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WILD CARD ワイルドカード

TOHOシネマズの幕間で流される企画「キャラクターバトルクラブ」、
略称「キャバクラ」ですが、イマイチ企画の意図がわからないものの、
幕間の暇潰しとしてはなかなかいいですね。
1分程度のショートアニメが3本流されるのですが、今月から第二クールに入り、
新しく『浦山ねた実そね美』というショートアニメが参加しました。
…が、この画風を見る限り『ぴったらず』と同じ人が手掛けてますよね。
『ぴったらず』はT-JOY系シネコンの幕間アニメなので、
ライバルのTOHOシネマズで見ると、なんだか違和感があります。
そういえば、109シネマズの幕間アニメ『野良スコ』も、
TOHOシネマズの幕間アニメ『紙兎ロペ』と同じ人の作品ですよね。
『秘密結社 鷹の爪』と言えば、TOHOシネマズって感じがするし、
そんな感じで各シネコンのカラーを出すためにも、
幕間アニメはもっと棲み分けた方がいい気がします。
ちなみにボクはT-JOY系シネコンの幕間アニメ『ぴったらず』が好きです。

ということで、今日はT-JOY系の梅田ブルク7で観た映画の感想です。
それにしても梅田ブルク7ってジェイソン・ステイサムが好きですよね。
彼の主演作はだいたいココで観ている気がしますが、
ステイサムといえば梅田ブルク7というのも、ひとつのカラーですね。

WILD CARD ワイルドカード
Wild Card

2014年1月31日日本公開。
ジェイソン・ステイサム主演のクライムアクション。

以前は優秀な兵士で、現在はラスベガスの裏社会で用心棒をしているニック(ジェイソン・ステイサム)。ある日、誰かにひどい暴行を受け重傷を負った元恋人から犯人捜しと復讐(ふくしゅう)を依頼される。瞬く間にそれを成し遂げたニックだが、犯人の背後には権力を駆使しラスベガスを支配する凶悪マフィアが控えていて……。(シネマトゥデイより)



絶大な安定感を誇るジェイソン・ステイサム主演作ですが、
本作も安定して楽しめる作品に仕上がっています。
でもステイサム主演作と言うのはステイサムが主演していることが最大の売りな、
ある意味アイドル映画的なところがあるので、
ステイサムのファン以外が観ても楽しさ半減でしょうね。
でも彼ほど魅力的な俳優は珍しく、数本観れば絶対にファンになるはず。
男も惚れる世界一かっこいいハゲですからね。
しかも本作でメガホンを取ったサイモン・ウエスト監督は、
ステイサムとの仕事も三度目で、彼の活かし方を熟知しています。
いつも以上にステイサムらしく、そしてちょっと意外なところも見れて、
ステイサムのファンなら納得の作品になっています。
以下、ネタバレ注意です。

去年12月ラスベガス、ステイサム演じるニック・ワイルドは、
あるバーで、プロポーズ中のカップルの女性に絡みます。
もちろんカップルの男オブグッドは腹を立てますが、
更にニックからカツラを引き剥がされて大激怒し、あわやケンカに。
ニック自身もハゲのくせに、他人のハゲを嘲笑するなよって感じですね。
カップルの女性が慌てて止めに入り、彼を連れて立ち去ろうとしますが、
ニックの挑発は執拗に続き、もうオブグッドも我慢の限界です。
チビで小太りなハゲのオブグッドとマッチョで強面なハゲのニックとでは、
ケンカしたらオブグッドが悲惨なことになるのは目に見えていますが、
なんとオブグッドはニックの先制パンチを華麗にかわし、
見事なコンビネーションをボディに叩き込み、ニックをK.O.するのです。
いやー、まさかステイサム演じるニックが負けるとは予想外。
絡んできた男を返り討ちにする展開はステイサム主演作の定番ですが、
逆にステイサムが絡み、返り討ちにされちゃうんだから意外すぎで、
冒頭からステイサムファンにとっては面白い展開でした。

