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ワイルド・スピード SKY MISSION

今月から駐車場を変えました。
今まで使っていた駐車場より近くの駐車場に空きが出来て、
更にそこの月額が使っていた駐車場より安かったので、
即決で移動したのですが、安いにはそれなりのわけがあり、
二段式駐車場の下段で、普段は地中に埋まってるんですよね。
つまり乗るたびに機械を昇降しなきゃいけなくて、これが面倒くさい。
しかもかなり狭く、古いセダンタイプですが車幅ギリギリで、
へぼドライバーのボクには車庫入れが難しいです。
駐車場から出すのも入れるのも時間がかかるので、
車を使うのが億劫になってしまい、よほど遠出する時か
雨でも降ってない限りは、自転車で行けばいいかなと思っちゃいます。
まぁその方が経済的にも健康的にも環境的にもいいですが、
車全然使わないなら駐車場代など維持費払うのもバカらしいですね。
駅まで徒歩5分なので、遠出する時もほぼ電車使ってるし、
本当は車なんて無くても生活には困らないけど、
車や運転は好きなので、たまに乗りたくなるんですよね。

ということで、今日は車が大活躍するハリウッド映画の感想です。
アメリカでは(ほとんどの州で)車庫証明なんて要らないらしいですね。

ワイルド・スピード SKY MISSION
Furious 7

2015年4月17日日本公開。
人気カーアクション「ワイルド・スピード」シリーズの第7作。

巨大な犯罪組織を率いていたオーウェン・ショウ(ルーク・エヴァンス)一味を撃破し、彼から恋人レティ(ミシェル・ロドリゲス)を取り戻したドミニク(ヴィン・ディーゼル)。ロサンゼルスへと戻った彼は、相棒のブライアン(ポール・ウォーカー)や妹のミア(ジョーダナ・ブリュースター)らと平穏な毎日を過ごしていた。しかし、オーウェンの兄である特殊部隊出身の暗殺者デッカード(ジェイソン・ステイサム)が復讐(ふくしゅう)を開始し……。(シネマトゥデイより)



本作は大人気カーアクション映画『ワイルド・スピード』シリーズの第7弾です。
いやー、オリジナル脚本の映画シリーズが7作も続くなんて珍しいというか、
もはや奇跡的なことですが、更に凄いのは続編を重ねても質が下がらず、
その人気も増す一方だということでしょう。
その証拠に全米興収も4作目以降ずっと右肩上がりで、
最新作の本作なんて、オープニング成績で1億ドルの大台を余裕で突破し、
(本作のオープニング成績はユニバーサル映画史上最高記録です。)
二週目で前作の総興収を上回り、年間興収暫定1位で、目下記録更新中です。
全米総興収3億ドルは余裕で届くでしょうね。
まぁ今年の年間興収1位は『アベンジャーズ2』でほぼ確定ですが、
『スターウォーズ7』に続き、年間ベスト3は狙えるかも?

超ドル箱シリーズなので10作目まで製作する予定だったりしますが、
今後もシリーズが右肩上がりなのかは微妙なところで、
おそらく本作がピークではないかと思われます。
本作の盛り上がりがピークとなった要因は2つあり、
言わずもがなでしょうが、ひとつはジェイソン・ステイサムが初登場すること、
もうひとつはポール・ウォーカーがラストだということです。

前作のラストに登場し、続編で敵役として活躍すること予告したステイサムは、
『トランスポーター』や『デスレース』など、当代きってのカーアクション俳優。
そんな彼がカーアクション映画の本シリーズに合流するということは、
とても話題になり、ファンの期待をこれ以上なく煽ってくれました。
ボクも本シリーズが大好きだし、ステイサムの大ファンでもあるので、
前作ラストでステイサムが登場した時は鼻血が出そうなほど大興奮で、
本当に続編が待ちきれない気持ちでいっぱいになったものです。
今後、これ以上のサプライズキャストはあり得ないと思えるので、
これが本作がピークだと思う要因のひとつです。

そしてもうひとつの要因であるポールのラストについては、
期待が高まったというよりは、哀惜の念で溢れたという感じでしょうか。
ただの降板でシリーズを去るなら、残念という程度でしょうが、
御存じの通り、昨年ポールは交通事故で他界してしまい、
誰も予期せぬ、そして誰も望まぬ降板となってしまいました。
本作もまだ撮り終えてない折のことだったそうで、
主人公級キャストの予期せぬ悲報に本作の撮影は止まり、
製作中止の惧れもありましたが、共演者たちの彼への想いから撮影は再開され、
公開日を延期しながらも完成させることが出来ました。
本作はポールの遺作となってしまったことで、
奇しくもファンにとっては格別な感情を抱かされる作品となり、
それが本作の盛り上がりの一端、いや、大きな要因と言えるでしょう。

ボクもポールが演じたブライアンのことはもちろん、
ポール自身のことも人間的に本当に好きだったので、
一年半前の訃報には本当にショックを受けたし、
本作が彼の最後の雄姿だと思うと感慨深いものがあります。
彼の死後公開された彼の出演作『スティーラーズ』『ハリケーンアワー』
『フルスロットル』はもちろん観たし、その度に感慨もありましたが、
どこかで「まだ出演作は残ってるから最後じゃない」と思っていたので、
本当に最後となる本作の感慨は一入(ひとしお)です。
先月公開された『ナイトミュージアム エジプト王の秘密』も
ロビン・ウィリアムズの遺作だったので、最後の出演シーンはしんみりしたけど、
本作のポールの最後のシーンは今年一番の号泣でした。
もちろん彼が他界したことは全く喜ばしいことではありませんが、
こんな感動は二度とないこと、いや、二度とあってはいけないことなので、
本作が注目され、盛り上がりがピークになるのは当然のことです。

そんな二つの要素が重なったことで、シリーズ最高の期待作となりましたが、
ひとつだけ不安を感じずにはいられない要素もありました。
もちろんまだ撮り終えていないポールの残りのシーンはどうするのか、
という懸念もあったけど、それはポールの未使用の過去の映像や
ポールの兄弟キャレブとコーディがボディダブルを買って出たお蔭で、
なんとかなりそうだというのはわかっていました。
不安というのは前作から監督が交代になったことです。
3作目から監督を任されたシリーズ快進撃の立役者ジャスティン・リン監督が
制作スケジュールの不満から(?)前作を最後に降板してしまい、
同じアジア系監督であるジェームズ・ワンがメガホンを引き継ぎますが、
ワンは『ソウ』『インシディアス』『死霊館』など低予算ホラー専門の監督で、
カーアクション超大作の続編なんて本当に撮れるのか、
荷が勝ちすぎているのではないかと強烈な懸念を感じたんですよね。
まぁホラーからアクション映画に華麗に転身したサム・ライミの例もあるので、
絶対に無理だろうとまでは思わなかったものの、
できればそのままリン監督がよかったのではないかと…。
特にポール亡き後は、彼の意思を継ぐという意味でも、
監督も変えるべきではないという思いが強まりました。

ただいざ観てみると、ワン監督も悪くないですね。
リン監督が撮った場合よりも良くなっていそうだとまでは思えませんが、
卒なく熟せていると思います。
というか、脚本家など監督以外のスタッフは概ね続投しているので、
誰がメガホンを取っても同じなのかもしれません。
むしろワン監督の十八番であるホラー要素が全く活かせてないので、
彼の才能を活かすには役不足だと思ってしまうくらいです。
若手を大抜擢した形なので、主演ディーゼル含む製作者や脚本家にとっては、
シリーズを思い通りに撮らせられる傀儡監督だったのかも。
やはりシリーズを熟知しているのはディーゼルや脚本家だろうし、
下手に経験豊富なアクション監督を指名して、口を挟まれるよりいいかもね。
以下、ネタバレ注意です。

本作は観客の期待に応えるかのようにステイサムの登場から始まります。
ステイサム演じるデッカードは、前作で主人公チームが倒した犯罪組織のボス、
オーウェンの兄で、どうやら前作で昏睡状態になった弟の見舞いに来たようです。
オーウェンは逮捕されたはずだから、見舞いなんて出来るはずないと思ったら、
なんとデッカードは警備の厳重な警察病院に単身乗り込み、
邪魔者を全員倒して見舞いに訪れたみたいです。
でも別に弟をそこから連れ出すでもなく、嫌味を言って帰ってしまいます。
それだけのために病院を破壊するほど暴れたのかと驚いてしまいますが、
デッカードの規格外な狂人っぷりを伝えるには絶好の掴みでしたね。
それにしてもオーウェンの出番はここだけで、ただ寝ているだけの役のために
わざわざルーク・エヴァンスを続投させるとは贅沢ですね。

