ブログデンティティー

blog-dentity since 2013

ピクセル

先日、ニンテンドー3DSの『大逆転裁判』をやっとクリアしました。
発売日に買ってすぐにやり始めたので、クリアまでに約2カ月かかってます。
あまりゲームの時間が取れず、一日十数分とかコツコツやってたからですが。
それにしても、とても面白いゲームでした。
『逆転裁判』シリーズは全部やってますが、一番好きかもしれません。
物語もいいけど、舞台がめちゃくちゃよくて、更にヒロインが過去最高です。
謎を残したまま幕を引く中途半端な終わり方だったのが気になるので、
早く続編を出してほしいです。
『大逆転裁判』が終わったら『ファイヤーエンブレムif』やるつもりだったけど、
3DSごと友達に貸しちゃったので、暫く出来そうにないかな。
その子も忙しいのでクリアまで時間がかかるだろうからなー。

ということで、今日はゲームを題材にした映画の感想です。

ピクセル
Pixels.jpg

2015年9月12日日本公開。
アダム・サンドラー主演のSFアクション・コメディ。

地球や人類の文化ついての情報を電波に乗せて、宇宙人との交流を図ろうとしていたプロジェクト。それを宇宙人が受信したものの、彼らは人類からの宣戦布告だと勘違いしてしまう。「パックマン」「ギャラガ」「ディグダグ」「ドンキーコング」「スペースインベーダー」と、送られた情報からテレビゲームについて知った宇宙人たちはそれらに出てくるキャラクターに姿を変えて地球を侵攻し始める。巨大なキャラクターが次々と現れ、都市をブロック化していく事態に世界はパニックに陥り……。(シネマトゥデイより)



本作は様々な実在のレトロなビデオゲームを題材にした映画ですが、
てっきり同様の題材のディズニー映画『シュガー・ラッシュ』の大成功を受け、
製作が決まったのだろうと思っていたけど、そうではないようです。
もともとは『シュガー・ラッシュ』以前の2010年に発表された同名短編映画を
本作の主演兼製作のアダム・サンドラーが気に入って映画化権を取得し、
彼の得意なコメディ映画として長編化した作品らしいです。
原作の短編映画はYou Tubeにあったので見てみましたが、
インベーダーゲームやテトリス、ドンキーコング、パックマンなど、
8ビットゲームのゲームキャラ(?)がニューヨークを攻撃する内容で面白く、
世界的なアニメ映画祭で賞も受賞しているみたいです。
原作短編はハリウッド超大作の本作に比べると映像的にはショボイですけど、
元ネタが8ビットゲームなので、その方が味があったりします。
逆に言えば本作はちょっとクオリティが高すぎるかもしれませんね。

レトロなアーケードゲームが題材の本作ですが、
ボクは本作に登場するゲームが稼働し始めた頃に生まれたので、
それらを実際にプレイしたことはほとんどありません。
ボクも子供の頃はゲーセンに入り浸ってましたが、格ゲーばかりやってました。
でも銭湯にあったテーブル筐体で『ドンキーコング』を何回かやりました。
難しいのか下手なのか、1面クリアがやっとでしたが…。
本作はゲームキャラが地球侵略するというSFで、物語は子供っぽいですが、
本当に楽しめるのは子供ではなく、当時ゲームをしていた大人が、
ノスタルジーに浸るために見るような作品でしょうね。
と言っても十分大人な30代前半のボクでもその世代ではないので、
ジャストに楽しめる世代はアラフォーに限られるかもしれません。
まぁドンキーコングとかパックマンはゲーマー以外にも有名だし、
ゲームしない人が観てもそれなりに楽しめるとは思いますけど。
ドンキーコングやパックマンは日本生まれのキャラだしね。
あ、『シュガー・ラッシュ』では任天堂が出演許可しなかったマリオも、
本作にはちょっとだけ出ています。

本作には日本生まれのキャラが沢山出てて、親近感があったので、
是非ヒットしてほしいと願ってましたが、全米初登場2位で…。
首位デビューを飾ってほしかったけど、2週目の『アントマン』に惜敗しました。
批評家のレビューもかなり悪いですが、これは作品云々よりも、
アダム・サンドラー主演作は酷評されるのがお約束なので、
真に受ける必要はなく、実際十分に面白い作品です。
先週末に公開された日本では見事初登場首位に輝いたので、
日本キャラを重用してくれた恩には報えたかなと思います。
以下、ネタバレ注意です。

