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HACHI 約束の犬

旅行でかれこれ10日間くらい映画観れなかったから、帰宅後しばらく映画漬けです。
いや、今年の秋映画はなかなか楽しみな作品が多いから、冬まで映画漬けかも。

日本を代表する怪獣映画『ゴジラ』が『クローバー・フィールド』の大ヒットを受けて
ハリウッドで再リメイクされるそうです。
日本ではどうか知らないけど、『モンスターVSエイリアン』も大ヒットしたし、
たしかに怪獣映画は需要がありそうですね。
東宝怪獣映画をこよなく愛するボクにとっても嬉しいニュースです。
前回のリメイク『GODZILLA』は日本内外でかなり叩かれましたが、
『ゴジラ』ファンとしてあまり大きな声ではいえないけど、
ボク個人としてはあれもそんなに悪くはなかったです。むしろ好きかも…。
今度のリメイクもあまり原作に囚われず大胆にリメイクしてほしいです。
さて今日は、日本を代表する物語のハリウッド・リメイク作品の感想です。

HACHI 約束の犬

2009年8月8日日本先行公開。
忠犬ハチ公を実話を基に描いた映画『ハチ公物語』のハリウッド・リメイク。

アメリカ、郊外のベッドリッジ駅。寒い冬の夜に、迷い犬になった秋田犬の子犬を保護したパーカー・ウィルソン教授(リチャード・ギア)は、妻ケイト(ジョーン・アレン)の反対を押し切って子犬を飼うことに。首輪のタグに刻まれていた漢字から、ハチと名づけられた子犬は、パーカーの愛情を受けてすくすくと成長していく。

ボクは基本的にお涙頂戴映画は嫌いなんだけど、動物モノは例外的に好きです。
ただ、なるべくハッピーエンドで終わってほしい。
安易に動物を死なしてしまう展開は卑怯だし最悪だと思ってます。
その点では本作は救いようのない悲しいストーリーなんだけど、
まぁ実話が基になってるんだから仕方ないのかな。
実話が基の犬映画といえば『南極物語』や『マリと子犬の物語』がありますが、
どっちもハッピーエンドだったからよかったけど、
本作は日本人なら誰もが知ってる悲劇だし、観に行こうか迷いました。
でもあの日本を代表する深イイ話『ハチ公物語』がハリウッドでリメイク、
それも『Shall We Dance?』の親日家俳優リチャード・ギア主演となれば、
愛郷心の塊であるボクとしては観ないわけにはいきません。
それに飼い主が死ぬんであって、動物が死ぬわけじゃないしね。
きっと思ったほど泣けないんじゃないかな?

なんてハンカチも持たないで、気楽に観に行ったんですが、もう泣ける泣ける。
結末がどうなるかは知ってるからか、序盤のパーカー(リチャード・ギア)とハチが
仲良く遊んでるシーンだけで、今後の展開を思って泣けてきます。
けっこう序盤はコメディタッチな、ピースフルな展開なんだけど、
お客さんも皆知ってる話なんで、そこかしこですすり泣きが聞こえてきます。
実際の忠犬ハチ公の話は戦前のことなんでよく知らないけど、
たぶん仲代達矢主演の本家『ハチ公物語』よりも感動できるんじゃないかな?
現代風にアレンジされてて親近感が沸きやすいってのもあるけど、
飼い主と犬の関係だけをクローズアップするんじゃなくて、
日本よりも家族を大切にするアメリカの映画だけあって、
飼い主一家の夫婦愛や家族愛みたいなものがうまく描かれていると感じました。
これは『Shall We Dance?』でもそうでしたね。
架空の田舎町ベッドリッジの景観も情緒的で、特に冬景色はいい感じの哀愁が。
戦前とはいえ、東京じゃあの感じはないですからね。
でも町中に野良スカンクがいるのはちょっと違和感が…。
(アメリカ西中部にはけっこういるらしいです。)

それにしても、ハチがカワイイ!
日本犬はアニマルアクターには向かないって聞いたけど、
ちゃんと実話どおり秋田犬で撮影するなんて制作陣はわかってらっしゃる。
ハスキーやシェパードではあの哀愁は出ませんね。
なんでも、ハチ公の物語はアメリカでもそこそこ知られてて、
ペットに秋田犬を飼うのが流行ったこともあるんだそうで、
愛郷心の塊のボクとしても誇らしい気がします。
劇中でも日本犬、特に秋田犬の忠義心など特徴がべた褒めされてて、気分がいいです。

少し気になったのは、ハチが日本からアメリカにやってきた理由。
冒頭で山梨で生まれたハチが航空便でアメリカに送られて、
空港で迷子になってたところをパーカーに拾われるシーンがあるんですが、
結局なぜ日本から送られたのか語られないし、本当の飼い主も現れない…。
あれだとパーカーが拾得物を横領しているような感じも否めないので、
日本のシーンはいらなかったような気がする…。
まぁネタ元である日本に対するサービスみたいなものだろうけど…。
日本に対するサービスといえば、パーカーの同僚で友達の日系人
ケン(ケリー・ヒロユキ・タガワ)が日本語でハチに話しかけるシーンがあるけど、
そこの日本語セリフが吹き替えになってたのは浮いてて違和感がありました。
日系人俳優で日本語が怪しいからかもしれないけど、あそこは英語でよかったと思う。

本作のラストで実在したハチのことが少し説明されているので、
それにちょっと興味を持って、実在の忠犬ハチ公のことを調べたんですが、
生前から例のハチ公の銅像立てたり、美談にしようとする作為を感じて、
なんかガッカリしました。
ハチが剥製になって今でも飾られてるのも、なんか複雑な気持ち…。

本作に便乗して秋田県の大館大文字まつりの大文字焼きを
今年は"犬"文字焼きにしたそうです。
お盆行事なので「先祖の供養なのに犬は疑問」と反対する頭の固い保守的な人も
多かったそうですが、計画通り行われたみたいです。
大文字焼きといえば京都の五山送り火、大館大文字まつりなんて知らなかったけど、
本作もそこそこヒットしてるみたいだし、これを機に知った人も多いかも。
お盆なんて迷信よりもチャンスを生かしてPRする方が肝要です。
日本の地方都市がハリウッド映画に取り上げられるなんて滅多にないし。

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