「ステイサムが弱い作品なんて珍しいな?」と思いましたが、
やっぱりそんなことはなく、これはオブグッドの依頼で、
彼が恋人にいいところを見せようとニックに悪漢役を頼んだ狂言です。
「吉本新喜劇か」って思うほどベタベタな芝居ですが、効果は絶大で、
オブグッドには不釣り合いなセクシーな恋人へのプロポーズは大成功です。
どうやらニックは弁護士事務所の片隅を間借りして、
「警備コンサルタント」の看板を掲げていますが、実情は何でも屋で、
鍛え上げた体を活かして、ボディガードから悪漢役まで何でもするみたいです。
弟子入り志願者までいるみたいだから、ベガスではけっこう有名みたいで、
カジノの女性ディーラーからレストランのウエイトレスまで、
この界隈の美女は全員知り合い(肉体関係あり)じゃないかって感じだし、
ベイビーと称する大物マフィアからも一目置かれています。

ある日、ニックの知人女性(たぶん元恋人)のホリーが
マフィア御用達のホテルでボスとその子分2人と思われる3人組の男に拉致され、
ボスからレイプされた上に、子分にボッコボコに痛めつけられて、
病院の緊急搬送口の前に捨てられるという事件が起こります。
ホリーは暴行犯を訴えたいと、ニックに彼らの身元を調べるように依頼。
ニックはホテルの客室係から話を聞くと、どうやらスイートの宿泊客で、
デマルコというイタリアンマフィアで、バックに大物が2人も付いている
かなりやばい野郎らしいとわかり、ホリーに報告します。
ホリーは訴えるつもりなんてなく、復讐に協力してほしいとニックに頼むのです。
彼女はただレイプされただけではなく、拳銃をアソコに突っ込まれて、
(弾は入ってなかったけど)引き金を引かれるという恐怖も味わったみたいで、
そりゃ司法で裁くなんて生易しく、自分で裁きたいと思うのも当然です。
しかしデマルコって野郎はホントにクソ野郎ですが、ニックの言うように、
マフィア御用達のホテルなんてウロウロしてたホリーも不用心すぎ。
誰とは言わないけど、自ら危険地帯に行って拉致されたら自己責任です。

ニックはホテルのスイートに行ってデマルコに会い、
「俺の友達に償え」と言いますが、もちろん下衆野郎が応じるはずもなく、
ニックに拳銃を突き付け、2人の手下に痛めつけさせようとします。
でも今回のニックはオブグッドに返り討ちにされた時とは違って本気です。
2人の手下を瞬く間に返り討ちにし、デマルコもぶっ倒すのです。
このデマルコの倒し方が面白くて、殴ったり蹴ったりもせず、
クレジットカードを手裏剣のように投げて倒すんですよね。
カードが胸に当たったくらいで気絶するのかと思いましたが、相当な威力です。
『X-MEN』のガンビットみたいな奴ですね。
手下の額もカードで切り裂いていましたが、なるほど本作のタイトルは、
ニック・ワイルドの武器がカードだから「ワイルドカード」なわけか。

ニックはデマルコと手下2人を縛り上げ、ホリーを連れて来ます。
ホリーはゴツい植木バサミ取り出し、デマルコが「全人類の憧れ」と自負する
彼のイチモツをチョン切ろうと股間に刃先を当てます。
さすがのデマルコも「5万ドルやるから」と泣きながらみっともなく命乞い。
ホリーはデマルコを脅すだけ脅して、5万ドルを持ってニックと退散します。
いやー、こんなクソ野郎は5万ドル受け取った上にイチモツもチョン切って、
ついでに息の根も止めておいたいいだろと思いましたが、
ニックとしては殺しは避けたかったみたいで…。
しかし生かしておけば報復されるのは目に見えており、
2人は5万ドルを折半して、ベガスから去ることにします。
…が、ニックには地中海のコルシカ島で遊んで暮らしたいという夢があり、
それを実現させるためには50万ドルは必要なので、ベガスを去る前に、
この2万5000ドルを元手にカジノで一発稼ごうと考えるのです。

