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インターンシップ

一週間ぶりの更新です。
この一週間はブログを更新できなかったのはもちろん、映画も観に行ってません。
先週末、観たい映画が一本も公開されなかったからですが、
こんな長い期間映画館に行かないのは、ボクにとっては珍しく、
生活リズムが狂ってしまって、ちょっと体調を崩しました。
今週末は観たい映画が3本ほど公開されるので嬉しいですが、
今日も一本観に行く予定だったけど、体調不良で観に行くことが出来ず…。
明日こそ観に行く予定なので、新作映画の感想記事は明日以降に再開します。

ということで、今日は映画館では観ていない映画の感想です。
久しぶりに記事書いたら、めちゃめちゃ長くなっちゃいました。

インターンシップ
The Internship

2015年4月3日リリース。
オーウェン・ウィルソン、ビンス・ボーン共演のコメディ。

営業トークの腕は天下一の中年セールスマン、ビリーとニック。だがある日、アナログ気質の彼らの会社は、デジタル時代のあおりを受けて倒産してしまう。路頭に迷うふたりだったが、ビリーの提案でGoogleのインターンになることを決意。なんとか面接を合格するも、本当の試練はここからだった……。果たして、IT音痴のオッサンたちは、超優秀な学生たちを押しのけて、Googleに入社することが出来るのか!?(シネマトゥデイより)



Googleの宣伝、あるいは求人広告を2時間の長編映画にしちゃった感じで、
本作の中身は如何にGoogleが素晴らしい企業であるか、
外部の人間であるインターンの目線という体裁で描いたものです。
ボクは検索エンジンはあまりGoogleは利用しないものの、
ウチのブログへのアクセスはGoogleからも多いみたいで、
とてもお世話になっているため、あまり批判はしたくはないけど、
ここまで自慢されると鼻についてウンザリします。

まぁGoogle社内でロケさせてもらったり、
Google社員100人以上をエキストラに使わせてもらったりと、
Googleの惜しみない協力を受けて撮影しているので、
まさかGoogleに対して批判的な内容には出来ないとは思うけど、
あまりに好意的すぎて気持ち悪いです。
本作で描かれているGoogleのインターン・プログラムや社則には、
明らかに異常なところもあるのに全く揶揄しませんからね。
風刺してこそのコメディ映画じゃないのかと思ってしまいますが、
主演であり、製作と脚本も手掛けた人気コメディ俳優ヴィンス・ボーンは、
なぜこんな2時間のコマーシャルなんて作ろうと思ったのか…。
やっぱりGoogleから莫大な心づけでもあったのではないか、
なんて勘繰ってしまいたくなります。
何にしても企業のコマーシャルなんて金払ってまで観る価値はないので、
本作が日本で劇場公開されず、ビデオスルーになったのはよかったです。
それでも数百円のDVDレンタル料金は払っちゃってますけど、
もし千数百円の劇場鑑賞料を払って観ていたら、Google大嫌いになってたかも。
まぁ20世紀フォックスがコメディ映画を日本で劇場公開するはずないけどね。

いや、例えば個人的に好きなauのCM(三太郎シリーズ)なんかもそうですが、
コマーシャルの中にも視聴者が楽しめる面白いものもありますよね。
本作もGoogleのプロモーション目的だったとしても、
物語として面白いものだったら別に全く問題ありませんでした。
面白い物語で、その中にさり気なくGoogleのプロモーションが組み込まれていたら、
物語を楽しみつつも、サブリミナル的な感じで、映画を観終った頃には
知らず知らずのうちにGoogleのことが好きになってたりしたかもしれないです。
ところが本作はプロモーションばかり露骨で、肝心の物語が全く不出来。
面白くない上に、やたら長い自慢CMに成り下がっており、
逆にプロモーション効果も全く期待できないと思います。
Google入社やIT業界に憧れる(目指す)大学生にとっては、
もしかしたら心を動かされるところもあるのかもしれませんが、
ボクみたいなITとは無縁の職種で働く社会人にとっては、
これを観てGoogleに憧れたりはしないし、あまりに一般企業とはかけ離れた職場で、
(羨ましい福利厚生もあるにはあるけど)異様な会社という印象が強まるだけ。
その上「Google入社こそが人生の至上の喜び」みたいに描かれると、
自分の職業が蔑まれたような気になり、「職業に鮮卑はないだろ」と反感を覚え、
Googleのイメージが悪くなるのは否めません。
ただでさえ何をしているか見えにくいIT企業なので不信感が強まります。
本作のインターンたちもGoogleを信仰するカルト信者にしか見えませんよ。
以下、ネタバレ注意です。

高級腕時計のセールスマンであるビリーとニックでしたが、
社長が突然会社を畳んでしまい、解雇されます。
社長曰く、時計はケータイで見るし、ネット注文できるから、
セールスマンなんて必要ない時代になったから、…と。
たしかにそれはそうかもしれないですね。
ボクも普段は腕時計しないし、買い物も衣類と食料品以外は
ほとんどヨドバシカメラの通販を利用しているので、
セールスマンから何かを買うなんてことは全くないです。
(セールスマンから紹介されて欲しくなったら、それをヨドバシで買うし。)

解雇されたビリーは営業職の求人をググるのですが、
Googleの検索サイトを見ているうちに、Googleに就職したいと思います。
そして親戚の寝具店に再就職していたニックを誘って、
Googleのインターンになるための面接を受けるのです。
いくらコメディだからといって、あまりにも荒唐無稽すぎる展開ですよね。
今まで営業職だったなら、そのスキルを活かした方が
いい再就職先が見つかると考えるのが妥当なのに、
そのキャリアを棒に振って、畑違いにもほどがあるIT業界に飛び込むなんて…。
昔からITに興味があったのなら別だけど、ビリーは極度のIT音痴の中年だし、
興味も経験もない会社に就職したいなんて思うはずないです。
しかも正社員ではなくインターン(研修生)ですよ。
Googleのインターンが無給かどうかはわかりませんが、賃金は期待できないので、
家も差し押さえられて切羽詰っているはずのビリーがその道を選ぶはずないです。
しかも募集は大学生のみなので、わざわざオンラインの大学に入学しています。
入学金もタダじゃないだろうに、受かるかどうかわからない面接のために、
金欠のビリーがそんな出費するなんて考え難いにも程があります。
借金してでも入社したい魅力がGoogleにあるとでも言いたいのか…。
その誘いに乗るニックもどうかしてるが、彼の場合は金に困ってる様子もないし、
再就職した姉の旦那が経営する寝具店での待遇が酷かったので、
「ココ以外ならどこでもいい」という気持ちはわからなくもないです。
ちなみに姉の旦那役は大御所コメディ俳優ウィル・フェレルで、
まさかの登場だったので面白かったです。

さすがはIT企業、面接もウェブカメラを使ってオンラインで行われます。
ビリーとニックが揃って面接を受けるのは不思議ですが、
面接官の質問も不思議、というかユニークで、
「5セント玉サイズに縮んでミキサーの底に落ちたらどうする?」と。
正解はわかりませんが、面接官はニックの返答を気に入ったみたいです。
Googleの面接ではホントにこんな妙な質問をするんですかね?
でも実際にインターンになれるのは名門大学の学生が大半みたいなので、
面接自体よりも書類選考でほとんど決まってるような気がします。
それなのに聞いたこともないオンライン大学の学生である
ビリーとニックが見事にインターンになれるなんて不可解です。
どうやらインターンの選考会議で、選考メンバーのひとりライルが、
「Googleは多様性を重んじる、彼らは他の候補者よりも経験がある」と
推薦したみたいですが、多様性を重んじるなら名門大学生ばかりなのは変だし、
社会人としての経験を加味するなら、大学生に職場体験をさせる
インターン制度としては本末転倒で、あり得なさすぎる展開でしょう。

インターンに受かったビリーとニックは、意気揚々とGoogleに出社します。
そこで敷地内で無人の乗用車が走行していてビックリするのです。
なんでも制作サイドはこの無人乗用車が衝突するネタをやりたかったそうですが、
Googleサイドから「待った」が掛かって出来なかったみたいです。
さすがはプロモーション映画、スポンサー様の制約が厳しいですね。
社内は世界初の民間有人宇宙船「スペースシップ・ワン」が飾られていたり、
滑り台が設置してあったりと遊園地のようで、ニックは大はしゃぎですが、
ボクから言わせれば、とても大人が働くような場所ではないです。
天下の大企業だからいいようなものの、もしこんな社内の会社が他にあれば、
「学生気分で仕事してるんじゃないか?」と取引先に思われるに違いないです。
TPOを無視することが革新的だとでも思ってるんでしょうか?
そんなGoogleでは「インターンとデート禁止」「食べ物持ち帰り禁止」など
独自の社内ルールがあるみたいです。
インターンに手を出すことや、社内の無料の食べ物を持ち帰ることを禁ずるのは
当たり前だと思いますが「上司と一緒にビール飲むのを禁止」ってのはどうなの?
上司が強要するのは好ましくないけど、部下が上司を誘うのも禁止だなんて、
チームワークを重んじているという割には頭が固いです。

