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カリフォルニア・ダウン

TOHOシネマズのシネマイルがかなり貯まったから、1カ月フリーパスを作り、
今週は映画を9本も観たのですが、感想を書く時間が全然なくて…。
今まで劇場で観た映画は全て感想書くというスタンスでやってきたけど、
どうやらそれも限界みたいです。
このところ仕事やら遊びやらでリアルが忙しくなってきたので、
フリーパス云々に関わらず、全ての鑑賞作品の感想執筆は難しくなったから、
今後は感想を書きたい映画だけ書くことになると思います。
ハリウッドの注目作とアニメ映画の感想ばかりになるかもしれません。
でもウチは邦画やマイナー作品の方がアクセス数が多いんですよね。

ということで、今日はハリウッドの注目作の感想です。

カリフォルニア・ダウン
San Andreas

2015年9月12日日本公開。
ドウェイン・ジョンソン主演のディザスター映画。

巨大地震が発生し、猛烈な揺れに襲われたカリフォルニア。超高層ビル群やゴールデンゲートブリッジが次々と倒壊し、ロサンゼルスなどの大都市が相次いで壊滅。救難活動に奔走するレスキュー隊のパイロット、レイ(ドウェイン・ジョンソン)はサンフランシスコに残された娘(アレクサンドラ・ダダリオ)の救出に向かうが……。(シネマトゥデイより)



本作はアメリカで今年5月29日に公開されましたが、
当初は日本でも5月30日公開で、ほぼ同時公開でした。
ところが日本では公開1カ月前に突如公開延期が発表され…。
延期と言っても、延期後の公開日は発表されなかったので、
事実上の公開中止だったと思います。
延期(中止)理由は明確にされていませんが、
劇中に地震や津波の映像が含まれるため、
東日本大震災などの被災者に配慮したということでしょう。
まぁ配慮したというよりも、単なる事なかれ主義でしょうが。
しかし東日本大震災からも4年も経ってるのに、いつまでも引きずるなよ、
…なんて思ってしまいました。
ところが、驚いたことに当初公開予定だった5月30日に、
M8.1、最大震度5強の小笠原諸島西方沖地震が発生したんですよね。
まさか配給会社内にこの地震を予知した人がいたのではないかと…。
その地震では幸いにも死者が出てないので、もし予定通り公開されていても、
『ヒア アフター』のように上映中止に追い込まれることはないでしょうが…。

そんな事実上公開中止された映画が、なぜ本当に延期で済み、
こうして先週末に公開されたかということですが、
これは単純に配給会社が「当たる」と考えたからでしょう。
なにしろ全米初登場ナンバー1を飾ってますからね。
日米ほぼ同時公開を断念したけど、アメリカで爆発的にヒットして、
「あ、やっぱり日本でも公開しよう」と思ったに違いないです。
結局は被災者感情に配慮することよりも儲けの方が大事なんだよね。

なんにしてもディザスター映画だし、大スクリーンで観たかったから、
ちゃんと日本公開されてよかったです。
公開二日前には台風18号により鬼怒川堤防決壊で
大規模浸水被害があったので、劇中にもダム決壊シーンがある作品だし、
急遽また延期(中止)なんてことになるのではないかと思ったし。
公開後もチリ沖で大地震があって、日本への津波被害も懸念されたし、
劇中でもチリ地震津波を起こした1960年のチリ地震が言及されてるし。
まぁどちらも公開中止になるほどの事態にはならなかったけど、
何が起きるかわからないしディザスター映画は公開直後に観た方がいいね。
結局、それらの災害が日本人の本作に対する興味を喚起し、
集客に繋がるかとも思ったけど、日本では初登場9位でした…。
うーん、ボクの観に行った劇場は盛況だったし、
面白い映画なので、もっとヒットしてもよさそうだったのにな…。
以下、ネタバレ注意です。

カリフォルニア工科大学の地震学者ヘイズ教授の地震学ラボは、
ファルコで群発地震が起きたのでフーバーダムを調査しますが、
M7.1の地震が発生し、ダムが決壊、韓国人研究員が死亡する大参事に。
しかしそれにより、地震予知が出来るようになり、
サンフランシスコからロサンゼルスに掛けて走るサンアンドレス断層で、
M9.1ほどの超巨大地震が起きるであろうことが判明します。
そしてその予知通り、まずサンフランシスコでM8.1の地震が発生します。
犠牲は払ったものの、地震予知が出来るようになるなんて凄いですが、
ボクは地震予知なんて不可能だと思っているので、少し現実味に欠けます。

LA消防局ヘリ救難隊のレイは、妻と長女と別居中。
どうやら次女とボート遊び中に水難事故に遭って、次女を水死させてしまい、
それ以来、妻と折り合いが悪くなって別居しているみたいです。
まぁ救難隊なのに娘を見殺しにしたら相当な責任感じるよね。
でも妻エマには金持ちの新しい恋人ダニエルがいるので、
本当に次女の死だけが別居理由なのかと思っちゃいますね。
長女ブレイクはダニエルにサンフランシスコの大学まで送ってもらうことになり、
その途中でダニエルの経営する建設会社の自社ビルに寄りますが、
そこで例のサンフランシスコ地震に遭い、自社ビルが倒壊し、
ブレイクは瓦礫に足を挟まれて、地下駐車場の車の中で動けなくなります。
建設会社の自社ビルがこの程度の地震で倒壊するなんて…。
ダニエルは助けを呼びに行くと言って、薄情にもそのまま逃げてしまいますが、
たまたま面接に来ていた青年ベンが彼女を救出し、脱出します。
ベンは小学生くらいの弟オリーを連れており、その後3人で行動するけど、
こういうディザスター映画だと子供は死なないというお約束があるので、
オリーと一緒にいると緊張感がなくなりますね。
そもそも幼い弟連れて面接を受けに来るという展開が納得できません。

一方、地震はLAでも発生し、ヘリ救難隊レイも出動。
高層ホテルでダニエルの姉と会食していた妻エマもその地震に遭い、
レイに電話し、屋上に上がって彼にヘリで救助してもらいます。
その後、レイとエマは娘ブレイク救出のためサンフランシスコに向かいます。
その地震で大変な目に遭っている人は街中にいるのに、
身内だけを助けるなんて救難隊としてどうなんだろうと思ってしまいますが、
実際にこんな事態になれば、やっぱり身内優先するのが人情かな。

携帯電話は基地局が潰れて繋がらないので、ブレイクたちは電器店に行き、
固定電話から両親レイとエマに連絡します。
レイはヘリで救助するからコイトタワーの屋上で待つように言いますが、
妻救出時に受けたダメージで、ヘリのギアボックスが故障し、
ベーカーズフェールドのショッピングモールに不時着します。
ショッピングモールでは民衆によって略奪行為が行われていました。
いわゆる火事場泥棒ってやつですが、見苦しいですね。
こういうのを見ると、震災時でも品行方正な日本人が誇らしく思えます。
ヘリを失ったレイたちも移動手段として駐車場に停めてあった車を盗みます。
その車は火事場泥棒の盗難車だから盗んでもいいみたいな描き方も
ちょっとどうなんだろうと思ってしまいますね。
その前にレイたちも店から売り物の服を勝手に持ち出してるし、
大型テレビなど電化製品盗んでる火事場泥棒たちと変わらない気がします。
そういえば、ブレイクも消防車から勝手に非常食や無線を失敬してましたね。
他にもそれが必要な人は多いのに自分勝手というか血は争えないというか、
あまり感心できませんが、本作ではサバイバル術として称賛されます。

レイたちは盗難車でコイトタワーに向かいますが、道路が地割れしており…。
そこで地割れの近くで立ち往生していた老夫婦に盗難車を渡し、
代わりに老夫婦の所有するセスナを借りるのです。
なぜ老夫婦が自分たちでセスナを使わないのか謎ですが…。
しかしセスナでサンフランシスコまで来ても着陸場所がなく、
結局レイはエマとタンデムジャンプで飛び降り、AT&Tパークに着地。
その時、観測史上最大のM9.6の超巨大地震が発生します。
ここでレイは急に自分の仕事を思い出したのか、
被災者の避難誘導や救助活動を始めるのです。
その行いは立派だけど、身内以外見殺しにしたり、急に他人も助けたりと、
レイの行動にちょっと一貫性が感じられないような気がして…。

父の指示通りコイトタワーに向かうブレイクたちでしたが、
コイトタワーが炎上していたため、諦めてノブ・ヒルに向かいます。
途中で津波警報を聞き、とにかく高いところに登ろうと思ったみたいで、
ノブ・ヒル辺りに建設中の「ザ・ゲート」に登ることに。
ザ・ゲートはあのダニエルの会社が建設する超高層ビルです。
レイたちも盗難ボートでコイトタワーに向かっていましたが、
海面が下がっていることで巨大津波が迫っていることに気が付きます。
そして急いで沖に向かい、ボートで巨大津波を乗り越えるのです。
あんな小型ボートでそんなことが出来るんですかね?
大型コンテナ船でも津波でコントロールを失っていたのに…。
その津波はゴールデンゲートブリッジを襲いますが、
橋の上にはあのダニエルがいて、彼は津波の直撃で死亡します。
彼はブレイクを見捨てたばかりか、他の被災者を見殺しにして
避難場所を奪ったりする最低な男なので、もっと苦しめばいいのに、
意外にもあっさりした最期で、ちょっと拍子抜けです。

津波はサンフランシスコを浸水し、街は水没してしまいます。
やっぱり作り物とはわかっていても、津波の映像っていうのは怖いですね。
でも街が水没したお蔭でレイたちはボートで街中を探索できます。
ザ・ゲートを登るブレイクたちも水面ギリギリで助かります。
彼女が窓から外を見ると、たまたまレイたちのボートが通りすがり、
オリーが電器店でパクったレーザーポインタを使って、
レイたちに自分の居場所を気付かせ、親子は再会するのです。
もちろんレイたちはコイトタワーに行くように指示した娘が
ザ・ゲートに避難しているなんて知る由もないので完全な偶然ですが、
広いサンフランシスコでこんな偶然出来すぎです。

ところが窓越しに再会を喜んだのも束の間、
ザ・ゲートは津波のダメージで崩壊し始め、どんどん水中に沈んで行き、
ブレイクたちがいるフロアもどんどん水位があがって、
彼女は水中の袋小路に閉じ込められてしまうのです。
レイは水中に飛び込み救出に向かいますが、ブレイクは溺れ意識不明に。
なんとか娘の元に辿り着き、水面まで上がったレイでしたが、
また娘を水死させてしまうのかと不安がよぎります。
ボートでザ・ゲートを脱出し、娘に人工呼吸を行うも意識は戻らず…。
それでも根気よく人工呼吸を続けると、彼女は奇跡的に蘇生するのです。
地震も収まり、レイたち一家も和解して、めでたしめでたしです。

主人公の行動やご都合主義すぎる展開には疑問が残るものの、
地震や津波の映像がド迫力で、ディザスター映画としては大満足でした。
下手すれば公開されない懸念もあった作品だけに満足度も一入です。

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