1982年夏、少年サムは親友ウィルと一緒に、
開店したばかりの近所のゲームセンターに行きます。
店には沢山のビデオゲームが置かれていましたが、
サムはどのゲームも初見で高スコアを連発します。
他には特技なんてないのに、ゲームだけはやたら上手い子っているよね。
サムにはどうやらキャラの動きのパターンをすぐ掴めるらしいです。
そんなことが出来ちゃったら、ゲームなんて面白くない気も…。
でも(大人になった)サムに言わせれば、FPS『コール オブ デューティ』など
最近のテレビゲームはパターンがないので面白くないらしいです。
あと最近のゲームは暴力的すぎるとも言ってますね。
ボクも最近のゲームは苦手なので、ちょっと共感しちゃいます。

ゲームが上手いことで地元のゲーセンで人気者になったサムは、
ビデオゲーム世界大会に出場することになります。
そこで「ワンダー・キッド(神童)」の異名を持つ変人ラドローや、
「ファイヤー・ブラスター(火炎噴射男)」を自称する小人症のエディなど、
凄腕ゲーマーと腕を競い、決勝に進出します。
決勝の種目は『ドンキーコング』でしたが、このゲームはレベルが上がると、
コングの樽攻撃が不規則になるので、パターンが読めずにサムは苦戦。
それでもかなり善戦しますが、結局エディに敗北し、二位になります。
この挫折がトラウマとなり、その後のサムの人生はパッとしないものになり、
大人になった現在は電気屋の配線係として働いています。
『ドンキーコング』がド下手なボクからすれば、サムのプレイも十分神業だし、
二位だって立派なものだと思うし、配線係も立派な職だと思うけど、
親友ウィルは米国大統領になっちゃってるから、ちょっと見劣りするかな…。
まぁウィルはブッシュ並みのダメ大統領で、支持率もかなり低いみたいだけど。

ある日、グアムのアンダーセン空軍基地にエイリアンの大群が飛来。
その姿はどう見てもビデオゲーム『ギャラガ』のエイリアンで…。
エイリアンから攻撃を受けると、建物も人体もピクセル化してしまいます。
キューブ状に解体されてしまう感じで、なかなか面白い映像です。
報告を受けた大統領のウィルは、エイリアンが『ギャラガ』だと気が付き、
テクニカル・アドバイザーとして『ギャラガ』も上手いサムを呼び、
閣僚や将校を集め国家安全保障会議で対策を議論しますが、
「ゲームキャラが地球侵略に」なんて話を真に受ける者はおらず、
結局サムは会議から追い出されてしまうのです。
会議でのサムの説明は的を射ていたと思うんですけどね。
エイリアンの動きを見て、「82年版『ギャラガ』だ」と断定するほどです。
82年版はバグがあってリコールされ、今手に入るのは86年版だそうです。

ホワイトハウスから追い出されて帰宅するサムは、
世界大会で腕を競った「ワンダー・キッド」ラドローと再会します。
ラドローは陰謀説などにのめり込む社会不適合者になってましたが、
エイリアンのグアム基地襲撃を独自に調べ、原因を究明していました。
なんでも世界大会の時に録画された映像を、NASAが地球の大衆文化として、
地球外生命体へのメッセージとして無人探査機に積んで宇宙に打ち上げ、
それを見たヴォルーラ星人が、この映像を地球からの宣戦布告だと誤解し、
映像を具現化して地球を攻撃してきたみたいです。
ただヴォルーラ星人の遊び心なのか、一方的な侵略ではなく、
ゲーム同様ライフ3つと設定し、三本先取のゲーム勝負を挑んでいます。
技術的には地球の侵略なんて簡単に出来そうなのに、
ゲーム勝負にすることで地球人にも勝つチャンスを与えてくれるなんて、
フェアな宇宙人な気もしますが、グアムの基地攻撃は奇襲も同然で、
これで地球側一敗なんて、ちょっと不公平ですよね。
でも二戦目はインド北部を標的にすると予告してくれます。

予告を受けたサムとラドローはすぐにホワイトハウスに報告しますが、
またしても相手にされず、インド政府への注意喚起すら行われず…。
そのせいでインドに出現した『アルカノイド』のパドルに反撃することが出来ず、
タージ・マハルがピクセル化し、地球側は二敗目、早くもリーチです。
ただ『アルカノイド』は所謂「ブロック崩し」だから、
反撃しようにも勝つにはパドルのミス待ちになるだけの気が…。
しかしそれにより、ホワイトハウスもサムの説を真に受けるようになり、
エイリアン対策の光線砲を開発し、SEALsに装備させます。
更にサムとラドローがSEALsにビデオゲームの特訓をさせるのです。
オタクがマッチョに偉そうに指導する姿が笑いを誘いますが、
そんな付け焼刃では意味ないだろうと思っちゃいますね。