実は本作の見せ場はアクションよりもギャンブルで、
タイトルの「カード」も武器のクレジットカードではなく、
トランプのことを指してたみたいです。
ニックはブラックジャックに興じますが、特に博打が強いわけでもなく、
はじめは慎重に賭けていましたが、ある勝負で、
ハンドが19で普通はスタンドするところを、彼は思い切ってヒット。
すると2が出て21となり、見事ブラックジャックで勝利するのです。
今日はツキがあると思ったニックは上限まで張りまくり、実際に連戦連勝。
なんと目標の50万ドルに到達するのです。
彼はカード・カウンティングなんて高度なこともできないだろうし、
本当にツキだけで勝ちまくっているのですが、実力で勝っているわけじゃないので、
観てる方としては、いつかコケやしないかとハラハラドキドキでした。

50万ドル分のチップを稼いで、あとは換金してベガスを去ろう、
と考えていたニックですが、たった50万ドルぽっちでは、
コルシカ島で5年も遊べば尽き、ベガスに逆戻りになると思い直し、
このまま二度と戻らなくていいだけの額を稼ごうと、
上限なしの卓で、全額賭けて一発勝負するのです。
もう結果は想像に難くないですが、大方の予想通り負け、スッテンテンに…。
よせばいいのにホントにバカだなと思ってしまいますが、
彼はもともとギャンブル依存症だったみたいで、病気なら仕方ないです。
ここでもし勝っても、負けるまで続けるに決まってるしね。

翌日、ニックは大物マフィアのベイビーに呼び出されます。
どうやらデマルコが手下2人がニックに銃殺されたと嘘を付いて、
ベイビーに泣きついたみたいで、その真偽を確かめるため、
ベイビーはニックとデマルコを呼び出し、話し合いの席を設けます。
「ニックが俺の親友2人を銃殺した」と宣ふデマルコですが、
ニックは「なぜ俺が銃殺する必要がある?」と…。
ニックは拳銃なんて使わなくてもカードとかで簡単に人を殺せるので、
それを知っているベイビーも納得し、ニックの無実が決定します。
デマルコは手下にみっともなく命乞いするのを見られたのが我慢できず、
自分で手下を撃ち殺していたみたいです。
ただ、真相がわかってもベイビーはデマルコを罰する気もないようで、
一応その場は仲裁して、双方とも解放するのです。
デマルコなんて見るからに小物のチンピラなのに、
大物のベイビーでも彼を処分することが出来ないなんて、
実はとんでもない大物なのかもしれませんね。

仲裁されてもデマルコが報復を諦めるはずなく、
翌朝、ニックがダイナーで食事しているところをまた大勢で襲撃。
ニックは店の裏口から逃げ、追って来たデマルコや手下どもを、
バターナイフとスプーンでぶっ殺すのです。
彼はホントに拳銃なんて使わなくても、何でも武器にしちゃうんですね。
『イコライザー』の主人公みたいです。
でもカードに比べたら、バターナイフなんて武器向きですよね。
クライマックスの武器としては少しインパクトが弱いかも。

ニックは以前ボディガードをした金持ちの青年サイラスから、
報酬としてコルシカ島行きの航空券と50万ドルの小切手をもらいます。
サイラスはニックの事情を知っていたのですが、太っ腹な男ですね。
ギャンブル依存症のニックのことだから、
その金でまたカジノに直行するかもと懸念したけど、
ニックはベガスを去ったところで本作は幕を閉じ、
たぶんコルシカ島に旅立ったと思われ、めでたしめでたしです。
でも50万ドルではやっぱり5年で尽きてベガスに戻ってくるだろうし、
ニックのギャンブル依存症が治ったわけでもないし、
コルシカ島のあるイタリアにもカジノはあるし、近所にはモナコもあるので、
もっと早く帰って来ちゃうかもしれませんよね。
あ、今気付いたけどイタリアンマフィアに追われてベガスを去ったのに、
わざわざイタリアに行くというのも変な話です。

殺しは避けたいと言ってたわりには結局デマルコぶち殺して解決するのかとか、
デマルコ殺せばもうベガスから逃げる必要もないんじゃないかとか、
ツッコミどころも多いですが、安定の面白さで満足です。
ステイサムの次回作はいよいよ『ワイルド・スピード SKY MISSION』です。
『トランスポーター』シリーズでブレイクした彼ですが、
カーアクション映画は久々で、とても楽しみです。

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