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ネイバーズ

先月末からグランフロント大阪で始まった
展示会「ティム・バートンの世界」に行ってきました。
『ビッグ・アイズ』も記憶に新しい、映画監督ティム・バートンの絵画や映像作品、
オブジェなど約500点を展示したイベントです。
ティム・バートン監督の作品はだいたい観ているし、ちょっと興味があったところ、
ちょうど知人に誘ってもらったので連れて行ってもらいました。

なかなか見所いっぱいでしたが、やはり映画ファンとして一番面白かったのは、
「フィルム・キャラクター」のセクションですかね。
『シザー・ハンズ』から『バットマン』に至るまで、
ティム・バートンの監督作のキャラのデザイン原画を見れて、ウキウキしました。
でもそんな映画関連の絵がそれほど多くなかったのは残念かな。
やはり完全に個人的な作品とは違って、映画会社の権利関係が絡んでくるので、
好き放題に展示したりできないのかもしれませんね。
ボクは物販コーナーで『フランケンウィニー』のグッツを買いたかったけど、
映画キャラのグッツもほとんどなくて、結局何も買いませんでした。
なぜか『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』だけは豊富でしたが…。

ということで、今日はティム・バートンの代表作『シザー・ハンズ』や
『バットマン』からのオマージュネタがあるコメディ映画の感想です。

ネイバーズ
Neighbors.jpg

2015年1月24日日本公開。
ザック・エフロンとセス・ローゲン共演のコメディ。

マック(セス・ローゲン)とケリー(ローズ・バーン)は、生まれたばかりの女の子と、閑静な住宅街に購入した家で楽しい生活を満喫できるはずだった…隣の家にフラタニティ(男子学生の社交クラブ)の連中が引っ越してくるまでは。夫妻は、明らかに騒々しくなるであろう隣人を牽制するため、先手を打ってリーダーのテディ(ザック・エフロン)を表敬訪問する。テディはお互いの友情の証しにとパーティに招待、彼らはすっかり意気投合し、強い絆で結ばれたように見えた。しかしテディたちが相も変わらずバカ騒ぎしたため、マックは警察には通報しないという約束を反故にする。これをきっかけに夫妻とテディたちは昼夜問わずの仁義なきバトルへと突入していく。果たして、最後に勝利し高笑いするのは?(公式より)



本作は全米初登場1位、全米興収約1億5000万ドルの大ヒットコメディです。
しかし、やはり日本で不人気なR指定ハリウッド・コメディなので、
日本劇場公開は見送られ、ビデオスルーに…。
…と思いきや、ビデオリリースを記念して、1週間限定で劇場公開されました。
でもユナイテッドシネマ5館のみという超小規模公開で、
ウチから最も近い上映館はユナイテッドシネマ岸和田でしたが、
往復2時間くらいかかるので、気楽には観に行けず、
結局ビデオリリースを待つことになったんですよね。
ビデオリリース前のお披露目上映みたいなものだから、
鑑賞料金は1000円とお得な設定ではありましたが、岸和田はアクセスが悪く、
電車賃が片道1000円くらいかかってしまうので、結局は割高です。
一カ月半待てば近所のTSUTAYAで300円以下で借りれる作品なので、
概ね3000円も使って遠くの劇場に観に行くのはアホらしく、断念しました。
でも世界的ヒット作だし、観たい作品だったのは間違いなく、
もし梅田(運賃片道300円)や難波(同360円)の映画館で公開されていたら、
通常の鑑賞料金だったとしても、絶対に観に行ったと思います。

不便な郊外じゃなくて、便利な都心で上映してくれ。
…と言いたいのではなく、こんな作品を限定公開するなと言いたいです。
全米1位の大ヒット作くらい、無条件で全国一般公開されるべきです。
駄作ならまだしも、かなり評判もいい作品だし、
勝手に「日本人には合わない」と考え、一般公開を見送ったのだろうけど、
国外興収も1億ドルを突破している各国でも大人気の世界的大ヒット作品だし、
R指定ハリウッド・コメディの『テッド』だって日本でサプライズ・ヒットしたんだから、
日本でも本作が大ヒットする可能性はゼロではないです。
本作は世界的大ヒットと記録したため、続編の製作が決定していますが、
本作がビデオスルー同然では、続編がどんなに面白い作品に仕上がったとしても、
前作が一般公開されていない日本では、一般公開は難しくなるでしょう。
本作だけではなく、また全米1位は間違いなしの続編も公開されないのは確定的で、
日本のハリウッド映画ファンとしては辛いところです。
以下、ネタバレ注意です。

マックとケリーは、生まれたばかりの娘ステラと三人で
静かな郊外の一軒家で幸せに暮らしていました。
ところがある日、隣の売り家にフラタニティ(大学の社交クラブ)が入居。
騒ぐのが大好きな男子大学生たちに静かな生活が脅かされる懸念を抱きます。
懸念した通り、フラタニティ「デルタサイ」の会長テディは騒ぐ気満々で、
毎日騒ぐのはもちろん、年度末には歴史に残る大パーティを計画しています。
テディは典型的なバカ大学生ですが、彼を演じるのはザック・エフロンです。
元アイドル俳優でティーンの憧れだった彼がこんな好感度ゼロの役をするとは、
『ハイスクール・ミュージカル』の頃は考えもしませんでしたね。
なお、デルタサイの副会長ピートは、どこかで見たことがある俳優だなと思ったら、
ジェームズ・フランコの弟らしく、なるほど、ちょっと似てますね。
ジェームズ・フランコは主人公マック役のセス・ローゲンの親友ですが、
その関係でキャスティングされたのかもしれませんね。

マックとケリーは最初が肝心だと考え、静かにするように注意しに行きます。
テディたちは意外にも好意的な態度で応対してくれたので安心しましたが、
その夜パーティを開いてやっぱり大騒ぎ…。
マックとケリーは再び注意しに行きますが、この夫婦もお調子者で、
隣人を取り込もうと考えたテディにパーティに誘われて参加し、
大学生たちと一緒に朝まで大騒ぎするのです。
すっかり打ち解けたテディから「今度うるさかったら俺に電話してくれ」
「警察に通報するのはなしだ」と言われたマックは了解します。
ところが翌日、また大騒ぎしているのでテディに電話するも全く繋がらず…。
堪らず警察に通報するが、テディは「サツを呼んで信頼を崩した」と激怒し、
それ以来、家の前にゴミを散らかしたり、植木を卑猥な形にしたり、
覗きをしたり、執拗な嫌がらせをするようになります。
嫌がらせの内容自体が、騒音どころではない犯罪行為ですよね。
引越しを考えますが、フラタニティの隣に住みたい物好きはいないため、
売値が希望額の半値になってしまうそうで…。
近隣の不動産価値まで下落させるなんて、まるで原発みたいな奴らです。
もし本当にそんなことが起こり得るなら、条例で規制するべきでしょう。

マックとケリーもお調子者夫婦なので、それほど深刻な印象は受けず、
初動を誤ったこともあり、少し自業自得じゃないかとも思いましたが、
デルタサイの被害に遭うのは、このオトボケ夫婦だけではなく、
赤ちゃんのステラにも及ぶので、やはり許せませんね。
もちろん、さすがに赤ちゃんに対して直接嫌がらせはしませんが、
庭で乱痴気騒ぎしてゴミを散らかしっぱなしの結果、
ステラが落ちていたコンドームで風船遊びをするという出来事が…。
無垢な赤ちゃんになんて汚らわしい物を…、とゾッとしました。
衛生的な問題もありますが、子育ての環境としても最悪です。
まぁマックとケリーも、娘ステラの目の前で営んだり、
娘を連れて夜遊びに行こうとしたりするので、
この家庭自体、子育ての環境として問題はありますが…。
それにしてもステラの可愛らしさが半端ないです。
赤ちゃんなので可愛いのは当たり前だけど、普通の赤ちゃんより可愛いです。
『ブレイキング・バッド』のハイゼンベルグのコスプレとかキュートすぎます。

夫婦は大学に抗議に行きますが、学部長曰く、当校は「3ストライク制」で、
新聞沙汰級の問題を3回起こさないと処分しない方針だそうで…。
めちゃくちゃな制度ですが、きっと凄まじく偏差値の低い大学なのでしょうね。
デルタサイはすでに前の寮で火災を起こしており、1ストライクですが、
処分までにはあと2ストライク必要なので、夫婦は大学に頼るのを諦め、
自分たちで彼らを追い出す計画を立てるのです。

まず彼らは学生だから金がないことに目を付け、こっそり水道管を破壊します。
修理する金がないはずだから出て行くしかないだろうと考えましたが、
なんとテディたちは自分たちのナニの型を取って、大人のオモチャを作り、
女子大生に販売し、ボロ儲けし、水道管を修理するどころか、
その金で庭にホットバスまで作って、さらに騒ぎます。
いやいや、いくらなんでもそんなもの売れるのかと…。
売る方も売る方だが、それを買う女子大生の感覚が理解できませんね。
スクーニーという男子学生のものだけで10000ドルも売れたそうですが、
スクーニー演じるのはクリストファー・ミンツ=プラッセですよ。
イケメンのザック・エフロンのものなら売れるのもわかるけど、コイツの買うか?

次に夫婦は、学生たちを内輪モメさせる作戦を立て、ケリーの巧みな話術で、
会長テディの恋人ブルックを副会長ピートと浮気させるように仕向け、見事成功。
テディとピートは大ゲンカになり、それに通行人の男性が巻き込まれ大怪我。
なんとその男性は大学教授だったようで、デルタサイは2ストライクになり、
大学から仮及第処分を受けて、本年度中のパーティ禁止も命じられ、
もし次に問題を起こせば退学処分になってしまいます。
教授は気の毒ですが、夫婦にとってはタナボタですね。
内輪モメさせることだけが目的だったのに、まさかストライクまで取れるとは。
しかし本来の目的だった内輪モメはあっさり解決してしまいます。
テディとピートは大学のリクルートイベントで再会し、なぜか仲直りするのです。
ホントに急に仲直りしたので不思議で仕方ないですが、
仮及第処分を受けてケンカしてる場合じゃないと思ったのかな?
そのリクルートイベントでテディはAT&A社という通信会社の
アジア人リクルーターに声を掛けられるのですが、そのアジア人役のキャストは
セス・ローゲンとジェームズ・フランコ主演の問題作『ザ・インタビュー』で、
金正恩第一書記役を演じたアジア人俳優みたいです。
『ザ・インタビュー』のせいで、ソニーが北朝鮮からサイバー攻撃を受けたことは
かなり話題になったので、気になる作品ですがやはり日本公開は難しいかな?
まぁ本作同様セス・ローゲン主演のコメディというだけでも日本公開は無理か…。

内輪モメ作戦が予想以上の結果となり、2ストライクを取って気を良くした夫婦は、
3ストライクを取るべく、デルタサイに問題を起こさせようと考えます。
そこでデルタサイのイジメられっ子にウェアラブルカメラを付けさせて、
イジメの現場を撮って、大学に告発しようと考えます。
しかしイジメられっ子は協力を拒否するのです。
普通ならイジメられたら告発したいと思いそうなものですが、
これもフラタニティの恐ろしいところで、新入生のジゴキは伝統であり、
実質イジメられる新入生もそれを受け入れてしまってるんですね。
ホントにフラタニティなんて百害あって一利なしな気がしてしまうけど、
アメリカの学生カルチャーって変なものが多いですよね。
結局、1000ドルで買収し、イジメ現場を撮影させるのですが、
いつもイジメを扇動するテディがその時に限ってなぜか優しくて、
その新入生は夫婦に撮影を依頼されたことを暴露してしまい、
テディは「あいつら殺す」と激怒し、暴力的な嫌がらせを仕掛けてきます。
あまりに危険なので、ケリーは娘ステラを連れて家を出るほどで…。
ソファに座った人をエアバックでふっ飛ばすトラップを仕掛けたりするけど、
たまたま座ったのがマックだからいいようなものの、
もしステラが座ったら大怪我では済まないかもしれませんよね。
そもそもトラップ仕掛けるために不法侵入や窃盗してるんだから、
イジメ告発しなくても3ストライク、…いや逮捕だろって感じですが。

夫婦は仮及第処分解除の通知を偽造し、テディに送ります。
テディはこれで年度末に伝説のパーティが開けると大喜びです。
本当はまだ仮及第処分中なのでパーティは禁止されているままなため、
もしパーティを開いてしまえば3ストライクで退学処分になる、
というのが夫婦の最後の計画でした。
夫婦の思惑通り、テディがパーティを開催したので、すぐに警察に通報。
ところが警官が到着する前にテディは通知が偽物だと気付き、
大急ぎでパーティを解散させようとし始めたため、夫婦は焦り、
パーティが続行していると思わせるために、テディの寝室に侵入し、
寝室にあったロケット花火を窓から乱射し、パーティ続行をアピール。
ロケット花火の一本が通報を受けて来た警官のパトカーに飛び込み、
警官は激怒し、パーティの主催者であるテディは逮捕されてしまいます。
そして夫婦は元の静かな生活を取り戻すことが出来たのでした。
実際に警官に花火を撃ち込んだのはマックなのだから、
テディがそう証言すれば夫婦も逮捕されそうなところですが、
そうならなかったところを見るとテディが罪を被ったのかな?
テディは和解した副会長ピートを逃がして、全ての責任を被りましたが、
夫婦の罪まで被るのはちょっと不思議ですよね。
まぁテディは伝説を残したかったみたいだから、全て自分の責任にして、
後世に語り継いで欲しかったのかもしれません。

4カ月後、マックは街でテディにたまたま再会します。
テディはアバクロで働いていましたが、なぜか上半身裸で呼び込みをしていて…。
アバクロって服屋のはずですが、服着てない男に呼び込みさせるって…。
変な店だというイメージはあったけど、ここまで変だとは…。
マックとテディもなぜか和解し、めでたしめでたしです。
友達を庇ったり、和解したり、最後は好感度を上げようとしていますが、
ボクとしてはテディにはもっと酷い目に遭ってほしかったので、少し不満です。
前述のように続編が決まっていますが、どうやら次回の迷惑なネイバーは
ソロリティ(女子大生の社交クラブ)になるみたいで、それならテディはお払い箱?
…と思いましたが、マックとケリー共々、続投するみたいです。
続編の日本公開は期待できませんが、ビデオリリースを期待して待ちましょう。

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