…と思ったら、実際にやっぱり全く意味がなかったみたいです。
三戦目として『センチピード』のムカデがロンドンに出現し、
待ち受けていたSEALsが光線砲で反撃しますが、
ただただムカデに向けて砲撃するだけで、どんどん劣勢に…。
ムカデは頭部以外に被弾すると分裂しちゃうので、
無暗な攻撃は逆効果になるみたいです。
一戦目の『ギャラガ』(ナムコ)、二戦目の『アルカノイド』(タイトー)は
日本生まれのビデオゲームですが、『センチピード』(アタリ)は洋ゲーなので、
日本人にはあまり馴染みのないゲームですが、なんだか難しそうですね。
これに限らず、洋ゲーって無理ゲーな印象があるんですよね。
不甲斐ないSEALsに痺れを切らしたサムとラドローが光線砲を手に参戦。
たった二人でムカデを次々と撃破し、地球側に初勝利をもたらします。
これで地球側の1勝2敗で、なんとか首の皮一枚繋がりました。
そしてよくわからないけど、地球側に勝利の記念品として、
エイリアンから『ダックハント』(任天堂)のキャラ、犬とカモが贈られます。
地球側が負けた場合は地球人がひとりアブダクションされますが、
それなら地球側が勝ったら、ヴォルーラ星人ひとり差し出せと思いますよね。
まぁ貰うならゲームキャラの方が可愛いからいいけどね。
この戦いでサムとラドローは英雄視されるようになります。

4戦目ではニューヨークに『パックマン』(ナムコ)が出現します。
サムとラドローが迎え撃つことになりますが、2人だけでは心許ないので、
世界大会で優勝した「ファイヤー・ブラスター」エディを仲間に加えることに。
エディは詐欺罪で服役中でしたが、恩赦と引き換えにチームに参加します。
更にもう一人、イワタニ教授という日本人のオッサンが参加するのですが、
彼はゲーマーではなく、なんと『パックマン』の生みの親だそうです。
てっきり岩谷徹が本人役でゲスト出演しているのかと思いきや、
デニス・アキヤマという日系カナダ人俳優が演じているみたいです。
岩谷徹本人はナムコのエンジニア役でカメオ出演しているので、
それなら本人役で出演しろよ、と思っちゃいました。
たしかに素人にしては演技が上手いなと思ったんですよね。
イワタニ教授は自分の息子同然のパックマンが悪者なのが気に入らず、
エイリアンが出現させたパックマンを説得しようと試みますが、
パックマンに腕をパックっとされて、腕がピクセル化し戦線離脱。
結局、サム、ラドロー、エディの3人で戦うことになります。

通常だとプレイヤーキャラのパックマンがエイリアン側のキャラなので、
当然サムたちは通常敵キャラであるゴーストとして勝負することに。
ゴーストに模した車に乗り、パックマンに接触できたら勝利です。
ただしパックマンは3機ありゴーストよりも若干速いです。
更にパワークッキーを取られると、ゴーストは青く変色し、
10秒間立場逆転で、パックマンに食べられるようになってしまいます。
やったことなくてもルールを知ってる、お馴染みのゲームだと思いますが、
敵キャラの立場でプレイするなんて、ちょっと興味深いですね。
1匹目のパックマンは、『パックマン』大得意なエディが瞬殺。
2匹目のパックマンがパワークッキーをゲットし、ラドローがやられますが、
やはりエディが凄まじい移動速度で突撃し、2匹目も倒します。
エディは3匹目も狙いますが、調子乗り過ぎてコースアウトし川にダイブ。
サムがひとりで最後のパックマンと戦うことになります。
パックマンはパワークッキーを取り、サムに向かって来ますが、
彼は付かず離れずの距離でパックマンを引きつけ、
クッキー効果が切れた瞬間に接触して3匹目とも倒し、勝利します。
クッキー取って調子乗ってゴーストを食べようと追いかけてたら、
ギリギリで効果切れてやられちゃった、という『パックマン』あるあるですね。

これで2勝2敗のタイとなり、勝利の記念品として『Qバート』が贈られます。
『シュガー・ラッシュ』でもやたら目立っていたQバートですが、
コイツも洋ゲーのキャラなので日本人には馴染みがありませんね。
この後Qバートはサムと行動を共にする、本作のマスコット的キャラですが、
アメリカではそんなに人気のあるキャラなのかな?
『シュガー・ラッシュ』では人気がなくて失業したキャラでしたが…。
でもピクセルなQバートは日本人のボクが見ても可愛かったです。

