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テッド2

更新が丸一週間空いてしまいました。
よくわからないけど、パソコンがネットに繋がらなくなってしまって、
少し忙しかったこともあって修理も出来ず、一週間放置してました。
今日またいきなり繋がるようになっていたので更新できますが、
結局原因がわからないので、またいつ繋がらなくなるか怖いです。
その間にも映画は3本ほど観ていたのに、感想を書けなくて…。

ということで、今日は一週間前(封切日)に観た映画の感想です。
正直かなり忘れちゃってるので、曖昧なところもあるけど、
久しぶりに感想執筆できて嬉しいので、ちょっと長めになりそうです。

テッド2
Ted 2

2015年8月28日日本公開。
テディ・ベアが主人公の大ヒットR指定コメディ第二弾。

アルバイト先で出会った恋人タミ・リン(ジェシカ・バース)と愛を育み続け、ついに結婚を果たしたテッド。幼いころからの親友ジョン(マーク・ウォールバーグ)との悪ふざけと新婚生活を楽しむ中、彼はタミ・リンとの子供を欲しいと思うように。だが、自分が縫いぐるみではなくて人間であることを証明しなければ子供を持てないと知った彼は、女性弁護士サマンサ(アマンダ・セイフライド)のもとへ相談に。そして、彼女とジョンの協力を得ながら、法廷に立って自分は人間だと証明しようとするテッドだったが……。(シネマトゥデイより)



前作はR指定コメディとして全米歴代二位の記録を打ち立てた大ヒット作ですが、
なにより凄いのはR指定コメディを軽視する日本市場でも受け入れられ、
まさかの初登場第一位、興収40億円を超えるサプライズ・ヒットになりました。
ハリウッド映画好きなボクとしては、これでR指定コメディが日本でも受け入れられ、
日本でも続々とR指定コメディが公開されるようになるかと思いきや、
たしかに一時的に公開ハードルは下がったものの、ヒット作は生まれず、
また以前と同じような状況に戻ってしまった感じです。
やっぱり前作だけが特別な存在だったみたいですね。

その続編である本作の公開も決まり、再び日本に「テッド旋風」が吹き荒れ、
再びR指定コメディが見直される機会が訪れるかもと期待しました。
しかし前作の歴代二位の大記録を考えれば、
当然一位になるだろうと思われた全米ボックスオフィスで、
なんと初登場3位なんて期待を裏切る成績に…。
まぁ上位が『ジュラシック・ワールド』『インサイド・ヘッド』という超強豪なので、
順位は仕方がないかもしれないけど、興収もかなり期待ハズレで、
全米総興収が8000万ドルくらいに留まり、一億ドルにも届きそうにありません。
前作の全米総興収は二億ドルを軽く超えているにも関わらず…。
これでは日本での大ヒットも難しそうだと思ってしまいました。
ところがどっこい、先週末公開された日本では、
『ジュラシック・ワールド』の5冠を阻止し、見事一位スタートです。
(そういえば本作の大麻畑シーンは『ジュラシック・パーク』のパロディでしたね。)
なんと前作の興収比135%の高稼働です。
ここまで日本人のテッド愛が強いとは予想外でした。
日本人は本当にカワイイものが大好きなんですね。
たしかに初日に観に行った時も、ほぼ満席だったように思います。