前作で外交保安部のホブス捜査官に協力して、
オーウェンの犯罪組織から世界を救ったことで、
犯罪者だったドミニクら主人公チームは恩赦を受け、平穏に暮らしています。
ドミニクの妹ミアと結婚し、子供も授かったブライアンもすっかりパパで、
あんなに走り屋だったのに今のマイカーはミニバンです。
それは笑っちゃいましたが、日本車(特に日産)が好きなブライアンなので、
ミニバンもセレナとかにしてほしかったけどクライセラーみたいですね。
4作目で死んだはずが記憶喪失でオーウェンの組織に属していたレティですが、
前作で恋人のドミニクが奪還に成功したものの、依然記憶は戻らず…。
そんな彼女をドミニクは「レース・ウォーズ」に連れて行きます。
レース・ウォーズは荒野で行うカーレースで、
昔ドミニクとレティで立ち上げた思い出のイベントらしいです。
そういえば一作目でそんなレースをしていたような気がしますが、
こんなマッスルカーによるスピードレースじゃなくて、
スポコンカーが中心のカーレースじゃなかったっけ?
そこでレティは参加者たちから「死んだはずの人」と囃し立てられ不愉快に…。
レティは自分の墓を訪れ、記憶を取り戻すことを近いドミニクから去ります。

妹夫婦と一緒に住んでいるドミニクの家に、
前作で恋人ジゼルが死んで、東京に傷心引越したハンから荷物が届き、
ドミニクの携帯に謎の男から「直に俺を知る」と電話があり、
その直後ハンからの荷物が大爆発し、家は大炎上。
その男はもちろん弟の復讐に燃えるデッカードでしたが、
幸いにも誰も大事には至らなかったものの、下手すれば家族みんな爆死で、
直にデッカードを知る前にお陀仏だったかもしれませんね。
3作目でハンは東京での公道レース中に交通事故で死にますが、
実はそれは事故ではなく、デッカードが意図的に起こした殺人事件です。
3作目は時系列では6作目の後になるという興味深い展開ですが、
もちろんこれは後付で、外伝だった3作目をシリーズの流れに組み込むため、
リン前監督が考えた案で、これは本当に巧妙で感心してしまいます。

その後ドミニクはその爆破事件について、ホブス捜査官から呼び出されます。
ホブス捜査官は電話の男のことを知っているのですが、
というのも爆破事件の前に、ホブスも外交保安部での残業中に、
オフィスに侵入したデッカードに襲われたからです。
あんなゴツいガタイのホブス相手でも、デッカードは互角に戦います。
ホブス演じるドウェイン・ジョンソンとステイサムのバトルですが、
どちらも当代一二を争うアクション俳優なので、
『エクスペンダブルズ』を超える夢のバトルで大興奮です。
デッカードは元英国特殊部隊員でめちゃめちゃ強いですが、
ボクの目にはガタイのデカいホブスが若干優勢のように映りましたが、
デッカードがハイテク手榴弾を使用したため、ホブスは咄嗟に
部下エレナ(ドミニクの元カノ)を爆風から身を挺して守ったことで重傷を負い、
病院送りになってしまい、病室からドミニクを呼び出したのでした。
ホブスは自分が回復するまでの間、デッカードを探してほしいと頼みますが、
こんな序盤でホブスまでリタイアしちゃうのかと驚きました。

家が全焼したドミニクは妹一家をドミニカ共和国の友人、
マンドの家で預かってもらうことにします。
マンドとは家族同然の付き合いみたいですが、こんなキャラいましたっけ?
本作が初登場な気がするけど、その後は全く登場しません。
なんだかちょっと都合の良すぎるキャラな印象を受けますね。
妹一家を預け、ドミニクは東京にハンの遺体を引き取りに行きます。
3作目のラストにドミニクがカメオ出演するシーンがありましたが、
それがこの時の出来事だったみたいです。
なんとそのシーンでは3作目の主人公ショーンも登場します。
まさかの再登場に驚いてしまいましたが、さすがに時系列通りでも、
約9年ぶりの登場なので、もう高校生役では無理がありますね。
共通の友人であるハンの代わりにドミニクのチームに加わってほしかったけど、
その年齢的に無理な設定がネックでレギュラー入り出来なかったのかも…。