『パックマン』勝負の勝利を祝ってホワイトハウスで祝勝会が開かれますが、
なんとエディが裏コマンドを使って反則していたことが発覚。
エイリアンはルール違反に怒り、地球を総攻撃することにします。
エディの車(ゴースト)がやたら早く動けたのはそのためみたいです。
実はエディは1982年の世界大会のサムとの決勝でも、
裏コマンドを使って不正に勝利していたみたいなのです。
決勝の種目『ドンキーコング』に裏コマンドがあるのかは知りませんが、
少なくとも敵側として戦った『パックマン』にそんなものあるはずないのに…。
しかも実車を使ってるんだから、車の最高速以上に走れるはずない気が…。

エイリアンの母船がワシントンDCに飛来し、
ゲームキャラを大量放出し、街を総攻撃します。
そのキャラの中には、ギャラガやムカデなどはもちろん、
『スペースインベーダー』(タイトー)『ディグダグ』(ナムコ)『フロッガー』(コナミ)、
そして我らがマリオなど、有名キャラが画面所狭しと暴れ回ります。
(任天堂に配慮してか、マリオを倒すシーンはありません。)
画面の隅々まで見たくなる、とてもワクワクする光景です。
でも最も面白かったキャラ(?)は『テトリス』です。
ピクセル化するのではなく横一列揃えて消す攻撃方法がユニークで、
『テトリス』だけでスピンオフしても面白い映画になりそうな感じです。

ただ、そんな実在の有名ゲームのキャラたちを尻目に、
架空のゲームが幅を利かせてしまっているのがちょっと残念。
架空ゲーム『ドージョークエスト』の女性剣士レディ・リサです。
まぁ『ドージョークエスト』が和製ゲームみたいなのはよかったけど、
なぜか彼女はピクセルで描かれず、生身の女優が演じてるんですよね。
レディ・リサはラドローが子供のころから憧れ続けたキャラですが、
もちろんエイリアンが送り込んだ刺客なので、敵キャラでしたが、
ラドローの愛が伝わり、地球側に寝返って一緒に戦ってくれます。
パックマンは無理だったけど説得できるキャラもいるんですね。
ラドローは二次元にしか興味ない変態かと思ったけど、そうでもないんだね。
反省したエディも参戦し、ラドローはエイリアンから街を守ります。

サムは大統領ウィルやQバートと一緒にエイリアンの母船に侵入します。
侵入というか、エイリアンに招き入れてもらった感じです。
エイリアンはルール違反に怒って地球壊滅を決めたはずですが、
もう一度、最後にゲーム勝負するチャンスを与えてくれたみたいで、
母船内で『ドンキーコング』で決着付けることにしたようです。
エイリアンは勝負に敗れたら素直に母星に帰ることを約束します。
地球なんて簡単に壊滅できるだけの力があるのに、
地球側に何度も助かるチャンスを与えてくれるなんて優しいエイリアンですね。
単にゲームが大好きなだけなのかもしれませんが…。
サムは世界大会決勝戦でエディに負けたことがトラウマで、
『ドンキーコング』に苦手意識がありましたが、
当時エディが裏コマンドでズルしていたことを知り、自信回復。
ハンマーを投げつけてコングを倒し、見事に勝利します。
…って、『ドンキーコング』ってそんなゲームだっけ?
たしかこのステージは最上階まで登ればクリアだったはずだけど、
コングにハンマー投げつけて倒すなんて、それこそルール違反じゃない?
まぁ「倒した!」って印象があっていいけど…。

『ドンキーコング』で敗れ、エイリアンは約束通り地球から撤退。
そしてサムたちは英雄として表彰されるのです。
イワタニ教授などピクセル化した人たちも元に戻ります。
結局、誰一人死なない健全なSFパニック映画でしたが、
岩谷徹や各ゲーム会社に配慮して、残虐な内容を避けたのでしょう。
エイリアンが送り込んだ街にゲームキャラも記念品以外全て消えますが、
当然寝返ったレディ・リサも消滅してしまい、ラドローは悲しみます。
しかし記念品のQバートが、レディ・リサに変身し、2人は結婚するのです。
なぜQバートが変身できるのか、何か根拠がほしかったな。
そうしたら多少は感動できたかもしれないのに、これでは単なるご都合主義。
まぁそもそも感動させる意図なんてなかったかもしれないけど。
なにしろ2人の間に生まれた子供がQバート(しかも五つ子)ですからね。

なかなか面白かったので、続編に期待したいです。
ボクはセガが好きだけど、82年までのビデオゲームが題材だったので、
セガの代表的なゲームがあまりない時期で、
本作にはセガのキャラやゲームが全く登場しませんでした。
続編があれば87年くらいのゲームを題材にして、沢山登場させてほしいです。
まぁ今のところ続編の予定はないみたいですけどね。
というか、どうせ登場するゲームのほとんどは日本のゲームなんだし、
こういう映画をなぜ日本で製作できないのかな?

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://blrpn.blog.fc2.com/tb.php/1597-37bc766b
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad