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人生、サイコー!

第38回日本アカデミー賞授賞式が行われ、最優秀賞が発表されました。
作品賞は大方の予想通り『永遠の0』でしたが、まぁ妥当でしょうね。
正直、候補(優秀賞)は3本しか観てないですが、
本当に面白い日本映画は挙がっておらず、相手が弱すぎる感じです。
『永遠の0』は一昨年公開された日本映画の中でも突出していたので、
妥当な結果だとは思いますが、あくまで一昨年の映画なので、
昨年の最優秀日本映画に選ばれるのは、やっぱり違和感が…。
選考対象期間が12月初めから翌年11月末までに設定されているからですが、
本家アカデミー賞同様に年初めから年末までに変更するべきです。
本家より授賞式も遅いんだから出来るでしょ。

あと今回の注目点としては、岡田准一が最優秀主演男優賞と
最優秀助演男優賞をW受賞したことですよね。
ジャニーズが最優秀賞を受賞すること自体、初の快挙なのですが、
これは当然で、ジャニーズは他事務所のタレントに負けるのを恐れ、
こうした賞レースからタレントを辞退させているのは有名な話。
それが今回は出張って来たわけだから、よほど自信があったのでしょうが、
どうも出来レース感がありますよね…。
いや、ガチの投票結果だとは思うけど、投票するのは業界人が多いので、
彼らが空気を読んで投票した気がします。
たしかに岡田准一はジャニーズ屈指の俳優だと思うし、
『永遠の0』の主演は本当によかったので、最優秀主演男優賞は納得だけど、
『蜩ノ記』の最優秀助演男優賞が妥当かは微妙なところです。

まぁ日本アカデミー賞なんて大した価値もない映画賞なので、
そんなものの結果に一喜一憂する必要もないけど、
日本最高権威の映画賞だったはずの「キネ旬ベスト・テン」も異常な結果だし、
もっと実態に沿った映画賞が日本で誕生してほしいです。
面白いものが面白いと評価されない環境では、日本映画はホントにダメになるよ。
まぁボクはすでに日本映画を諦め、もうほとんど観なくなったけどね。

ということで、今日も今日とて外国映画の感想です。

人生、サイコー!
Delivery Man

2015年2月18日ビデオリリース。
カナダ映画『人生、ブラボー!』のハリウッドリメイク。

デヴィッド・ウォズニアック(ヴィンス・ヴォーン)は、父の精肉店で兄弟たちと一緒に働く配達係で、多くの借金で首が回らない、中年独身ダメダメ男。ある日、恋人のエマ(コビー・スマルダーズ)の家を訪ねたデヴィッドは妊娠を知らされるが、彼のだらしなさに失望しているエマは一人で子どもを育てると言い放つ。そんな時、デヴィッドは過去に行った精子提供により533人の子ども達の父親であることが発覚!そして、なんとその中の142人から身元開示の裁判を起こされていた!友人である弁護士ブレット(クリス・プラット)がデヴィッドの弁護を引き受け、142人のプロフィールが入った封筒をデヴィッドに渡す。一人の子どものプロフィールを見てみると彼はバスケットボールの選手だった。興味を惹かれたデヴィッドは遺伝学上の我が子の試合を見に行く。そして、その後も父親であることを隠しながら、次々と別の子どもたちとも会いに行ってしまうが…。(公式より)



本作は2013年に日本公開されたカナダ映画『人生、ブラボー!』を
ドリームワークスがハリウッド・リメイクしたコメディ・ドラマです。
原作映画はトロント国際映画祭で観客賞次点に選ばれるほど人気作でしたが、
ボクも大好きで、2013年のベスト映画第10位に選びました。
(今思えばもっと上位でもよかったかも。)
最も好きなカナダ映画と言っても過言ではないです。
そんな傑作カナダ映画がハリウッド・リメイクされたわけですが、
お隣カナダの映画を、わざわざアメリカでリメイクする必要があるのかは疑問です。
たしかに一口にカナダ映画とは言っても、
英語圏のトロントやバンクーバーで製作されるカナダ映画と、
フランス語圏のモントリオールで製作されるカナダ映画があり、
本作は後者のフランス語カナダ映画なので、ハリウッド・リメイクにより
英語映画化されることに一定の意味はあるかもしれません。
一般的なアメリカ人は外国語映画を避ける傾向があるみたいなので、
超特大市場アメリカで成功するには英語映画であることは不可欠ですからね。

ただ、日本映画をハリウッド・リメイクすることに比べたら意義は薄いです。
日本とアメリカでは言葉以上に文化も大きく違うので、
ハリウッド・リメイクの際には内容もアメリカ人向けに脚色されるので、
単に言語を変えただけではなく、ちゃんとリメイクする意義があります。
ところがカナダとアメリカなんて、文化的にもほとんど同じじゃないですか。
なので内容をアメリカ人向けに脚色する必要もなく、単に言語を変えるだけなので、
それなら英語吹き替えで十分じゃないかと思うんですよね。

もちろん、ハリウッド・リメイクでハリウッド・スターを起用すれば、
それなりに訴求力は増すと思いますが、主演ヴィンス・ボーンって…。
いや、ボーンは嫌いじゃないし、有名だとも思いますが、
集客力があるほどの人気スターかと言えば、正直微妙です。
「安くて使い勝手がいいコメディ俳優」っていうイメージの人ですからね。
原作映画の主演は、たしかに国際的にはほぼ無名のカナダ人俳優ですが、
とても好演しており、彼の存在感が作品の魅力を押し上げていたので、
その英語版代役がまさかボーンになっちゃうとはね。
欲を言えばベン・スティラーとかオーウェン・ウィルソンがよかったです。

俳優は英語が出来なければ話にならないけど、監督はそうでもないので、
監督(兼脚本)のケン・スコットは続投しており、実質セルフリメイクです。
監督が代われば、それなりに内容も変わるけど、同じ監督では…。
いや、逆に同じ監督だからこそ、原作が自分の作品なんだから
どんなに大胆に脚色しても誰にも文句は言われないし、
ハリウッドで製作費も莫大になったのだから出来ることも増えたはずで、
もっと面白いものになるように挑戦してもよかったはず。
なのに本作は本当に役者と舞台をアメリカに変えただけだけみたいな感じで、
せっかく2度目のチャンスを貰ったのに、元の作品を超えようとか、
更に作品を磨こうという気概が全く感じられません。
それだけ元の作品の出来に自信があるということかもしれないけど、
そんなものはセルフ二番煎じで、原作を超える評価は絶対に得られません。
実際に本作も、全米初登場4位という微妙な結果で、評価も決して高くなく、
やはり「リメイク必要か?」「原作映画より劣化」という酷評が目立ちます。

ボクは原作映画より劣化しているとは思わないけど、
新鮮味が落ちるので劣化しているように感じる気持ちはわかります。
ただ原作と同等であれ劣化であれ、原作がホントに傑作だったので、
それを愚直なまでに踏襲した本作もやはり面白い作品です。
約二年前に観た原作映画とほぼ同じ内容ですが、
幸か不幸かボクは記憶力が悪いので、初見のようにとまではいかないけど、
それなりに新鮮に楽しめたし、同じところで感動することも出来ました。
原作映画を観た時に書いた感想記事をコピペしてもいいくらいですが、
初見で観たつもりで、また感想を書いてみたいと思います。
以下、ネタバレ注意です。

父親の精肉店で働くデヴィッドですが、恋人エマが妊娠してしまいます。
しかしエマはデヴィッドがダメ男なので、ひとりで生んで育てると言い出します。
デヴィッドはマルチに投資して8万ドルもの借金があり、
それを返済するために自宅で大麻の水耕栽培を始めるような超ダメ男ですから、
婦人警官のエマが不安に思うのも当然ですね。
彼は子供の父親として認めてもらえるように、まともな男になろうと誓うのです。
そんな折、彼の自宅にクリニックの代理人を名乗る弁護士が訪れ、
「1991年からの33カ月間にスターバックという偽名で693回の精子提供しましたね。」
「あなたには533人の生物学的子供がいて、内142人が身元開示の裁判を起こす。」
と通告され、その原告142人のプロフィールを渡されるのです。
精子提供の報酬として総額2万4255ドルを得たみたいですが、
精子提供1回35ドルなんて、けっこういい金になるんですね。
アスリートとか科学者でもない普通の若者(後のダメ人間)の精子なのに。
ひとりの父親としても認めてもらえないデヴィッドが、
急に533人も子供がいると言われても、身元開示に応じられるはずなく、
親友の弁護士ブレットに依頼し、裁判で戦うことになります。