ハンの遺体を引き取り、葬式はロスで行いますが、
そこにはチームの黒人コンビ、ローマンとテズも参列します。
葬儀の途中、ドミニクは怪しいジャガーを発見し後を追いますが、
案の定、運転していたのはデッカードで、2人はチキンレースで勝負して双方大破。
しかしエアバックもないのに双方運転手は無事で、車を降りて戦うことになるが、
デッカードは銃で武装していて、ドミニクは圧倒的不利…。
ところがそこに謎の男Mr.ノーバディ率いる特殊部隊が駆け付け、
デッカードには逃げられるも、ドミニクは助けられます。
Mr.ノーバディなんて如何にも怪しげな中年男ですが、
ホブスの紹介らしく、どうやら政府の関係者みたいです。

Mr.ノーバディはドミニクを秘密作戦本部に案内し、
デッカードを探すには「神の目」が必要だと助言します。
神の目は世界中の監視カメラや通信をハッキングできる驚異的な装置です。
しかし神の目はこの場にはなく、開発した天才ハッカーのラムジーが、
中東のテロリスト、ジャカンディ率いる武装組織に捕まっているそうで、
まずはラムジーを救出する必要があります。
Mr.ノーバディはラムジーを拘束した武装組織の装甲バスが、
アゼルバイジャンの山岳地帯を通るという情報を掴んでいるため、
そこをドミニクのチームが襲撃して救出するように依頼し、
準備のいいことにチームメイトもすでに招集してあります。
相棒ブライアンはもちろん、ローマン、テズ、それにレティまで集合です。
いやー、まさかレティとこんなに早く再開するとは思いませんでしたね。
きっとピンチの時に颯爽と登場したりするものだと思ってたのに、
チーム集合する時に端から合流しちゃうとは…。
序盤の墓での会話は何だったのかと思ってしまいますが、
まぁ男ばかりじゃむさ苦しいし、チームには華も必要かな。

ドミニクたちは武装組織の装甲バスを襲撃するために、
輸送機で警戒されてない上空から車ごと降下する計画を立てます。
あまりに無茶な作戦で、車への負担は計り知れませんが、
そのためドミニクのダッジ・チャージャーやローマンのカマロなど各愛車を、
軍用車と合体させて、オフロード装甲車にカスタムします。
それなら端から軍用車使えばいい気がしますが、
本作では愛車は登場人物の個性の象徴ですからね。
もちろん日本車好きのブライアンはスバルを装甲車にカスタムしますし、
カーアクション映画としては、そういう遊び心が楽しいですよね。
でもテズの車はジープだったので、彼は普通の軍用車かも?
カスタムした偽軍用車よりも装甲が厚く、機関銃もへっちゃらですが、
重くて遅いみたいなので、チェイスするにはカスタムカーの方がいいのかな。

車ごと輸送機から急降下するシーンはもちろん、
崖でのブライアンのジャンプや、デッカードのランボルギーニでの乱入など、
この山岳地帯でのラムジー救出作戦はカーアクションの見所いっぱいです。
それはもう大満足なのですが、あえてここはカーアクションではなく、
バスに乗り込んだブライアンと武装組織のNo.2キエットの肉弾戦に注目です。
なんとキエットを演じるのは、タイ映画『マッハ!』でお馴染みのトニー・ジャー。
ついに本作でハリウッド・デビューしちゃいました。
彼が出演するのは知ってたけど、まさか悪者役だったとは意外です。
てっきりハンに変わってドミニク・チームのアジア人枠に入ると思ったので。
でもやっぱりレギュラーになるには、トニー・ジャーは歳を取りすぎかな。
全盛期にハリウッドデビューしてほしかったと悔やまれます。
まぁ敵の戦闘要員なら英語台詞を話す必要もないしね。
しかし中東のテロ組織の構成員に、なぜムエタイ使いがいるのか不思議です。

ジャカンディに追い詰められながらも、ラムジー救出に成功したドミニクら。
ラムジーは意外にも魅力的な黒人女性ハッカーでした。
彼女は神の目をアブダビの友人に預けたらしく、
ドミニクらは彼女を伴って、その友人に会いにUAEに向かいます。
この後ずっとラムジーと行動を共にしますが、彼女はおそらく、
ドミニク・チームとして本シリーズにレギュラー入りしたのでしょうね。
でもハッカーなので肝心のドライビング・テクニックは未知数だし、
メカニック担当のテズとちょっと被っているのが気になりますが、
だから今回のテズにはチェイスやアクションの見せ場も用意され、
単なるメカニックキャラから脱却を図られていたのかも。
UAEは金持ちだらけの国だからなのか、なぜかドミニクたちも
高級車に乗り換えてアブダビに入るんですよね。
その経費はMr.ノーバディ持ちのはずだけど、怒られないのかな?
ブライアンが選んだ高級車は日本車ではなくマクラーレンなのが残念ですが、
日本車には超高級車なんてないから仕方ないか。

神の目が何の装置か知らないラムジーの友人は、
ヨルダンの王子に車のパーツとして売っちゃったみたいで、
王子は世界に7台の超高級車ライカンハイパースポーツに取り付けて、
超高層タワーの自分のペントハウスに飾ってあるみたいです。
ドミニクたちは仕方なくペントハウスに盗みに行くことにしますが、
そこでメスゴリラのような女性警備員が立ちはだかり、
レティと激しいキャットファイトを繰り広げます。
このメスゴリラ演じるのはUFCのプロ格闘家ロンダ・ラウジーで、
めちゃめちゃ強いですが、レティも互角に戦います。
ドミニクたちって昔はただの走り屋だったのに、
いつの間にかみんな格闘家みたいになっちゃいましたね。
カーアクション映画としてはちょっとどうかと思います。

さらにそこに、またしてもデッカードが乱入してきたので、
はじめは装置だけ盗んで逃げるつもりでしたが、
装置を探す時間がないのでランカンごと盗むことに。
デッカートを探すために神の目を探しているわけだけど、
こんなに頻繁にデッカードから出向いてくれるなら、
神の目なんてもう必要ない気もしちゃいますね。
ドミニクはランカンに乗り込み、ガラスを突き破って隣の高層ビルまでジャンプ。
しかしなぜかブレーキが利かず、その高層ビルも突き抜けて、
更に隣の高層ビルにジャンプし、その間に助手席のブライアンが装置を取り外し、
2人に乗り捨てられたランカンはまた高層ビルを突き抜け、転落し大破。
世界に7台のレアカーなのに勿体ないと思ってしまいますが、
意外と暴走中に壊した兵馬俑とか美術品の方が価値があったかもね。
それにしてもこの高層ビルの連続ジャンプは見応え十分でしたね。

ドミニクらはラムジーと神の目をMr.ノーバディに渡します。
政府秘密組織のMr.ノーバディの目的は神の目を手に入れることなので、
ドミニクらは怪しげな彼に口封じされちゃうんじゃないかと思ったけど、
彼は律儀にも約束通り神の目で、まずダッカードの居場所を探してくれます。
嘘臭い輩でしたが意外といい奴かもしれません。
そしてダッカードが無人の工場を隠れ家にしていることがわかり、
ドミニクらはそこに乗り込み、Mr.ノーバディも部隊を率いて同行します。
ところが発見されたダッカードは焦る様子もなく、
「たったの12人で来たのか」と不敵に笑うのです。
武装した12人くらいならひとりでも倒せるとでも言いたいのか、
たしかにステイサム演じるダッカードならそれくらいできそうだ、
…と思いましたが、実はこれは彼らを誘き出すためのダッカードのワナで、
実はダッカードの友人だったジャカンディ率いる武装部隊が待ち構えており、
Mr.ノーバディも撃たれてしまうのです。
まさか本当に正体不明のまま退場になるとは…。
神の目を持っていた隊員も撃ち殺され、ジャカンディらに神の目を奪われますが、
ドミニクたちは何とか逃走に成功し、ロスに帰ります。

神の目を持つジャカンディら相手では、世界中のどこに逃げても見つかるが、
地元ロスなら地の利があるので、ここで決着付けようと考えたようです。
開発者のラムジーは神の目を止めるウイルスも作れるため、
当然ジャカンディは神の目で真っ先にラムジーを探し、ロスに来ます。
ドミニク・チームはラムジーに神の目をハッキングさせようと、
彼女を車から車へ移動させながら、彼女を守る作戦です。
いよいよ最終決戦ですが、やっぱり大事な場面でブライアンが乗るのは
青い日産GT-Rでしたね。
最後の、いや最期の車に日本車を選んでくれたのは感慨深いですが、
ラムジーを同乗させている時にジャカンディの放ったドローン(無人戦闘機)の
ミサイル攻撃で早々に大破してしまって…。
そのあと、ブライアンはハッキングのための中継アンテナを立てるため、
あるビルに登るのですが、そこでまたしてもキエットが現れ、再戦に…。
このバトルは暗がりで行われ、ブライアンの顔が意図的に見えないように
撮られていたように思われますが、ここはポールの兄弟による
ボディダブルで撮影されたところかもしれませんね。
それは仕方がないことですが、本作全体を通して、
ポールの出番は予想以上に多かったように思いました。
亡くなった時点ではホントにほとんど撮影終了していたみたいですね。