ただ妙に心配になったのは、満席の劇場でほとんど笑いが起きてないことです。
日本人は映画館ではあまり笑わない国民性ではあるのだけど、
それ以上に本作の数々のネタがイマイチ伝わってなかったとだろうと思います。
これがR指定コメディが日本でウケない主要因でもあるのですが、
下ネタは万国共通で伝わりますが、映画ネタやアメリカン・カルチャー系のネタが
『テッド』以外の洋画をあまり観ない日本人には伝わりにくいのでしょう。
特に本作の場合は、ネタは沢山仕込まれてるけど、下ネタは少なく、
映画やアメリカン・カルチャー系のネタが大半を占めているので、
R指定コメディに不慣れな多くの日本人客にとっては笑えない作品だったのかも。
ボクもそれほどアメリカン・カルチャーに精通しているわけでもないけど、
リーアム・ニーソンのところなんかめちゃめちゃ面白かったのに、
ニーソンすら知らない人が多いのか、誰一人として笑ってなかったのは意外でした。
エンドロール後のオマケなんかも周りはキョトンでしたよ。
でも韓国大統領「non-dick bong」なんかはけっこうウケてた気がしますね。
日本で特に人気のある作品なんだから、もうちょっと日本人向けのネタも
用意するくらいの努力はした方がいいと思います。
公民権運動のパロディ的な内容も、日本人には馴染みにくいかもしれません。
まぁ他のR指定コメディは観ないのに『テッド』だけ観に来るお客さんは、
可愛いテッドの姿を見てれば満足だろうから、たとえ笑えないコメディでも、
そこまで日本での評判が低くなることはなさそうな気がします。
以下、ネタバレ注意です。

前作で命の宿ったテディベア、テッドは、同僚で恋人のタミ・リンと結婚。
幸せな新婚生活も束の間、1年後には夫婦ゲンカが絶えなくなります。
夫婦ともにスーパーのレジ係ですが、家計が苦しいみたいですね。
ある日、テッドが同僚のオバチャンに相談すると、
「夫婦円満には子供を持つことだ、持たないと離婚する」と助言され、
テッドは結婚生活を続けるため、子作りを決意するのです。
なるほど、子は鎹って言いますもんね。
予告編などでも、今回は子作りがテーマだと謳われてましたが、
ボクとしてはそのテーマに関心が持てず、というか下世話な印象を受け、
正直あまり面白そうだとは思えませんでした。
たぶん全米で集客できなかったのも、そういう人が多かったのだと思います。
しかしいざ観てみると、実際は子作りは導入だけで、もっと深いテーマがあり、
期待以上に興味深くて面白い作品だったのですが。

子作りの最大の問題は、テディベアであるテッドには精子がないことです。
なので精子提供者を探すことになり、どうせなら優秀な遺伝子がいいと
大人気アメフト選手トム・ブレディの寝室に忍び込み、
精子を盗むことにしますが、結局失敗してしまいます。
トム・ブレディは本人役で登場しており、このゲスト出演も、
本作の大ネタのひとつに違いないけど、アメフトも人気がない日本では、
(ボク含め)彼を知ってる人も少ないし、やはり全くウケてませんでした。
まぁ『フラッシュ・ゴードン』ことサム・J・ジョーンズに精子提供を頼みに行ったのも、
全くウケてなかったので、アメフト人気は関係ないかもしれないけど…。
てかサム・J・ジョーンズのことは前作観てたら知ってるはずなんだけど…。
結局、親友のジョンから精子提供してもらうことに。
ジョンはダメ人間なので優秀な遺伝子ではないけど、テッドとジョンは兄弟同然、
いや、ジョンはテッドの生みの親同然なので、親族間提供で最善の選択でしょう。
ところがどっこい、生殖機能がないのはテディベアの夫テッドだけではなく、
妻タミ・リンも薬物常習者で卵巣が汚染され、子供が産めない体だったのです。
なんだかちょっと重い展開で、気が滅入りそうになりました。
テディベアだから子作りできないというのは笑い話になりますが、
実際はテディベア云々は関係なかったんですね…。

そこでテッドとタミ・リンは養子を取ることにしますが、養子縁組の役所から、
テディベアのテッドには人間ではないから無理だと断られてしまい、
さらにその里親申請が発端でテッドの身元調査が行われ、
彼は州から法的人権を認められず、所有物と認定されてしまうのです。
モノなので雇用も違法でスーパーから解雇され、銀行口座も失効。
そしてタミ・リンとの婚姻も無効になってしまうのです。
結婚生活を存続させるための養子縁組がとんだ藪蛇でしたね。
まぁ人権云々に関わらずテディベアの夫と薬物常習者の妻の貧しい夫婦に
端から養子の許可が下りるとは思えませんけど。

