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ナッツジョブ サーリー&バディのピーナッツ大作戦!

『ターミネーター:新起動 ジェニシス』の公開日が一日前倒しされたので、
今日(10日)から封切られており、ボクも初日に観に行くつもりでしたが、
前倒しが決まる前に、知人と初日の11日に観に行こうと約束したので、
明日観に行く予定のため、初日には観れませんでした。
いつも金曜日は新作を逸早く観るため映画館にいることが多いですが、
今日は『ターミネーター』くらいしか封切られないので、暇を持て余し、
とりあえずTSUTAYAでDVDを借りてきました。
もともと台風が来るかもと思っていたので、何の予定も入れられなかったし…。
予定とは立てても立てなくても、ままならぬものです。

ということで、今日は『ターミネーター』と同様、全米初登場3位だった映画の感想です。

ナッツジョブ サーリー&バディのピーナッツ大作戦!
The Nut Job

2015年2月21日日本公開。
ショートアニメを長編化したCGIアニメーション映画。

都会の公園、リバティパーク。そこではアライグマのラクーンをリーダーに、リス、ネズミ、モグラといった小動物がコミュニティーを築いていたが、森が未曽有の食糧危機に陥ってしまう。そんな中、リスのサーリーはみんなを差し置いて公園のすぐ近くにある屋台のナッツを独占しようとしたことからパークを追放されてしまう。失意に暮れながら街をさまよう彼はナッツ専門店を発見、ネズミのバディとコンビを組んでナッツ強奪作戦を敢行することに。しかし、店は銀行強盗を計画するギャングのアジトで……。(シネマトゥデイより)



全米ボックスオフィス初登場3位、全米累計興収6400万ドルを稼いだ本作。
CGIアニメは累計1億ドルくらい普通なので、この数字は特にいいとは思わないけど、
ピクサーやドリームワークスなどのメジャースタジオではなく、
新参スタジオが制作していることを考えれば、かなり立派な成績です。
レッドローバーとトゥーンボックスというスタジオが共同制作しているようで、
どちらも訊き馴染みのない会社ですが、調べてみたところによると
レッドローバーは韓国、トゥーンボックスはカナダのスタジオだそうです。
つまり本作は加韓合作映画ですが、カナダのトゥーンボックスは、
トップが韓国人のカナダ企業なので、どちらかといえば韓国映画です。
監督をはじめ、主なスタッフはカナダ人のようなので、
韓国プロデュースのカナダ製アニメ映画って感じなのかな?

いや、カナダ人にしてみれば、これを自国製だなんて言ってほしくないかも。
成績としては立派なものですが、如何せん評価が低すぎます。
子供向けアニメ映画なんて、けっこう温かい目で観てもらえるものですが、
某有名批評サイトの支持率なんてなんと10%ですよ。
比較したら気の毒かもしれませんが、今公開中のイギリスのアニメ映画
『ひつじのショーン』は同サイトで支持率100%ですから、
本作が如何に低い評価か、おわかりいただけると思います。
虚栄心の塊である韓国人なら、自国の映画が全米3位なんかになれば、
大はしゃぎしそうなものなのに、今回に限って大人しいのも、
あまりの出来の悪さに、韓国の恥だと思ってるからでしょう。
アニメ映画としては韓国史上最大の製作費4300万ドルも投じて、
韓国最大の世界的ヒット曲「江南スタイル」を主題歌にして、
韓国プレミアにはパククネも出席するなど、国の威信をかけて制作したのに、
ここまでボロカスに叩かれたら、彼らの世界一高いプライドはズタズタでしょう。

