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アレクサンダーの、ヒドクて、ヒサンで、サイテー、サイアクな日

もう7月ですね。早くも今年も半年を過ぎてしまいました。
この半年で、96本の映画を映画館に観に行きました。
昨年は半年で丁度100本だったので、若干少な目。
下半期は今週末公開の『アベンジャーズ2』や来月の『ジュラシック・ワールド』、
年末の『スターウォーズ7』など、超話題作の公開は多いものの、
話題作とのバッティングを避けてか、本数自体は少な目な印象なので、
今年は年間鑑賞本数を200本以内に収められそうです。
(目標は180本以内に収めることですが、ギリギリのラインかな。)

さてさて、3カ月に一度の恒例となりました、
この四半期のオススメ映画10選を発表しようと企画ですが、
今回は4月から6月に劇場公開され劇場鑑賞した49本(洋邦比7:3)が対象です。
世間ではGW映画『シンデレラ』がV5を達成し、ひとり勝ち状態だった印象ですが、
実際、他に話題になるのはアニメ映画くらいで、地味な四半期だった気がします。
それもあって、今回は10選のはずが7本しか選べませんでした。
ハードルを下げて無理やり10本選ぶのも嫌なので、
今回は本当にオススメしたい7本だけにしておきます。

2015年第ニ四半期オススメ映画10選(公開順)
バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)
ワイルド・スピード SKY MISSION
クレヨンしんちゃん オラの引越し物語 サボテン大襲撃
グッド・ライ いちばん優しい嘘
ピッチ・パーフェクト
マッドマックス 怒りのデス・ロード
ラブ&ピース

ということで、今日は第三四半期オススメ10選の対象外映画の感想です。
なにせ劇場公開されてないので…。

アレクサンダーの、ヒドクて、ヒサンで、サイテー、サイアクな日
Alexander and the Terrible, Horrible, No Good, Very Bad Day

2015年7月2日リリース。
スティーブ・カレル、ジェニファー・ガーナー共演のコメディ。

クーパー家の次男アレクサンダーは12歳の誕生日前日、家族の中で自分一人にいくつものトラブルが起こることを感じ、家族たちにも災いが起こるよう願い事をする。すると翌日、想像もできないトラブルが家族たちに起こってしまう―。(公式より)



本作はとても有名な児童書をディズニーが実写化した作品で、
全米ボックスオフィス初登場3位と、そこそこヒットしたのですが、
日本ではビデオスルーとなってしまいました。
日本ではディズニー以外の洋画はヒットしない状況になっていますが、
ディズニーというだけで公開されるほど甘くはないですね。
もともとは20世紀フォックスが立ち上げた企画らしいですが、
予算の都合でディズニーに譲ることになったみたいです。
なるほど、言われてみればフォックスっぽいファミリー向けコメディです。
こういう子供向けコメディは日本で劇場公開しても絶対にヒットしないですが、
内容はとても健全で楽しく、子供も大人も楽しめる作品に仕上がっています。
是非ご家庭でお子さんとどうぞ、と言いたいところですが、
ディズニーにしては珍しく、日本語吹替えも収録されていません。
ボクは大人だし、洋画は字幕で観る派なので問題ないけど、
こういう子供向け作品には、吹替えも用意しておくべきだと思います。
むしろ本作のターゲットから子供を外したら、一体誰が観るんだって感じです。
本作を観ようと思う大人は、スティーブ・カレルのファンか、
ネガティブな単語満載のタイトルに興味を惹かれた人くらいですかね。
以下、ネタバレ注意です。

自分を不幸の達人だと自負する11歳の小学生アレクサンダーは、
誕生日の前日も、朝から髪にガムが貼り付いていたり、
意地悪な同級生エリオットに変なコラ画像を作られて拡散されたり、
好きな女子ベッキーのノートを理科の実験で燃やしちゃったり、
先生に無理やりモルモットの世話を任されたりと散々。
さらに誕生日が金持ちでイケメンの同級生フィリップと同日で、
フィリップが盛大なバースデイ・パーティを開くらしく、
自分のお誕生会には親友のポールすらも来てくれなさそうで…。
小学生にとってはお誕生会はかなり重要なイベントだけど、
たしかにそれが別の子と被ると辛いものがありますね。
アレクサンダーの家も庭にプールがあったりして裕福に見えたけど、
この辺りじゃこのくらいの家は普通なのかな?
父ベンは失業中だしね。

しかし、そんな父も明日ゲームデザイン会社の面接が決まったと大喜び。
絵本の編集者の母ケリーも、明日発売の新作がヒットすれば副社長昇進で、
高校生の兄アンソニーは明日、学校の人気者セリアとプロムに行くらしく、
中学生の姉エミリーも明日学校の劇で主演ピーターパンを演じることが決まり、
赤ちゃんの弟トレヴァー(実は女児が演じている)も初めて言葉を喋って、
家族は順風満帆で、アレクサンダーは自分だけが不幸だと落ち込みます。
その夜、深夜12時を過ぎて12歳になったアレクサンダーは、
「家族にも最悪な一日がどんなものかわかってほしい」と願掛けし、
自分でアイスに立てたロウソクを吹き消すのです。

すると翌朝、兄はおでこにニキビが出来、姉は風邪をひき、
弟は大事なおしゃぶりが壊れ、母は寝坊して会社に遅刻するなど、
家族に災難が訪れ、願掛けが叶ってしまったみたいです。
不幸に見舞われたのは家族だけではなく、
お金持ちの同級生フィリップも水疱瘡でバースデイ・パーティが中止になり、
親友ポールや憧れの女の子ベッキーら同級生たちも、
アレクサンダーのお誕生会に来てくれることになるのです。
まぁこれはフィリップの不運というよりもアレクサンダーの運が上ったのかな。
でもこの日は家族の不運に振り回されることになるので、
アレクサンダーにとっても大変な日になってしまうため、
彼はいつも通り不運なのかもしれませんね。

寝坊した上に車のバッテリーが上がり遅刻した母ですが、
更に悪いことに副社長昇進がかかった今日出版予定の絵本に、
致命的すぎる誤植が見つかって出版差し止めに。
しかし名優ディック・ヴァン・ダイクによる絵本朗読会が予定通り行われてしまい、
参加者から大顰蹙を買ってしまい、昇進どころか解雇の惧れも…。
「Jump」を「Dump」と誤植したみたいですが、一文字違いで大違いですね。
でも絵本ってけっこうシュールなものも多いので、
そこまで変な内容になってるようにも思わなかったけど。

父はゲーム会社の面接に行きますが、弟も連れて行きます。
しかし面接中にトレヴァーが緑色の油性ペンをしゃぶり始め、顔が緑色に…。
その混乱のせいで、面接にもあまり手応えを感じられませんでした。
でもこれは不運というか、子連れで面接に行くのが間違いな気も…。
奥さんは仕事中なのはわかるけど、誰に預かってもらえないのかな?
父が面接失敗したことよりも、緑のペンをしゃぶった弟くんの健康面が心配。
でも別に病院に連れて行ったりもしないんですよね…。

兄はおでこのニキビとは関係なく、セリアにフラれてしまいます。
昨夜電話していた時に、兄がアレクサンダーに「ウザい」と言ったのを、
セリアは自分に言われたと勘違いしたようで、怒ってプロムも拒否するのです。
嫌われたのは昨夜からなので、アレクサンダーの願掛けは関係ないかも。
兄は食い下がって、再びプロムに行く約束を取り付けますが、
喜び過ぎてハメを外し、学校の備品を破壊してしまい、停学処分になるのです。
彼の不運は自業自得なところが多いですね。
でも衣装屋に予約しておいたプロム用のタキシードが、
手違いで超ダサダサの水色のタキシードになったのは可哀想かな。
その後、運転免許の試験を受けるのですが、女性教官が酷い奴で、
わざと運転中にケータイに出るように仕向けて不合格に。
更にそのせいで脇見運転して事故り、自分の車もボロボロになってしまうのです。
これはもう女性教官を訴えてもいいレベルの気の毒さでした。
何にしても運転中に電話したくなったら、ちゃんと停車しないとね。