テッドはジョンの協力も得て、市民権を得るために州と法廷で争う決意をし、
グーグルで弁護士を探して、弁護を依頼します。
しかし勝てる見込みがない依頼に弁護士は乗り気ではなく、
弁護士になりたての姪サムに無償で弁護させよう提案。
2人は新米弁護士に不安を感じますが、サムが大麻常習者だとわかり意気投合。
裁判に向けて3人で準備を始めます。
うーん、サムが大麻常習者って設定はどうなのかな?
妻タミ・リンが薬物常習者で子供が産めなくなっちゃってるのに、
テッドがサムと危機として大麻吸引するのは如何なものかと…。
まぁ大麻はドラッグと違って生殖機能に影響は少ないとも言われているけど、
薬物依存者の温床になりやすいのは間違いないし…。

法廷で州側に付くのは凄腕弁護士ワイルド。
実は彼は、州に依頼されて法廷に立つというよりも、
ハズブロ社の副社長に雇われ、送り込まれたようです。
副社長は清掃員のドニーに入れ知恵され、テッドが裁判で敗訴し、
モノと認定されたら、テッドを誘拐しても単なる盗みで済み、
盗んだテッドを解体して動く仕組みを調べて大量生産しようと企みます。
なんだかちょっと理屈のわからない動機ですよね。
テッドがモノなら誘拐・殺人ではなく窃盗・器物破損になるって話だけど、
犯罪には変わりないし、そもそも裁判で勝訴しない限りは
端からテッドに人権はないので殺人を問われるはずないのに…。
それに解体すれば動く仕組みがわかるなんて本気で考えるかな?
テッドも元々はハズブロ社製だったし、改造されて動いてると思ってるのか?

しかしハズブロ社と言えば、実在する世界的な玩具メイカーで、
映画化もされた玩具『トランフォーマー』『G.I.ジョー』などで有名ですが、
その夢を売る実在の玩具メイカーの重役を残忍な男として描くなんて、
ハズブロ社にケンカでも売ってるのかと思ってしまう過激な設定です。
例えばバンダイの副社長が、のび太からドラえもんを盗んで解体し、
大量生産しようと画策するようなものですからね。
本作の人間の主演は映画『トランスフォーマー』シリーズの新主演の
マーク・ウォールバーグなのに、ケンカ売って大丈夫?
ちなみに清掃員ドニーは前作でテッドを盗もうとした悪者ですが、
彼の前作での活躍はなぜかあまり記憶にないです…。

ついにテッドが人間か所有物かを決める裁判が開廷。
陪審員に対し、相手方弁護士ワイルドは、テッドを人間と認める判例を作れば、
犬やトースターでも人間になる日が来て、人間は特別ではなくなる、と主張。
これはたしかにその通りだなと思わされる正論ですね。
対する新米弁護士サムは、昔は黒人奴隷も所有物だった、
間違った歴史を作らないで、と陪審員に訴えかけます。
これを公民権運動に結び付けるなんて、新米のくせになかなかやりますが、
黒人とテディベアを一緒にするのは、逆に差別じゃないかとも思いますね。
ワイルドはテッドを親がジョンに買い与えたただの玩具だと主張、
サムはテッドには人間同様に愛と自意識があると主張しますが、
テッドに音声機能が内蔵されていると知られ、旗色は悪くなり、
結局陪審員は「人間ではなく所有物」と判断し、テッドは敗訴します。
モノと認定された彼は深い悲しみと強いショックを受けます。
でもこれなら凄腕弁護士なんて送り込まなくても、
州側が余裕で勝てた当たり前すぎる判決って感じもしますよね。
今までも人間扱いされてきたわけじゃないし、モノになったところで何か変わる?
仕事が出来ないくらいで、婚姻無効でもタミ・リンと一緒に住めないわけでもなく、
この裁判で妻との絆も深まったし、もう夫婦円満のための養子も要らないでしょ。
そこまでショックを受けるようなことなのか、ちょっと不思議です。

テッドは控訴するため、サムは凄腕人権派弁護士ミーガンに連絡を取り、
3人でNYの事務所まで彼に会いに行くことになります。
その道中、いろいろあってジョンとサムの仲がいい感じになり、
テッドも離婚で傷心していた親友ジョンの恋を応援しています。
しかし、NYに到着し弁護士事務所を訪ねると、ミーガンから弁護を断られ…。
負け戦が確実だからではなく、テッドの素行が悪いのを問題視されたようです。
ミーガンはテッドがジョンや社会に悪い影響を与えていると考えたみたいですが、
たしかに大麻常習者のテディベアなんてR指定な存在ですもんね。
NYに来る前もコメディアンの即興コントを邪魔しに行ったりしてたし、
この大切な時期にまでふざけるような奴ですもんね。
ミーガンに弁護を断られたテッドは、イチャつくジョンとサムにイライラし始め、
ジョンとケンカして2人のもとから去ってしまいます。

NYをフラフラ彷徨うテッドは、開催中のコミコン会場に入り込んでしまいます。
コミコンといえばアメコミやゲームなどサブカルのコンベンションで、
アメコミ映画ファンのボクもいつか観に行きたい憧れのイベントです。
アメコミヒーローやスターウォーズのコスプレをした参加者が沢山いて、
(サイヤ人やゴジラなど日本の作品のコスプレイヤーも多かったです。)
画面を見ているだけで楽しくなりますが、思ったより規模が小さい気が…。
…と思ったら、一般的にコミコンと呼ばれるのは、
このNYコミコンじゃなくて、サンディエゴで開かれるコミコンらしいですね。
その会場で『TMNT』のラファエロのコスプレ(もはや着ぐるみ)をした
ハズブロ社の清掃員ドニーがテッドを拉致するのです。
テッドがモノと認定されたので盗みに来たわけですが、
テッドがコミコンに来たのは偶然なのに、なぜそこで待ち伏せれたのか…。
テッドはドニーに副社長の待つバックヤードにテッドを連れ込まれ、
さっそく解体されそうになりますが、彼を探しに来たジョンに救出されます。

しかしテッドとジョンが会場を去ろうとした時、ドニーがテッドを狙って
『スタートレック』のエンタープライズ号の巨大模型を落下させ、
テッドを庇ったジョンが模型の下敷きになり意識不明の重体に…。
そして病院に運ばれたジョンはそのまま息を引き取ってしまうのです。
最期の別れを言うために病室に入ったテッドは涙を流しますが、
実はジョンがドッキリを仕掛けるために死んだふりをしていただけでした。
性質の悪いドッキリですが、前作のラストの仕返しをしたわけですね。
コミコンでジョンがテッドを救った様子はテレビのニュースでも流され、
それを見た弁護士ミーガンは、テッドのために犠牲になったジョンに感銘を受け、
弁護を引き受けると申し出てくれます。
ミーガンは裁判で、テッドが複合感情を持ち人に共感でき、
それこそが人間の定義であると主張し、陪審員の心を動かして勝訴します。
でもちょっと違和感があるのは、ミーガンはジョンの行動に感動しただけで、
テッドに対する悪い認識が変わって弁護を引き受けたことです。
病室で泣くテッドの姿を見ていたならまだわかりますが…。

勝訴したテッドは再びタミ・リンにプロポーズし、正式に婚姻。
養子も取って、めでたしめでたしです。
薬物常習者の母とテディベアの父を持つことになる養子が
本当にめでたいのかは大いに疑問ですけどね…。
でもまぁコメディなので、多少のツッコミどころも面白味のうちだし、
作品としてはなかなか楽しめたので満足です。

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