ブレットから原告142人のプロフィールを見ないように言われていましたが、
デヴィッドは好奇心から1枚(1人)見てしまいます。
なんとその子はNBA選手で、草バスケチームに入っている彼は大興奮。
試合観戦にも行き、息子の活躍にまるで保護者のように大喜びするのです。
いやー、プロスポーツ選手が生まれるなんて、なかなかの遺伝子を持ってますね。
まぁ母方の優れた遺伝子を受け継いでるだけかもしれませんが…。
でもそんな有名人が身元開示請求なんてするかな?
ゴシップネタになりそうだから、むしろ隠したいと思いそうですが…。
彼に限らず、人工授精で生まれたことをカミングアウトするのは勇気が要りそう。

息子がNBA選手だったことに気を良くしたデヴィッドは、またプロフィールを見ます。
今度の息子ジョシュはカフェ店員で、客を装って様子を見に行きますが、
彼の接客態度が悪く、まるで父親のように説教してしまいます。
デヴィッドはエマにお腹の子の父親と認められるように、
自分に父親の資格があることを証明しようとしているようです。
ジョシュは役者志望で、大事なオーディションがあるのに、
店番を任されていることが不満で態度が悪くなっているとわかり、
デヴィッドは息子の夢のために店番を代わってあげることにします。
デヴィッドが店番するところをオーナーに見つかり、ジョシュは解雇されるが、
見事にオーディションに合格し、役者になる夢を叶えるのです。
いやー、プロスポーツ選手から役者まで、多彩な遺伝子ですね。
しかし当然そんな才能溢れる子ばかりではありません。

次のプロフィールは初の娘となるクリステンで、
デヴィッドは彼女のアパートにピザの宅配を装って様子を見に行きますが、
彼女は薬物中毒でぶっ倒れており、慌てて救急車を呼びます。
ジャンキーとは見事なダメ少女で、きっとデヴィッドの遺伝が強かったんですね。
でもゴリラみたいな彼の子とは思えない可愛い子ですね。
病院で成り行き上、彼女の父親のふりをすることになり、
看護師から彼女を麻薬更生プログラムに参加させることを強く勧められますが、
彼女の強い希望により、退院届けにサインしてあげます。
いやー、ここは父親なら麻薬更生プログラムに放り込むべきだと思いましたが、
デヴィッドの説得で、クリステンは自ら努力して更生に成功します。
そんな娘を見て、デヴィッドも大麻の水耕栽培から足を洗います。

デヴィッドは「彼らの父親にはなれないが守護天使にはなれる」と思い立ち、
身分を隠して、次々と息子・娘に会いに行きます。
ストリートミュージシャン、ガイド、ライフセイバー、ライター志望、
エステシャンなどなど、いろんな子供がいますが、
みんな兄弟姉妹とは思えないほど、性格や人種が多彩ですね。
街の視線独り占めのセクシー美女からチビデブの非モテ男子まで、
腹違いとはいえ、ここまで似てないというのもちょっと不思議ですが、
まぁ似た子ばかりキャスティングするなんて無理だし、
個性的な方が各々見分けやすくて客にも優しいかな。
何気にデヴィッド自身も2人の弟と全然似てないですよね。
2人の弟同士はちゃんと兄弟に見えるのにね。

子供たちと関わるうちに父親としての自覚も強くなり、
恋人エマのエコー検査にも付き合い、元気な胎児の様子を見て安心します。
が、皮肉にもそんなデヴィッドが次に見たプロフィールは、
なんと先天性知的障害者で養護施設に入れられている息子ライアンで…。
デヴィッドはライアンにも会いに行くのですが、この勇気には感心します。
たぶん少し前の彼なら、このプロフィールは見なかったことにしたでしょうが、
エコー検査に立ち会い生命の尊さに触れ、意識が変わったのでしょう。
病名は明らかにされていませんが、おそらくライアンはダウン症で、
遺伝子疾患なので、遺伝子を提供したデヴィッドも責任を感じたでしょうね。
はじめは対面するだけでも気後れするデヴィッドでしたが、
献身的にライアンを介護してあげるようになります。
これは感動的ではありますが、とてもリアルで重い展開です。
533人も子供がいれば、当然障害児だって生まれますよね。
人工授精だとその確率は高くなるって聞いたこともあるし、
精子提供する人は考えておかないといけない問題かもしれません。

533人も子供がいれば、障害児以外にもマイノリティは生まれます。
次にデヴィッドが会いに行った少年はゲイでした。
まぁ彼は何人もの男と交際し、人前でも平気でキスしてるし、
ゲイライフを謳歌しているようなので全く問題はなさそうです。
デヴィッドはそのゲイの息子を尾行し、ある建物に入りますが、
気が付いたらいつの間にか何かの集会に参加していて…。
LGBTの集会か何かかな?と思ったら、なんと身元開示を求める原告団
「スターバック・キッズ」の集団訴訟に向けての決起集会でした。
しかも彼は司会役の息子から意見を求められ、
「集まった目的はともかく、こうして兄弟姉妹が巡り会えたことが大切」と熱弁し、
彼の正体を知らない息子・娘たちから大喝采を浴びます。
いやー、咄嗟だった割には、めちゃめちゃいいこと言いますね。
この子たちにしてみれば急に兄弟姉妹が532人も増えたわけだけど、
その出来事に比べれば父親が誰かなんて些細なことですよね。
血の繋がりに勝る絆はないし、同年代の兄弟が沢山いるのは羨ましいです。

その会場には今までクリステンやジョシュなど今まで会った子もいて、
「おじさん、なんでここに?」と問われたデヴィッドは、
咄嗟に「ライアンの養父だ」と答え、みんなその嘘を真に受けますが、
参加者のひとり、ヴィゴだけは彼がスターバックだと気付き、
自宅まで付いてきて、部屋に居座り続けるのですが、
他の子にも正体をばらされたら大変なので無下にも出来ず…。
ヴィゴは偏屈な子で、デヴィッドを独り占めできて嬉しそうです。
ヴィゴは最もデヴィッドと接する子供ですが、よく素性がわかりません。
彼のことはもっと掘り下げてもよかったんじゃないかな?
デヴィッドはヴィゴから誘われて「スターバック・キッズ」のキャンプに参加し、
沢山の息子・娘たちと遊んで仲良くなります。
翌朝、みんなにライアンのことも紹介し、養護施設に連れて帰り、
ライアンに「俺は君の父さんだ」と耳打ちするのです。
でもライアンが全くリアクションしなかったのは意外でしたね。
知的障害者だから理解できてないのかもしれないけど、なんだか寂しいです。
ライアンの出番がこれで最後となるのも、なんだか釈然としません。
ライアンは障害のせいか家族からも見放されて施設に預けられている印象ですが、
最後にデヴィッドが引き取るくらいの展開があってもよかった気が…。
ヴィゴやライアンだけじゃなく、他の子たちにしてもそうだけど、
彼らには母や義父など家族の影が全く感じられないんですよね。
たぶん親を登場させると、デヴィッドと親の関係でややこしくなるので、
あえて端折ってるんだろうとは思いますが、やはりちょっと不自然かな。

デヴィッドに父親としての自覚が芽生えたのを感じ取ったのか、
恋人エマもデヴィッドをお腹の子の父親と認めてくれるようになり、
デヴィッドは家族に彼女を紹介するのです。
そこで父から昔のデヴィッドのエピソードが語られます。
なんでもお金がなく新婚旅行でイタリアに行けなかった両親のために、
デヴィッドがどこからか家族全員分の旅費を工面し、ヴェニス旅行を贈ったそうで。
そう、あの33カ月にもおよぶ精子提供は遊ぶ金欲しさにしていたのではなく、
両親にヴェニス旅行を贈るためだったわけで、なんて孝行息子でしょうか。
まぁ33カ月もあれば普通にバイトしてもそれくらい稼げそうで、
方法はちょっとアホっぽい気もしますが…。
旅費の出所を疑問に思わなかった両親もちょっと不思議ですね。

その「スターバック」キャンプの様子が、新聞で取り上げられ、
CNNやBBCなどの大手メディアもこの訴訟に注目。
「スターバックって何者?」と世間で騒がれるようになります。
もちろんスターバックに対して好意的な見方は少なく、
「マスターベーター」とか「絶倫野郎」とか言われ嘲笑の対象になります。
弁護士ブレットはむしろ好機だと考え、スターバックの匿名性が危険に冒され、
身元開示請求なんかされる原因は無責任なクリニックにあるとし、
クリニック院長に懲罰的賠償請求しようと提案。
子供たちと交流にうつつを抜かしている間に、借金が10万ドルを超え、
借金取りが家族のところにも行くようになったこともあり、
ディヴィッドは借金返済のために、その反訴に賛成します。

でも弁護士ブレットは、最近まで免許取り消しだったダメ弁護士で、
「後世に残る判例を作れるかも」と弁護依頼を引き受けましたが、
こんな大法廷に立つのも初めてで、答弁もシドロモドロ…。
原告側の敏腕弁護士相手にかなり苦戦を強いられます。
精子提供時に秘密保持契約をしているのであれば、
デヴィッドの匿名性は絶対に守られるべきだとボク自身思いましたが、
原告側の「契約に同意したのは両親で子供は同意してない」という答弁には
なるほど、その通りだなと思ってしまいましたね。
しかしその直後のブレットの答弁が起死回生の素晴らしいもので、
「匿名でなければ、この素晴らしい子供たちは存在しなかった」と…。
なるほど、これまたもっともな意見で感心しました。
判決は匿名性を認め、クリニックに賠償金20万ドル払わせる完全勝訴。
ところがブレットは勝訴が嬉しすぎて、会見で「誰に喜びを伝えたい?」と聞かれ、
「デヴィッド、やったぞ!」と叫んでしまう大チョンボ。
何とか苦しい言い訳で誤魔化せましたが、期待通りのアホで笑えました。

敗訴したスターバック・キッズは、マスコミのインタビューで
「法的には身元開示は求められないが名乗り出てほしい」
「マスコミはスターバックを悪く言うが、僕たちには命を与えてくれた人」と答え、
子供たちの想いを聞いたデヴィッドは、名乗り出るべきかどうか悩みますが、
もし名乗り出ればクリニックからの賠償金はもらえなくなるみたいで…。
デヴィッドはどうするべきか父に相談すると、
父は「私は毎日息子たちの顔を見れて恵まれている」と言い、
精肉店の相続分としてデヴィッドに借金分の金をポンと出してくれるのです。
父も可愛い孫が533人も増えるのは、意外と嬉しいかもしれませんね。
すでに5人いるし、エマの子も合わせれば総勢539人の孫か。
デヴィッドは賠償金を放棄し、Facebookに自分がスターバックだと投稿します。
ヴィゴやライアンみたいに、ひとりひとりにこっそり教えて、
知らん顔して賠償金を受け取るのではダメだったのかな?
ボクとしてはクリニックの責任は重大だと思うから、
クリニックが賠償金も免除されて、のうのうとするのは許せないんだけど…。

デヴィッドがカミングアウトしたすぐ後、恋人エマが出産を迎えます。
デヴィッドからスターバックだと告白され、はじめは幻滅したエマでしたが、
彼の気持ちを理解し、プロポーズを受け入れます。
生まれてきた子は病院に駆け付けた大勢の兄や姉に祝福され、
めでたしめでたしです。

うーん、原作映画を観た時よりも、かなり長い感想になりましたが、
前述の子供たちの家族の存在が全く匂わされていないこともそうですが、
やっぱり2度観たら更に理解は深まるもので、初見では気づかなかったことも、
いろいろと気になったりしますね。
例えば533人中142人がスターバックの身元開示を求めたわけだけど、
残る391人は生物学的父親の存在なんて知りたくもなかったわけで、
勝手に公にされてしまって、知りたくもなかったことを知ってしまったとしたら、
喜んでいる子供の倍以上の子供が嫌な思いをしたかもしれないわけで、
これは果たしてハッピーエンドと言えるのか、なんて思っちゃいます。
まぁそんなことは初見で気づく人もいるでしょうが、
ボクは原作映画は欠点のない傑作だと思い込んでいたので、
リメイクを見たことで欠点に気づいてしまうなら、
本作は見るべきじゃなかったと思っちゃいました。
まぁそれを差し引いても面白いと思いましたけどね。

原作映画の感想
人生、ブラボー!

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