ブログデンティティー

blog-dentity since 2013

96時間

ジェームズ・キャメロン監督が12年ぶりの最新作『アバター』の3D映像が
一昨日全世界で同時公開されましたが、そのイベントの申し込みが遅れてしまって、
ちょっと後悔してたんですが、予告編も公開が始まったみたいで、
映画館で少し観ることが出来ました。
『タイタニック』以来のキャメロン監督作だし、極秘に制作されていたので、
すごく期待してたし、世界的にも待望の作品だったんだけど、
予告編みた限りではなんか微妙…。
ファンタジーというかスペースオペラというか、なんかイメージと違いました。
まぁ絶対観に行くし、良し悪しは観てから判断するべきだけど、
極秘とか待望の最新作とか、あんまり期待のハードル上げる宣伝は考え物です。

96時間
Taken.jpg

2009年8月22日日本公開。
『トランスポーター』シリーズのリュック・ベッソン製作のアクション・スリラー。

17歳のアメリカ人少女キム(マギー・グレイス)が、初めての海外旅行で訪れたパリで何者かに誘拐される。その事件のさなかにキムと携帯電話で話していた父ブライアン(リーアム・ニーソン)は、自らの手で犯人たちから娘を奪還しようと決意。アルバニア系の人身売買組織だと判明した犯人一味のもとへ単身で乗り込む。(シネマトゥデイより)



先週公開された『トランスポーター3 アンリミテッド』が微妙な出来だったから、
同じくリュック・ベッソン制作・脚本の本作も観に行こうかどうか迷ったんですが、
初登場全米ナンバー1の大ヒットだし、続編も制作されるということで、
『トランスポーター』に代わる新たなシリーズになるかもしれないってことで、
恐る恐る観に行きました。
いやぁ、本作を観て『トランスポーター3』がダメだった理由がわかった気がします。
本国(フランス)でも、3ヶ月という短いスパンで公開されたこの2作品ですが、
リュック・ベッソンは『トランスポーター3』はそこそこにして、
本作にばかり力を注いだんじゃないかと思えるくらいに、本作は面白かったです。

なのに日本ではどちらかといえば『トランスポーター3』の宣伝に力を入れてる感じ。
まぁアチラは実績のある人気シリーズだから仕方ないけど、
公開時期からしても本作をアチラに便乗させてるような印象があります。
いや、『トランスポーター3』に便乗させるのはまだ理解できます。
なぜか日本ではテレビドラマ『24-TWENTY FOUR-』にまで便乗させてます。
『96時間』という邦題に始まり、『24』のDVD発売に合わせたニコイチキャンペーン、
本作のテレビスポットにジャック・バウワー(の吹き替え声優)を起用するなど、
徹底的に『24』に便乗させようという意図が見え見えです。
(ちなみに原題は『TAKEN』。)

たしかに似通った部分はあります。
溺愛する娘を助けるために大暴れする親父って設定は『24』のシリーズ初期っぽいし、
その愛娘の名前はどちらも"キム"です。
だからこそ日本の広報は便乗を思いついたんでしょうが、
意図的に『24』の焼き直しみたいな印象を植え付けることがいい宣伝とは思えません。
親父が娘を救出するなんてのはよくあるストーリーだけに、
わざわざ他と似ているなんてことを強調するのは作品を貶める行為です。
本作の主人公ブライアン(リーアム・ニーソン)は、屈強で悪者には容赦なく、
その点ではジャック・バウワーに近い部分もあるけど、
捜査方法はジャックに比べると遥かに知性的。
最後のドンパチだけなら『24』と大差ないけど、本作の魅力はそこではなく、
証拠が少ない中で、推理や騙しテクで犯人に迫っていくというサスペンス感です。
件の便乗テレビスポットで「96時間一睡もせずに戦い続けたというのか?」という
ジャックのナレーションがありますが、それも『24』に似せるための誇大広告。
ブライアンはちゃんと寝てます。

内容ですがリュック・ベッソン制作・脚本の作品にしてはリアル路線。
父親ブライアンの反対を押し切ってヨーロッパ旅行(U2の追っかけ)に出かけた
娘キム(マギー・グレイス)は訪れたパリでアルバニア人人身売買組織に捕まります。
それを知ったブライアンは単身パリに乗り込み、推理とバイオレンスで娘を探す。
娘を救出しようとする親父の頑張りを追うだけの展開で、
下手にラブロマンスやセクシーシーンを詰め込まなかったのに好感が持てます。
リュック・ベッソンといえば『TAXi』『トランスポーター』シリーズなど
カーアクションのイメージがあるけど、それも本作では控えめ。
ブライアンが悪者の船を追いかけるために黒のアウディに乗り込んだ時は、
絶対アウディごと橋から船に飛び乗るかと思ったけど、
船に追いついたらちゃんと車から降りて飛び乗ってました。
(黒のアウディは『トランスポーター』の主人公フランクの愛車です。)
アクションもいつもよりバイオレンス度が高く、エグいです。

さて、リュック・ベッソンといえば最近はプロデュース業ばかりで、
監督業は『アーサーとミニモイの不思議な国』3部作で引退するって宣言しましたが、
1作目が発表されてから続編の音沙汰がないですね。
今年公開される予定だと思ったけど…?
まぁあの出来ではそれも致し方なしかな…。

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://blrpn.blog.fc2.com/tb.php/162-c2aaf26c
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad