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SEXテープ

今年もシネ・リーブル梅田で「未体験ゾーンの映画たち」開催中ですが、
今回の上映ラインナップ50本は貧弱すぎる気がします。
今年はたしか第6回だったと思いますが、毎年本数だけが増えて、
上映作品の絞り込みが甘いためか、質が下がってきている気がします。
上映作品の中には有名じゃないけど本当に面白いものもあるんだろうけど、
主催者も認める玉石混交状態なので、安心して観に行けないです。
もっと厳選した数本を上映してくれたら、例え全く情報がない作品でも、
劇場のお墨付きだから観に行こうかなと思えるんですけどね。
上映作50本中、ハリウッド・リメイク版『マーターズ』だけは面白そうです。
でもシネ・リーブル梅田での初上映は2月13日だけど、
3月2日にはDVDレンタル開始なので、あえて観に行く必要もないかな。

ということで、今日は昨年シネ・リーブル梅田で上映された映画の感想です。

SEXテープ
Sex Tape

2015年6月9日日本公開。

本作は全米ボックスオフィス初登場4位になった
キャメロン・ディアス主演のR指定コメディです。
日本でも劇場公開される予定でしたが、配給元ソニーがドタキャンして…。
まぁ日本ではハリウッド・コメディは上映されにくいので想定内でした。
近年だとキャメロン・ディアス主演の『イケない先生』も、
ソニーが投げ出したのを日活が拾い、なんとか劇場公開されましたが、
今回はクロックワークスが拾って劇場公開が決まりました。
ただし、新宿シネマカリテ主催の映画祭、通称「カリコレ」での限定上映で、
私の近所だと、シネ・リーブル梅田でも「カリコレ」開催されたものの、
3週間の開催期間中に週一で上映され、僅か3回の上映で…。
上映回の選択肢が少な過ぎて予定が合わず、観に行けませんでした。
まぁ仕事を早く切り上げたりしたら観に行けなくもなかったんですが、
なにせ本作は第35回ラジー賞で3部門ノミネート、1部門受賞しているので、
無理してまで観に行く必要はないだろうと…。
ビデオ化されてから観ればいいやと思って、DVDリリースを待ち、
先達てリリースされたのでレンタルしました。
(でも店舗でレンタルする時、タイトルが少し恥ずかしかったです。)
するとこれが予想外に面白かったです。

倦怠期夫婦が自分たちの夜の営みを録画しすることから始まる物語ですが、
あるあるネタってことでもないけどシンパシーを感じる内容で、
ケラケラ笑いながら楽しく観れました。
私は未婚ですがやっぱりマンネリになったりもするので、
動画撮ってみようか、なんて話になったりしますからね。
後々のことを考えて実際に撮るには至りませんでしたが、
あー、やっぱり撮るものじゃないなと思わせられる内容です。
素人とはいえ、流出とかリベンジポルノとか、社会問題になってますもんね。
もちろん本作は問題に警鐘を鳴らすような社会派作品ではなく、
気楽に楽しめるR指定おバカコメディです。
R指定になったのも、性的表現が過激すぎるからというよりは、
ヒロインのある行動が倫理に引っかかるからで、あまりエロすぎないです。
まぁキャメロン・ディアス主演だし、エロ期待して観る人はいないか。
以下、ネタバレ注意です。

カリスマ主婦ブロガーのアニーと夫ジェイは、
結婚前はサルのようにセックスしまくってましたが、
息子クライヴが生まれてからは、育児などで忙しくご無沙汰に。
ただ2人ともセックスしたくて堪らないみたいです。
子供が出来たら、そんなにセックス出来なくなるものなんですかね?
ある日、アニーのブログが乳幼児向け玩具メーカーと契約することになり、
そのお祝いに子供をママに預けて、心置きなくセックスすることに。
ところがいざ始めてみると、久々すぎてぎこちなくて…。
ベッドやキッチン、居間など場所を変えて試してみますが、
アニーは気が散り、ジェイも全く勃ちません。
たしかに自宅だと生活感がありすぎて興奮しにくいかな。
でもここまで勃たないと勃起不全を心配しちゃいますね。

盛り上がるために新鮮さを求めた2人は、テキーラで酔った勢いで、
iPadで動画を撮りポルノを制作することにします。
動画で撮られてる新鮮さで興奮し、大いに盛り上がるのです。
いや、これだと動画の影響かアルコールの影響かわからないけどね。
どんな動画かと言えば、セックス指南書『The Joy of Sex』に載ってる
体位を全て実践してみようというもので、3時間もの長尺になります。
「なんだその本?」って思ったら、ホントに出版されてる本なんですね。
動画ではサラミ使ったり、ジャンプして騎乗位したりするけど、
そんなアブノーマルなことまで書いてあるセックス指南書なのかな?
いくら盛り上がっても3時間もヤリ続けるなんて、ジェイのスタミナ羨ましい。
事後、アニーは「動画は消しといてね」とジェイに言って、そのまま寝ます。

翌日、ジェイに「動画楽しんだよ」という差出人不明のメールが届き、
例のセックス動画が流出したことが明らかになります。
ジェイは自分のプレイリストを入れたiPadを知人に贈るのが趣味ですが、
セックス動画を削除し忘れた(意図的に残しておいた)のを気付かず、
知人に贈るiPadに同期し、クラウドにアップロードしちゃったみたいです。
私はクラウドを信用してないので使ったことないですが、
IT音痴でわからないけど、クラウドと同期は違うもののような気が…。
ジェイもあまりよくわかってないみたいだけど、
IT音痴がIT機器で遊ぶのは危険だということがよくわかりました。
iPadを贈ったのは息子クライヴとアニーのママ、友人のロビーとテス夫妻、
「パイパー兄弟」CEOハンク、そして郵便配達のオジサンです。
家族や知人はまだしも、たまたま配達に来た郵便配達のオジサンにまで
iPadをあげちゃうなんて、気前がいいというか相当金持ちな気が…。
私は持ってないけど一台数万円はしますよね?

さっそく息子とママからiPadを回収し、次は友人夫妻の家を訪ねます。
夫妻が「今、恥ずかしいビデオを見ていた」と言うので、
てっきりセックス動画を見られたと勘違いしてしまうのですが、
実は彼らは人気ドラマ『ブレイキング・バッド』を見ていただけで…。
「今更見てるのが恥ずかしかった」らしいけど、
生涯ベストな海外ドラマなので、見てない人は今更と恥ずかしがらず是非。
勘違いで友人夫妻に事情を知られてしまいますが、
彼らも(面白半分で)iPadの回収を手伝ってくれることになります。
この友人夫妻も結婚12年目の倦怠期で、動画に興味があるみたいです。

次に回収に行くのは、一番マズい相手「パイパー兄弟」CEOハンクです。
アニーはカリスマ主婦ブロガーとして同社と契約しているので、
こんな動画を流出させたことがバレると破談になるかもしれません。
なにしろ乳幼児向け玩具メーカーなので、健全なイメージが重要です。
たまたまトイレを借りにようとしたという芝居でハンクの邸宅を訪れ、
トイレを借りるふりをしてジェイが家探しします。
その間、アニーがハンクの相手をして気を引くのですが、
プライベートの彼は玩具メイカーのCEOとは思えないぶっ飛んだ男で…。
スコッチをあおり、ヘビメタを大音量で聴き、腰にはEazy-Eのタトゥー。
そして極めつけはコカインまで嗜んでいるのです。
大麻ならまだしも覚せい剤はヤバすぎですよね。
しかもそれをアニーにまで勧め、彼女も気を引くために断ることが出来ず…。
これが本作がR指定になった最も大きな要因だと思われます。
でもコカインよりも家中に飾ってあった、ディズニー・アニメーションの
パロディ肖像画の方が狂ってるなと思いました。
結局ジェイはiPadを見付けられませんでしたが、友人夫婦が機転を利かし、
「青少年育成のチャリティで中古iPadの寄付を募っている」と騙して回収。
ハンクもまだ動画を見てないようで一安心です。
これでメールの差出人は残った郵便配達のオジサンということに…。