ブライアン、ローマン&テズ、レティがドローンからラムジーを守っている間、
ドミニクはデッカードと再びチキンレース勝負を行い、
デッカードのアストンマーティンを大破させることに成功します。
しかしやはり運転していたデッカード自身はほぼ無傷で、
またしても双方車から降りて肉弾戦バトルになるのです。
今回はドミニクが銃武装していて圧倒的有利でしたが、なぜか彼は銃を使わず…。
ハンを殺され、家族も殺されかけた相手なのに、
そんなフェアプレイ精神を見せるのは少しおかしいです。
結局、ジャカンディがデッカード諸共ドミニクをミサイルで撃ち殺そうとして、
2人のいる立体駐車場を爆撃し、地面が崩壊してデッカードが落下。
動けなくなってミサイルを避けたドミニクが勝利するのです。
でも、これではドミニクの勝利ではなく、ジャカンディのミスで決した感じで…。
ステイサム演じるデッカードがディーゼル演じるドミニク程度に
タイマンで負けるのはあり得ないという判断なのかな?

いずれにしても、このロサンゼルス決戦の最大最強の敵は、
デッカードではなく、ミサイル撃ちまくるドローンだった印象で…。
これではステイサムがちょっと勿体ない気がしました。
その最強のドローンを倒したのも、ドミニク・チームの誰かではなく、
自主退院して復帰したホブス捜査官でした。
序盤でリタイアかと思った彼の再登場は嬉しかったけど、
ちょっと美味しいところを持って行きすぎな気も…。
さらにホブスはジャカンディまで倒しちゃうんですよね。
ドミニクが決死のドライビングジャンプでジャカンディの乗るヘリに
手榴弾の袋を引っ掻け、それをホブスが撃って爆破したので、
ドミニクの手柄も大きいけど、やはりトドメはホブスになっちゃいます。

その決死のジャンプで動かなくなったドミニクを見たショックで、
レティは記憶を取り戻し、ドミニクも大事には至らず、めでたしめでたし。
立体駐車場から転落したデッカードもやはり死んでいませんが、
ホブスに逮捕され、CIAの秘密留置施設にぶち込まれます。
デッカードは「余裕で脱走できる」と強がりますが、
さすがに自力での脱走は無理そうな施設です。
でも彼を生かしているからには、やはり再登場も考えているはず。
たぶん彼の力を借りなければならないような難事件が起きて、
協力する代わりに恩赦を与えるパターンになる気がします。
敵ではなく味方として共闘するステイサムも見てみたいしね。

でも本作はこれまでのように明確な続編への引きは作りません。
それはやはりポールが他界したことが影響していると思われます。
ラストシーンではブライアンが家族のためにチームを引退するような展開が描かれ、
もちろんこれはポールとの惜別を示唆しているのでしょう。
過去の映像も沢山挿入されるメモリアル感溢れる演出で、ファンなら号泣必至です。
しかしそこに客を泣かせようとするあざとさは感じられず、
スタッフやキャストのポールに対する哀悼の気持ちがちゃんと伝わって来ます。
夕暮れのビーチで遊ぶ幸せそうな妹一家を眺めて、
家族こそがブライアンの居場所だと考えたドミニクは、
「別れはいらない」とつぶやきその場を去りますが、
ブライアンが追いかけて来て「さよならも言わずに行くのか?」と…。
暫く並走したふたりは、Y字路で別々の道に分かれて走っていくのです。
なんとも示唆的な幕引きで、もう涙が止まりませんでした。
もちろんこのシーンはポールの死後に撮られたはずですが、
ポール不在でよくぞここまで感動的なシーンを描いてくれたものです。

これが彼の遺作なのは惜しいですが、遺作としては最高だったと思います。
正直、本シリーズもここで終わるのが最も綺麗だし、
ポール亡き後、シリーズ続行しても仕方ない気もします。
製作サイドもそう考えて、続編への含みを残さなかったのでしょう。
そうは言っても、そのうち続編は製作されると思います。
今は全く白紙だろうから、ブランクはかなり空きそうですけどね。
次は一度ドミニクを外して、3作目のような外伝を挟むのがいい気がします。
そうしないとずっとブライアンを引きずったシリーズになる気がするので。

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