風邪を引いた姉でしたが、学校の劇の出演を強行しますが、
咳止め薬を飲み過ぎて、舞台上で超ハイになり、劇を台無しにしてしまうのです。
咳止め薬にハイになる副作用なんてあるんですね。
でも舞台から降りた途端に落ち込んでるし、単にアガっただけかも?
何にしても薬は用法用量を守らないと危ないし、健康被害が無くて幸運かも。
劇も演者は残念でしょうが、観客としては面白かったと思います。

姉の劇を家族全員で鑑賞しますが、その後ゲーム会社から電話があり、
父は和風鉄板焼き屋「ナガマキ」で再度面接をしてもらえることに。
ついでに兄もプロム前のディナーをそこで済ませることになり、
途中でセリアを拾って、みんなで鉄板焼き屋に行きます。
兄のダサすぎるタキシードとボロボロの車(しかも家族付き)を見たら、
その時点で幻滅するかと思ったセリアですが、意外にも冷静でした。
ただ鉄板焼き屋は気に入らなかったみたいで、
「プロムの前に目の前で焼かれる飯なんて食えるか」と…。
ボクは鉄板焼きに高級なイメージがあるけど、向こうではB級グルメ扱いなのかな?
まぁこの店「ナガマキ」は、客に焼いたエビを投げて口でキャッチさせるような
日本料理店を名乗ってほしくない酷いサービスの店ですけどね。
しかも店員が鉄板の火を父の服の袖に引火させ、
店は大騒動になってしまい、またしても面接は失敗してしまうのです。
楽観的な父もさすがに不運に嘆き、荒れます。
アレクサンダーは自分が家族の不運を願ったことを告白し、
「運の悪い日もあるけど、そのお蔭でいい日に感謝できる」と
不運続きの家族を励まし、家族は前向きになって絆が深まります。
兄もセリアから「あんなクレイジーな家族と一緒に行きたくない」と言われて幻滅し、
プロムはやめて弟のお誕生会を家族と過ごすことにします。
恋人に家族の悪口を言われるほどムカつくことはないですからね。

家族みんなで家に帰ると、なぜか玄関でワニがお出迎え。
さらに庭にカンガルーやエミューなど、オーストラリアの動物が沢山います。
どうやら両親がオーストラリア大好きな息子のお誕生会のために、
ふれあい動物園を呼んでくれたみたいです。
まさかワニとかカンガルーなんて大型動物が来るとは思ってなかったみたいですが。
アレクサンダーは大喜び、お誕生会に来た同級生たちも驚き、大盛り上がりです。
これは普通に金持ちのフィリップのパーティにも勝ってるでしょうが、
実際カンガルーとかエミューとか呼んだら、数万ドルはかかるでしょうね。
(間違ってオーストラリアの男性ストリッパーまで呼んでるし…。)
でもオーストラリアで一番人気の動物コアラがいませんね。
さすがにコアラを撮影で借りることは出来なかったのかな?
ちなみにオーストラリアのワニはクロコダイルですが、本作ではアリゲーターです。
なんでもクロコダイルは危険すぎで、撮影に使えなかったとか。
コアラにしてもそうだけど、別にCGとか模型で登場させればいいのに、
本作は本物の動物を使うことにコダワリがあるんでしょうね。

母は朗読会の動画がネットで拡散し、新作絵本が話題となり解雇を免れ、
父も鉄板焼き屋でのことがウケて、ゲーム会社に逆転採用になります。
アレクサンダーは「悪い日も愛する人に囲まれていれば、そう悪くない」と思い、
本作はハッピーエンドで幕を閉じるのです。
家族の大切さを描いた、なかなかいいラストでしたが、
実際は兄も停学中だし、姉も劇での失態を取り返せてないし、
車もボロボロのままなので、そこまでハッピーエンドでもないですね。
父も前職は航空宇宙業界で宇宙ステーションの設計をしていたので、
その経歴でゲーム業界なんかに入るのは勿体ない気がします。
まぁ待遇はいいみたいで、育児しながらでも働けるみたいですが…。

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