インターンは集められ、インターンプログラムの責任者チェティから説明を受けます。
インターンは各自自由にチームを組み、数々の課題をこなし、
プログラム終了時に最も優秀な成績だった1チームが正社員として採用されます。
ビリーとニックは他力本願で強力なチームに入ろうと考えます。
これは当然の考えですが、実際にこのシステムなら、
実力もないのに強豪チームに紛れ込んで正社員に採用されちゃう人もいそうです。
逆に実力はピカイチでもチームに恵まれず落ちる人もいそうだし、
あまりいい選考方法とはいえないような気がしますね。
オッサンのビリーとニックは当然どこのチームからも声が掛からず、
他にチーム作りで溢れた過保護なヨーヨー、根暗なスチュアート、
オタク女子ネーハと組まされ、頼りないチームマネージャーのライルのもと、
強力なチームどころか、残り物のチームになってしまいます。
どうでもいいけど、チームの人数がバラバラなのは問題あると思いますよね。
数が多い方が課題にも絶対に有利に決まってるし、極端な話、
全員でひとつのチームを作れば、全員採用されるシステムで、
こんな選考方法はあり得ないにも程があります。
そもそもあくまで学生の就業体験であるインターンを選考に利用すること自体、
あまり感心しないですけど、アメリカでは一般的なんでしょうね。

インターン・プログラムの最初の課題は、架空の問題を解決するもの。
新製品テストで音声バグが見つかったという設定で、
ソースファイルの200万行からコードのミスを見つけなくてはいけません。
これこそ人数が多いチームが有利な典型ともいえる課題です。
ビリーとニックが使い物にならず、実質3人で挑まなくてはならない
ライル・チームは非常に不利ですが、その上役立たずの2人が、
課題をナゾナゾか何かだと勘違いして、意味不明な推理で騒ぐので、
他の3人はプログラマーを探し出してミスについて聞いて来いと、
体(てい)よく邪魔者2人を追い払います。
もちろん架空の問題なのでプログラマーなんて存在しませんが、
「プログラマーはスキンヘッドで車椅子のチャールズ・エグゼビア教授だ」と
嘘を教えられた2人は、その教授を探しに行くのです。
もちろんチャールズ・エグゼビア教授とは『X-MEN』のプロフェッサーXのこと。
すぐわかりそうな嘘なのに、ビリーもニックも『X-MEN』観たことないのか…。
でも2人は映画は好きみたいで、よく映画の例え話をしたりします。
ただ2人が引用する映画が「80年代ばかりでよくわからない」と
学生3人は思っているみたいで、そこで世代間ギャップを描いているのです。
つまり2人は『バック・トゥ・ザ・フューチャー』など80年代映画は知ってるけど、
『X-MEN』や『ハリポタ』などゼロ年代映画はさっぱりという設定みたいです。
でも昔映画が大好きだった2人が、急に映画を観なくなるのも変だし、
実際に序盤で2009年の『ターミネーター4』は観ている描写もあり、
あまりにもいい加減すぎる設定で、映画ファンとして許せません。
ヴィンス・ヴォーンらしからぬ雑すぎる映画ネタで残念です。
更に突っ込めば、たしかに『X-MEN』一作目は2000年ですが、
プロフェッサーXはアメコミで60年代から活躍しているアイコン的キャラです。
ビリーやニックが知らないはずないですよね。
当然、最初の課題は失敗してしまいます。

次の課題はなんと球技、しかもクイディッチです。
クイディッチは言わずと知れた『ハリポタ』に登場する架空の球技です。
当然2人は知らず、チームメイトに「マグル語ではわからない」と馬鹿にされますが、
クイディッチとは魔法の箒に乗って行われるバスケみたいなものです。
もちろんいくら無人自動車や有人宇宙船を開発できるGoogleでも
空飛ぶ箒までは開発できないみたいで、普通の箒を股に挟んで、
バスケっぽいことをする非常に馬鹿丸出しのお寒い競技です。
ITの技術に関係ない球技の成績まで選考に加えるなんて、
まるで高校生クイズかと思ってしまいますが、まぁ体力も必要かな。
頭脳勝負ではないためビリーやニックも活躍できますが、チームワークはバラバラ。
ハーフタイムでニックは『フラッシュダンス』を引用し、チームメイトを鼓舞し、
チームがまとまり、後半は相手チームを圧倒しますが、
クイディッチ特有の「スニッチを捕まえた方が勝利」というルールで逆転負けし…。
このルールはホントに全ての努力を無にする理不尽なもので、
これのせいでボクもクイディッチ(本家含め)が大嫌いなんですよね。

3つ目の課題はオリジナルのアプリ作りです。
コンピューターの知識はもちろん、独創的なアイディアが必要で、
クイディッチとは違いIT企業らしい選考方法だと思いますが、
Googleはインターンが課題で作ったアプリを公開し、
そのダウンロード数で勝敗を決めるみたいで、いわばこれは、
まだ社員でもないインターンが考えたアイディアを
Googleが自社の物にしてしまうようなもので倫理的に問題があります。
それならアプリを作ったチームに対価を支払うか、雇ってあげるべきです。
実際アメリカではインターン制度を安い(あるいはタダの)労働力として
利用している企業が問題になっているみたいですが、
この課題はまさしく問題のインターン制度ではないでしょうか。
ビリーは写メを共有できるアプリを考案しますが、
チームメイトから「それはインスタグラムだ」とダメ出しされ…。
コードも書けない上にロクなアイディアも思いつかないなんて、ホントお荷物で、
ボクも足を引っ張るビリーに対して、ちょっとイライラしてきました。

アプリのアイディアで煮詰まったチームをビリーが飲みに誘い、
中華飯店に行くのですが、なんとビリーは北京語が話せるみたいです。
それって凄い語学スキルなのに、なぜそれを活かして就職しないのか…。
北京語ができるセールスマンなんてITに詳しい人より貴重ですよね。
その後、クラブに行くはずが、間違ってストリップクラブに入ってしまいますが、
それはそれで楽しくて、チームは急速に親密になります。
その帰りに泥酔したライルが女性に変なメールを出そうとしたのがキッカケで、
「酔って変なメールする前に質問する」アプリを思いつき、
それがダウンロード首位を取って、チームは念願の初勝利するのです。
もし有料だったら全く欲しくないアプリだけど、
無料なら貰ってやってもいいかなって程度のアプリですけど、
たかが大学生が考えたアプリならそんなものかもしれませんね。

チームが団結したことで、その後の課題も善戦します。
その間にも、なんとニックはコンピューター言語を覚えてしまうのです。
インターンになった時はIT音痴のオッサンだったのに、
わずか数日でHTML5やCSS3を使いこなせるようになるなんて、
無茶苦茶すぎて正気を疑う展開です。
それともGoogleの社内講座はそれほど凄いんだぞとでも言いたいのか。
スキル面でもチームに貢献できるようになったニックですが、
一方のビリーは社内講座も受けずIT音痴のまま、
残すところ2つとなった課題に挑むことになります。

最後から二番目の課題はヘルプセンターの顧客対応です。
(これもインターンを労働力として使用している気が…。)
話術が得意な元セールスマンの2人には有利な課題のようですが、
製品の知識が必要で、勉強が必須で、勉強が苦手なビリーには難関です。
彼は悪戦苦闘しながらGメールについて勉強しますが全くはかどらず…。
ところがコミ障っぽいヘッドホンのベテラン社員が声を掛けてくれて、
Gメールについて丁寧に教えてくれるのです。
製品知識を克服し、意気揚々とヘルプセンターの課題に挑みますが、
製品知識は十分でも、IT知識が全然だったためか、
採点のため提出するためのログを残すのを忘れてしまい、
全員参加必須のこの課題でのチームスコアはゼロになってしまい、
またしてもチームの足を引っ張ってしまうのです。

さすがに責任を感じたビリーはひとりチームを去り、
前の雇主の誘いで車椅子のセールスマンに就職することにします。
まるでセールスマンに復帰したことが負け犬のように描かれますが、
どう考えてビリーにはセールスマンの方が天職だし、
セールスマンだって立派な仕事だし、クソつまらないアプリを考案するより、
お年寄りに素晴らしい車椅子を売る方が遥かに意義のある仕事ですよね。
ただ新しい職場の相棒ランディは吐き気がするクソ野郎で、
なんと得意先の老人ホームでお婆さんたち相手に枕営業しています。
そんな悪徳セールスマンの売る車椅子なんて、きっとロクなものではないです。

残されたニックたちは最終課題である広告の売り込みに挑みます。
これはGoogleに広告を出してない会社を探して、
営業をかけ、実際に広告契約を取って来るというものです。
数年前、ソフトバンクが「携帯の契約本数を採用の選考基準にする」として、
就活生を無給で営業させたことが労働基準法に抵触する恐れがあるとして
厚労省が調査に乗り出すという御粗末な事件がありましたが、
Googleのインターンも選考である以上、インターンに契約を取らせるのは
ソフトバンクと同じで、採用を餌に無償で労働を強いているようなもので、
やはりソフトバンクと同じで、吐き気がする不愉快な選考方法です。
契約を取った学生を落としても契約は残るわけで卑劣極まりないです。
これは完全に営業なので、経験者のビリーは心強い戦力になるはずでしたが、
彼はすでにチームを去っていて…。
チームの総意を受け、ニックがビリーを呼び戻しに行くのですが、
この展開だとこの課題ではビリーのスキルが必要だから呼び戻したいだけで、
もしIT知識が必要な課題だったら呼び戻さなかったようにも思えるし、
あまりチームの絆みたいなものを感じられる展開ではないですね。

あっさりチームに復帰したビリーは
「家族経営だからネット広告必要ない」と断るピザ屋に、得意のセールストークで、
「パパ・ジョンズよりソースが美味しいのにフランチャイズしないのは勿体ない」と
褒め殺して契約を取りつけるのです。
契約を取った後、ビリーが店のピザを投げるシーンは不愉快でした。
本当にこのピザ屋に敬意を持っているなら、こんなことはしないはずで、
やはり心にもないセールストークだったのかと…。
そして、インターン・プログラムの最後の結果発表を迎えます。
個人経営の店から契約を取っただけでは、トップのチームの成績に追いつくのは
少し厳しかったみたいですが、プログラム責任者のチェティは、
このピザ屋がビリーたちの営業でフランチャイズ化もありえると判断し加点。
その結果、彼らのチームは逆転勝利で正社員に採用されます。
トップのチームは不満そうですが、なぜか他のチームは大喝采です。
他のチームは採用されなかったのに、なぜ喜ぶのか意味不明ですね。
しかもこんなオッサン2人もいる残り物チームに負けて
ひと夏を無駄にしてしまったというのに…。

実はビリーにGメールについて教えてくれたヘッドホンのベテラン社員は
Googleサーチ責任者アンダーソンで、選考を後押ししてくれます。
更に実はプログラム責任者チェティも2人に目を付けていたみたいで、
あまり公平な選考だったとは言い難いものがありますね。
この2人の幹部社員の後押しがなければ、プログラムの優勝は
グレアム率いる有力チームだったのは間違いないです。
グレアムは自意識過剰な性格の最悪なクソ野郎だったので、
アンダーソンは気に入らなかったみたいですが、
個人の性格を選考基準にするなら、こんな成績を競うインターン・プログラムは、
不合理で支離滅裂な制度で、本作の物語も筋が通らなくなります。
ここまで頭が悪い設定の連続だと、Googleって頭が悪いんじゃないかと思うし、
プロモーション映画どころか、ネガキャン映画な印象すら受けます。

ただ、実際のところGoogleのインターン・プログラムは
本作で描かれているようなものではないらしいです。
こんな無茶苦茶なものでは現実味がないので当たり前ですが、
実際はもっとまともなものだろうと思われますし、
当然ビリーのようなIT音痴のオッサンが採用されることもあり得ません。
つまりGoogleのプロモーション映画としても全く嘘ばかりだし、
コメディ映画としては全く面白くないし、ドラマ性も全くなく感動も出来ない、
本当に存在価値のない駄作ということです。
時間の無駄なので観ないことをオススメします。

コメント

ドキュメンタリー映画ならともかく、コメディー映画にこのようなつっこみをするなんてちょっときびしいですね(^^;;
ごめんなさい!
私は、この手のストーリーが大好きです。
なのでオススメしないというのは、悲しいです。
ありえないけど、痛快で後味のいい映画です。
まあ仕事が理系ということもあって、興味のある内容ではありましたが(^^)

  • 2015/10/17(土) 22:11:00 |
  • URL |
  • 無記名 #-
  • [ 編集 ]

Re: タイトルなし

ドキュメンタリーかコメディかは関係なく、
気に入らない作品だったので、徹底的に叩いたのです。
たとえば公開中の『マイ・インターン』のような気に入ったコメディ映画なら、
多少リアリティがなくても、そんなに叩いたりしないです。

  • 2015/10/20(火) 19:20:37 |
  • URL |
  • BLRPN #-
  • [ 編集 ]

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