と思ったら、思わぬ人物が差出人でした。
今度は本当にトイレを借りるため友人夫妻の家に寄ると、
そこの息子ハワードが「僕のメール見た?」とジェイに言います。
「動画はコピーしてエロ動画投稿サイトYouPronにアップした。」
「僕がキャンセルしないと明日公開される」と脅し、25000ドルも要求します。
小学5年生のガキのくせに要求額が高すぎますね。
その金額の理由は「馬を買いたい」というアホ丸出しのものでしたが…。
ついでにハワードは同期した動画を遠隔操作で消せることも教えてくれ、
郵便配達のオジサンのiPadから削除に成功します。
遠隔操作というか、ただ単にクラウド上から削除したんでしょうね。
IT音痴の私でもそれくらいわかるけど、ジェイはわからないのか…。
常にiPad二台持ち歩いてるくせに、全然使いこなせてないんですね。
でもタブレットとかをよくわからず使ってる人って多そうです。

iPad何台も贈っちゃう金持ちジェイも、さすがに25000ドルはポンと払えず、
アニーに相談し、YouPronの運営会社に掛け合ってみることに。
アニーはブログで夫婦のセックスライフまで赤裸々に書いちゃってるし、
別に動画を不特定多数に見られても、今更恥ずかしがることもない気が…。
彼はシリコンバレーのサーバのあるYouPron本部まで行きますが、
誰もいないようなので不法侵入し、サーバーを物理的に破壊しようとしますが、
当然セキュリティが働いて、YouPronの責任者に見つかってしまいます。
この責任者の男を演じるのが、なんとジャック・ブラック。
5本の指に入る大好きな俳優ですが、彼が出演していることを知らなかった。
…というか、クレジットもされてないのでサプライズ出演だったのですが、
本当に嬉しいサプライズで、これだけでも本作を観てよかったと思いました。
彼の出演を知ってたら、無理してでもカリコレ観に行ってたかも。
責任者は彼らをライバル社の工作員と考え、ボコって通報しようとしますが、
責任者の妻がたまたまアニーのブログ「Who's Yo Mommy」の大ファンで、
壊したサーバの弁償だけで勘弁してくれることになります。
といっても15000ドルもの高額です。
まぁハワードの要求額よりは10000ドル安いけど高い授業料ですね。
責任者は「メールしてくれたら削除したのに…」と言い、
「セックス動画なんてセックスの意味を忘れたやつが作るものだ」と説教します。
YouPronの責任者がそれを言っちゃうかって感じですが、
ジェイとアニーはその言葉に感銘を受けたみたいです。
なおYouPronは実在する無料アダルト動画共有サイトらしいです。
ジェイたちのような素人カップルの手作りセックス動画が多いらしいですよ。
私は洋モノが苦手なので見ませんが、好きな人は無料だし見てみて。

翌日、ハワードが最後のコピーが入ったUSBを持って訪れます。
そのコピーでまた脅すのかと思ったら、無償で返してくれます。
ハワードはジェイとアニーの息子クライヴが唯一の友達だったので、
友達の親を脅して友達を失いたくないと思ったみたいです。
クライヴが困るのは彼も本意ではないので、たぶん金を払わなくても、
YouPornのサーバから削除しなくても、彼は公開キャンセルしたでしょうね。
クソ生意気なマセガキですが、そんなに悪いやつでもなさそうです。
ジェイとアニーは返してもらった動画を一度見て破壊し、一件落着です。
なかなかのオモシロ動画なので、ちょっと勿体ないね。
せっかくだからクローズ環境で保存しておけばいいのに。

いい意味でラジー賞ウケしそうなおバカな作品でオススメです。

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