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スポンジ・ボブ 海のみんなが世界を救Woo(う~)!

昨日、友達と『スポンジ・ボブ』の劇場版を観に行ったですが、
ボクは阪神地区在住で、その子は東大阪在住なので、
一緒に映画を観に行く時は梅田の映画館にするのですが、
梅田の『スポンジ・ボブ』の上映館はTOHOシネマズ梅田だけで、
しかも悪名高いシアター8だったんですよね…。

シアター7~8は飲食店フロアを無理やり映画館に改造したため、
映画を観るのにあまり環境がいい劇場とは言えず、普段なら避けます。
TOHOシネマズ梅田のシアター1~3は素晴らしい大劇場なので、
出来ればそこで上映してほしいですが、公開初日からシアター8を割り当てるなんて、
劇場側がこの作品に大劇場を使うのは勿体ないと判断したんでしょうね。
『スポンジ・ボブ』は世界的大人気アニメだし、梅田の上映館もそこだけだし、
公開日には客が殺到するはずなので、劇場の判断は絶対に間違っています。
…と思ったのですが、いざ観に行ったらホントにガラガラで驚きました。
全米では初登場1位はもちろん、1億6000万ドルを超える大ヒットだったのに、
日本人の非ディズニー洋アニメ嫌いは筋金入りですね。
人気がないため洋アニメ映画が日本公開されなくなりつつあるのが残念で、
はじめはイマイチなシアター8なんて割り当てやがってと憤ったけど、
たとえシアター8でも公開してくれただけ有難いと感謝に変わりました。

ということで、今日は『スポンジ・ボブ』の劇場版の感想です。

スポンジ・ボブ 海のみんなが世界を救Woo(う~)!
The SpongeBob Movie Sponge Out of Water

2015年5月16日日本公開。
洋アニメ『スポンジ・ボブ』の劇場版。

海底都市ビキニタウンで生活している、黄色くて四角い海綿動物のスポンジ・ボブ。ハンバーガーショップ「カニカーニ」でアルバイトをしながら、ヒトデのパトリックたちと楽しく過ごしている。ある日、海賊のバーガー・ビアード(アントニオ・バンデラス)がカニカーニの秘密のレシピの書かれた本を奪ったことから、スポンジ・ボブらは海賊の悪巧みを阻止するために地上へ向かうが……。(シネマトゥデイより)



序文で日本人の洋アニメ離れを嘆いたボクですが、
実はボクも『スポンジ・ボブ』には最近まで関心がなかったんですよね。
主人公スポンジ・ボブのこれでもかってくらいバタ臭い外見に食指が伸びず、
過去何度か放送されたテレビアニメも一度も見ませんでした。
でも劇場版になることを知り、映画ファンとして少し興味が湧き、
都合よくNHKでテレビアニメシリーズの再放送(?)も始まったので、
とりあえずテレビの一話目を見てみることに。
すると何ということでしょう、めちゃめちゃ面白いじゃないですか。
日本のアニメではなかなかお目に掛かれない独特の笑いがツボに嵌りました。
バタ臭い外見で避けていたスポンジ・ボブも、とても気のいい奴で大好きに。
そうすると不思議とあの苦手だった外見もチャーミングに思えてきますね。
それ以降、テレビアニメは毎週見ているけど、なにしろ放送スタートが4月なので、
とてもファンなんて言えないニワカですが、スポンジ・ボブを好きになるには、
1エピソード見れば十分じゃないかと思うくらい魅力的なキャラです。
本作が初日からガラガラだったのはホントに残念でなりませんが、
とにかく多くの人に放送中のテレビシリーズを1回だけでも見てほしいです。
そうすれば本作を観に行かずにはいれなくなると思うので。

ただ急に本作から飛び込むのは止めた方がいいかも。
一応、ある程度世界観を理解していないとノリについていけないかもしれません。
世界観やノリを理解するにはテレビ放送一回分で十分だと思うので、
とりあえず一回だけでも見てから挑んでほしいです。
本作はただ『スポンジ・ボブ』を映画化した作品ではなく、
テレビアニメシリーズの劇場版なので、お決まりのネタとかもあるし、
一見客に優しい作品とは言い難いですからね。

本作は実写とアニメを融合したタイプの作品ですが、
ボクは実写の洋画は字幕で観たい派なので、本作も字幕で観たかったかけど、
残念ながら日本語吹替版しか上映されてないみたいです。
スポンジ・ボブたちアニメキャラが日本語喋るのは抵抗ないけど、
アントニオ・バンデラスとか外タレが日本語なのは違和感があるので…。
ただ、本作は予想外に実写パートは少なく、吹替版でも悪くなかったです。
いや、悪くなかったというより、吹替版でよかったかもしれません。
実写とCGIアニメを融合した『スマーフ』シリーズのような作品だと思ったら、
スポンジ・ボブたちお馴染みのキャラがCGIで実写パートに登場するのは
上映開始してから約1時間後からなので、上映時間の2/3はアニメです。
しかもCGIアニメではなくセルアニメ調なのでテレビアニメシリーズそのまま。
だから現在テレビアニメシリーズを吹替えで見ているボクも、
劇場版も慣れ親しんだ吹替えでよかったような気がします。
ただテレビアニメシリーズから吹替え声優が変わっている人もおり、
声が違うキャラがいるのは違和感ありますけどね。
テレビのイカルド役の人はたしか他界しているはずなので仕方がないし、
イカルドは「タコなのにイカルド」という駄洒落から付けられた日本名だし、
オリジナル音声で「スクイッドワード」と呼ばれてもピンとこないし、
日本語吹替版のみも納得です。(カニのカーニさんももちろん日本名。)
まぁ「ここは実際は何と言ってるのかな?」と思うところも多かったけど…。
以下、ネタバレ注意です。

本作は前述の通り、実写とCGIアニメが融合するのは2/3過ぎたころで、
そこまではセルアニメパートと実写パートに分けられて平行に描かれます。
冒頭は実写パートで、アントニオ・バンデラス演じる海賊バーガー・ビアードが、
ある島で魔法の本を手に入れて読みますが、その本に書かれた内容が
スポンジ・ボブたちの住むビキニタウンの物語です。
つまり実写パートの劇中劇的にアニメパートがある構成ですね。

とある海底。
大人気バーガーショップ「カニカーニ」のフライ係として働く海綿スポンジ・ボブ。
彼が秘密のレシピをもとに作るカーニバーガーは超絶品で大人気ですが、
ライバル店「エサバケツ亭」の店主プランクトンがレシピを盗もうと企んでいます。
爆撃機や戦車、巨大ロボットまで使って攻めてくるプランクトンに、
スポンジ・ボブや店主の蟹カーニさんは徹底抗戦しますが、
守銭奴カーニさんの性格を利用され、まんまと金庫に侵入を許し…。
危うくレシピを持ち出されそうなところをスポンジ・ボブが発見し、
プランクトンと奪い合いになりますが、その時、なぜかレシピが忽然と消え…。
レシピが紛失したことでカーニバーガーが作れなくなり、
カーニバーガーを中毒になるほど愛していた市民は大混乱し暴動が発生。
ビキニタウンは『マッドマックス』のような荒廃した世界になってしまいます。
カーニバーガーがそんなに美味しいなんて、観ていて食べたくなりましたね。
上映終了後にバーガーを食べに行ったくらいです。
カーニバーガーは売ってないので、KFCのプレミアムフィレサンドですけどね。

世界の終わりを迎えたかのようなビキニタウン。
カーニさんは当然プランクトンがレシピを盗んだと決め付けていますが、
正直者のスポンジ・ボブは、プランクトンが犯人ではないと弁護。
カーニさんや市民はそんなスポンジ・ボブを共犯だと考え、
町をあげて2人を捕まえようと襲ってきます。
親友のヒトデ、パトリックまでスポンジ・ボブを疑い襲ってきますが、
パトリックはもともと友達甲斐のないクソ野郎ですから予想通りかな。
彼ほどのウザキャラはなかなかお目に掛かれないので面白いです。
スポンジ・ボブは海底に住むリスの女の子サンディに助けを求めますが、
彼女も「バーガーの神様がお怒りなのよ」と頭がおかしくなっていて…。
スポンジ・ボブはもう誰にも頼れないので2人で乗り切るしかないと考え、
犬猿の仲のプランクトンにチームワークの大切さを説く歌を歌います。
「歌を聴いて1分無駄にした」とプランクトンに言われたスポンジ・ボブが
「タイムマシンでもあればね」と答えたのを聞き、
プランクトンはタイムマシンを作って過去でレシピを取り戻すことを閃くのです。
プランクトンの妻カレンはコンピュータで、タイムマシンも作れるらしく、
証明写真機と鳩時計を材料にタイムマシンを作ってしまいます。
ツッコミどころが多すぎですが、もう何をツッコんでいいかわからないほど、
突き抜けた何でもアリな展開で思わず吹き出しちゃいます。

タイムマシンでレシピがなくなる前に戻るはずが、
なぜか遠い未来、しかも宇宙にタイムスリップしていまい、
そこでウォチャー(銀河の守護者)を名乗るドルフィン(見た目はイルカ)に会い、
スポンジ・ボブは彼がトイレに行く間、代わりに銀河を見守ることに。
ところがうっかり木星と土星を衝突させてしまって、
ドルフィンに怒られてタイムマシンで逃げるのです。
何でもアリな本作ですが、さすがにこの展開はぶっ飛びすぎて、
「なんだコレ?」って感じでしたが、意外にもこれが後の伏線なんですよね。

今後のタイムスリップは成功し、スポンジ・ボブとプランクトンが
レシピを奪う瞬間に戻り、レシピをゲットして元の時間に帰りますが、
そのレシピはプランクトンが本物とすり替えるために用意していた偽者で…。
責任を感じた気のいいスポンジ・ボブは、バーガーの神様の怒りを鎮めるため、
生贄に立候補しますが、生贄の祭壇に登った彼は、
どこからか漂うカーニバーガーの匂いに気が付き、
カーニさん、イカルゴ、サンディ、パトリックと共に匂いを追ってみることに。
ところが匂いは海上から漂ってきていて、リスのサンディ以外は海洋生物なので、
地上に上ることが出来なくて途方に暮れます。
…と、そこにドルフィンが未来からやって来ます。
ドルフィンはスポンジ・ボブの失態でウォッチャーをやめることになりましたが、
逆に自由を手に入れたことを喜び、スポンジ・ボブにお礼に来たようで、
彼の超常的なパワーのお蔭で地上に上れるようになります。
ここで初めてスポンジ・ボブたちがCGIになるのですが、これがまた可愛いです。
海綿のくせに立方体なスポンジ・ボブの形はCGIに合いますね。
他の5人も動くオモチャ(ソフビ人形)みたいでいつも以上にキュートです。
そんな彼らが匂いを追って海水浴客で溢れるビーチを駆け回る姿は
ただ見ているだけでワクワクして楽しいです。(特に自転車は最高。)
しかしここからは実写とCGIが融合した映像だけで見応えがあるため、
ギャグも動きで笑いを取るスラップスティックなものが増え、
シリーズ本来のナンセンスさが弱まったのは少し残念かな。

カーニバーガーの匂いの発生源はなんと海賊ビアードで、
彼の海賊船は水陸両用な上に移動式屋台にもなり、
ビーチでバーガーショップをオープンしていました。
もちろん売っているのはカーニバーガーですが、
どうやらレシピを盗んだのは彼だったみたいです。
どうやって盗んだかですが、ビキニタウンの物語が書かれた魔法の本を、
彼が加筆して物語を書き換えることでレシピを手に入れたみたいです。
どうやらその本は過去のことが書かれているわけではなく、
現在のことがリアルタイムで書かれているみたいですね。
なのでそこに加筆するとその内容もリアルタイムで反映されるみたいです。

海賊からレシピを取り戻そうとするスポンジ・ボブたちですが、
海賊に「ペリカン島に追放」と加筆され、遠くのペリカン島に飛ばされます。
しかしたまたまサンディが本の切れ端を拾っていたため、
スポンジ・ボブがそこに加筆することで元のビーチに戻れるのです。
しかもスーパーパワーを手に入れて戻れるように加筆していたので、
彼らはパワーアップして再び海賊の前に現れます。
展開的には面白いけど、パワーアップした姿はなんか微妙かも…。
アメコミヒーローのようなムチムチマッチョになって可愛さ激減です。
ただマッチョではなくロボ化したカーニさんはかっこよかったですね。
カーニさんロボのプラモデルがほしいくらいです。
リスのサンディもマッチョ化せず、なぜかCGIでもないリアルなリスになりますが、
これもネタとしてはなかなか面白かったかな。

海賊ビアードは移動式屋台、というか海賊船で逃走し、
追い掛けるスポンジ・ボブたちとド派手なチェイスを繰り広げます。
ところが海賊のしぶとさは尋常ではなく、5人では攻めあぐね…。
そこに登場したのが、ずっと隠れてついてきたプランクトンで、
彼もまたハルク並みのマッチョにパワーアップしており、
プランク・メガトン・パワーで海賊船を破壊し、
スポンジ・ボブのバブル攻撃とのツープラトンで海賊をぶっ飛ばします。
ここにきてついにチームワークに目覚めたわけですね。
普段は悪者のプランクトンが海賊に「俺と組んでレシピで儲けよう」と誘われた時の
「断る、別のチームのメンバーだからな」という台詞はシビレました。
最終的にレシピを奪還したのもプランクトンでしたが、
盗んでまで手に入れたがっていたのに、ちゃんとカーニさんに返してくれます。
何気にいいやつです。
というか、守銭奴カーニさんとか親友も裏切るパトリックとか嫌味なイカルゴとか、
スポンジ・ボブの周りは嫌な奴ばかりなので、ちょっとしたことで見直しちゃいますね。
レシピを取り戻して海に戻り、カーニバーガー作りも再開できるようになり、
荒廃したビキニタウンも元に戻って一件落着。
最後に海賊がお馴染みのスポンジ・ボブのテーマを歌って、めでたしめでたしです。

全米で大ヒットし、かなり好評を博しているため、
当然パラマウントは続編についても前向きなようです。
近年パラマウントはドル箱のマーベルをディズニーに奪われたり、
ドリームワークスを20世紀フォックスに奪われたり不遇続きで、
特に主力だったアニメ映画ではかなり厳しい状況だった気がするので、
こうして人気シリーズを立ち上げられてよかったです。
やっぱりパラマウントが元気じゃないとハリウッド映画界も面白くないしね。
まぁ本作の客入りでは、続編が日本で公開されるか不安ですが…。

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