ただでさえ海外アニメが公開され難い日本で、
本来ならこんなに不評な作品が公開されるはずありませんが、
なぜか今年2月に全国のイオンシネマで上映されてしまいました。
イオンシネマは『ミニスキュル』など、海外アニメの上映に積極的ですが、
どうせ上映するならもう少しマシな作品があっただろうと思ってしまいます。
たぶん本作が東京都青少年健全育成審議会が選ぶ東京都推奨映画だからかも。
その審議会も、誰が観ても駄作な本作を選ぶなんて気が触れてます。
推奨理由は「青少年の社会に対する良識と倫理観を育てるもの」らしいが、
出来不出来は別にしても、本作はクライムコメディ、つまり犯罪映画ですよ。
ザックリ言えば、泥棒が泥棒から泥棒するストーリーで、
「主として小学生に有益と認める」って、小学生に泥棒を推奨するのかと。
まぁおそらくロクに観もしないで選んでいるんでしょうが、
こんな奴らが有害図書の選定を行ってるんだから全く信頼できません。

少し話しが逸れましたが、イオンシネマでの公開時には、
仮にも全米3位作品なので観に行こうかとも思いましたが、
不評はボクにも届いていたので、ビデオで済ませることにしました。
結局この判断は正しかったと自負しています。
まぁ実際はビデオで観る価値すらない駄作ですが、
映画ファンとして、全米上位作品は可能な限り観ることにしているので…。
いろいろ不幸な作品ですが、その不幸はビデオリリースにまでおよび、
なんと本作のセルDVDは発売後に特典映像に不具合が発見され、
販売元が交換対応しているそうで、何か呪いでもかかってるのかも。
本編は問題なく観れるのでDVD購入者も駄作だと気付いたはずだし、
交換じゃなくて返金してほしいでしょうね。

そんなそこそこヒットしたのに叩かれまくっている駄作なんて、
逆にどんな内容なのか気になりますよね。
韓国のクライムコメディで『ナッツ・ジョブ』なんてタイトルだと、
大韓航空の副社長ナッツ姫の犯罪的パワハラを描いた喜劇を想像しますが、
当たり前だけど、そんなトンチの利いた内容ではありません。
むしろナッツ・リターンの顛末を描いた作品だったら、どれだけマシだったか…。
ナッツ・リターンはランプ・リターンのモジリですが、本作のタイトルもモジリで、
2008年のイギリス映画『バンク・ジョブ』をモジッています。
『バンク・ジョブ』はある窃盗団が、銀行の横の店を買い取り、
その店からトンネルを掘って、銀行の地下金庫に盗みに入ったことで起こる
ジェイソン・ステイサム主演のクライム映画ですが、本作はそれのパロディで、
リスがトンネルを掘ったりしながら、ナッツ店からナッツを盗もうとする物語です。
それだけ聞くと、ちょっと面白そうな物語に思えちゃいますが、
どうすればここまで面白くなくできるのかってほど、つまらないです。

物語以前にまず致命的なのが、映像です。
加韓合作ではこの程度で精一杯かもしれませんが、技術が拙すぎます。
ドリームワークスのテレビアニメシリーズにも劣るチープさで、
劇場で公開していいレベルではありません。
まぁピクサーなどハリウッドのCGIアニメ映画は本作の3倍は製作費かけてるので、
予算的な限界もあるかもしれず、ハリウッドと比べるのは酷ですが、
日本や台湾や欧州のCGIアニメ映画と比べても、もっと頑張らないとダメです。
主に制作に携わっているカナダ人スタッフの能力が低いのかもしれませんが、
韓国系企業に雇われている時点で、どの程度の人材かは想像に難くないです。
映像が酷いと、観始めた瞬間にゲンナリしてしまい、
そのマイナススタートを覆すには、相当素晴らしい物語が必要ですが、
本作は観れば観るほど、どんどんゲンナリしてしまう物語で…。

というか、そもそも物語自体が薄っぺらすぎます。
よく言えばドタバタ喜劇ですが、上映時間の1時間半弱ずっとドタバタしすぎ。
ルーニー・テューンズ的なドタバタ喜劇をCGIアニメにした感じですが、
ドタバタ喜劇の黄金時代は20世紀中盤で終わっているので、恐ろしく時代錯誤。
今時ドタバタ喜劇なんて子供でも喜びませんが、
きっとアニメを作り慣れてないため、感性が前世紀で止まってるんでしょう。
オナラやゲップで笑いが取れると思ってるセンスもヤバイです。
そもそもドタバタ喜劇はCGIアニメとも相性が悪いです。
ドタバタ喜劇は物理法則を無視した動きの外連味が面白いですが、
CGIアニメはもう少しリアルさを求められますからね。
特にラストの川を流れるナッツを水車で掬い飛ばすシーンなんて絶句しました。
あんな水車なら始終水を跳ね上げているはずです。

前述のように、大筋では『バンク・ジョブ』のパロディですが、
とにかくキャラクターに魅力がありません。
もともとCGIアニメはキャラが画一的になる傾向があり、
デザインで個性を出すのが難しいとは思いますが、
本作もブルースカイ作品やピクサー作品など、
どこかで見たようなデザインの動物キャラばかりです。
主人公はリスですが、他にも主要キャラにリスが2匹いるものの、
ほとんど色違いなだけという杜撰な描き分けで、どこかで見たことあるどころか、
同一作品内でも似たようなキャラばかりという恐るべき手抜きです。
更に外見の魅力のなさよりも致命的なのは、主人公の性格の悪さです。
とにかく最後まで傲慢で自意識過剰で、全く好感が持てません。
というよりも、ほぼ全キャラ傲慢なキャラばかりで、
まるで韓国社会を見ているかのようなウザさを感じます。

どこをツッコむべきかわからないほど、筋の通らない展開の連続ですが、
全て書き出してられないので、特に気になった点をひとつだけ書きます。
この物語では犬笛が重要な役割で使用されますが、
制作サイドは犬笛のことを誤解しているので気色悪いです。
リスがナッツ店に盗みに入るのですが、店には番犬のパグがいて、
パグが犬笛の音で苦しむことに気付き、リスは犬笛を吹くぞと脅して従わせます。
…が、犬が犬笛を嫌がるなんて話は聞いたことがありません。
いくら強く吹いても、せいぜい「うるさいな」と感じるくらいなはずです。
犬笛がちょっとした小ネタとして使われる程度なら、
このくらいの事実誤認は大目に見てやってもいいけど、
まるで犬笛を伝家の宝刀のように使うので、次第にイライラします。
犬を食べ物としてしか見てないから、犬の習性を知らないのかな?

こんな不評で不出来なのに、なぜ全米3位になれたのかミステリーですが、
不幸にも儲かってしまったので、続編製作に乗り出しています。
しかも来年1月に全米公開も決まってしまっているのです。
絶対本作よりも低い成績になるのは明らかで、無謀にもほどがありますが、
出来は本作よりもよくなる可能性はありますよね。
…と言いたいところですが、その可能性もないでしょう。
本作のヒットを受けて製作が決まったわけですが、
本作の全米公開から2年未満で続編が公開されるわけで、
そんな短期間では映像技術が進歩するとは思えず、
本作同様チープな映像になることは間違いないです。
というか、本作で制作したCGIキャラをそのまま流用する気でしょう。
ストーリーも、こんな短期間では脚本を練り込めないため、向上は難しいです。
それどころか、本作以上にやっつけな内容になると思います。
きっと酷評という名の建設的な意見も考慮されないでしょう。

ボクは日頃から嫌韓発言が多いので、本作をいくら叩いたところで、
「どうせ韓国映画が嫌いなだけ」と思われそうですが、それは誤解です。
もちろん韓国映画を好き好んで観ようとは思わないけど、
観た時はちゃんと評価しているつもりです。
現に最近も韓国アニメ『あなたをずっとあいしてる』の感想を書いたけど、
けっこう褒めてますからね。
本作が駄作なのはリアルガチなので、よい子は手出し無用です。
まぁそんな心配せずとも、『ヒックとドラゴン2』『ブルー2 トロピカル・アドベンチャー』
『オズ めざせ!エメラルドの国へ』などが同日リリースされているので、
あえて本作に手を出す物好きなんていないでしょうけどね。

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