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ダメ男に復讐する方法

今日の気になる映画ニュース。
ファンダンゴがフリックスターとロッテントマトを買収したそうです。
ファンダンゴはチケット販売会社で、フリックスターは映画ファン向けSNSで、
ロッテントマトは世界最大の映画批評サイトです。
私も映画選びの際にはロッテントマトを利用することが多いです。
全米の映画批評家のレビューを中心に扱っているサイトなので、
日本人で一般人の私とは評価にズレもありますが、
ハリウッドに最も影響力のある批評サイトなので信頼してます。
フリックスターは未利用ですが、こちらも大量のレビューが投稿されるSNSです。
そんな映画批評に特化した2つのサイトが、チケット業者に買収されるのは…。
チケット業者は映画のチケットを売りたいわけだから、
映画の鑑賞意欲を削ぐような酷評は不都合に違いなく、
レビューや支持率を操作しそうな懸念を覚えてしまいます。
ウチも個人の映画感想ブログですが、批評サイトって独立性が重要な気が…。
(映画DVDとかアフィリエイトしてる批評ブログなんて信頼できませんよね。)
まぁフリックスターとロッテントマトも、ワーナー傘下だったから、
もともと独立性なんてなかったかもしれないけどね。

ということで、今日はロッテントマトの支持率23%の映画の感想です。
映画館に行けてないので、またビデオの感想になります。

ダメ男に復讐する方法
The Other Woman

2016年1月8日リリース。

本作は全米初登場1位を記録した大ヒットロマコメですが、
日本では劇場公開が見送られてしまいました。
それもそのはず、もともとロマコメは劇場公開され難いのですが、
本作は大ヒットしたのとは裏腹に、評価はかなり低かったみたいで…。
主演のキャメロン・ディアスは、最低映画の祭典ゴールデン・ラズベリー賞で、
見事に最低女優賞を受賞しているくらいです。
まぁラジー賞はネタ的な要素が強いので鵜呑みには出来ませんし、
(本年度は最低男優賞がカーク・キャメロンでWキャメロン受賞みたいな。)
この受賞に至ったのは本作よりも『SEXテープ』の影響が強いと思われます。
実際、ロマコメとしては及第点で、それなりに面白いですが、
あえて劇場で観るほどの内容でもないのでビデオスルーで正解かな。

それなりには面白いけど、そこまで面白いわけでもないのに、
なぜ全米大ヒットしたかですが、これはキャスティングの勝利でしょうね。
キャメロン・ディアスは『SEXテープ』のような中年奥さん役ならまだしも、
本作のような独身女性役でのロマコメ主演は少し厳しい年齢で、
もはやそこに需要はなさそうな気がします。
彼女とW主演のレスリー・マンも地味なコメディ女優なので、
主演に惹かれて観に行った人はそれほどいない気がします。
しかし第三の主演(?)が超大人気モデル、ケイト・アンプトンで、
彼女の訴求力が相当大きかったのではないかと推察されます。
女性人気も相当高い彼女ですが、童顔なのにグラマラス、
しかも少しポッチャリな健康的なボディで、男心を擽ります。
私もモデルにはあまり興味がないけど、彼女はけっこう好きだったり…。
あと大人気フィメール・ラッパー、ニッキー・ミナージュもチョイ役で参加し、
キャメロン・ディアス世代の女性よりも、若い子を集客した感じです。
不倫の物語で、R指定をギリギリ免れた大人向けな内容なのに、
ティーン・チョイス・アワードのコメディ部門も受賞してます。
以下、ネタバレ注意です。

弁護士のカーリーは、マークという男と出会い、
その日のうちにベッドインし、交際がスタートします。
優しくてイケメンで、交際8週目には「君のお父さんに会いたい」と言い、
かなり誠実な男のように思えましたが、いざ父と会う日にドタキャン。
怪しいと思ったカーリーは彼の家にアポなしで押し掛けるのですが、
家に彼はおらず、代わりに彼の妻ケイトがいて…。
マークは妻帯者で、カーリーは愛人だったわけですが、
彼はなぜ愛人の親に会いたいなんて言ったのか不思議です。
急な用事でドタキャンしたけど、本当に会うつもりだったみたいだし…。
カーリーは「家庭を壊したくない」と考え、マークとの関係を断つことを決心。
しかし翌日、職場に妻ケイトが「話しがしたい」と訪問してきます。
夫の浮気を疑って事実確認に来たみたいです。
カーリーは正直に「2、3カ月で50回セックスした」と告白し、ケイトは驚愕。
浮気云々よりも、3カ月で50回なんて、お盛んすぎて引きますね。
お互い仕事も忙しそうなのに、そんなに暇があるのか…。
カーリーはケイトに「旦那とはもう会わない」と約束したうえで、
「別れるべき、浮気癖は治らない」と離婚を薦めて帰します。
「もう会わないから結婚生活を続けて」と言わないのが、さすがは弁護士です。

翌日もケイトは職場を訪れ、追い返すが家までついてきてしまいます。
ケイトは「話しがしたい、相談できる友達もいない」と。
彼女は専業主婦で友達は全員夫の友達なのだそうです。
たしかに専業主婦だと友達ってなかなか出来なさそうですよね。
子供もいないからママ友なんかも作れないだろうし。
カーリーは気の毒なので家に上げて話を聞いてあげることになりますが、
いつの間にかムダ毛処理の話などガールズトークに花が咲き、意気投合。
本当に友達のように仲良くなってしまうのです。
不倫相手と友達になるなんてあり得ない気がしますが、
ちょっと変わり者なケイトだったらあり得るのかもね。
そして2人はマークに気付かれないように離婚の準備を始めます。

ところがある日、ケイトはマークが他の女と電話をしているのに気付き、
まだカーリーと続いているのではないかと疑います。
カーリーは断固否定し、「他にも愛人がいる」という結論になり、
2人でマークを尾行して、彼がビーチで若い女と会っているところを発見。
その女は超絶グラマラスな美女アンバーで、そのあまりの完璧さは、
なぜかケイトではなくカーリーが逆上してしまうほどです。
でもそのワガママなボディに似合わず性格は素直ないい子で、
2人から事情説明されて同調し、3人で力を合わせて、
最低な浮気男マークを破滅させる計画を練るのです。
それにしてもケイトとカーリーとアンバーって全くタイプが違いますよね。
若い子か熟女か、巨乳かスレンダーか、天然かインテリか、
マークはどんな女性がタイプなんでしょうね。
強いて言えばブロンドが共通点かな?

ケイトは夫の朝食のスムージーに女性ホルモン剤を混ぜたり、
シャンプーに脱毛クリームを混ぜたりします。
意外と地味な嫌がらせですが、なかなか陰険ですね。
(男が女性ホルモンを摂取すると乳首が腫れるのか…。)
アンバーはマークに「3Pしよう」と誘い、オネエな友達を紹介します。
それもたしかに嫌だけど、3Pだと自分にもダメージある気が…。
その程度の嫌がらせでは破滅に追い込むことは出来ませんが、
さすが弁護士だけあって、カーリーの追い込み方はエグイです。
離婚でケイトが夫の全財産の半分を取れるように、資産を調べて、
マークが海外に隠し口座を作っている可能性を突き止めます。
アンバーがマークのパソコンに侵入成功し、
(アンバーってアホだと思ってたけどITに強いんですかね?)
彼の経営する会社のひとつ、バハマの「サービス・サーキット」社が、
投資家たちから横領するためのペーパー会社だと突き止めるのです。
しかも、もしもの時に罪を妻に押し付けるため、会社はケイトの名義で…。
マークは単なる浮気者ではなく、本物の悪党だったみたいです。

3人はバハマに出張したマークを尾行します。
マークはバハマにも愛人がいましたが、この女は仲間にしません。
狙いはサービス・サーキット社の口座のある銀行を突き止めることで、
銀行を発見し、ケイト名義なのを利用して全額おろしてしまいます。
よくわからないのは、その重要な作戦の最中だと言うのに、
3人がバハマのリゾートを満喫していることです。
それによって物語に緊張感がなくなる上に、蛇足でテンポも悪くなります。
ケイトも離婚の準備中なのに男にナンパされて踊ってる場合ではないだろ。

カーリーに呼び出されて彼女の法律事務所にノコノコやって来たマーク。
会議室に通されますが、そこには妻と愛人2人がスタンバっていて…。
ケイトは離婚したいと伝え、資産の半分を要求。
資産評価表を見て、サービス・サーキット社の口座残高がゼロで
自分の資産の取り分もゼロだったことに愕然としたマークは、
「名義は妻だ、横領で処罰されるのは君だ」と喚きますが、
ケイトは「講座の金は正当な権利者に返還済み」と説明し…。
結局マークは文無しで離婚することになるのです。
文無しにはなったものの、罪には問われなくなったので、
この悪党の末路としてはちょっと甘い気がしますね。
その後、カーリーの父親に公衆の面前で一発殴られますが、
下手すれば暴行罪を問われかねない危険な行為で、
父の一撃は、復讐の締めとしては蛇足だった気がします。

エピローグでは、ケイトはマークの会社を引き継ぎCEOになり、
カーリーはケイトの弟と結婚、アンバーはカーリーの父と結婚します。
不倫相手だったのに友達になった3人でしたが、
これでカーリーにとってケイトは義姉、アンバーは継母になり、
友達どころかまさかの家族になってしまったわけですね。
めでたしめでたしではありますが、マークと別れたケイトだけ、
新しいお相手がいないのはちょっと寂しい気もします。

オススメはしないけど、暇潰し程度なら十分な映画でした。

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