは滝壺から姿を現さず、生死不明で行方不明に…。
ユタはボーディが第4の修練に再挑戦するはずだと考え、
17カ月後、嵐の太平洋の沖で30メートル級の大波に挑む彼を発見。
捕まえるかと思いきや、ボーディが大波に飲み込まれるところを確認し撤収。
見殺しにするくらいなら17カ月も無駄に捜索するなと思いましたが、
ボーディの「やり遂げたい」という意志を尊重したのかな。
結局オザキ8も達成できないままで、ちょっとモヤモヤしますね。
チューブライディングなんて8つの修練の中でも簡単そうな方なのに。
まぁ大波に飲み込まれて姿を見失っただけで、
ボーディが絶対に死んだとは限らないですけどね。
捕鯨船に衝突されても生きているくらいの男なので意外と…。

なかなか無茶苦茶な物語で、それもある意味見所ですが、
アクションシーンは一線級の選手を使って撮影しているので、
登場するエクストリームスポーツの数々は普通に見応えがあります。
評判が悪いのでオススメはしませんが、退屈はしない作品です。

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